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スクールランブルIF25【脳内補完】

1 :Classical名無しさん:05/08/28 23:32 ID:ZG8QeBU2
週刊少年マガジンとマガジンSPECIALで連載中の「スクールランブル」は
毎週12ページの週刊少年漫画です。
物足りない、もっとキャラのサイドストーリー・ショートストーリーが見たい人もいる事でしょう。
また、こんな隠されたストーリーがあっても良いのでは?
有り得そうな展開を考察して、こんな話思いついたんだけど…といった方もいるはずです。
このスレッドは、そんな“スクランSSを書きたい”と、思っている人のためのスレッドです。
【要はスクールランブルSSスレッドです】

SS書き限定の心構えとして「叩かれても泣かない」位の気概で。
的確な感想・アドバイスレスをしてくれた人の意見を取り入れ、更なる作品を目指しましょう。

≪執拗な荒らし行為厳禁です≫≪荒らしはスルーしてください。削除依頼を通しやすくするためです≫
≪他の漫画のキャラを出すSSは認められていません≫≪エロやヤオイなど性描写は禁止です≫

2 :黒死病 ◆8FxDisJQ.6 :05/08/28 23:34 ID:HzAcotpU
わーお

3 :Classical名無しさん:05/08/28 23:36 ID:ZG8QeBU2
↓テンプレサイト、過去ログ、スクランAA、SS保管庫。関連スレもこちらからどうぞ。
ttp://tenma.web.infoseek.co.jp/

SS保管庫(仮)
ttp://mikochin.hp.infoseek.co.jp/

SS保管庫
ttp://www.geocities.jp/ss_hokan/index.htm

SS投稿避難所 
ttp://web2.poporo.net/%7Ereason/bbs/bbs.php
一度投下した作品を修正したものなどはここに投下してください。
SSの書き方について話合ったり質問したりもできるので一度目を通すことをお勧めします


■前スレ
スクールランブルIF24【脳内補完】
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1118209410/

■関連
スクランスレ@エロパロ板 9話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123043701/
スクールランブル二次創作批評・支援スレ 4
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1125129174/

4 :Classical名無しさん:05/08/28 23:38 ID:ZG8QeBU2
 ――雨が、降っている。
 厚い雲と水滴の向こう、青空は、見えない。
 


 終令の鐘が鳴り、緊としていた空気が穏やかな、けれど同時に騒がしいそれへと変化する教室。
授業が終わった開放感と、これから始まる『放課後』というもう一つの日常への期待。加えて
翌日は休日ともなれば、そこにあふれる活気はいつも以上だ。たとえ降り止まない雨の下でも。
 もっとも、雨だから憂鬱になる、というのは必ずしも成立する命題でもない。雨の中無邪気に
駆け回る、などというのは、さすがに高校生ともなればまずお目にかかることのない光景だが、
さりとて曇天を憂うだけが選択肢ではない。四十日四十夜降り続き、世界は哀れ水底に――などと
いう未来が待っているならまだしも、そうでなければ雨はただの雨。所詮すべては気の持ちようだ。
『気の持ちよう』――だからこそ、そこに憂いを見いだす者がいるのも確かな事実。
「……」
 そしてここに、ぼう、とした様子で、窓の外を眺めている少女が一人。
 俵屋さつき――それが彼女の名前である。
 その視線はどこか遠くを眺めているような、あるいはガラスに映り込む自身の姿を見つめている
ような、ともかく彼女にしては珍しい、どこか寂しげなもの。
 ――大丈夫だと、思ったんだけどな。
 心の中でそっと呟かれる、そんな言葉。
 自分の想いがそんなに安いものではないことは、他の誰より自分自身が一番よく知っていて、
だからこそきれいさっぱりすべてを諦める決意を、それこそ一銭だってまけない覚悟でしたと
いうのに。
 窓際の席、誰からも覗き込まれることのないその瞳がそっと閉じられ、ほんの少しうつむいた
口元から溜息がこぼれ――
「さーつーき」
「……え?」
 ――そうになったところで、隣から声をかけられる。慌ててまぶたを跳ね上げれば、意外なほど
至近距離――覗き込まれそうなほど――にあったのは友人たるサラ・アディエマスの顔。おかしな
ところ見られちゃったかな、そんな動揺を隠しつつ、どうしたのと聞き返せば。

5 :Classical名無しさん:05/08/28 23:38 ID:ZG8QeBU2
「今日ヒマある?」
 戻ってくるのはそんな問。
 普段ならこの時間部活に奔走しているさつきだが、今日は諸々の巡り合わせでそれがない。だから
そう、つまりはヒマがあるのだ。とはいえ、あまりどこかに遊びに行きたいという気分でもない。
ないのだが、ここで断るのもやっぱりあれかな、などと気を使ってしまうのが彼女である。気が回る、
面倒見がよい、その評はいくらでもあるが、つまるところ自分より他人のことを考える、それが
俵屋さつきの本質である。
「うん。どこか行くの?」
 だから、返事は肯定。沈みがちな心にもひっそり発破をかけ、少女は確かに立ち上がる。



「サラっていろんなところ知ってるんだね」
 そろそろと暮れ始めた――といっても、しとどに降る雨と雲の向こう、空の色は変わらず見え
ないのだが――街並を歩きながら、さつきは素直な感想を口にする。そんなことないよ、そう
サラは笑って返すが、それこそそんなことないんじゃないか、とこの数時間を振り返る。
 一見すると普通の家にしか見えない、けれど入ってみれば落ち着いた雰囲気の喫茶店、路地の
奥まった先にある洒落た小物屋、えとせとらえとせとら。つい半年ほど前に、まだ日本には不慣れ
だからと言っていた彼女が、今では自分よりこの街に詳しいんじゃないか、そんな気さえしてくる
さつき。
 ――でも、そうかもしれない。
 部活のために奔走することの多かった自分の半年を振り返れば、それは当然の結果かもしれない。
別に後悔しているというわけではなかったが、そう考えると少しだけ寂しいような、
「……あ」
「ん? どうしたの?」
 ううん、なんでも。動揺を隠すようにして答えながら、たどりついた可能性について思いを巡らす。
 つまり、この異国の友人が、当たり前のように日本語を操り、当たり前のように隣にいる、という
ことについて。

6 :Classical名無しさん:05/08/28 23:38 ID:ZG8QeBU2
 言葉については、以前からどこかで習っていたのかもしれない。もちろんそれとて生半可な努力の
果てにあるものではないだろう。それよりも、彼女がこの街に通じているということ。こればかりは、
事前に地図を見ていたからどうにかなる問題ではない。そこに記されているのは決してリアルタイム
の情報ではなく、街並は刻々と変わっていく。自分の足で歩き、目で見なければ、その齟齬はむしろ
広がっていく一方。
 それを、彼女はこともなげに街の『今』を歩いてみせた。この場所に、不慣れと言った場所を自分
の庭にする領域に至るまでに、どれだけのものを費やしてきたのか。いつも笑顔を絶やさない友人の
隠された一面に触れたような気がして、こっそりと感嘆の息をつく。
「サラ」
「なに?」
 小さく小首を傾げ、先に自分が思っていたようなことは全部空想にしか過ぎなかった、そう言って
いるような彼女に。
「今日はありがとう」
 さつきは、ただ今日のことを今日のこととして礼を言った。彼女自身が口にするまで、余計なこと
には触れない、それが自分の取るべき態度と信じて。
「そんな、お礼を言われるようなことはしてないよ」
 その言葉にサラは答える。
「なんだかね、最近ちょっとさつきが元気ないな、って思って。こういうときはぱーっと遊んで、
 ぱーっとおいしい物でも食べないとね」
 それじゃ最後にご飯食べに行こっか、と。
 彼女は微笑む。
 いつもの笑顔で。



「……え、と」
 そして、『おいしい物』を食べに向かった先で、さつきはこれ以上ないくらいに戸惑っていた。
「ここ……なの?」
「うん。味も値段もオススメ……って言わなくてもさつきは知ってるよね」
 頷きを返す間もなく、それじゃレッツゴー、と何故だか妙なハイテンションのサラは引戸に手を
かける。講楽という名が掲げられた、その店の。

7 :Classical名無しさん:05/08/28 23:39 ID:ZG8QeBU2



「いらっしゃ――」
 もう少し愛想を、と言われることはちょくちょくある麻生広義が、別に無愛想にしているつもり
はないんだが、などと思いながら今日何度目かのその言葉を口にしかけ、
「どうも、先輩」
「……いらっしゃい」
 入ってきた客の姿を見て、わずかにトーンダウンして言い直す。サラ・アディエマス。バイト先の
同僚にして後輩……なのだが、どうにもとらえどころのないヤツだと麻生自身は思っている。どこか
ふわふわとした印象を持たせながら、時折見せる勘の鋭さは、どうにも彼の中で彼女の印象をつかませ
ない。
 ――悪いヤツじゃないんだけどな。
 そんな若干複雑な心境をぼやいていた麻生だったが、そのサラの陰に隠れてもう一つの人影がある
ことにようやく気がつく。
「俵屋もか」
「あ、はい」
 わずかにうつむき加減の彼女にも、いらっしゃいと言ってから、空いた席に二人を案内する。
「注文は?」
「まんぷく定食二つ」
「「二つ?」」
 即答に近かったさつきの返事に、思わず麻生とサラの声が重なる。一方のさつき自身も、しまった
という表情。どうにもその場の勢い――そんなものがあったとは麻生には思えなかったが――で口に
してしまったらしい。
「俵屋なら食べきれるとは思うが……本当に二つでいいのか?」
「か、かまいません」
「……そうか」
 何故か妙に鬼気迫るようなその様子に、あまり突っ込むのもなんだと視線をサラに移す。
 が。
「じゃあ私もまんぷく二つでお願いします」
「「は?」」
 今度は期せずして、麻生とさつきの声が重なる。

8 :Classical名無しさん:05/08/28 23:39 ID:ZG8QeBU2
「あの、サラ? 私が言うのもなんだけど、やめておいた方が……」
「俵屋なら大丈夫だと思うけどな、お前は……」
 そんな二人の言葉にも、けれどサラは怯まない。
「こう見えても私、すごいんですよ?」
「……なにがだ」
「それはですね、ほら、その……いろいろ?」
「……だからなにがだ」
「いろいろはいろいろです」
 やたらと気合の入った表情で答えるサラに、分かったもうなにも言わん、と事務的に伝票に書き込む。
 まんぷく四つ。
 なんとなく溜息。
「少し時間かかるぞ」
「分かってます」
 それじゃ、と厨房に戻ろうとするその背に、サラから声がかけられる。
「がんばってくださいね」
「……」
 返事は、ない。



「あのさ、サラ」
 さて、そんなやりとりの後で。
「ん、なに?」
 麻生がまだ戻ってくる様子がないのを確認して、さつきが口を開く。
「サラってさ……その、麻生先輩と仲いいんだね」
「うん、バイト先が同じだからそのせい、かな」
「そうなんだ」
 じゃあ、男女の違いはあっても同じ部活の自分も仲がいいんだろうか、そう考える。悪くはない、
それは確か。でも、さっきの二人のような会話は、性格のことを差し引いても自分にはとても出来ない。

9 :Classical名無しさん:05/08/28 23:39 ID:ZG8QeBU2
 なら。
「あの、さ」
 声が震える。
 だけど訊きたい。
 どうしても、訊いておきたい。
「――サラにとって、麻生先輩ってなんなのかな」
 だから訊いた。
 なんだかものすごくおかしな訊き方になってしまったけれど、それでも。
「うーん」
 そして、そんなさつきの姿を笑うことなく、サラは瞳を閉じてしばらく考える。やがて、その口から
静かに紡がれた答は。
「先輩、かな」
 ひどくシンプルな物だった。
「先輩……」
「友達とはちょっと違うし……うん、やっぱり先輩は先輩、だな」
 そういう関係っていうのもありだよね、と。柔らかく微笑む。
「先輩、か」
 シンプルなその答は、だからこそさつきの中で響く。付き合っているわけじゃないから、恋人なんか
じゃないから、距離を置く必要なんてない。友達と呼べるような間柄じゃないから、遠慮する必要もない。
 先輩と後輩。
 別にそれだけの関係でもいいじゃないか、と。
「うん、そうだね」
 だから、笑顔で返事が出来た。



「「ごちそうさまでした」」
「……どうも」
 テーブルにつく二人の前にあるのは、綺麗に平らげられた四人前のまんぷく定食。有言実行、サラも
きっちりと二人前を片付けていた。

10 :Classical名無しさん:05/08/28 23:40 ID:ZG8QeBU2
「まだまだいけますよ?」
「……いや、いけるかどうかはともかく止めとけ」
「あれ? 五人前からタダになるとか」
「ない。そんなものはない」
 どこか漫才じみた二人の会話に、小さく笑みのこぼれるさつき。おいしかったです、とお代を置いて
立ち上がり、
「そうだ、先輩」
「ん?」
「……今度また、練習見てもらえますか?」
 ほんの少し勇気を出し、訊いてみた。
「ああ、別に構わない」
「ありがとうございます!」
 返ってきたのは、当然のように肯定の言葉。内心胸をなで下ろすと同時、すっとつかえが取れたような
気がするさつき。
 ――そっか。それだけのことなんだ。
 構える必要も、怯える必要も、戸惑う必要もなかった。二人の距離は近づかなかったかもしれないけれど、
決して遠ざかったわけでもなかったんだ、そんな単純なことにあらためて気づかされる。
「よかったね、さつき」
 見れば、微笑むサラの表情も心なしかいつも以上に穏やかに見える。
 ――どこまで気づいてたのかな。
 そんな思いがふとよぎるが、言葉にすることなくただ頷く。たとえ彼女がすべてを知っていたとしても、
それだけでいいはずだから、と。
「それじゃ先輩、また来週」
「気をつけて帰れよ」
「はい!」
 元気よく返事をして、店の外へと足を踏み出す。
 その顔はうつむいてはいない。
 ただ前を、見つめている。

11 :Classical名無しさん:05/08/28 23:42 ID:ZG8QeBU2



 ――雨はもう、降り止んだ。
 星空は見えなくとも、夜空は確かに、そこにある。




久方ぶりがこれでいいのかと思いつつ賞味期限の切れ果てたネタで。
とりあえず、今スレもまったりとでも無事走りきれることを祈りつつ。

12 :Classical名無しさん:05/08/28 23:44 ID:.RikMDjQ
>>1
乙カレリン

13 :Classical名無しさん:05/08/28 23:49 ID:WMIeYVt2
>>1
乙カレ〜

14 :Classical名無しさん:05/08/29 00:09 ID:fwv8Z9Mo
>>11
とても良かったべ。
サラがベタベタな二次創作風じゃなくて、なんつうか凄く原作っぽい。

15 :Classical名無しさん:05/08/29 05:54 ID:qcdnPe.2
>>1
スレ建て乙&美味しゅう頂きました。

さつきもサラもいい感じ。さすがサラ率が何げに高い御仁、安定感が違いますな。
前スレラストといい、職人達はどこに今まで隠れていたんだろw

16 :Classical名無しさん:05/08/29 13:53 ID:WhqJRAqM
ごめんなさい。 最初の所は「終礼」じゃないかと。
それ以外はGJです。

17 :Classical名無しさん:05/08/29 19:39 ID:QQT1ly6o
>>11
GJ。
原作もこんな感じでさつきの補完やってほしかった。

18 :Classical名無しさん:05/08/30 03:02 ID:PLtZjDUs
前スレの最後のやつくだらないがわらってしまった

19 :Classical名無しさん:05/08/30 03:40 ID:6kDKo9uU
以前サラ小説書いた者だが完全に負けたぜ…。
フランボアーズのパイは…君のモノだ!

20 :Classical名無しさん:05/08/30 05:34 ID:itX844j.
>>11
GJ!!
いいねえ〜
別に満腹派ではないが、投げっぱなしジャーマンな原作でもやって欲しい話だったな
アソサラはカップル話をしなくても、こういう話の作り方もあるという参考になりました

21 :Classical名無しさん:05/08/30 22:30 ID:3Bb9bE96
>絃子 「拳児君……」
>拳児 「絃子……」

>拳児・絃子・葉子 「あなたも私もポッキー、あなたも私もポッキー!!」

グランドワロスwwwwwwwwwwwww

22 :Classical名無しさん:05/08/30 23:28 ID:qQlKhgWA
>>1
乙カレー&GJでしたー
SSは原作でそのまま使えそうな完成度ですね。さつきもサラも可愛いです。

前スレの最後を汚してしまいました。
White Roadだけで終わっておけばよかったー。蛇足でしたね。
妻夫木君のやっているポッキーのCMから電波を受けてしまったので、つい……
クダラネーっと笑ってやって下さいな。

それとWhite Roadに感想や注意を下さった方、ありがとうございました。このスレでもよろしくお願いします。

23 :Classical名無しさん:05/09/01 20:49 ID:9GIxCQ2c
捕手

24 :Classical名無しさん:05/09/01 22:04 ID:LDtmfdQs
s3の復帰無理だってさ。
前の管理してた鯖はよかったよな軽くて見やすくて。
今の鯖は重いは投稿されたかも分からないわでダメポ

25 :Classical名無しさん:05/09/01 22:49 ID:TO7IbVpo
……鯖……?

26 :Classical名無しさん:05/09/01 23:15 ID:TNjZfaVk
鯖→さば→さーば→サーバー

27 :Classical名無しさん:05/09/01 23:25 ID:TO7IbVpo
いや、投稿されたかどうかに鯖関係あるのか、という疑問。

28 :Classical名無しさん:05/09/01 23:58 ID:4uDWkgpo
>27
 鯖が激重→投稿する→固まる→タイムアウトでエラー吐き出し。
 投稿されてるかどうか解らないので別窓で確認→S3自体に繋がらずorz
 まぁ、sakuraなんぞ使うからだけどな…。


29 :Classical名無しさん:05/09/02 20:51 ID:I37Bq8Go
過疎age

30 :Classical名無しさん:05/09/02 22:54 ID:G/.CMe/c
六商のSSがまた読みたいのになあ

31 :Classical名無しさん:05/09/03 03:23 ID:yvlWsQtA
>30
ジサクジエン乙

32 :Classical名無しさん:05/09/03 18:52 ID:ajPmhQ2w
保守

33 :忍者流犬伝〜い乳に八の苦悶〜:05/09/03 23:04 ID:eGJoFjkg
束の間の休息。
一条スの乳をおいしそうに飲む耕介達の姿を見た修治。
お腹ペコペコ、もうしんぼたまらん。
そう思った時だった。

赤目八雲「…飲んではならん…飲んではならんぞ、坊…」
修治「お、おっぱいなんかいらないやい!ぼくはお兄ちゃんなんだぞ!」
赤目八雲「…良く言った。よし、狩りの仕方を教えてやる。ついて来い。」

タタタタタ…

周防ス「いっちまったな。やっぱ子供は甘やかすだけじゃぁついて来ないぜ?」
沢近「うるさいっ」
ボカッ
                                          【完】

34 :Classical名無しさん:05/09/06 01:47 ID:pjUzagSw
age

35 :Classical名無しさん:05/09/06 23:54 ID:gM9qL6.6
age

36 :今週:05/09/07 09:05 ID:MUsaMT.I
泊まりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

37 :Classical名無しさん:05/09/08 23:45 ID:KA.V/aVc
S3はもうだめだしここもだめと

38 :Classical名無しさん:05/09/09 01:27 ID:wT3WLw/E
S3って倉庫とかあるの?昔のとか。

39 :Classical名無しさん:05/09/09 02:09 ID:WbKZIxoA
雪合戦

40 :Classical名無しさん:05/09/09 19:56 ID:oInqqmVQ
>>39
まだ待ってたのか



俺もだ

41 :Classical名無しさん:05/09/09 23:59 ID:skxYNV8c
>>39、40
お前らがんばり杉w

俺もだが

42 :Classical名無しさん:05/09/10 09:23 ID:5XSn8HUE
>スクランの人気をここまで高めた最大の功労者 は誰かつったら、やっぱお嬢だろ?
>あの怒涛の旗展開がなければ連載 自体が終わってたかもしれないのに、その功労者と
>それを支えてきた「俺ら に対して失礼」じゃないかと思う。

何と言うか…金髪信者って、もの凄く作者を見下してますよね。「俺ら」に対して作者は失礼、とか。

どうしてココまで偉そうに出来るのか、さっぱり判らない。

43 :Classical名無しさん:05/09/10 12:04 ID:g945mxk.
旧S3の次のS3に行きたいんだけどどーやって行くの?
何か月か見てなかったらS3′になってるし

44 :Classical名無しさん:05/09/10 13:30 ID:ep1AJZCc
>>43
終了しました。ログは諦めてください。

45 :Classical名無しさん:05/09/10 13:31 ID:rPCxjT/M
そこが使えないからダッシュになった
作品のサルベージは無理みたい

46 :アモル:05/09/10 15:08 ID:uD0h467w

 |:::::::::::::::::::::ヽ、
 |リ:,リ,::/::l:ハ::::::ヽ
 |;.'-、リ'リノ |:リ;;::::|
 |(::ノ   _リl',ノ:,ノ
 |   , (:ノ)r';:ノ
 |、 -  _..ノ|::|'   作品が無い……投下するなら今のうち……
 |`,:::::<i::リ::|:|::|
 |/:::::::::`!;::|.|:::|
 |ニ)::::::::::::>|.|::|
 |ニ)::::::/|::|.|:::|
 |::´::::::/::|::::| |::|

というわけで投下します。殆どの人が覚えてないであろう前スレで私が書いたSSの番外編です。
私生活の方が忙しくて大した量でもないのに1ヶ月以上かかった('A`)

描写は極力抑えましたが下ネタなので苦手な人はスルーで。
本編を見てない人は「八雲と播磨の中身が入れ替わった」という話として見てください。
本編の時間軸を特に考慮に入れていないので本編を見て無くても大丈夫です。

47 :トイレの女神様:05/09/10 15:11 ID:uD0h467w
 人は本能には抗えない。
それに逆らうことは「死」を意味する。物理的な意味であれ、社会的な意味であれ。
ここに今、抗いがたい本能に襲われる一人の男がいた。いや、今は女と言うべきか。

「……サラちゃん、大変な問題が起きた。」
「え?どうしたんですか播磨先輩。」

今は塚本八雲の姿をした播磨拳児が、青ざめた顔で八雲の友人サラ=アディエマスに言った。
その様子を不思議に思ったサラが、何事かと問い返す。

「俺は………」
「はい?」
「俺は……今……物凄く……トイレに行きたい………!」
「?休み時間ですから別に我慢する必要は………」

そこまで言ったところで、サラは播磨が何を言いたいのかに気が付いた。

「ど、どうすればいい?」
「ど、どうしろって………駄目です、絶対駄目です!」
「い、いや、分かってる。それは分かってんだが………な、ならどうすりゃいいんだ!?」
「我慢して下さい!」

かなり無茶なことを言うサラ。しかし播磨の我慢はもうのっぴきならない所まで来ていた。

「……無理なんだよ。もう、何十分も堪えてるんだが…これ以上は………」

播磨の額には脂汗が浮かんでいた。

48 :トイレの女神様:05/09/10 15:13 ID:uD0h467w
『……播磨先輩。』
『…何だ?』

小声で訊ねるサラに、つられて小声で応える播磨。

『えーと、それは………ち、小さい方ですか?大きい方ですか?』
『………小さい方だ。』

サラは、うーんと腕を組み、深く悩んだ。さっきは頭ごなしに反対したが、冷静に考えて、我慢を続けるのは限界がある。

(ど、どうしようか…?大きい方じゃないのは不幸中の幸いだけど………
で、でも……大きい方が我慢はしやすい……いやいやそういうことじゃなくて………)

 別な方向に行きそうになった思考を元に戻し、必死に対策を考える。
しかし、妙案が浮かんだりはしない。いや、解決法は一つしかないのが、安易にそれをさせる気にもなれない。
などと考えていると、播磨が何かをこそこそとやっているのに気が付いた。見てみると、メールを打っている。

「な、何をやっているんですか播磨先輩?」
「………妹さんに聞いてみる。」
「え、えぇぇっ!?」

 覚悟を決めた表情で言う播磨にサラは驚愕して、何とか止めようとする。

「だ、駄目ですよそんな事!何考えてるんですか!?」
「…んなこと言ったってこのままじゃどうにもならねえ。それに、こーゆー事を黙ってやるわけには………」
「世の中には黙っていた方がいい事もあるんです!とにかくやめて下さい!」

そう言って播磨の手から携帯を奪い取った。しかし、携帯のディスプレイを確認するとそこには既に、

[送信を完了しました]

と書かれていた。

49 :トイレの女神様:05/09/10 15:14 ID:uD0h467w
 その頃八雲(in播磨)は、奇しくも播磨と時を同じくして催してきた。
しかし八雲は、自分の置かれている状況を忘れてトイレに向かう。
いつもの感覚で女子トイレの前に立ち、そして扉を開けようとしたところで内側から扉が開けられた。

「あ…」
「…ん?」

 中から出てきたのは、先に用を足し終えた美琴である。
美琴は目の前に立っていた八雲(in播磨)に当たり前だが驚いた。

「な、何だ播磨…?」

心持ち頬を赤く染めて八雲を睨みつける。
八雲はここへ来てやっと自分が播磨になっている事を思い出し、慌てて言い繕った。

「え、えと、ごめん……ボーッとしてて………。」
「そ、そうか………?まあ……気をつけろよ。」

訝しげな表情だが一応信じてくれたようで、美琴はそのまま教室に戻っていった。
 さて、困ったのは八雲である。

(どうしよう…?)

八雲は男の用の足し方はテレビで見た程度にしかわからない。
奥手な八雲にはそもそも男の身体がどうなっているのかも保健体育の知識としてしか分かっていないのだ。
 途方に暮れて立っていると、携帯電話がメールの着信を知らせてきた。

50 :トイレの女神様:05/09/10 15:17 ID:uD0h467w
 そこに書かれていた内容は、奇しくも今自分が置かれている状況と全く同じものだった。

[スマン、トイレに行きたくなった。対処法求む。]

(播磨さんが…私の身体で…トイレに………?)

 それを想像して、八雲の顔は耳まで赤く染まってしまう。
女、いや人間にとって、最も秘密にするべき状態を、播磨にじっくりと見られる事になるのだ。
八雲は恥ずかしさで沸騰しそうな頭の中を、必死に整理してどうするかを考える。
いや、方法は一つしかないのだ。その覚悟を決めようとする。
 そして深呼吸をして、緊張と羞恥で震える手で播磨に返信のメールを送信した。


「……返信が来た。」
「え…?」

 いまだ教室でトイレを我慢していた播磨が、恐る恐るメールを確認する。
そこには、

[私も今同じ状態なので、気にしないで用を足してください。]

と書かれていた。簡潔な文章から八雲の覚悟が伝わってくる。

「……………」
「……………」
「…妹さんも、同じ状態なんだな。」
「…そうですね。」
「………行くか。」
「………そうしましょう。」


51 :トイレの女神様:05/09/10 15:19 ID:uD0h467w
 播磨からの返信メールが届いた。

[スマン、アンタもなるべく気にしねえでくれ。]

おそらく播磨はこのままトイレに行くだろう。
それを考えると顔から火が出るほど恥ずかしいが、一度言った事はもう覆らない。
 八雲も覚悟を決めて、男子トイレの中に入った。入った所には、小便器が並んでいる。

(ええと、確か………)

うろ覚えの知識を頼りに、八雲は小便器の前に立ち、慣れない手付きでズボンのベルトに手を掛ける。
 とその時、トイレのドアを開けて男子生徒が入ってきた。当たり前だが生徒は全く気にせずに播磨の横で用を足し始めた。
思わず八雲はそこから離れ、洗面台に手をつく。男子生徒は妙な動きを見せた八雲に幾分驚いたが、結局そのまま終えて出て行った。
 考えてみれば、女子のトイレは個室である。用を足している時に、目に見える位置に人がいるということはないのだ。
八雲にしてみれば、見知らぬ男に用を足しているのを見られるようなものである。
ただでさえ死ぬほど恥ずかしいのに、これではとてもじゃないが済ませることは出来ない。
 大便器の所へ行けばいい話なのだが、そこまで頭が回る精神状態ではなく、対策を求めて八雲は再び播磨にメールを送った。


52 :トイレの女神様:05/09/10 15:21 ID:uD0h467w
 その時播磨もまた女子トイレへと来ていた。
サラも一緒について来た。万が一にも播磨が八雲の体に妙なことをしないように監視するためである。
同じ所に入るわけにも行かないので、サラは隣に入っていく。

「いいですか先輩、くれぐれも妙なことはしないで下さいね。」
「しねーよ!」

 釘を刺すサラに播磨も強い調子で応えたものの、この異常な事態ではさすがに普通の精神状態ではいられない。

「……落ち着けー…、落ち着けよ俺………。」

声に出して言い、深呼吸して気持ちを落ち着ける。
 そしていよいよスカートの中に手を入れようとしたその時、いきなり携帯電話が鳴り出した。

「うわっ…!だ、誰だよこんな時に!」

出鼻を挫かれて半ば八つ当たり気味に携帯電話を見ると、八雲からのメールだった。

「電話ですか?」
「あ、ああ…ん?妹さんからだ…。何か問題でも起きたのか?」

気を取り直してメールの内容を確認する。

[人に見られていると恥ずかしすぎて出来ません…。]


53 :トイレの女神様:05/09/10 15:23 ID:uD0h467w
 最初播磨は八雲が何を言いたいのかわからなかったが、少し考えて何となく答えに辿り着いた。

「確かに女の子に立小便させるなんざ酷過ぎるな…。」

そう判断して播磨は取り敢えずの解決策をメールした。

[大の所なら人に見られないから、そこでやってくれ。]

 そう打ち込んで八雲の携帯に送信すると、今度は自分のことを済ませようと再びスカートの中に手を入れて、そこで播磨は硬直した。

(パ、パンツを………お、下ろさなきゃならんのか………?)

自分は今、女の子のスカートに手を入れ、パンツを下ろそうとしている………。

(ち、違う……今は自分の体だ……ただ生理現象を済ますだけだ………)

何とか自分に折り合いをつけて、いよいよパンツに指を掛けた所で、播磨は再び硬直した。

(ど、どうする……一気に下げるか………?それともゆっくり………?)


 一気に下げるのを考えてみる。

(だ、駄目だ!女の子のパンツ思いっきりずり下げたらただの変態じゃねえか!?)

ならばゆっくり下ろそうと考えてみる。

(こ、これも駄目だ!想像したら何かエロ過ぎる!)

ここで播磨は精神的に八方塞がりになった。


54 :トイレの女神様:05/09/10 15:25 ID:uD0h467w
 八雲は播磨からの返信メールを確認し、何でそこに考えが行かなかったのだろうと思いながらドアの鍵を閉めた。
そしてベルトを外し、ズボンを下げる。下から現れたトランクスを見るだけで、八雲の顔は更に赤くなった。
しかしここで止まっていてはいつまでたっても終わらない。いよいよ八雲は覚悟を決めて、視線を向けずにトランクスを下げた。
元の身体とは違った開放感、そして股間にあるものの感覚は極力意識しないようにしたが、ついつい視線を下に向けてしまった。

「!」

慌てて視線を上げる。一瞬目に入ったものの映像を頭の中から振り払い、腰を下ろして

――――――――――――――――――中略――――――――――――――――――――

 用を足し終えて八雲はトイレから出た。

「はあ………」

ようやっと諸々の緊張から解放され、八雲は深く息を吐いた。
あの後問題はほとんど起こらなかった。あったのは2つ。
一つは自分の体と同じ様に用を足した後ティッシュで拭いた時、妙な感覚に思わず反応してしまったこと。
もう一つは、反応した際反射的にその部分を見てしまったことである。
先程よりもはっきりと見てしまい、頭の中にはさっきからその映像が焼きついて離れなかった。
 頭がごちゃごちゃになっていても、歩いていればやがて教室の前に辿り着く。授業は既に始まっていた。
先生の話を聞いていれば、いずれ心も落ち着くだろう…。そう思いながら八雲は教室へと入っていった。


55 :トイレの女神様:05/09/10 15:29 ID:uD0h467w
 播磨は未だ葛藤を続けていた。しかし時間は無情に過ぎてゆき、播磨の肉体から忍耐を奪い去ってゆく。

(だ、駄目だ……もう迷っている余裕もねえ………!)

このままではお漏らしという最悪の事態になる。播磨は覚悟を決めた。
 一気にパンツを下げる事にする。じわじわやってるとそれだけ精神にも肉体にも負担がかかる事は明白だからだ。

(大丈夫だ……見ないようにすれば………)

そして播磨は一気にパンツを下ろした。股の辺りに広がる開放感。

(考えるな!感じるな!!)

 自分に言い聞かせ、播磨はいよいよ腰を下ろして

―――――――――――――データをスキップしています――――――――――――――

 用を足し終え、播磨とサラはトイレから出た。
問題はなかった。なかったはずだ。股の間を拭いたときに思わず声を洩らしてしまったことを除けば。
そのせいでサラの播磨を見つめる視線はやけに険しい。
 しかし播磨にかかった精神的負荷は、今のサラの視線にすら気付かないほど大きかった。

(ゴメン、天満ちゃん……俺もうお婿に行けないかも………)

妙な悲嘆に暮れながら、播磨はふらふらと教室へ戻っていった。


                                                  トイレの女神様 終わり

56 :アモル:05/09/10 15:31 ID:uD0h467w
取り敢えずこれで終了です。
引き続いてエピローグですが、本編を知らない人は分からないのでスルーでOKです。

57 :エピローグ:05/09/10 15:34 ID:uD0h467w
 1ヶ月後、播磨は久々に八雲を呼び出していた。
天満に変態扱いされた誤解が解け、やっと学校に来られるようになった。
誤解が解けた喜びのあまり、思わず作品を一つ作ってしまったので、八雲に見てもらおうと思ったのだ。
 しかし今、二人の間には妙な緊張が走っていた。
八雲は顔を真っ赤にして俯き、播磨もまた二の句が告げられず沈黙している。
考えてみれば、天王寺との事でうやむやになって、トイレの事は全く話してなかった。
そのためこれを機に播磨がその話を持ち出し謝ろうとしたのだが、その途端に八雲が真っ赤になって沈黙したのだ。
 八雲は、トイレ騒動の事は極力思い出さないようにしていた。1ヶ月経ち、もうこの事は忘れかけていた。
しかし今この話を持ちかけられ、八雲は再びあの時の事をリフレインしていた。
自分が見たもの、そして自分が播磨に見られたであろうもの。
今播磨の目の前にいる自分の体が、全て見られているような錯覚に襲われ、渡された原稿を胸に抱え込む。
 播磨は途方に暮れてしまったが謝るしかないと思い、八雲の肩をガシッと掴んで顔を覗き込んだ。

「…ッ!」
「妹さん。スマネェ、俺は………」

そこまで播磨が言った所で、八雲の羞恥心は限界を突破した。
 その場で180度ターンすると、原稿を抱えたまま脇目も振らずに全力疾走していく。

「ま、待ってくれ妹さん!」

反応の遅れた播磨ではとても追いつけず、八雲はそのまま走り去ってしまった。

 この時走り去っていく八雲が天満を始めとするいつものメンバーに目撃されてしまい、
その誤解を解くことに更に2週間もの時間がかかってしまった事を付け加えておく。


                                                  今度こそ本当に終わる


58 :Classical名無しさん:05/09/10 15:39 ID:5fsBbANA
4円?

59 :アモル:05/09/10 15:42 ID:uD0h467w
これで完全に終了です。
果たしてこれが作品と呼べるようなものか、というような完全な自己満足の代物ですが、
書く、と一度言ったものをそのまま放っておいて別な作品には手をつけられないので、
遅すぎましたが完成させました。
もし楽しんでいただけたら幸いです。

>>39-41
俺も
ついでにエロパロのカラオケも待ち続けている

>>58
支援どーもです。

60 :Classical名無しさん:05/09/10 16:36 ID:.//rFoys
卑猥。でも面白かった。

61 :Classical名無しさん:05/09/10 17:13 ID:zb/6xMLM
スカトロは専用スレでやれよ
マジでキモイぞ、お前

62 :Classical名無しさん:05/09/10 17:32 ID:s9GH/PDc
43だけど旧S3に行ってみたんだけど長編とかって途中で終わってんだけど続きは書かれてないの?

63 :Classical名無しさん:05/09/10 18:12 ID:S6UIs9ac
エイベックス所属の賢者

http://blog.livedoor.jp/dubbybudda/

64 :Classical名無しさん:05/09/10 18:25 ID:2wmpe1Sw
>>62

旧S3→S3→トラブル発生、バックアップ無いのでもう読めない→S3´へ移行→アヒャもう一度投稿してくださいアヒャ→馬鹿か

馬鹿とは何だ、馬鹿とは
何をしないやつよりはマシ
      ↓
無能な馬鹿が身の程を知らずに管理しようなんて考えるからこんな事になったんだろ
F5連打を推奨する様な馬鹿は何もしない方がマシ
      ↓
プギャーF5テンプレ乙

65 :Classical名無しさん:05/09/10 21:15 ID:WdRERiJs
雪合戦を待ってる奴らがまだいたとは。
俺だけかと思ってた

66 :Classical名無しさん:05/09/11 00:02 ID:qLyZouTE
実は雪合戦以外にも待っている話がある

67 :Classical名無しさん:05/09/11 00:29 ID:mzSwKNqM
そういう話は二次創作批評・支援スレ向きジャマイカ?

68 :Classical名無しさん:05/09/11 01:25 ID:Z53cSpWI
じゃああれか?
S3跡地の未完作品もいくつかは既に完結してたわけ?

69 :Classical名無しさん:05/09/11 01:34 ID:sF0/cU3M
雪合戦ってのはどこで読めんの?

70 :Classical名無しさん:05/09/11 01:42 ID:qLyZouTE
恐らく臨時SSにあった気が

71 :Classical名無しさん:05/09/11 20:26 ID:kD834bGQ
張間☆張雄氏か
S3にも一度も来てないしなぁ…
もうスクランは書いてないんじゃないか?

72 :Classical名無しさん:05/09/11 20:35 ID:nrP8vo.s
つうか、ここで雑談してる人は支援スレの存在を知らんのかな?


73 :Classical名無しさん:05/09/11 21:28 ID:sF0/cU3M
E→ジャン! 誰も投下してないし

74 :Classical名無しさん:05/09/12 04:11 ID:RxG27EDU
なにその支援スレって?

75 :Classical名無しさん:05/09/12 09:04 ID:NgSNaoLE
>>74
スクールランブル二次創作批評・支援スレ 4
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1125129174/l50
ここ。
IFスレで雑談を繰り広げていると、作品を投下しづらい雰囲気になるからと立てられた、
スクランSSに関する雑談、及び設定相談所。
現在は外部SSサイト(S3’)の感想・批判・愚痴置き場としても使われている。

76 :十年後の来訪者1:05/09/13 13:03 ID:d6FQ0ySg
十年後。天満は烏丸と結婚したが、烏丸は漫画家としてすっかりおちぶれていた。
一方、播磨は漫画家として大成し、長者番付の常連となる大成功をおさめていた。
短い期間つきあった女性はいたものの、誰とも結婚せず、仕事にはげむ播磨だった
が、時折心の中をさびしい風がよぎっていくのを否定できなかった。
そんなある日、播磨のところに意外な客人が訪れた。
玄関のベルがなったので何気なく応対に出ると、それは、誰あろう、かつての播磨の
思い人、塚本天満──いまは烏丸天満だった。
数年ぶりの再会となった天満は、生活の苦労でやつれ容貌は大きく変わっていたが、
十代の頃の若く元気な面影はまだ残っていた。
「て、天満ち……いや、奥さん。どうしてここに……」
「播磨さんにお願いがあってまいりました」
昔と違う格式ばった天満の言い方に、播磨は時間の流れを実感せずにはいられなかった。
「こんなところで立ち話もなんですから、どうぞ奥へ」
「すみません」

77 :十年後の来訪者2:05/09/13 13:03 ID:d6FQ0ySg
時間と境遇で大きく隔てられたとは言え、昔の思い人と間近にいると、あの頃のときめき
がよみがえってくるのを抑えることができない。横を歩く天満をちらりと見やる。天満はうつむき
加減で、ほつれた髪をいじっている。
応接間に通し、茶菓子を出すと、天満は型通りの礼をのべた。
播磨は、「それで話というのは?」と切り出した。
「主人……烏丸のことなんです」
「烏丸さん……仕事がうまくいっていないんですか? 最近の仕事は見かけませんが、彼くらいの
名前のある人なら、原稿をほしがる出版社はいくらもあるのでは?」
「主人は、ある日を境にふっつりと、創造力がなくなったかのようになりました。出版社から仕事の
依頼はあったのですが、まったく原稿を描けなくなってしまいました。今は私が内職をして苦しい
家計を支えています」
「そ、そうだったんですか。漫画家や小説家が突然かけなくなるというのは、あることだと聞きますが」
目をふせていた天満が顔をあげ、播磨にすがりつくようにして、懇願した。
「それでお願いがあります。烏丸を、播磨さんのアシスタントとして雇ってもらえないでしょうか」
「えっ? そんな、急にいわれても……」
既に播磨のもとには充分なアシスタントがいて、出版社の方でも、次のデビューが有望視される新人
を播磨のもとに送り込むのが恒例化し、システム化している。
烏丸は画風が違うが、全盛期の烏丸なら有能なアシスタントとして雇えるだろう。しかし烏丸が漫画家
として落ちぶれてから、彼の絵がひどく荒れていたのを播磨は知っていた。
(あの絵では、使い物にならない……)
どう返答してよいのか、播磨は一瞬悩んだ。
そのとき天満は、ぽつりと言った。
「播磨くん……高校のとき……私のこと好きだったんだよね?」
「!」
意外な一言に、播磨は硬直した。
(ど、どうしてそれを……!?)


78 :Classical名無しさん:05/09/13 15:43 ID:7sAoQLpI
「服を着るんだ、奥さん」か?

79 :Classical名無しさん:05/09/13 16:19 ID:XGw61/wA
続きは?

80 :Classical名無しさん:05/09/13 20:39 ID:8itfVYcc
続きはエロパロでってことだろ

81 :Classical名無しさん:05/09/13 21:49 ID:d6FQ0ySg
すんません、とりあえず前編ということで、そのうち続きもってきますので──
エロ展開にするつもりではありませんっ!



82 :Classical名無しさん:05/09/13 23:37 ID:7sAoQLpI
そういうこと言ってるんじゃないんだけどな…

83 :Classical名無しさん:05/09/14 00:12 ID:lNPljH9w
>>81
そのうちっていつ?
楽しみにしてるぜ

84 :十年後の来訪者3:05/09/14 01:19 ID:xjErQltE
 和服姿の天満は、少し胸をはだけて、播磨にしなだれかかってくる。
(こ、これは……?)
(俺を誘っているのか?)
 あらぬ妄想が播磨の脳裏をかけめぐる。しかし、理性が播磨を制した。
(いけない、今は烏丸と結婚した人妻なんだぞ。ここで変なことをしてみろ、スキャンダルとして書きたてられかねない)
(しかし……)
 播磨は、哀れみをこめて、生活に窶れた天満を見やった。かつては自分がいかに憧れても
手の届かなかった高嶺の花の彼女が、生活に疲れ、おちぶれて、自ら媚びを売るまでになっていたとは。
 しかし、高校時代に播磨は、何度も寸前まできながら、とうとう天満に告白をできなかった身である。
 その悔いが十年後の今も、世間的に成功した境遇になっても、うつろな穴のように心の中に痼としてある。
 なぜ今になって、そんなことを、他ならぬ天満の口から聞かされることになったのか。
不遇な運命のいたずらを心の奥底から呪いたくなる。
 「なぜ……」
 なぜそのことを知ったのか、と聞きかけて、播磨は、目にうっすらと涙をうかべて、自分を見つめる天満
の顔を見て、それ以上質問を口にできなくなった。天満は播磨の反応を待つように、じっと播磨の目を
見つめている。しばらく気まずい沈黙が流れた。


85 :十年後の来訪者4:05/09/14 01:20 ID:xjErQltE
 そのとき播磨は、天満の妹、八雲のことに思い当たった。
「そうだ。妹さん……八雲さんはどうしておられます? 彼女なら、烏丸さんを助けられる立場に……」
 塚本八雲は、播磨が漫画家デビューしてからの数年、影にひなたに漫画業をサポートしてくれた
恩人である。その有能さが出版社に見込まれて、漫画の編集業務に就き、近年は互いに多忙のためか、
疎遠になっている。
「八雲さんなら、いまは談講社の一線の編集者をやっているはず。烏丸さんのことも面倒をみられるのでは……」
「八雲の名前は出さないで!」
 天満の口から意外な、鋭い声を浴びせられて、播磨はぎょっとした。
「どうしてです?」
「烏丸を談講社からきる決断を下したのは、他ならぬ八雲です。あの子はもう妹とは思ってません!
二度と顔を合わせるつもりはありません……」
 天満の、激しい口調を聞いて播磨は、天満がいまは心底妹を憎悪しているのを知った。
(あんなに仲のよい姉妹だったのに……)
 ここでも、播磨は、時の流れを実感せずにはいられない。
「そんなことがあったんですか……」小声でそう言って播磨は首を振った。
「しかし、なにか誤解があるのではないですか?」
「どういう誤解です?」
「八雲さんは有能な編集者ですが、冷酷な人ではありません。他ならぬ烏丸さんのような実績のある漫画家を
一方的に切り捨てることなどしない人だと思うのですが──」
「いいえ。あの子は変わりました。昔は優しかったのに、今は冷酷な……。いえ、他ならない私の夫だからこそ、
あの子は烏丸を切ったんだと思います。あの子が憎んでやまない私に復讐するために……」
 激しい言葉が続いて、播磨はすっかり呆気にとられてしまった。知らない間に、姉妹の間には果てしなく深い溝
のようなものがつくられたらしい。

86 :十年後の来訪者5:05/09/14 01:22 ID:xjErQltE
「どういうことです、八雲さんがあなたを憎むって……?」
「それは播磨さん、あなたのせいです」
「自分のせい!?」
「あの子は、ずっと播磨さん、あなたのことが好きだったんですよ」
「えっ!?」脳天に激しい打撃をくらったような衝撃を播磨は覚えた。
「その気持ちにどうしてこたえてあげなかったんですか?」
「そんな、しかし、俺は……」
「あなたたちが共同で漫画を描いていても、一向に仲が発展しないのにしびれを切らして、八雲に聞いたことがありました。
どうして播磨さんに告白しないのって。そしたらあの子、さびしそうに言いました。『播磨さんには別の好きな人がいるからね』
最初は誰のことかわかりませんでした。でも問い詰めると、それが私のことだとわかりました。
鈍かった私は、高校時代、とうとうあなたの気持ちに気づかずにいました。今ならどうしてあのときにこたえてあげなかったのか
後悔する気持ちが強くなっているくらいです」
「そんな、奥さん……」
「でも、あのときはもう烏丸と婚約していたし、私にはどうすることもできませんでした。そしてそのときあの子が腹の底から私を
憎悪していたことも知ったのです。八雲の愛する男の愛情を一身に受けていた私は、八雲の憎悪の対象でしかなかった。
その話をした後すぐ八雲は家を出て就職しました。ずっと連絡もありませんでした、冷淡な仲になったとは言え、昔のことは
もう水に流してくれていると信じていました。でもちがいました。あの子の復讐はまだ終わっていなかったんです……」

87 :Classical名無しさん:05/09/14 01:26 ID:xjErQltE
上の5の方、ちょっと改行がズレてますね。スマソ

十年後の来訪者、続きです。まだ話はつづきがありますが、読みたいリクがあれば
載せようかと思ってます。不評ならここで止めます。

88 :Classical名無しさん:05/09/14 01:38 ID:tnzH/A3U
ここまでやったからにゃあ
最後まで出してくれないと消化不良になる。お願い。

89 :Classical名無しさん:05/09/14 01:41 ID:UOtnv.1.
天満の嫌なところが良く出てるね
GJ!

90 :Classical名無しさん:05/09/14 01:41 ID:vuEX51uU
お願いしまっす!

91 :Classical名無しさん:05/09/14 01:45 ID:PgBRl4..
この流れであえて言おう

     糞つまんねぇ

     もう続き垂れ流すのやめてぇ


ふぅ、俺は満足だ…

92 :Classical名無しさん:05/09/14 02:03 ID:yMWDukhI
久しぶりのSS!続きプリーズ!

93 :Classical名無しさん:05/09/14 02:13 ID:0SOGg2iw
内容は糞だが久々の投下作品だし、頑張れば?

94 :Classical名無しさん:05/09/14 02:16 ID:cA82cdjI
内容は超展開で何とも言えんが続きが気になるのは事実だ。すげえ。

95 :十年後の来訪者6:05/09/14 02:29 ID:xjErQltE
(あのとき……)
播磨の頭の中で走馬燈のように八雲の思い出がかけめぐった。
漫画を一緒に描いているときに、ふと何かを訊きたそうにするそぶり。
何か訴えたそうに、播磨を上目使いに見つめていたしぐさ。
「あの……」と切り出しておきながら、肝心の質問を中途半端にはくらかしていた不自然さ。
そういったことの一つ一つが、彼女の播磨に対する気持ちを示していたのだとしたら──。
当然気づかれるべきシグナルを、自分はうかつにも見落としていたことになる。
(なんということだ……)
高校時代、自分の気持ちに気づいてくれない天満の鈍感さに何度も歯がゆい思いを重ねたのに、
同じ鈍感さを自分もまた彼女の妹に演じていたことをつきつけられて、今更ながらに愕然となる。
(もっと早く……)
(気づいていれば……)
八雲が、播磨のアシスタントをやめる申し出をしたときに、彼女がぽつりと洩らした一言──
「もう疲れました」──それは、いま思うと別の含意をもっていたことに気づかされる。
あのときは八雲自身が就職しようとしていた時期であり、播磨の仕事も軌道に乗って、編集部
が紹介してくれるアシスタントを使える立場にもなっていた頃だ。いつまでも彼女を便利屋のよう
に使うわけにはいかないと思っていた矢先だったので、播磨自身が、八雲のアシスタント卒業を
歓迎していた。しかし、あのとき八雲が言っていたのは、アシスタント業務のことではなく、自分の
気持ちのシグナルに気づいてくれない播磨に対するあきらめと断念の意だったとしたら──。
そんな八雲の気持ちを、播磨は何年にもわたって気づいていなかったことになる。

96 :十年後の来訪者7:05/09/14 02:30 ID:xjErQltE
それからしばらく八雲と会う機会がなかったが、意外な再会が突然訪れた。
天満が烏丸と結婚したと聞き、失意の日を送っていた頃の播磨の心の空白を埋めてくれたのは、
沢近愛理だった。一人身の播磨に対して、熱心にアプローチしてきた愛理を受け入れる気持ち
になったのは、積極的に彼女が好きになったからではなく、天満を失った喪失感を埋めたかった
ための方が大きい。結果として、付き合いはしたものの、愛理は、自分の思いが播磨に届かず、
苛立つことの多い日々を送った。本心から好きだったわけでもないのに、付き合うことに同意し、
結果として彼女を多く傷つけてしまったことに対しては、今も申し訳ない気持ちでいる。
八雲が自分の家に不意に訪れたのは、愛理と同棲生活をしていた時期だった。
家に帰ったときに、何やら女同士の口論が聞こえてきた。何事かと思って急いで駆け戻ると、
口角泡をとばして沢近愛理と塚本八雲がののしりあっているところに遭遇した。
唖然として止めに入ったが、八雲は事情をろくに説明しないままに、逃げるように走り去って行った。
愛理に事情を聞いても、ちゃんとこたえてはくれなかった。
そのときは何のために八雲が自分のところにやって来たのかわからないままだったが、いまの天満
の言葉を聞いて、そのときの八雲の気持ちがようやくわかった気がする。
(会わなければ……)
(もう一度八雲さんに会って……)
(ちゃんと話をしなければ……)

97 :Classical名無しさん:05/09/14 02:32 ID:xjErQltE
レスしてくれた方ありがとう。続き書く気になりました。まだ終わってません。
なるべく明日中には最後までのせたいと思ってます。ではでは。おやすみなさい。

98 :Classical名無しさん:05/09/14 03:12 ID:B0N7kaPo
期待して待ってる ノシ

99 :十年後の来訪者8:05/09/14 16:28 ID:xjErQltE
「それに主人が、発表できなくなったきっかけをつくったのも八雲……あの子なんです!」
「と言いますと?」
「名誉棄損騒ぎがあったせいです。
 欄外に似顔絵を描いて人を揶揄するのは、他の漫画家もよくやってますが、本来、掲載
されるはずではなかった主人の落書きが手違いで雑誌に掲載されました。そのときの編集
者が八雲……あの子でした。その内容が、政治家を侮辱するものとされて名誉棄損で訴え
られて、主人は莫大な慰謝料を払わされることになり、連載の場を失いました。談講社は、
原稿掲載時の単純ミスだと説明していますが、私には信じられません。あれは、主人を
陥れるために、八雲が意図的に仕組んだことに違いありません、私にはわかります」
「そんな、まさか……」
 あの、柔和で優しかった八雲が、そんな陰険な、他人をわざと陥れるようなことをする
人になっていようとは、到底播磨には信じることができない。
「ですが、お話はわかりました。烏丸さんの件を含め、私の方でやれることはやってみま
しょう」
「では……」少し顔を輝かせて、天満が播磨を覗き込む。
「今すぐアシスタントとしてというのは、まだお約束できませんが−−作品の発表の場を
斡旋することは可能だと思います。それに、今の話を聞いて、八雲さんと会ってみる必要
を感じました」
「八雲……」天満は表情を曇らせた。「いまあの子に会っても……」
 播磨は、天満の肩に手を置いて、
「ご心配は無用です、奥さん。悪いようにはいたしません。この播磨を信じてお待ちくだ
さい」
「え、ええ……」ためらいがちに天満は頷く。


100 :十年後の来訪者9:05/09/14 16:29 ID:xjErQltE
    *

 播磨は、談講社の高いビルを見上げていた。
「ここに来るのは久しぶりだな……」
 大きな建物を前にして、播磨は自分の中の気持ちを確認した。
(たしかに俺はずっと天満ちゃんが好きだった……)
 しかし、その気持ちはもう過去のもの。彼女を助けたい気持ちはあるが、それはもう愛
情とは別のものである。そのことが、数年ぶりに意外な形で再会したときに確認された。
(だが、八雲……)
 八雲に対する気持ちは、違う。天満の口から意外なことを聞かされたときに、自分の中
に湧き起こってきた思い。それを今は信じたい−−そう自分の胸に言い聞かせた。
 入口で入館証をうけとって、談講社の中に入る。知り合いの編集者がいるはずだが、呼
び出してみると不在のようだ。塚本八雲のいる部署を案内所で訊ねると、階を教えてくれた。
 午後の早い時間は、漫画の編集部は閑散としている。八雲が所属する部署の部屋を覗く
と、乱雑なデスクが並び、二人ほど男性が煙草をくゆらせながら、漫画雑誌を読んでいる。
「あの、すみません……」
「はい? おや、播磨先生じゃありませんか?」
 さすがに播磨の顔は、こちらの部署でも知れ渡っているとみえる。
「塚本八雲さんは、どちらにおられますか?」
「塚本ですか。いま新人賞の下読み選考をしているところです。あちらの部屋にいるはず
ですが──」
「ありがとう」
 礼を述べて、そちらの部屋へと歩んで行く。
 なんの変哲もない白い扉の前に来て、播磨は立ち止まった。その部屋には、なにか妖気
のような不吉なものが立ち込めている気がしたからだ。

101 :十年後の来訪者10:05/09/14 16:31 ID:xjErQltE
(なにかいる?)
(禍々しいものが?)
 息を大きく吸い込んで、思い切ってその扉を開ける。
 中には、山積みされた漫画原稿を前にして、何やら一人でブツブツつぶやいている、鬼
気迫る表情の塚本八雲がいた。
「これがまた……夢みて……おまえもまた……呪われるがいい……全部が全部……みな落
ちるがいいわ……笑ってやる……」
 かすかに聞き取れる言葉の内容は、呪咀とも罵倒ともつかぬ奇妙なもので、黒々とした
怨念のようなものが、八雲の背後にまとわりついているように見えた。八雲は、赤いマジ
ックで、新人賞に応募された原稿に、大きなバツ印を書いたり、「不可」「デッサン零点
」「修行不足」などと次々に書きなぐっている。
「誰?」
 扉が開いたときに、八雲は鋭い一声を発した。播磨が知っていた穏やかな声とは似ても
似つかぬ、氷のように冷たいぞっとさせる声だ。
「隠れてもだめよ。私には見えるんだから。どんなことも。隠したってだめ。皆が皆汚れ
てる。腐りきってる。きれいな心なんて嘘。そんなもの、どこにもない。誰の心も……み
な呪われるがいい……全部お見通し……」
 そこまで言ってふっと言葉が途切れた。
「見えない……あなたは誰……私に見えない人は、あの人だけだったのに……あなたは、
あなたは誰?」
「妹さ……いや、八雲。俺だ。播磨だ」
 そう言って播磨はつかつかと八雲のもとに近づいた。
「ハリマ?」
 その名を聞いてもしばらく八雲はぽかんとした表情で、誰のことか思い出せないでいる
様子だった。

(あと少しで完結)

102 :Classical名無しさん:05/09/14 17:19 ID:1hscVJfE
黒いな、八雲。黒すぎるな。

103 :Classical名無しさん:05/09/14 18:00 ID:fFhlQvpM
頑張れ。下らなそうなので読んでないが。

104 :Classical名無しさん:05/09/14 21:00 ID:7pKdwKEw
つか、結局続きやってるんだな
何が不評なら止める、だ
自演してまで続けてるじゃねえか
スレ汚しは止めろや糞垂れ野郎が

105 :Classical名無しさん:05/09/14 21:05 ID:R5YdwUac
>>104
肯定派が否定派を上回っている模様なので、
見たくなけりゃあ自作自演で否定しまくってください。
で、それに費やした時間を悔やんで枕を涙で濡らすのがお似合いだ!ウハハハハ

106 :十年後の来訪者11:05/09/14 21:15 ID:xjErQltE
「誰? 見えない、見えない人!?」
 怯えて後ずさりしようとした八雲の腕を播磨がつかんだ。
「おい、しっかりしろ。俺だ。播磨だ」
「うそ。ハリマ……播磨さん?」暴れていた八雲が、ようやく播磨を認知した様子で、抵
抗するのをやめた。
「うそ、うそよね。播磨さんが、こんな私のところに来てくれるはず、ない……」
 声がだんだん弱々しくなっていき、大きく見開かれていた八雲の目にゆっくりとまぶた
がかぶさっていく。
「うそじゃない。俺だ。播磨だ」
「私……私……裏切った……皆のこと……姉さんのことも……みんな、みんな」八雲の目
から大粒の涙がこぼれ落ちていく。「さびしかったから。誰も彼も心が見えて、近づけな
かったから……」
「俺がいる。安心しろ」そう言って播磨は、八雲を自分の胸に抱き寄せた。「今までおま
えの気持ちに気づいてやれなかった。俺を許してくれ」
「暖かい……見え……見える……これが播磨さんの気持ち? これが本当の気持ち?」
「ああ、そうだ。これが俺の気持ちだ」
「信じていいの? 私、もうずっと待たなくていいの?」
「ああ、そうだ」
「見えなくなった。原稿の中の気持ちも見えていたのに、今は見えない。他が見えなくな
って、今は播磨さん、あなただけが見える……」
「これからはずっと俺がいる」
「播磨さん」
 激しく嗚咽しながら八雲は、播磨にだきついた。二人はそっと唇を重ね合わせた。

−ほい。これでおしまい−


107 :Classical名無しさん:05/09/14 21:55 ID:yMWDukhI
ちょっとオチがよわいとかんじたけどGJ!

108 :Classical名無しさん:05/09/14 22:10 ID:QFJmaYKw
八雲が幸せになるのはいいが、天満と烏丸の幸せを返せ、元通りにしろ。
壊しておいてできないなんて言わせないぞ。

109 :Classical名無しさん:05/09/14 22:21 ID:neWICiP2
途中まで期待してたんだが…
おにぎりエンドの為なら他のキャラがどうなってもいいってか?
最悪なオチだな

110 :82:05/09/14 22:38 ID:GH3kw.rA
GJじゃねえだろうが…

内容がどうこう以前に書いて良いものと悪いものを
良識で判断して欲しかったな…

特定キャラをおとしめないということは自分が好きなキャラを
おとしめられない為という意味も含めて一番基本的で当たり前の
マナーだったはずだが

試しに天満と八雲の配役代えてみたら自分達はどう思う?

111 :Classical名無しさん:05/09/14 22:42 ID:MlSJGalM
オチがいかんな、あと一話分補足すれば?

112 :Classical名無しさん:05/09/14 22:44 ID:R5YdwUac
うん、よくやった。死ね。ふざけんな。
何だこのオチは。何が「ほい。これでおしまい」だ。
最初からこの程度のオチにするつもりだったなんて、
まさか本当に言うつもりじゃないだろうな?

113 :Classical名無しさん:05/09/14 22:45 ID:Qp7x9ork
叩きたくはないが、八雲は姉夫婦を不幸に落としておいて自分は好きな男ゲットって
形だからね。特に王道系の話を期待してた人は浮かばれないと思われ。

114 :Classical名無しさん:05/09/14 22:45 ID:JmCeP.cQ
>試しに天満と八雲の配役代えてみたら自分達はどう思う?
天満は腹黒だなあと思う。

115 :Classical名無しさん:05/09/14 22:49 ID:CZl6KdJI
叩かれてやる気無くして黒エンド、てか?

116 :110:05/09/14 23:01 ID:T8nv4V2A
>>114
そうか…

俺は天満も烏丸も特に好きじゃないから憤慨はしなかったけど
不快感だけ感じた

これがGJなら今後はどんなにキャラをおとしめても、気に入らなきゃ
読まなければいいで容認されることになりそうなんだが…


117 :後日譚:05/09/14 23:24 ID:xjErQltE
八雲はその後出版社をやめ、自らの貯金をはたいて小さな出版社を設立した。談講社時代に新人賞に持ち込まれた新人に活躍の場を
与え、ペンネームをかえて、漫画家として再スタートしていた烏丸に発表の場を与えるのが主な目的だった。烏丸は、ときに播磨の援助を
うけつつも、徐々に新しい人気を獲得していった。持ち前の敏腕編集者ぶりを発揮して、出版社の経営が軌道にのると、後進に道を譲ると
称して、八雲は、その出版社を後輩に譲って退社してしまった。
播磨と一緒に暮らしていた八雲は、入籍しようという播磨の提案をずっと頑なに拒んでいた。
ある日、播磨が仕事場から帰ると、八雲の姿はなく、ただ置き手紙が残されていた。

播磨さん
短い時間ですが、楽しい時をありがとうございました。
おかげで私も、今まで積み上げてきた大きな負債を、どうにか一部はかえすことができ、心がだいぶ楽になる
ことができました。でも、私がやってきた数々のあやまちは、これくらいのことでは到底償えるものではありません。
私は本当なら、あなたと一緒にいる資格もない女性です。それでもあなたの好意に甘えて今日までそばにいさせ
てもらえたのは、本当にうれしかった。姉夫婦の生活がよくなったのが一つの区切りだと思っていました。
私は、自分を見つめなおすために、もう一度一人になり、旅に出ようと思います。
あなたには心から感謝しています。辛くなったときにたよりたくなったこの気持ちは本心ですが、それを自分では
愛情だと思い込もうしていました。でも、いま思うと、それは少し違って、本当は、自分の中にある、父親を求める
気持ちをあなたに投影していたのかもしれません。こう思うようになったのも、あなたに対して、本当に愛情を抱いて
いる人が別にいることに私が気づく機会があったからです。
播磨さん、あなたはその人のところに行くべきです。そしてどうかもう一度、互いの心をうちあけあってください。
私は遠い異国の空で、いつまでもあなたのことを見守っています。

かしこ。
塚本八雲より


(P.S.他のキャラを不幸な目にあわせてしまっているのは、たしかに自分としても
本意ではない。どうか皆お幸せに……。)

118 :Classical名無しさん:05/09/14 23:32 ID:MlSJGalM
旗endかよ?それとも超姉?ご想像にお任せってか・・・
しかも父親ね・・・今週号に即してみたわけか。


119 :Classical名無しさん:05/09/14 23:32 ID:QFJmaYKw
今更遅いんだよ。

120 :Classical名無しさん:05/09/14 23:34 ID:UOtnv.1.
>気に入らなきゃ読まなければいい

まあ基本だな
ただ人の目に付くとこに出した以上色々言われる可能性があるのも基本だな

121 :Classical名無しさん:05/09/14 23:34 ID:QFJmaYKw
アレか?
このままじゃおにぎりの評判が悪くなると思って、
旗END臭わせる事で旗に罪を擦り付けるってか?

122 :Classical名無しさん:05/09/14 23:45 ID:Qp7x9ork
もう、叩きもやめとけ。そろそろシャレにならんぞ。

123 :Classical名無しさん:05/09/14 23:45 ID:MlSJGalM
あれか、今週号の「東京エイティーンズ」か?これ

124 :Classical名無しさん:05/09/14 23:51 ID:mqXW.C2c
なんだここ?
いつからヤクザだらけになったんだ?

125 :Classical名無しさん:05/09/14 23:53 ID:Qp7x9ork
こんだけ叩き出たら、次回作は当分期待できんだろうな

126 :Classical名無しさん:05/09/15 00:06 ID:WvVGrqlU
すげーな。ここに投下するのは勇気がいるよ・・・

127 :Classical名無しさん:05/09/15 00:12 ID:H9WCmGMY
ID:xjErQltEは気を強く持てよ。みんな気が立ってるんだよ。

128 :Classical名無しさん:05/09/15 00:32 ID:X5Xc8a0s
前半導入部分はいい感じに読めたが、後半の展開があまりにも急転していて、読者を振り回してしまっている。
そのため心情についても、なぜそうなるのかという理解が読者には追いつかず、グダグダになっている。
ラストシーンも、とってつけたような感じであるため、後味の悪さだけが残ってしまう。

良く出来た前半に比べて、後半があまりに粗雑すぎだと感じます。
いったん全文を仕上げてから、全体を通して練り込んでほしいと思いました。
次作に期待しています。


批判している皆さんへ
気に入らなかったからといって、感情にまかせて罵倒するのはやめましょう。
冷静に悪いと思った点を指摘して、改善案を出した方がお互いの為になると思います。

129 :Classical名無しさん:05/09/15 00:50 ID:4JIDd9bg
書いた人は頭が悪いと思いました。
根本的な箇所の欠陥であり、以後の回復は見込めません。
この先、他人に迷惑をかけるだけのろくでもない人生を送るものと思われます。
一刻も早く自らの手で廃退的な生涯に幕を下ろすことを推奨します。

130 :116:05/09/15 01:49 ID:0nGxsgao
>>128
>気に入らなかったからといって、感情にまかせて罵倒するのはやめましょう。

だからそういう問題じゃないんだって
気に入らないだけならいつも通りスルーして済ませるよ
この作品には根本的な部分で欠落しているものがあるでしょう?

131 :116:05/09/15 01:56 ID:0nGxsgao
……でもさすがに言い過ぎたかもしれない
これ以上はもうやめるよ

132 :Classical名無しさん:05/09/15 04:12 ID:yX8si7Dk
イカン・・・
いい加減S3のホザキ氏の携帯派SS分が不足している


133 :Classical名無しさん:05/09/15 08:54 ID:wCAinVgo
うむ。俺もだ。
S3のは途中で切れてて生殺しだよな。

134 :Classical名無しさん:05/09/15 14:00 ID:rZy3Ga5M
>>130
> >>128
>だからそういう問題じゃないんだって
どういう問題なんだい?

>この作品には根本的な部分で欠落しているものがあるでしょう?
何が欠落してるの? 愛?

135 :Classical名無しさん:05/09/15 17:49 ID:qv/xJvAo
>>334
…ちがう…魂だ。

136 :Classical名無しさん:05/09/15 17:51 ID:C6.n5Kv6
>>334か…偉く先の話だろうが、ヨロ。

137 :Classical名無しさん:05/09/15 18:10 ID:7LVBL3Xs
スマン、普通に楽しめた。正直、このくらい好き勝手書いてくれた方が小気味良いので、次回作もガンガッテクレ。

>叩いてる連中
もう少頭冷やしてし解してから距離置いて読め。特定キャラに感情移入しすぎ・頭固すぎ。
気に入らなければスルーしろ。叩きなんて見苦しい事この上ないぞ。

138 :Classical名無しさん:05/09/15 18:13 ID:7LVBL3Xs
× 頭冷やしてし解してから
○ 頭冷やして解してから   俺も結構見苦しいなスマン

139 :Classical名無しさん:05/09/15 19:38 ID:bij3v6Ug
いいと思った奴もいればそうでない奴もいると。
俺は>>116に基本的に賛同するぜ。

まあ、本人が他キャラを不幸な目にあわせてるのは本意ではないと言ってるし
次回作に期待。


140 :Classical名無しさん:05/09/15 20:23 ID:VkihBlps
>>117
とりあえずあれだ、投下するなら何回かに分けずに一回でやっておくれ。
長編ならしょうがないけど、今回の作品はあまりに中途半端な所で一旦の終了が多すぎる。
思いつくだけ書いて投下して、しばらくしてまた思いついてから続きを書くってのは読み手からすればあまり好ましくないよ

141 :Classical名無しさん:05/09/15 23:03 ID:p0Wmc0.Y
今は糞でも燃料になる時代なんだなぁ…

142 :Classical名無しさん:05/09/15 23:39 ID:wdCIaRMs
というかできが普通のでもたたきがすご過ぎで
及び腰になっているのではないかと…

143 :Classical名無しさん:05/09/16 00:46 ID:5kUzPKPM
ここまで叩かれる作品も珍しいなw
まぁ確かに内容はアレだったから叩かれても仕方ないとも思うが

144 :Classical名無しさん:05/09/16 01:21 ID:ULqr/FJQ
よくわからんぜよ

145 :Classical名無しさん:05/09/16 03:47 ID:6ByZmZlE
 昼休みのいつもの風景。

「お嬢、そこは俺の席なんだが……」
「何よヒゲなし、男の子が小さい事気にしない」
「ったく……。しゃーねーからお前の席借りるぞ」
「まぁ、仕方ないわね……」

 予鈴が鳴り席に戻る愛理。
しかしそこには愛理の机に顔を突っ伏して寝ている播磨の姿が。

「ちょ、ちょっと播磨くん!もう昼休み終わったんだから起きなさいよ」
「……ん、おお。すまねぇお嬢。昨日寝て無かったもんつい……」
「まったく、もう……人の机で寝ないでよバカヒゲなし」
「なんだとこの……」

しかし実際今回は自分に否がある気がしたので強くでれない播磨。

「くっ、確かに。すまねぇ」
「……あら。今日は素直ね。わかればいいのよ、わかれば」

播磨の素直さに少し拍子抜けした愛理だった。

 その日の午後、めずらしく机に突っ伏して居眠りする愛理の姿があったとかなかったとか。。


そんな、いつもな風景。

146 :Classical名無しさん:05/09/16 03:50 ID:6ByZmZlE
何となくスレの流れがあれだったのでほのぼのSS?投下してみました。
マターリいきましょう。

しょっぱくてすみません。

147 :Classical名無しさん:05/09/16 06:16 ID:hs46Rio.
短すぎてチトあれだが、ほのぼの系は良いな
本編でもこのくらいマターリ路線がいいのになぁ
最近妙にシリアス杉。>本編

148 :携帯からでもsageって意味アンノ?:05/09/16 12:15 ID:U54pglkE
雪合戦俺もマッテルよ。つーか、それ以上にNICE TO MEET YOUをまっとるよ。まぁあれだな。裸で待つと言い続けてたが、よく考えたらエロパロじゃあねんだよな。半年前はよく風邪引いてたよ。
それで唐突に質問なんだが、お嬢が銭湯でショック→帰り途中に襲われる→播磨助ける→なんかハァハァな感じ、のSSって何処だっけ?誰かエロくてそのうえツンデレな人教えてくれたら脱ぎます。携帯からだと手間かかるんよ。あーはやく買い替えテェよ。

149 :Classical名無しさん:05/09/16 13:52 ID:Jaa5cw/U
それってここか?
S3とかじゃないの(最近覗いてないが…)

150 :Classical名無しさん:05/09/16 14:51 ID:/swfNjbg
>>148
S3のほのぼの短編「遅れた言葉と勘違い」だと思われ

151 :Classical名無しさん:05/09/16 20:39 ID:xP5onpDU
また携帯厨か…

152 :Classical名無しさん:05/09/17 06:12 ID:jM8lkB5I
クソ!
携帯って単語で唯でさえ不足している携帯派を思い出してしまったじゃないか!


153 :Classical名無しさん:05/09/17 12:42 ID:gsA6I7f.
最近の携帯は超姉並にウザイ。

154 :Classical名無しさん:05/09/17 16:19 ID:lwSoKWe6
>150

読んだ。感動した。ハァハァ

155 :Classical名無しさん:05/09/17 19:47 ID:NxFStoPo
>>153
まあ原作の方向性も決まって出るキャラ出ないキャラがハッキリしてきちゃったんで、
妄想くらい許してやろうぜ。
超姉とかは遠まわしな自己主張だけで、特に荒らしてるわけでもないしな。

156 :Classical名無しさん:05/09/17 20:28 ID:yLPrAONY
オールラウンドの私としては満足できれば何でもいいです

157 :Classical名無しさん:05/09/17 21:58 ID:.p0uXgD.
アソサラがダントツに好きな俺としてはどんどん投下してくれると萌えます。

158 :Classical名無しさん:05/09/17 23:54 ID:gsA6I7f.
アソサラは鉄板だから原作を待てよ。

159 :Classical名無しさん:05/09/18 00:34 ID:UeXqbp6Y
ハイハイワロスワロス

160 :Classical名無しさん:05/09/18 06:20 ID:DmKBpd26
>>145
本誌の現在の状況はそのいつもの風景が失われようとしているわけで、
そういう視点で見るとなんかすごい切ない話だ…。

161 :Classical名無しさん:05/09/18 13:45 ID:UeXqbp6Y
想像上のいつもの風景。

162 :Classical名無しさん:05/09/18 17:53 ID:kna2N6BY
>>161 禿同

163 :Classical名無しさん:05/09/18 20:42 ID:fL3d5NmY
さすがに>>160の>いつもの風景 はねーな

164 :Classical名無しさん:05/09/18 23:07 ID:u5C0ghAE
まぁ、沢近は用済みってことだよな。
これで旗厨も少しは静かになるだろ。

165 :Classical名無しさん:05/09/19 01:39 ID:1bqelm9Y
そーゆーことゆー

166 :Classical名無しさん:05/09/19 08:41 ID:83SPKIYU
ことごとく否定されてるはずなのに超姉はなんでこうもしぶといのか

167 :Classical名無しさん:05/09/19 09:46 ID:NKgxzPm2
そりゃ最初っから「従姉弟同士な教師と生徒がヒミツの疑似同棲」という
ムフフなシチュエーションから広がる妄想を楽しんでるだけだからな(w
原作で本当にこの二人にマジ恋愛されても待っているのは茨の道だしむしろ困っちゃうと言うか

しかしIFスレ初期の超姉神が実はガチガチの王道派だったのはちょっとショックだったなぁ、、、

168 :Classical名無しさん:05/09/19 09:47 ID:efSOvCJ2
セクト・オブ・スーパーシスター

169 :Classical名無しさん:05/09/19 15:49 ID:m58k3R4A
会話中心のショートショート投下します。

人格崩懐しているキャラが多いのでそういうのダメな人はスルーしてください。

170 :ありがとう、若さ:05/09/19 15:50 ID:m58k3R4A
 文化祭は様々なハプニングを巻き起こしながらもなんとか成功を納めた。
 そして今、メルカドでは2―Cの打ち上げが行われようとしていた。

「今回の文化祭の成功はみんなの努力の賜物だ!
思えばこのまとまりのないクラスを僕が委員長としての
〜(以下略)〜みんな本当によくがんばった!しかし何故八雲くガフッ………」

『みんな、おつかれーー!!』

 花井春樹によるありがた〜いお言葉を美琴が正拳突きで強制終了させるというお約束から打ち上げは始まった。

「演劇は最初どうなるかと思ったけど結果としては大成功だったよね」
「喫茶店の指名No.1はやっぱり冴子だったってな」
「今日の沢近さんかっこよかったよね〜」
「烏丸がギター弾くとはな〜。一条さん歌うまかったし」

「刑部先生のメイド姿、見たかった……」
「舞ちゃん、つむぎちゃん、お疲れ様!」

 各々今回の文化祭についての感想を楽しく語り合いクラスは和気あいあいとしていた。
 文化祭が2―Cにもたらした物は大きかったようだ。
気付けば誰かが酒を紛れ込ませたりしていて宴は更に熱を帯びていった。


171 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:00 ID:m58k3R4A
『 必殺仕事人 』

「冬木、今回の写真は期待していいのか?」

 バンド、写真、打ち上げ司会など。密かに今回活躍していた男、冬木の一番の仕事は……。

「ああ、2−C演劇verから刑部先生メイドver。果ては妙ちゃんくの一verまでバッチリだ」
「さすがは冬木!次の生写真即売会まで待てねーぜ」

「冬木、ちょっと」
「ん?」
……その……舞ちゃん変身verは……」
「俺とお前の中じゃないか」
「どこまでもついて行くぜ冬木!」

 例えどんな状況でも仕事だけは忘れない男。冬木だった。

 ちなみに晶の手によって喫茶店用に撮った2−C女子の写真が全部消えている事を彼はまだ知らない。

172 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:04 ID:m58k3R4A
『 モブの幸せ 』

「永山、ちょっといい?」

 熱を帯びて行く打ち上げの最中、意を決して声をかけたのはやる時はやる男?田中だった。

「うん」

お相手は2―Cの誇る日本美人、永山。

 きっかけは文化祭の出し物を巡って行われたサバイバルゲームだった。

 それまで田中は密かに永山に好意を抱いていたがいかんせん接点もなくアプローチする事ができずにいた。

しかし、サバイバルゲームでは彼に幸運の女神がほほ笑んだ。

「サバゲー中に言った事だけど、覚えてる?」
「え、……うん。もちろん」
「あの、じゃあ、その、俺とデートしてくれる……のか?」
「うん。私、デートとか初めてだから、……よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いいたします!」

田中は思ったという。

(文化祭最高っす!)

173 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:12 ID:m58k3R4A
『 彼女と彼とドジビロン 』

「今鳥さん、お疲れ様です」

 勇気をふり絞って今鳥の隣りに座ったのはかれんだった。

「おっ、イチさん!いや〜ビックリしたぜあんな歌うまいなんて」
「いえ、そんな……」

(今鳥さん、見ててくれたんだ)
頬赤らめてしまうかれん。やはり好意を寄せる男に褒められるのは嬉しい。

「今鳥さんは誰かと踊ったんですか?」
「俺はそんな事する柄じゃね〜よ」

あの今鳥が女子と踊っていなかったのは意外だがその答えはかれんを舞い上がらるには十分だった。

(今日はなんか、がんばれるかも!)

「あっ、そのストラップ」
「さすがイチさん!そう、これはドジビロン超レアストラップ………なんつったって超合金で――」

 もはやただのドジビロンオタクになってしまった今鳥。
しかし最近弟と一緒にドジビロンを見ている為にそれなりに会話に付いていけてしまうかれん。

(何かが違うけど……これはこれでいいかも)

 目をキラキラと輝かせ熱く語る今鳥、幸せそうにうなづくかれん。

(やったねカレリン!お似合いだよ!)
その光景を天満と嵯峨野が生暖かく見守っていた。

174 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:28 ID:m58k3R4A
『 フラグの女王 』

「あれ?塚本、烏丸としゃべってたんじゃ?」

「なんか『今週までにしなくちゃいけない事がある』って言って帰っちゃった。
でもいいんだ。誕生日のお礼も言われたし今日は満足だよ!」

 美琴に絡んで来たのは人生の春真っ直中の天満だった。

「ところで美琴ちゃん、麻生君とはいつの間に〜?」

今日は多少酒が入っている&烏丸といっぱいしゃべれてハッピー効果で厄介度ドン二倍の天満。

「え!いや、アレはたまたま。その〜」
「美琴さん、照れなくてもいいのよ」
「ってオイ高野まで!」

素面でも十分厄介、高野。

「じゃ逆に聞くけど高野。播磨とのアレはなんだったんだよ」
「そうそう!私も気になってたの!」

突如どこからともなく現れたのは嵯峨野。こちらはもう出来上がってしまっている。

「アレは鼻だからノーカンよ」

表情を全く変える事なく答える高野。

175 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:42 ID:m58k3R4A
「そういう問題か?高野らしいっちゃらしいけど。しかしあの時の播磨と八雲ちゃんはなんだったんだか」

とりあえず苦し紛れにクラスの有名人播磨の話でお茶を濁そうとする美琴。

しかし、こういう時酔っ払いの厄介さは発揮される。

「そういえば、美琴ちゃん花井君が現れた時すぐ阻止しにいったよね。やっぱ幼馴染みがキスしようとするのは……」
「なんだそのやらしい笑顔は!アタシは八雲ちゃんの事を思って」
「キャー!周防さんと花井君てやっぱそうなの?」
「私も詳しく聞きたいわ。美琴さん」
「私達もそこんとこ聞きたーい!」

『 ミーコちゃーん 』

(いっ、いつのまに囲まれた!?)
 見渡せばいつの間にか三原達まで集まっていて好奇の視線を向けられていた。

(酒でも入れなきゃやってられん……)

美琴は考える事をやめた。

176 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:50 ID:m58k3R4A
『 円にくびったけ 』

「円、別に疑ってる訳じゃないんだけど、その……アレは演技だよね?」

 やはりまだ気にしていた男、梅津。

 事の発端はクラスの出し物の喫茶店で自分の愛する彼女、城戸円が客の男とアドレスを交換していた事だった。

 一日目の打ち上げで問い詰めようとした所、はぐらかされてしまった。

梅津とて彼女を信用していない訳ではない。
しかしやはり彼も男。いや、少々肝っ玉の小さい男。
気になり出したら止まらない。
意を決して白黒ハッキリさせる事にした。

「もちろんだよ。茂雄、私そんなに信用できない?」

 円の笑顔には一点の曇りもなかった。

「いや、そんな事はないよ!信じてるよ!」
「うん。ありがとう……それより……打ち上げ抜け出さない?」

上目遣いに見上げてきた彼女を見つめ

(やっぱり俺には円しかいないっすよ!)

心の中で拳を握り締める梅津であった。

177 :ありがとう、若さ:05/09/19 16:55 ID:m58k3R4A
『走れ!へべれけ』

「いや〜今日の演劇のつむぎちゃんよかったよ!」
「えっ、ありがとう……って、あなたお酒飲んでる!?」

 酒が回っている事にやっと気付いたのは今回の文化祭の功労者、つむぎだった。
2―Cをまとめたという彼女の苦労は賞賛に値する。

 もう一人の功労者、舞といえば

「つむぎ〜!一緒に飲もうよ〜!いや、飲みなさい!あなたにはそれだけの権利があるわ!」

へべれけと化していた。

(わ〜、舞ちゃん完璧に出来上がっちゃってる……。やっぱりまじめな人ってこういう所に反動が出るのね。そうだわ。そうなのよ)

 妙に冷静に考察してしまうつむぎ。
舞の意外な(?)な一面だった。

「舞、今日は悪い子になります!」

それはもう見事な飲みっぷりだったと言う。

178 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:01 ID:m58k3R4A
「あちゃー、もうみんな未成年なんだから……」
「何を言ってるだ結城君!さぁ君も飲んで日頃の憂さを晴らそうじゃないか!」

 どこから現れたのか花井。やはり彼もへべれけと化していた。

(やはりまじめな人ほどこうなってしまうのね!もう間違いないわ!)
「花井君、しっかりしてよ」
「何故だ、何故なんだ……。僕という者がありながら……」
机に水滴で『八雲くん』となぞり続ける花井。

その背中には哀愁しか漂ってなかった。

「もう……」

なんだかんだでみんなの介抱に勤めるつむぎ。

彼女は最後までクラス1の功労者だった。

179 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:06 ID:m58k3R4A
『 菅と青い鳥 』

「しっかしなんで同じ役やったのにお前ばっかり」
「アレはたまたま近くに俺がいたからだろ」

 完璧に出来上がってしまっている菅。
当然標的はいつの間にか後夜祭でクラスの女子といい感じになっていた親友、麻生にだった。

「ありゃ抜け駆けだぜ麻生〜。お前はサラちゃんというものがありながら。この浮気者め!」
「なんでそこでサラが出て来る!」
「黙れ!いいからお前も飲め!さあ飲め!共に男らしく酔い痴れるぞ!俺と悲しみを分かち合え!」

もはや会話に脈絡がなくなってきている菅だった。

180 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:08 ID:m58k3R4A
 しかし今日彼がこんなに荒れているのにはもう一つ原因があった。

さかのぼる事三十分。
クラスに酒が回り出した頃、ほろ酔い気分で舞い上がっていた菅は勢いで女子にアドレスを聞こうとした。

しかし三枚目キャラのお約束とおり結果は惨敗だった。

「嵯峨野から教えてもらえただけよかったじゃないか」
「ま〜、そ〜なんだけどよ〜。麻生ちゃん俺はなんでこんなにモテないんだろうな〜。
俺だって努力はしてるつもりなんだぜ……」

友人からの妙にリアルな相談に麻生は困った。

「いや、その……俺はお前を……いい奴だと思ってるぞ」

酔っているせいか、友人があまりに悲惨な顔をしているせいか、普段なら絶対口にしない様な本音が出てしまった。
「アソーー!やっぱり俺にはお前しかおらんでおまー!」
酔っ払い菅。もはや涙声になり始めていた。

 男を磨け、菅柳平。このままでは恋人はラーメンのままである。


181 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:23 ID:m58k3R4A
『 ツンデレラ 』

「ねぇヒゲなし!どうしてあなたはヒゲなし!」

 ここにも酒に溺れた少女が一人。沢近だった。

「お嬢……そろそろやめた方が……」

その傍らでバシバシ肩を叩かれているのは播磨。
今回の文化祭に混沌をもたらした人物である。



事の始まりは沢近から播磨への演劇でのハプニングへの言及だった。

「ちょっと播磨君、座りなさい」
「なんだお嬢」
「いいから着席」

(くっ、打ち上げで天満ちゃんとの仲を縮めようと思っていたのに何だってんだ)

「なんか用かよ?」
「なんか用?あんた自分がした事わかってるの?みんなの演劇をぶち壊したのよ」
「それに関してはさっきみんなの前で謝ったじゃねーか」
実際は「すまん」と一言いっただけである。
劇がなんだかんだで成功した事と晶の手によって播磨が天井ハリツケの刑を受けた事でみな納得したようだ。

それでいいのか2―C。

182 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:32 ID:m58k3R4A
「私はあれで納得してないわよ。それに八雲がいた理由だって聞いてないし」
「くっ、妹さんは悪くねーんだ。あれは事故、そう、事故だったんだ!」
「はぁ?とにかくいいから付き合いなさい!」

そして、時は過ぎ。

今、沢近は当初の目的を忘れただの酔いどれ女子高生と化していた。



「おい、沢近さんと播磨。見て見ろよ」
「おお、なんて禍々しい空気だ……。沢近さんの背後に蛇が見えるぜ……」

 クラスのみんなは二人の様子を見てノータッチでいく事を暗黙の了解とした。



 しかし今日の沢近は実はそこまで機嫌が悪い訳ではない。
いや、むしろとてもいい方である。

 文化祭の一件で劇は当初の方向とは全く違った物になったとはいえ審査員特別賞を受賞し再演も決定した。

さすがの沢近もこれで納得したようだ。

 しかし沢近の気分をよくしている何よりの要因は後夜祭で八雲本人の口から聞いた「つきあってはいません」なのだった。

播磨に彼女がいない事を知って喜ぶ自分にさすがの沢近も気付いていた。



と、言う訳で打ち上げである。

183 :Classical名無しさん:05/09/19 17:51 ID:.Y8DzSsk
まあ努力は買う。

184 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:54 ID:m58k3R4A
「じゃあ保健室の先生とはなんだったのよ?」
「いや、お姉さんはただの恩人だってお嬢には関係ねーだろ」
「うるさい!いいからあんたも飲みなさい!ヒゲ!」
「もうヒゲじゃねーよ!てか勝手にビールつぐな!」
「私のお酌が飲めないなんて何様よ!」

ずっとこんな調子で尋問は続いている。

 播磨としてはなんとか脱出してもいいのだがやはり劇に壊した事には責任を感じている。

それと同居人の絃子の「酔った女性をほったらかすな」という教えが彼の体には刻み困れてる為、どうしても沢近をほっとく気にはなれなかった。

「はい、アーンして」
「ポテトくらい自分で食えるわ!」
「私じゃポテトすら食べてくれないのね。そうよね……いつも私が悪いのよね」
「ん?今度はどうした?」
「ごめんね、播磨君……頭剃っちゃった事とか……」
「えっ!?あっ!?なんだよいきなり」

唐突な人格崩懐は酔っ払いの専売特許だ。
もはや播磨と沢近の会話はカオスの果てへ向かっていた。

(愛理、今はそれでいいのよ……)

 ただ晶だけが彼女達を優しく見守っていた。もちろん、デジカメを片手に。

185 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:57 ID:m58k3R4A
『 祭りの後、後の祭り 』

 打ち上げは様々なハプニング(菅が泣きながら脱ぎ出すなど)を巻き起こし、幾人かの甘い恋を演出し、やはり幾人かのマーライオンを出し終了した。

 そして週明けの学校ではいつもの四人娘が。

「この前の打ち上げ楽しかったね〜」
「う〜ん、楽しかった気はするんだけど全然記憶がないのよね。昨日は二日酔いでフラフラだったし」

 あの後沢近は打ち上げ終了まで播磨に絡みナカムラの手によって帰還した。

何かと危険な言動も多々あったのだが回りも酔っ払いだらけだし素面は酔っ払いの看護に忙しかったりで覚えている者は皆無に等しかった。

「美琴ちゃんあの後大丈夫だった?」
「ん?」
「ほら、酔った花井君に肩貸して帰ってたじゃない。花井君と麻生君どっちにするのヒューヒュー!」
「ヒューヒューって塚本……」

やはりこういう時いじられるのは美琴だった。

「ちょっと、愛理」
「うん?何、晶?」
「これ、見て」


186 :ありがとう、若さ:05/09/19 17:58 ID:m58k3R4A
晶からソッと手渡された写真には自分が播磨に無理やりポテトを食べさせようとしている図や枝垂れ掛かっている図だった。
※これ以後の会話はすべてヒソヒソ話です。

「ちょ、ちょっと何これ!?」

もはや顔から湯気が上がらんばかりに焦っている。

「あら、楽しそうだったわよ」
「って、嘘。そんな訳ないわ。CGよCG!」
「なんならビデオもあるけど」
「ギャーーー!いや、そんな、まさか……。天満達、いやクラスのみんな知ってるの!?」
「みんな酔ってたし覚えてるのは私くらいだと思うから安心して。それに撮ったのは愛理だけじゃないし……」
「安心できないわよ!もうお酒なんて飲まないわ……」



こうして最後まで晶の手の平で踊らされ、2―Cの打ち上げはその幕を閉じた。

ちなみに沢近が播磨に幸せそうに突っ掛かってる写真は沢近の宝物入れにしまわれたとか。

187 :Classical名無しさん:05/09/19 18:01 ID:m58k3R4A
あらためて読むと冬木の話は打ち上げ関係ないですね。
結局旗が書きたかったっつー事で。

各派閥の方々申し訳ありませんでした。

188 :Classical名無しさん:05/09/19 20:42 ID:ou3LK3b2
うんこだな

189 :Classical名無しさん:05/09/19 20:53 ID:MPHFd2oo
キモすぎw
都合良すぎる展開は、
包茎チンポのオナニーと同じw

190 :Classical名無しさん:05/09/19 21:16 ID:Yd/970tI
旗はいつも強引だな‥

191 :Classical名無しさん:05/09/19 21:41 ID:N60jSpZ.
GJ! 面白かったです。
実際、本編の方もこれぐらいのドタバタをやってくれたら良かったのに……
ちょっと旗分が多いのが不向きかも知れないけど。

ところで隣子はどこ?w

192 :Classical名無しさん:05/09/19 22:29 ID:GO8x9TFE
GJ面白かった
旗がなんとかはよくわからんがそれぬきでも面白いと思う

193 :Classical名無しさん:05/09/19 22:55 ID:.Y8DzSsk
面白みにはちょっと欠けたな。
オチが弱いしいまいち。
意欲は買う。

194 :Classical名無しさん:05/09/19 22:57 ID:..qy6rNc
お嬢かわいいよお嬢☆>187
もっと書いてくれ。

195 :Classical名無しさん:05/09/19 22:59 ID:rxaD.6FM


ちょっとオリジナリティが少ないかな
ほとんどが原作で与えられている情報の延長線上の会話なので
言わずもがなの感がある

ガンガレ

196 :Classical名無しさん:05/09/19 23:21 ID:wUaGg/I.
無駄に長い。
山無し、オチ無し、意味も無し。

197 :Classical名無しさん:05/09/19 23:44 ID:0CUBBud6
つうか面白かったよ。やっぱSSはこのくらい楽しく読めたほうがいいし。
怒ってる連中はおにぎり厨なので気にするな。

198 :Classical名無しさん:05/09/19 23:52 ID:axj4uHVQ
乙。

あまり原作からはみ出した話は苦手なので
これくらいが丁度良いと思う。

最近、叩くしか脳のない連中が増えたな・・・

199 :Classical名無しさん:05/09/19 23:53 ID:Nn7rM.nE
おにぎりは丁度エロパロで盛り上がってるところだ。

200 :Classical名無しさん:05/09/20 01:54 ID:nYO11zqU
187です。不快になった方々には失礼。
精進したいと思います。
ぶっちゃけ俺おにぎりでした。

201 :Classical名無しさん:05/09/20 02:03 ID:PPvCEIpc
別に自分はおにぎりだって媚び売る必要は無いよ。
旗SSでも堂々としてれば良いんだって。

202 :Classical名無しさん:05/09/20 02:14 ID:CxjHVUf2
つか、否定的意見だからってだけで、
それを真っ向から中傷する人って何を考えてるの?
ここはマンセースレじゃないんだけどね。

203 :Classical名無しさん:05/09/20 04:50 ID:ro5d3qZQ
タイミングな訳だ、つまり

204 :Classical名無しさん:05/09/20 11:42 ID:afDXiWGg
>>202
誰が中傷してるんだ?


205 :Classical名無しさん:05/09/20 14:45 ID:zH/dUDkk
>>204
ほっといてやれよw

206 :Classical名無しさん:05/09/20 21:18 ID:6AScXo4k
>>188-189
ここらへんは中傷かもな

そして
>>197
>怒ってる連中はおにぎり厨なので気にするな。
これは釣りだな

俺は途中で読み飛ばしたんで評価はできないや

207 :Classical名無しさん:05/09/20 21:48 ID:TuruOL7k
>>206
それは>202の指してるやつとは違うくね?
>202は
>否定的意見だからってだけで、 それを真っ向から中傷する人
って書いてる。

208 :Classical名無しさん:05/09/20 22:02 ID:6AScXo4k
>>207
ほんとだ。適当なこと言っちゃった、スマソ

209 :Classical名無しさん:05/09/20 22:13 ID:EQGhHEmQ
>>202が言っているのは、おそらく>>198の最後の一行のようなレスのことだろうが、
実際>>188-189あたりは、こう言われるのも仕方がないと思う。
まぁ、相手にしないのが一番なんだろうけどね。

210 :Classical名無しさん:05/09/20 23:21 ID:JBwFEUV.
その二つだけなの?
たった2レスで増えたと考えるなんて不自然過ぎ。
明らかに他のレスも対象にしているでしょ。

アンチもアンチだが、擁護も同じレベルだな。

211 :Classical名無しさん:05/09/20 23:30 ID:6AScXo4k
>>210
おれが言うのもなんだがたぶん勘違いしてる

212 :Classical名無しさん:05/09/20 23:33 ID:LNiP3Uqg
>>190
>>196
このあたりも俺に言わせれば感想としては失格だが。
2ちゃんねるでこんなこと言うのもあれだが、人の作品に対してものを言う場合、
いいところを誉めた上で悪いところを指摘するのが常識。いいところがひとつも
なければスルーすればいい。

わざわざ叩くと、その作者がやる気をなくすだけでなく、ほかの職人も投下しづらく
なると思うんだがな。

213 :Classical名無しさん:05/09/20 23:35 ID:BvB.2rbM
> SS書き限定の心構えとして「叩かれても泣かない」位の気概で。

214 :Classical名無しさん:05/09/20 23:37 ID:LNiP3Uqg
書き手としてはね。しかし、読み手としては節度を守るべきだと思う。
あ、一応俺書き手ね。ここには投下したことないけど。

215 :Classical名無しさん:05/09/21 00:12 ID:KThVOrcg
良いこと言うね

216 :Classical名無しさん:05/09/21 00:57 ID:Wz49sfhY
SSに文句言うのは許せないが、
人の感想には失格とまで言っちゃう人なんだな。
脳内ルールを押し付けて都合の良いことを言ってるだけでしょ。
批判が嫌ならマンセースレでも立てて、そこで活動してはどうか?

217 :212:05/09/21 01:15 ID:gA6eE102
>>190>>196は感想とすら言えないからな。文句言うのが許せないとは
俺は一言も書いてないし。

で、罵倒だけの感想とも言えない感想が書き手に対してどういう影響を
与えるのか、説明できるかい? 俺はもう長年書いてるからなんとも思
わんけど、初めて書いたSSを罵倒されまくった人はどうするだろうね?
罵倒するほうはストレスの解消になるだろうけど。

218 :Classical名無しさん:05/09/21 01:54 ID:kuoaDoas
18禁注意
ttp://d.hatena.ne.jp/moonphase/20050917
ttp://anime18kin.sakura.ne.jp/daial01.htm

219 :Classical名無しさん:05/09/21 02:35 ID:BpeOlON.
>>190>>196を感想で無いと言うのであれば、>>192>>194も感想とは言えない内容だと思うが。
この両者に違いがあるとすれば肯定的か、否定的かの違いしかないでしょ。
それにもかかわらず、何故か否定的感想ばかりを悪例に挙げている。
このことから、ただ単に否定的感想が気に入らないだけだと考えるのは至極当然だと思うが。

次に、書き手への影響を説いているが、それは自己責任でしょ。
下手なSSを投下すれば否定的感想が付くのは当たり前の事です。
それが嫌だというのなら、ここへ投下するべきではないです。
>>1で禁止されている訳でもないのに、書き手の都合だけでルールを押し付けられるのは納得がいきません。
それ程までに初心者の活動を支援したいのであれば、それを目的としたマンセースレを立てるべきでは?

220 :Classical名無しさん:05/09/21 07:01 ID:Xj6.qnEI
マンセースレって言葉使ってるやつは同一人物か?

子供でもわかる理屈だが、「面白かった」という感想は作者に励みになる。
たった一言でもな。だから肯定的意見はこれでいい。
「どこそこはよかった。でも、あそこは悪かった」という意見は参考になる。
「つまらん。氏ね」という罵倒はなんの意味があるのかと。

これだけ言っても一方的な叩きが恥ずかしいと思わないなら勝手にやれば。


221 :Classical名無しさん:05/09/21 08:03 ID:fsl1KpNI
肯定意見だろうと1行レスはよくないんだけどな。
具体的に良かった箇所を挙げられた方が次にも繋げやすいだろうしね。

でも、神相手に長文書くのも野暮な話。要するにバランス。

222 :Classical名無しさん:05/09/21 10:18 ID:8RjVq8/E
>>210
スレを見直せ、以前のIFスレと比べれば>188-189みたいな奴は
かなり増えてるぞ。それに>198は擁護もしてない。

223 :Classical名無しさん:05/09/21 11:10 ID:AC3FiAFk
叩きしか脳の無い知恵遅れはスルーすればいいじゃん。

224 :Classical名無しさん:05/09/21 14:33 ID:cLsnhD2k
批評の仕方や質も大事ですがやはり過疎ってる今、書き手が投下しやすい空気を作るのも大切な気が。

225 :Classical名無しさん:05/09/21 16:07 ID:XFghG5W2
そだね

この流れで次に投下された作品に否定的な意見が一つも
つかなかったとしたら、作者は素直に喜べないわな

あーあ…

226 :Classical名無しさん:05/09/21 16:45 ID:xsIGvX7U
>>255
ちょっと待て、誰が否定的な意見書く奴を
排斥してるよ?
>188-199みたいな叩くだけの奴を非難してるんだろ?
叩きと否定的な意見は別だと思うが。


227 :Classical名無しさん:05/09/21 16:56 ID:ZYQHoBrQ
意見は3行ぐらいがベスト。

228 :226:05/09/21 17:02 ID:xsIGvX7U
すまん、訂正。
>>188-199みたいな、じゃなく
>188-189みたいな、だ。

229 :Classical名無しさん:05/09/21 17:22 ID:rgleBmCg
まあ、最初期のS3が出来る前にはここの空気悪かったけどな
あの頃はまだ、時折SSが投下されていたが
感想レスは「GJ」の一言か煽り、もしくは自分の嫌いな派閥の作品だったことによる
程度の低い文句ばっかりだったし

随分と民度が低くなったが未だ上昇気流にならないようだ

230 :Classical名無しさん:05/09/21 18:17 ID:TcyqtJF.
>>220
否定的な感想を持った人がいると知ることができるだろ。
つか、ここは作者を励ますスレじゃないし。
いい加減、その勘違いを何とかしてくれ。

231 :Classical名無しさん:05/09/21 18:48 ID:O8TpbqfY
>>230
いくらなんでも、>188-189みたいな奴はいらないだろ。

232 :Classical名無しさん:05/09/21 18:51 ID:HJ4RMft2
作者が投下しやすい空気のために、とか以前に、
面と向かって直接言えないような内容で罵倒するだけの奴は人としてどうかと思うよ。

233 :Classical名無しさん:05/09/21 19:00 ID:1deasKBU
要は自分の感想がどういう影響を及ぼすか知った上でこのスレをどうしたいかだ。

1・「GJ」「乙、面白かった」などの一行レス(肯定的)の場合。

作者はやる気UP。ただし改善点等を示されていないためスキルUPは望めない。
投下量は増えるが質の低いものも増えるかも。


2・「面白かったけど、ここが・・・・・・」や「ここの部分が独りよがりで・・・・・・」の批評レスの場合。

作者によってやる気UPしたりDOWNしたり。的確な批評が多ければ作者のスキルUPが望める。
多少敷居が高くなり量は減るかもしれないが質は上がる。

3・「糞」「つまんねー氏ね」等の一行レス(否定的)の場合。

作者はやる気DOWN。改善点は示されていないため作者のスキルUPも望めない。
量大幅に低下。スレ住人を自分の溢れ出さんばかりの文才で平伏させてやるという
猛者の投下をひたすら待つ。


さあおまいらこのスレをどうしたい?

234 :Classical名無しさん:05/09/21 19:16 ID:optF.3qs
自由に感想を言い合える状態が望ましいです。
そこが2chの良いところであり、悪いところでもあると考えます。
悪いところを取り除こうとして、良いところまで無くしてしまうのは如何なものか。
各人それぞれが思うように行動するのが良いと思います。

235 :Classical名無しさん:05/09/21 19:18 ID:DWr0DlIg
>>233
GJだけは、結構寂しいもんだよな
嬉しいことは嬉しいんだけど

どこがよかったとか、
ここはこうしたほうがいいんじゃない?とか
そういう感想のほうがGJを10個もらうより嬉しいもんだ。

236 :Classical名無しさん:05/09/21 20:42 ID:cfZa0hrc
以上、↑の擁護意見全部は>>187の自作自演でした。

237 :Classical名無しさん:05/09/21 22:17 ID:rgleBmCg
こういう奴がいる限りIFスレの流れは好転しないっていう好例だな
236乙

238 :Classical名無しさん:05/09/21 23:31 ID:fxk4IiV2
32も伸びてるから新しいSS投下されてるかと思ったら・・・・
馬鹿かお前ら

239 :Classical名無しさん:05/09/22 00:06 ID:s70ti2mw
投下しやすいスレに導く議論が馬鹿かね?

ここ2作品、特に前のはほんとにひどかったし、こういう議論は無意味じゃないと思うぞ。
>>236みたいな池沼がいる以上、叩きはなくならないだろうけど、軽い気持ちで叩いてた
連中には今回の議論は少しはいい薬になったと思う。

>>188>>189みたいなキチガイは書き手にとってなんのプラスにもならないのは事実。
つうか、このタイミングで痛い叩きの見本がでてきたのは、叩き撲滅派の俺には僥倖だったり。

ちなみに、俺の中では具体的に問題点を指摘した感想は叩きじゃないので。

240 :Classical名無しさん:05/09/22 00:22 ID:SPfrhjxg
>>239
偉そうな事ぬかすな。
生産性の無い生きる汚物が、そんな長文書くくらいなら作品書けや。
無駄レスなんだよ。

241 :Classical名無しさん:05/09/22 00:25 ID:L8IIrTvo
    /|  , - ,-─、     ┏━━━━━━┓
   /    ヽi二i i ヽ    ┃  リフレク !!.  ┃
  .|  |   ‘ii イヽし |.    ┗━━━━━━┛
  |  |   Ο<ヽ- 'ヽ,-、|
  .|  |   '-(_(__>i-(○
   \     |ノ、=ゝ
    \|  ,,,,,とと、ゝ,,,

242 :Classical名無しさん:05/09/22 00:36 ID:s70ti2mw
とりあえず>>240のアフォさは誰が見ても明白だろうからわざわざ反論はしないが、
>>239が長文に見えるおまえにはこのスレは向いてないだろうなとは言っとく。

243 :Classical名無しさん:05/09/22 01:12 ID:I5jAOV5g
>>242
いい薬になったって…
お前の持論が正当と認められたわけじゃないんだが
何様か…?

ついでに言うと
>ここ2作品
同じレベルで語るな
この二つは論点が全然違うよ

244 :Classical名無しさん:05/09/22 08:01 ID:kmlZuqug
>>243
どんな作品でも内容に触れずに感情的に叩くなってことだろ。
おまえが前の作品に対してそれをしたなら、次から気をつければ
それでいいことだし、納得いかないならこれからも氏ねだのクソだ
のたらし続ければいいかと。

245 :Classical名無しさん:05/09/22 10:07 ID:3JYP0/YY
沢近萌えということで平和になろうぜ。

246 :Classical名無しさん:05/09/22 11:05 ID:Bgl/tE1I
播磨誕生日スルーでてっきり超姉が投下されてるかと思ったが、こんなことになってるとは…。

247 :Classical名無しさん:05/09/22 11:15 ID:2DAoj0I6
>>245
禿同〜。
本スレのピリピリした空気持ち込まずマターリ逝こうや

248 :Classical名無しさん:05/09/22 14:46 ID:35CiBvO.
八雲萌えで行けば、全て平和♪

249 :Love Me Tender:05/09/22 15:32 ID:/soW5f7E
 あれは去年の今頃のことだったかな。学園祭の準備に追われていたのは。
 烏丸は流れる景色を眺めながら、記憶をなぞる。
 毎日のように繰り返し思い出しているのに、鮮明だったはずだったの記憶は、色あせてセピアへ
と変わってきている。
 それはあたかも、写真を何度も見返すうちにボロボロになるかのように、ビデオテープを何度も見
るうちに画質が荒くなるかのように。
 全てが消えてしまう前に――――おばあちゃんが教えてくれたように――――記憶を記録に留め
なければいけないのに。
 一人、机に向かって、ペンを動かそうとしても、何も描けない。
 他のこと、例えば漫画ならば、幾らでも描ける。なのに本当に大切な記憶だけは、決して描くこと
が出来ないのだ。

 車の前の席では、両親が何かを話している。だがその内容は、彼の頭にはまるで入ってこない。
ラジオから流れる古いエルヴィスの曲のように、ただそこにある音としてしか、烏丸は認識出来な
かった。

 半年前。
 彼は、こちらに渡ってきた。両親のいる地、アメリカ合衆国へ。
 一年だけ待って欲しいという約束。その期限が来た時、本当は彼はもう少しだけ日本にいたいと
いう気持ちを抱いていたのだが、それを言い出すことは出来なかった。
 一人暮らしを続ける彼を心配してくれている両親に、我侭を何度も言って困らせたくはなかったし、
日本に留まりたいと親を説得するだけの何かを、烏丸は持ち合わせていなかったから。

 あの手紙の送り主、わからなかったな。
 自分を一年間、日本にとどめたあの巻物のことをふと、思い出す。
 最後に書かれた一言。
『行かないで下さい。お願いします』
 ただそれだけのお願いのために、一年、彼は待ち続けた。結局、その手紙を書いた人が現れること
はなかったのだけれど。
 しかし、その一年は、烏丸のこれまでの人生の中でもっとも楽しい一年だった。彼のクラス、2−Cは、
全員が仲の良いクラスで、誕生日にはパーティーまで開いてもらった。

250 :Love Me Tender:05/09/22 15:33 ID:/soW5f7E
 人付き合いがあまり得意な方じゃない烏丸にとって、ああして友人達に祝ってもらうことなど初
めてのことだったから、驚きもしたし、とても嬉しかった。
 もしも、あの手紙の送り主に会えたなら、ありがとうと言うつもりだった。ああ言ってくれたおかげ
で、かけがえのない楽しい時間を過ごすことが出来た、と。


 楽しい時間と言えば、と烏丸は連想する。
 いつもそこに、一人の少女がいた。
 塚本天満という、とても元気で、優しい女の子。
 恐らくクラスの中で、彼が一番、会話を交わしたのが彼女だろう。
 そして一番、彼の心に近付いてきたのも、また。

 想いが、そこにはあった。
 ぬくもりに触れて、何度心やすらいだろう。そして、たくさんのことを教えられた。楽しむこと、心を
素直に表に出すこと。
 自分で自分がはっきりとわからなかった彼に、楽しもう、そう言って導いてくれたのは、彼女――
――塚本天満だった。

 旅立ちの日。
 空港まで見送りに来てくれた彼女に、烏丸は、何も言うことが出来なかった。
 伝えたいことがあったはずなのに、涙をこらえて笑う彼女の姿に、言葉を失ってしまって。

 それはもしかしたら、彼女の隣に立っていた少年のせいだったかもしれない。
 播磨拳児。ハリマ☆ハリオの名前で漫画を描いている、クラスメイト。
 普段、荒々しい態度を取る彼が、優しい男だという事を、烏丸は知っていた。
 彼の漫画からもその人柄が伝わってくるし、天満を労わるその姿からも、また。

 心に浮ぶのは、微かな嫉妬。
 二人が並ぶ姿が、とてもお似合いだと思えたから。

251 :Love Me Tender:05/09/22 15:34 ID:/soW5f7E
 だけど。
 烏丸は思う。
 僕は旅立つ。アメリカに行く。
 きっと、塚本さんも、数ヶ月もすれば、僕のことを忘れてしまうだろう。

 だからこの想いは、伝えない。
 僕の胸だけに秘めておこう。



 ラジオからは、『Love Me Tender』の、物悲しい響き。
 車の窓の外、流れ行く景色を眺め続ける彼は、黒髪の背の低い少女を見るたびに、ありえないと
わかっていて目で追ってしまう。


 うっすらと消え行き、セピア色に変わっていく記憶。
 消えていってしまうはずの思い出の中で、ただ一人。

 彼女だけは、鮮明に残り続ける。
 輝いている。


 戻りたい。あの頃に戻りたい。
 日本へ。日本へ。
 激しく思う。思っているはずなのに。
 窓ガラスに写る自分の顔には、何の表情も浮かんでこない。変わらない自分に失望を覚える。
 もしも今、彼女が――――塚本さんが、側にいたなら。
 僕の気持ちに、気付いてくれるのだろうか。
 またありえない想像をして、彼は、自らの心を傷つけた。

 アメリカに渡ってから、もうずっと、烏丸はそうしていた。
 忘れたくない大切な記憶に、心を苦しめられていたのだ。

252 :Love Me Tender:05/09/22 15:35 ID:/soW5f7E
 終止符が打たれたのは、突然だった。

 日本とは違う寒さが、肌を刺してくる夜のことだった。
 二階の自室で漫画の原稿を書いていた烏丸は、父親に呼ばれて、階段を下りる。
 友人が来た、と言っていた。学校の友人が、こんな時間に来るなんて珍しい、そう思いながら玄
関に向かった彼が、扉を開けると、そこには。
「よう。久しぶり」
「……播磨君」
 日本にいるはずの彼が、どうしてここに。そんな疑問をよそに、播磨は烏丸に向かって笑って見
せた。それがどこか、ぎこちないものだと感じたのだが、問い質すことは出来なかった。何故なら、
「ほら、塚本。隠れてないで、出てこいって」

 心臓が、激しく打たれたような、そんな感覚。
 その大きな体を少しずらすと、背中に隠れていたのだろう、そこに塚本天満の姿があった。

「……塚本さん?」

 幻かと、最初、烏丸は思った。
 ずっと想い続けていた、その人が――――今、目の前にいる。

「ごめんね、烏丸君。こんな夜遅くに……」
「だーっ! 違うだろーが、塚本!」

 所在なげに体を小さくしていた天満の背を、播磨が容赦なく叩いた。たたらを踏んだ彼女は、その
まま烏丸の胸に倒れこむ。
 慌てて受け止める彼の手の中で、少女は震えていた。
 こんなに細い肩だったんだ。烏丸はそう思う。

「言いたいことがあるから、来たんだろうがっ! 半年、ずっと、ずーっと後悔ばっかしてて! 言えな
かったことを、言うために来たんだろうがっ! 塚本っ!!」
「うん……うん」
 泣いていた。彼女は泣いていた。

253 :Love Me Tender:05/09/22 15:42 ID:/soW5f7E
 そして顔を上げた天満は、烏丸の目をはっきりと見つめて。
 笑顔を浮かべて。
「烏丸君……好きなの。烏丸君のことが、好きなの」

 アメリカまで来てくれて、とか。
 こんな夜遅くに、とか。
 状況とは関係なく、ただその一言だけで。烏丸にはわかった。
 その言葉が、彼女の想いそのものなのだと。彼の心にも届いてきたのだ。

 だから。

「僕も……塚本さんのこと、好きだった。忘れられずにいたんだ」

 何もかもを忘れて、そう言った。
 播磨の目があることも。日本とアメリカ、遠く離れていることも。

 その瞬間、確かに彼は思ったのだ。
 たかが太平洋、と。ただの水溜りじゃないか。ほんの一足で、飛び越えられる。

 驚く天満の、細くて今にも折れてしまいそうな体を、優しく抱きしめながら。


254 :Love, Him, Tender... and Good Bye:05/09/22 15:42 ID:/soW5f7E
「やれやれ、だよな」
 天満の涙でボロボロの、それでもとても幸せそうな笑顔と。
 烏丸の、初めて見る心からの笑顔。
 二つの笑顔に、播磨は自分の恋が終わったことを知る。
 心の中で、こっそりと別れを告げて。
 播磨は二人に背を向けて歩き出した。
 ありがとよ、天満ちゃん。幸せになれよ、烏丸。

 後悔はしていない。
 半年。烏丸がいなくなった今がチャンスだと、天満の隣に並んで歩こうとした。
 だけど、彼女は、播磨の前では、烏丸に向けていたような、あの幸せそうな笑顔では笑おうとし
なかった。
 それだけなら、まだ耐えられた。いつか自分にも、向けてくれるはずだと頑張り続けることも出
来た。
 だがしかし。
 天満は、播磨に笑って見せてくれるのだ。
 それはきっと、彼女のことをよく知る人だけが気付く、ほんの少しの違いしかない笑顔。どこか
寂しそうで、心のどこかがぽっかりと空いている笑顔。
 俺では、ダメなのか。幸せにすることが出来ないのか。忘れさせてやることは出来ないのか。
 激しい葛藤の末に播磨が出した答えが、天満をアメリカへと連れ出すことだった。

 自分らしくない、彼自身そう思う。
 だが、天満にこれ以上、無理をさせたくはなかった。それが男としての、彼の選択だった。

 振り向くことなく、彼は歩き続ける。その背をしっかりと伸ばした彼から、悲壮感はなかった。
 真っ直ぐに自らを押し通して歩いた結果に、満足していたから。

255 :Classical名無しさん:05/09/22 16:09 ID:s7hTnfOg
>>254
乙です。

ありきたりに言うとGJ! シンプルな話ながら文章が読みやすく、心理描写もいい。
あまり描かれたことのない烏丸の内面に踏み込んでいるけど、違和感はない。
播磨は気の毒な役回りだけどある意味おいしいし。

唯一えらそうに苦言を述べると、結びが少し弱かったかと思う。最後にもう一文。
たとえば「そして播磨は歩き続ける。彼はもう、振り返らなかった」みたいなのを
入れると結びも美しかったかなと思うけど、これは主観なので。でも、エンドマー
クは入れたほうがいいと思う。それのせいで余計結びが弱く見えた。というか、
終わったかどうかわからなかった。

長々と書いてしまいましたが、とにかく面白かった。次回作にも期待。

256 :Classical名無しさん:05/09/22 19:58 ID:/fdd3Zyk
天満とか烏丸はどうでもいいから旗書いて。

257 :Classical名無しさん:05/09/22 20:35 ID:yVcdgKRU
>>256
旗厨装ったおにぎり厨乙。

>>254
GJ。
漏れはバカだから上手く言えんけど何か切なげでヨカタよ。

258 :Classical名無しさん:05/09/22 21:12 ID:04rwSee6
ありきたりで面白味に欠ける。
カレーは?

259 :Classical名無しさん:05/09/22 21:24 ID:4o/DjjOQ
>>254
GJです。
文章のテンポがいいので、すらすらと読了できましたよ


260 :Classical名無しさん:05/09/22 21:52 ID:1oL1R5DU
文章が下手だよねぇ
何か読み辛い
糞だな

261 :Classical名無しさん:05/09/22 22:09 ID:Jens//Ys






何だろう

262 :Classical名無しさん:05/09/22 22:24 ID:9Tkfm/jc
>>254
話自体はベタな展開だが、登場人物のキャラをしっかりと掴んだ内容だと思う。
過剰なラブコメ展開や無理やりキャラを絡ませようと、性格や言動を改変させた
SSより素直に読めた。
烏丸というあまりスポットのあたらないキャラを主軸にした展開も目新しく面白かった。

すこし残念だったのは、烏丸があっさりしすぎて、天満の告白シーンが盛り上がりに
欠けること。
まぁ本編での烏丸の心理が読めない以上しかたないけど。

だらだらと書いたけど、個人的意見なのであまり気にせず。
話は面白かったので。

263 :Classical名無しさん:05/09/22 23:32 ID:/uT7Rjyo
烏丸が別人だな。
誰これ?って感じ。
文章も下手過ぎてダレてくる。

264 :Classical名無しさん:05/09/22 23:39 ID:BnbvlyYo
烏丸って、メイン系ではもっとも内面が描かれていないし、キャラつかめないのも
人によって捉え方が違うのも当たり前。烏丸視点のSSなんて読んだ覚えもないし。

そろそろ、天満が烏丸に惚れたときの話を本編で見たいものだ。


265 :Classical名無しさん:05/09/23 00:13 ID:o81w459I
正直、こんな烏丸はキモくて嫌だな。
初心者にしては頑張った方だが……乙。

266 :Classical名無しさん:05/09/23 00:39 ID:69y5xCG6
これくらいマシだよ。
天満苛める周防や高野、天満馬鹿じゃなく八雲・沢近馬鹿な播磨とかに比べたら実に烏丸っぽいよ。
あと、両思いな麻生と皿とかに比べてもね。

267 :Classical名無しさん:05/09/23 03:02 ID:gbP79hQo
>>254
お疲れさま、頑張ったね。うん、もう帰っていいぞ。

268 :Classical名無しさん:05/09/23 03:04 ID:fiSBQByU
本当に民度が下がったな
この作品が誰のモノなのか分かってないとは…

269 :Classical名無しさん:05/09/23 05:48 ID:rJA/NOos
>>254
修飾の少ない理化学論文みたいな文章を好むのだが、
YOUのは修飾も含めて読みやすかったので良かった。
本スジに無理やり肉付けした感のある修飾はただ読みにくいだけ。
無い方ほうがマシ。
そこの所、修飾しまくっても読みやすい文章を書ける人はすごいと思う。
更に精進してそんな感じの領域まで辿り付いてぼくたちをたのしませてくれ!
GJ!



270 :Classical名無しさん:05/09/23 09:43 ID:BlN0vkXo
>>268
誰の作品かは関係ないだろ
先入観なしで読ませる為に名乗らないんだろうし

マイナス意見が間違ってるみたいに言うなよ

271 :Classical名無しさん:05/09/23 11:52 ID:A/DHI69w
>>270
マイナス意見関係無しに、糞とか言われたら腹立つと思うが・・・



272 :Classical名無しさん:05/09/23 12:03 ID:fHm2jdI6
>>271
糞とかキモイとかしか言葉を持たない可哀想な人は
ほっといてやれ。

273 :Classical名無しさん:05/09/23 13:00 ID:fm3Wfdd.
>>268
似合う似合わないよりもブランドで服を買うタイプとみた。

274 :Classical名無しさん:05/09/23 14:10 ID:99owisSg
>>266
サラって麻生の事呼ぶ度どういう気持ちなんだろう
だって麻生って英語で「ケツの穴」……

275 :Classical名無しさん:05/09/23 14:11 ID:H9ChDT9o
ass hole ってことでつか?

276 :Classical名無しさん:05/09/23 22:26 ID:nehfw/Dg
>>254
クズリさんだったのね

277 :Classical名無しさん:05/09/23 22:55 ID:APOV3Ga.
>>274
アスォーwwwワロスwwww

278 :Classical名無しさん:05/09/23 23:28 ID:.L2tgstQ
>>276
マジだったのか。偉そうに批評しちまったぜw

まあ、そういうの望んでクズリ氏もIFスレに投下したのだろうからよしとしよう。

279 :Classical名無しさん:05/09/24 00:17 ID:aPZHEGeI
クズリも最近は落ち目だろ。このSS見りゃ分かる。
いきなり周防とできちゃってるSSも書いてたし。
つか、マジで読みづらい。ほんとにクズリなの?
何か幻滅だなぁ。

280 :Classical名無しさん:05/09/24 00:27 ID:RsCZxFww
フォローになるかどうか微妙だけど、最近のクズリ氏の作品の中ではいいと思う。
最近の氏の作品は、くっつく過程じゃなくてくっついたあとの描写ばかりだったから。
やっぱくっつく描写が見たい読者が多いと思うわけで。

もちろん、絶頂期の彼を知ってる読者なら物足りなさを感じるだろうけど、今回のに
関しては幻滅とかは思わないな。

281 :Classical名無しさん:05/09/24 00:27 ID:3i.Die2o
確かにな。このSSのデキが悪いとは言わないが、以前と比べるとどうもな…


282 :Classical名無しさん:05/09/24 00:43 ID:GfpZTkTQ
>>279
安定してるなんて評してる奴もいたが、要はマンネリなんだよ。
文章はそれなりなんだけど二次創作は下手、だから既にくっついた後とかのSSが多い。

この烏丸SSはそこまで悪くもないけど。

283 :Classical名無しさん:05/09/24 00:48 ID:TtCt8ZGc
擁護出来んのが辛いな…大体同意見かも知れん。

284 :Classical名無しさん:05/09/24 00:55 ID:RsCZxFww
前がよすぎたんだよ。今でも余裕で平均値はクリアしてる。
あれだけ凄いの書けばテンションも落ちるさ。

285 :Classical名無しさん:05/09/24 00:58 ID:l2x0ElZY
単純に題材の問題じゃないの?
氏の作品はおにぎりとそれ以外だと明らかに思い入れに差があるからね

技量が卓越してるからどれもそれなりに読ませるけど、結局は二次創作
なんだから無理せずに好きなキャラの話だけ書けばいいのにと思ってた

氏のおにぎりの素晴らしさは誰もが認めるところなんだし、
中途半端に他のキャラを扱うのは力量を誇示しているように見えて
あまりよくないと思う

…もちろん、氏の本当の意図はわからんけどね

286 :Classical名無しさん:05/09/24 02:03 ID:948jllLw
正直、そんなに上手いとは思わないけどな。
むしろ、テンポが悪くて下手だとすら感じる。

で、この人って有名人なの?

287 :Classical名無しさん:05/09/24 02:14 ID:l22MKmAI
なんかあちこちのスレで同じ時間に同じ類い(煽り)のレスがあるな。
知能犯の真逆をいってて眺めてたら笑えるw

288 :Classical名無しさん:05/09/24 02:20 ID:948jllLw
別に煽りじゃないんだけどね。
擁護派はすぐ噛み付いてくるな。

289 :Classical名無しさん:05/09/24 03:03 ID:oRBF3cVQ
当時のIFスレにいた奴でないとクズリ氏の凄さは分からんだろ
賞賛の感想レスだけで40を超えるほどの作品を書いたって言えば
ちゃんと読まず、さわりしか理解しない馬鹿どもにもその凄さが分かるかな

クズリ氏は筆が速いから作品も多い
多分スクランSSを最も多く書いてる人だろう
どの派閥も満遍なく手をつけてるしな
ただそうすると、やっぱり読み手の目は肥えてくる
それに二次創作する上で重要なのがモチベーション
やっぱり一次の展開が面白くないと気分は乗らないと思うぞ?
クズリ氏が初めてスクランSSを投下した時は本編は体育祭の播磨ジャージで盛り上がってた頃だった
その頃はもちろんはまってる香具師も多かったし、IFスレの消費度合いもとてつもなかった
読み手が追いつかないほどのペースだったんだからな
多くのSS書きが去り、見切りを付けていったスクランSSの世界の中では
未だに高いレベルのSSを輩出してくれるクズリ氏の存在はとてつもなく大きなものだろう


なのに読み手側として敬意を払うべきSS書きを呼び捨てにしたり
周りが褒めちぎってるけど俺はよく知らない奴だからから、っていう反骨精神で叩いたり
厨房でもこんなことしないぞ。やってるのは完全に愉快犯だな
注意と煽りの区別のつかないクズが主観ばら撒いてオナニーしてることだし、いよいよこのスレも終わりかもな


290 :Classical名無しさん:05/09/24 03:24 ID:7rOnEPV6
( ゜д゜)ポカーン

291 :Classical名無しさん:05/09/24 10:20 ID:bH8EO2d6
読みづらい、テンポが悪いと感じるなら、
どの辺を直せば改善されるかも指摘してやったほうが
良いと思うのだが。

292 :Classical名無しさん:05/09/24 11:03 ID:y1x70t3k
>>289
今のスクランってつまんないの?

293 :Classical名無しさん:05/09/24 17:50 ID:/AlRCT1U
「この人は昔は凄かったんだから敬え」ってか?
昔なんざ関係ねーだろ。大事なのは今だ。
今どんな作品を書いたか、書けるかのほうがよっぽど重要だろ。
延々と過去の栄光を語られたところで「ふーん」としか思えん。

でも最後の一文には心の底から同意する。


294 :Classical名無しさん:05/09/24 18:25 ID:ABwkoemA
マトモに頭を使っていないのがまる分かりな叩き批評は、このスレを荒廃・衰退させたい荒らしの工作だろ。
そんなヤツを相手にカリカリすんなよ。粘着されてるぞ。

否定する根拠とマナーがちゃんとした否定意見なら歓迎するけどね。

295 :Classical名無しさん:05/09/24 18:36 ID:kb/vtuaM
クズリ氏が書いたSSは全部が全部よかったわけではないよ。
けっこう播磨が別人すぎるって批判が多かった気がする。

296 :Classical名無しさん:05/09/24 18:41 ID:yxljSSug
否定の根拠を示せと言う前に、マンセーの根拠を示しているのかと。
「〜が良かった」だけというのは許せるが、「〜が悪かった」だけというは許せないってのは訳がわからん。
大体、感想なんて全部主観だろうにね。

297 :Classical名無しさん:05/09/24 18:45 ID:kb/vtuaM
ただ批判するにしても、どうしてダメなのか?という建設的意見をする人もいたし、
今のこのスレの状況みたいにいきなり書き手を罵倒するってのは、あまりなかったな。

旗SSが来たら、負けじとばかり、おにぎりSSが来て、
旗SSが巻き返し、そこに超姉SSが殴り込みをかける。
っていうのが、良かったんだけどね…


298 :Classical名無しさん:05/09/24 19:09 ID:iIi5xhgs
批判するなとは言わない。
むしろS3に比べてそういった意見が言いやすいのがここのいい所だし、作者にとってためになる意見は言うべきと思う。
でも、それとただ相手を罵倒する事は違う。ネットでの最低限のマナーは守るべき。

299 :Classical名無しさん:05/09/24 19:17 ID:yxljSSug
別に作者のためにならない意見でも言っていいと思うけど。
否定的意見を罵倒と決め付ける人が多くて困るな。

300 :Classical名無しさん:05/09/24 19:21 ID:3MSQPsbA
空気も読まずに300ゲット
 
…みんなスクラン嫌いなの?

301 :Classical名無しさん:05/09/24 19:23 ID:qZTjr9AI
>>299
>188-189みたいなのは罵倒以外の何物でもないと思うが。

まさかこれも否定的意見なのか?

302 :Classical名無しさん:05/09/24 19:31 ID:yxljSSug
188は罵倒だね。
189は展開が都合が良すぎるという否定的意見でしょ。
少々表現が過激だけどね。
で、その2つだけなの?

303 :Classical名無しさん:05/09/24 19:32 ID:qUlnLcmU
匿名掲示板だから基本何書いてもいいけどさ、おまいらは面白いSSを数読みたくないのか?
作者のためだなんて考えなくてもいいから自分のために真面目に感想書いてやんなよ。
真面目な感想ならそれが肯定的であれ否定的であれ作者の技術向上に繋がって、
ひいては自分が良質なSSがたくさん読めることに繋がるんだから。

304 :Classical名無しさん:05/09/24 19:41 ID:Xx7x2NI.
もう次スレ立てなくてもよくね

305 :Classical名無しさん:05/09/24 19:43 ID:eDHDGu4k
>>303
実に正論

306 :Classical名無しさん:05/09/24 19:47 ID:yxljSSug
真面目・不真面目をどう判断しているかが不明だけどね。
文字数だけで判断していないことを祈る。

307 :Classical名無しさん:05/09/24 20:22 ID:Ecx.o04I
>>303
その「面白いSS」の定義が人によって異なるから。

俺には>>297の下三行みたいなのは最悪にしか思えないし
(他の住人はそういうのを望むんだろうけどさ)

308 :Classical名無しさん:05/09/24 20:47 ID:3.GVWVUQ
なんだかんだいって雰囲気戻ってきたね 良い意味で

309 :Classical名無しさん:05/09/24 20:55 ID:eDHDGu4k
本編もまわりだしたしね

310 :Classical名無しさん:05/09/24 21:36 ID:2oEw2lHI
>>307
> >>303
> その「面白いSS」の定義が人によって異なるから。

なんかさ・・・

311 :Classical名無しさん:05/09/24 21:37 ID:Ecx.o04I
言いたいことあるならハッキリ言ったほうがいいよ

312 :Classical名無しさん:05/09/24 21:49 ID:TtCt8ZGc
面白いとか以前に絶対数が少ないのに定義どうこう持ち出されても困る。

313 :Classical名無しさん:05/09/24 22:28 ID:cWK007Rg
>>307のトンデモ発言はスルーでいいだろ。

現状、それなりに自信のある人はS3のほうに行くだろうし、今の状況では
初心者は投稿しづらい。それをどうにかしようってことだ。

314 :Classical名無しさん:05/09/25 00:30 ID:7eyh5.Wk
ま、これ以上は支援スレでやるとしますか。
向こうにも人居ないこったし。

315 :Classical名無しさん:05/09/25 01:25 ID:p5VlsMc6
だから、初心者用のマンセースレ立てれば?

316 :Classical名無しさん:05/09/25 01:39 ID:7eyh5.Wk
そんなもんS3で十分。これ以上は支援スレで喚け。

317 :Classical名無しさん:05/09/25 09:10 ID:PGKKByd6
ちょっと聞きたいんだけど正氏の『未来に向かって〜』って最後まで書かれてたかしらない?

318 :Classical名無しさん:05/09/25 16:19 ID:ikD1XceY
テンプレに

「流れをぶった切っての投稿は歓迎します」
とか入れたらいいんじゃね?

勿論他者の作品投下中は論外だが

319 :Classical名無しさん:05/09/25 16:46 ID:FtfJYpfM
確かに過疎ってるせいか雑談になりやすいな。
書き手の方はいつでもどーぞ。

320 :Classical名無しさん:05/09/25 17:54 ID:IBdVkKh.
昔、ちょろっと書いた事があったりするけどひとつだけ。

スレ住人が平均でどれほどのレベルの作品を書き手に求めてるかは知らないが、単に
罵倒するだけならスルーの方がスレ消費も抑えられて建設的だし、金を払って読んでる
訳でもなく、増してや書き手は素人(プロではないの)だ。余り多くを望むのは酷というものだろう。
厳密に言えばスレ違いでない限り、どんな低レベルの作品が投下されてもそれ自体が叩かれる
理由にはなり得ない。(あんまり量が多いとかの場合は考え物だが)
SSを書いた人間が次回作も書くやる気を維持できている内に、それとなくレベルを上げるような
助言をしてあげるのが正しい住人の在り方ではあるまいか。

まぁ、のんびり行こうぜって話。

321 :Classical名無しさん:05/09/25 18:19 ID:lg.WEcR6
つまり、マンセーしてろってことね。
了解、以後GJだけにしますぅ。

322 :Classical名無しさん:05/09/25 18:31 ID:7eyh5.Wk
だから支援スレで(ry
…何処まで突っ込んで良いかは書き手に任せる、でいいだろ。
泣くまで扱きおろすのも、技術論抜きでも。
どんな作品でも噛み付く気違いは存在するんだし、何の薬にもならんレスは書き手がスルーして、
住人がどんだけ不快になろうと口出しは禁物ってことで。

あんまり調子付いたアホは別問題として。

323 :Classical名無しさん:05/09/25 19:16 ID:NjexZVA2
「秋だなあ」
 読みさしの本を片手に、なんとなく刑部絃子は呟いてみる。別段――というより
むしろ、深い意味はまったくない。ただ、そろそろ開け放っておくには肌寒い風の
吹く窓と、その向こうのうっすらと白く煙るような空を見て、ふとそう思った、
それだけの話だ。
「そうですね」
 対し、小さな鼻歌まじりに紅茶の準備をしているサラの返事も、またのんびりと
した空気を含んだそれ。なんとはなしに、穏やかな――いわば秋らしい空気がそこ
に形成される。
「はい。どうぞ、先生」
「ありがとう」
 差し出されたカップを受け取って一口、おいしい、という素直な感想に、ありが
とうございます、とサラが微笑む。
 穏やかな時間と空気。
 活動内容は特になし、顧問といっても鍵の管理程度、そんなことを考えれば、なに
かと忙しい教師たる絃子が部室にいる意味はあまりない。が、このゆったりした時間
が好きで、彼女はよくここを訪れる。心地よく秘密めいた場所――古い海外小説の
タイトルが似合うような、この場所を。もっとも、言いようによっては『職権乱用の
プライベートスペース』にもなったりするのだが。
「今日は塚本さんは?」
 日溜まりのような空気に流されるように、これといって他意もなく発した問いかけ。
けれど、その返事が何故かすぐには返ってこなかったことに絃子は首を捻る。
「え? あ、はい、八雲はですね……播磨先輩とお出掛け、です」
「ああ、そうか」
 遅れてきた返事に返す言葉がどこか投げやりになってしまうことに、やれやれと
内心舌打ちしつつ、それで、と問を重ねる。
「なにか問題でも?」

324 :Classical名無しさん:05/09/25 19:17 ID:NjexZVA2
 人生相談は得意じゃないんだが、などと思いつつ答を待つ。絃子自身としては、
なにをどう間違ってこうなったのか、という思いはあるにしろ、それで八方丸く
収まって皆が幸せなら、別になにがどうなろうと構わないと思っている。当然、
『皆が幸せに』は最低限の必要条件ではあるが。
「別にそういうことじゃないです。……でも」
 そこで言い淀むサラを、しかし絃子は急かさない。話したければ話せばいいし、
話したくなければそれでいい、そんなスタンスで静かに待つ。彼女とて伊達に教鞭を
とっているわけではないし、加えてサラも八雲も受け持ちのクラス。おまけにもう
一人の当事者たる播磨拳児に関しては、何をか況やである。ある意味で必要以上の
情報量、その中を見回して見ても、特筆すべき問題はまだ生じていない、そう絃子は
判断する。
 ただし――そう、『まだ』、だ。問題は順風満帆のときほど現れるものだし、あるいは
彼女が気づいていないなにかが絶対にないとは言い切れない。だからこそ、すべてを
一笑にふすのではなく、受け入れる余地も残す。十全とはいえないと自覚はしているが、
それが絃子の培ってきた経験則。
「八雲って風船みたいなんです」
 そして、やがて口を開いたサラはほんの少し遠くを見るようにしてそう言った。
「いつかどこかに飛んでいっちゃうような、そんな気がするんです」
 考えすぎかもしれませんけど、肩をすくめる表情は苦笑。
「でも先輩と一緒にいるときの八雲って、いつもとちょっと違うみたいで。だから、
 先輩なら八雲の重しになってくれるかもしれないな、なんて」
 そこで一息つく。しばらくの間を置いて出てきた次の言葉は、どこ独白めいていた。
 即ち。
「――だけど、八雲はどう思ってるのかな」
 よくも悪くもある意味校内では有名人の二人。その二人が一緒にいるとなれば、聞こ
えてくるのは喜ばしい声だけではないだろう。そして、我を出すことをあまりよしと
していない風の彼女が、ただ状況に流されているだけではないのか、言外に込められて
いるのは、そんな愁嘆。
「先生はどう思います?」

325 :Classical名無しさん:05/09/25 19:17 ID:NjexZVA2
 ちょっと困ったような曖昧な笑みとともに尋ねてきたサラの顔を、絃子は正面から
とらえながら、いくつかのことを思い返す。たとえば、彼女が住み込みの教会で子供たち
のまとめ役をこなしているだとか、相談事にもよくのってあげているだとか、そんな話。
 頼られることに慣れている彼女は、けれど頼ることに慣れていない。どれほどしっかり
しているように見えたとしても、ここはやはり異国の地で、なにより彼女はまだ高校生の
ただの少女にすぎない。他者と比較しうる基準を持てず、すべてを自身で判断する他に
選択肢がない。それがつまり、不安の正体。
「君も意外と心配性だね」
 だから、軽口でも叩くように絃子は言う。
「あ、意外ってなんですか、意外って」
 む、と怒ってみせるサラのパフォーマンスはさておき、続ける。
「心配なんていらないさ」
 そう、少なくともこの件に関してそんなことはすべて杞憂。
「塚本さんはね、ちゃんと嫌なことは嫌だと言える子だよ。迷うことはあっても、自分で
 答を出せる、そんな子だ。だから大丈夫」
 それに。
「彼女が風船だ、と言ったけどね、その紐はちゃんと結ばれてるよ、君の手に」
 だから。
「手を放しさえしなければ、塚本さんはどこかへ行ってしまったりしない。君はね、自分で
 思ってるよりずっと彼女の『重し』になれてる」
「先生」
「いいかい、君は」
 言葉を続けつつ絃子が脳裏に浮かべるのは、お節介でちょっとばかり悪戯っ気の多い、
けれどいつもそばにいた、少し年下の友人の姿。

326 :Classical名無しさん:05/09/25 19:18 ID:NjexZVA2
『絃子さんってなんでも出来ちゃうから、いつかどこかに飛んで行っちゃいそうですよね』
 いつか聞いた言葉。
「もう十分すぎるくらい立派に、彼女の――」
『でも、忘れないで下さい。私はずっと、絃子さんの――』
 締めくくるのは、あの日もらった、それ。
「友人、だよ」
『友達、ですから』
 ほんの一瞬重なった、そんな過去と現在。その狭間で、ありがとうございます、という
声を聞いて、少しだけ照れくさそうに、絃子は微笑んだ。


 ――そこから先は、またいつものように取り留めのない会話。中身もなく、意味もなく、
やがてそんな会話も種が切れ、カップの中身もすっかり空になったころ、二人はどちらから
ともなしに窓の外に視線をやる。
「秋だなあ」
「秋ですね」
 見上げるその先、見えない風船の舞う秋の蒼天が、静かにある。

327 :Classical名無しさん:05/09/25 20:55 ID:i.5Zxol.
GJ

328 :Classical名無しさん:05/09/25 21:02 ID:oQQXbOEg
何だか訳の分らん空気が流れる中、乙でした
それぞれの友人関係をうまく表した小粋な作品ですね

329 :Classical名無しさん:05/09/25 21:03 ID:EQT3KnZI
GJ

330 :Classical名無しさん:05/09/25 22:01 ID:vAq7MMVA
はいはい、GJGJ

331 :Classical名無しさん:05/09/25 22:25 ID:xdXvAFPI
これで終わりなら終わりと書いてくれよ。
まあ、面白いSSだった。
GJ!

332 :Classical名無しさん:05/09/25 22:51 ID:DJpMCQNg
いじけてるのかひねくれてるのか・・・

シリアスっぽくなるのかと思ったらさわやか系だったんだね
自然な感じの会話が良かったです

333 :Classical名無しさん:05/09/25 23:23 ID:oRY0lgsc
>>326
乙です。
ですが、なんでかあまり面白くない。

素人なんでいい加減な感想なんですけど、書きます。
324の前半らへんで僕はだれてきました。
絃子さんの心情がかなり会話を食っていて、ストーリーのテンポを崩しているように感じました。

中盤、絃子さんの「心配なんていらないさ」にはシビレました。
いろいろな経験をしてきた大人だから言えるような台詞ですね。

しかしその後は逆に結末に加速し過ぎているように感じました。
325の一番最後の文がSSのテーマのように思っているのですが、
絃子さんの意識でサラと葉子を繋げるような描写がなかったから
少し唐突な感じを受けました。

そんだけ!

334 :Classical名無しさん:05/09/25 23:33 ID:C2JOfSNM
GJ

335 :Classical名無しさん:05/09/26 02:02 ID:9bCo7vSE
GJ
ほろ苦さの後にさわやかなあと口。舌触りのよさが何ともいいと思いました。

336 :Classical名無しさん:05/09/26 02:11 ID:1cRGZNWQ
GJ!これからもがんばってくだちい!

337 :Classical名無しさん:05/09/26 06:10 ID:3UgRCnR6
GJ

338 :Classical名無しさん:05/09/26 18:25 ID:jMZUjp3c
GJ

339 :Classical名無しさん:05/09/26 20:21 ID:rGmz3O8s
G

340 :Classical名無しさん:05/09/26 21:19 ID:k6S7H/NM
GJ

341 :Classical名無しさん:05/09/26 21:36 ID:r36SUCFk
GJ荒らしがウザイので、マジメに感想を書く。

文章自体はうまい部類に入ると思う。絃子とサラという、接点が多そうで
実は本編でほとんど絡みが描かれていない組み合わせを選んだこと、
絃子と葉子、サラと八雲を重ね合わせたあたり、目の付け所もいいと思う。

ただ、肝心の話自体が面白みに欠けるかと。具体的なアドバイスは思い
つかないけど、もうちょっと読者を楽しませる展開を考えながら書いては
どうかと。

次回作に期待。

342 :Classical名無しさん:05/09/26 23:57 ID:3vXM2CBI
まぁ次回作に期待してるから、勝手にがんばれ。お疲れさん。

343 :Classical名無しさん:05/09/27 00:52 ID:6EE6uFTc
「ところで周防」
「なんだ花井?」
「バスケットの方は調子はどうなんだ?」
「んー…まぁボチボチってとこかな」
「…そうか。まぁ日々充実してるようなのであまり心配はしてなかったが」
「相変わらず何でもお見通しかよ…気に入らねぇな」
「まぁそう言うな周防。僕は何でも思ったことは口に出さないと気が済まないタチでな」
「知ってるって…もう諦めたよ」
「む…何もそういう言い方はないだろう。だいたい僕はお前が…」
「無理に気張ってんじゃないか、だろ?大丈夫だって、己の限界を知るのも武道家には必要なことだからな」
「くっ、まぁわかってるのなら良いが…って周防、お前こそ僕の言わんとしてることを
すっかりお見通しのような口振りではないか。僕も実に気に入らないぞ」
「あ…いや、だってそれはほら花井ってわかりやすいし」
「それを言うならお前も相当わかりやすいぞ」
「…ホントに?」
「あぁ」
「……」
「……」
「あーもうわかったよお互い様なんだから気に入らないとか言って悪かった!」
「おいおい、別に怒ってるわけではないのだから臍を曲げるな周防…」
「あ〜ぁ…結局はさぁ、昔からずっと一緒だから簡単にわかっちまうのかなぁ?」
「うむ、そうなのかもな」
「…じゃまぁ、とりあえず気遣ってくれてありがとな」
「気にするな、当然のことをしたまでだ…おぉそうだ周防」
「ん?どした花井?」
「麻生とはうまく行ってるのか?」
「!!!」

344 :Classical名無しさん:05/09/27 00:53 ID:6EE6uFTc
「どうやら競争には負けてしまったようだな…自らのセッティングで
墓穴を掘るとは、この花井春樹一生の不覚であった!」
「いや、だからアイツとはそんなんじゃなくてさ…」
「…む。周防、別に気を遣う必要はないぞ。競争に負けたぐらいで本当にふて腐れたりはせん」
「いやだから違うんだって」
「ん?この間もデートに行っていたではないか」
「だからあれはバッシュ買いにいっただけだって…」
「…帰りも手ぶらだったぞ?」
「う〜〜〜…あーもう、家が向かい同士だと何もかも筒抜けじゃねーか!」
「はっはっはっ、いい加減観念して白状しろ周防」
「…いや、ホントに最初はバッシュ買いに行く予定だったんだけどさ、
なんか向こうからバッシュはまた今度にしねーかとか言い出して…」
「気が付いたらいつの間にかデートみたいな内容になっていた、という訳か」
「なぁ…これってやっぱそういうことなのかな?」
「おそらくはな…まぁ僕は麻生ではないからあくまで僕はそう思うというだけの話だが」
「やっぱそうか…」
「…で、周防はどうなんだ?見たところまんざらでもないようだが」
「あー、うん…確かに感触は悪くないんだけどさ」
「決め手に欠ける、のか?」
「というより、ずっとよそ行きの自分で居続けたら何か疲れちまった」
「なるほど…まぁ初デートというのは往々にしてそういうものだ。気にすることはない」
「…そうなのか?」
「それに周防の場合少しは普段からその辺に気を遣えるようになった方がいい。
せっかく黙ってればそれなりに見れるほうなのだからな」
「えっ!?…め、珍しいな花井がそんなこと言ってくれるのって…」
「……」
「……」

345 :Classical名無しさん:05/09/27 00:54 ID:6EE6uFTc
「少しは八雲君を見習うといい。彼女のような人をまさに理想的な女性と言うのだろう」
「……」
「ん?どうした周防?」
「…そうだよな。こんなデリカシーの欠片もない奴を一瞬でも見直しかけたアタシが馬鹿だった…」
「何をブツブツ言っているのだ周防?」
「別に?何でもねーよ」
「???…そうか」

おしまい。

346 :Classical名無しさん:05/09/27 02:10 ID:SfWgX3ws
GJ

347 :Classical名無しさん:05/09/27 02:21 ID:Xuir5R76
GJ!
余分な物を一切はぶき素材の味を素直に引き出そうとする調理法。淡泊ながらも後味のよさを感じました。

348 :Classical名無しさん:05/09/27 03:26 ID:UCYKrpPY
バレスレとか本スレで語られた妄想にほんのちょびっと肉付けしたって感じかね。
まあ展開的には縦笛パターンの一つにすぎんかなあ、麻生の役割を具体的な固有名詞以上のモノとして扱えるようなら新味が出るカモね。

この作品とは関係ないけど、これはアソサラSSにも言えるんだよなあ。
さつきや美琴の名前が文中に挿入されてるだけで、そこに入るのが少女Aや少女Bでも差支えのないような展開。
まあ原作で繰り広げられた新たな関係を、作者が自らの好みの許せる範囲で取り込もうと努力したって見るべきか。

349 :Classical名無しさん:05/09/27 22:49 ID:4YpelYo2
これ…キャラ掴めてないんじゃないか?

会話SSの生命線であるところのセリフ回しがカタイし仰々し過ぎるので
原作を読み返してイメージを膨らませることをお勧めする

例えば相手の名前を呼び過ぎないとか、言わなくてもいいセリフは
行間で読ませるとか

もっと二人の自然な雰囲気が出せるとよかったね

350 :Classical名無しさん:05/09/28 01:45 ID:S7bgBPr2
つまんない

351 :Classical名無しさん:05/09/29 00:57 ID:PJpqAAaA
…まだまだだね。

352 :Classical名無しさん:05/09/29 13:45 ID:rWH5/1jA
偉そうな人ばっかになっちゃったな、ここ

353 :Classical名無しさん:05/09/29 14:03 ID:pdNxLwKI
お前、めんどくせーなー

GJもダメ、批判するのもダメ…

腰を低くして長文でマンセーしつつさりげなく意見を言えってことか?

354 :Classical名無しさん:05/09/29 14:25 ID:iyOmKV6w
少なくとも1行で済む感想なら書くな。

355 :Classical名無しさん:05/09/29 14:51 ID:u.9irfMU
要するに書かずに廃れろってことだな…一行でも活気が出てくることもあるのに

356 :Classical名無しさん:05/09/29 15:09 ID:iyOmKV6w
どう曲解したらそうなるんだ?
どんな意見だろうと、真剣に読んで1行しか書けないなんて有り得ないんだが。

357 :Classical名無しさん:05/09/29 15:13 ID:u.9irfMU
一言だけいいか…ここ2chだぞ…面白おかしくやってねえと人は離れてくぞ

358 :Classical名無しさん:05/09/29 15:56 ID:iyOmKV6w
GJか氏ねばっかのスレの何処が面白おかしいのか俺にはわかりかねるな。
そりゃ1行より多くってのはあくまで目安だが、それでも的確に言われた方がいいだろ。

359 :Classical名無しさん:05/09/29 15:57 ID:Md/CPRDw
書くたびに批評ならともかく貶されるんじゃそりゃ廃れるわな。
読む側が偉そうってのがやはりよくわかる。

批評と文句は違うぞ?

360 :Classical名無しさん:05/09/29 16:35 ID:LCKSqW3I
つまりもうこのスレの読み手には、そんなことも分からない
厨房しかいないってこった

361 :Classical名無しさん:05/09/29 17:28 ID:uuJ3W3Hc
はいはい、GJGJ

362 :Classical名無しさん:05/09/29 17:41 ID:amY8w9eg
アホ臭いスレだ
筆頭はID:iyOmKV6w

363 :Classical名無しさん:05/09/29 17:57 ID:iyOmKV6w
はいはいわろすわろす

364 :Classical名無しさん:05/09/29 18:43 ID:rkT8RxpQ
ぱっくりオマンコ

365 :Classical名無しさん:05/09/29 21:54 ID:dPvKC0A6
このスレも衰退期だな

366 :Classical名無しさん:05/09/29 22:41 ID:MzXU4O9A
みんな本編で妄想使い切っているから仕方がない。
本編自体がSSみたいな流れだし。

367 :Classical名無しさん:05/09/30 15:42 ID:naz2x1YI
【050930:アニメ】OVA「スクールランブル」12/22発売予定
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1128061363/

368 :Classical名無しさん:05/09/30 21:19 ID:5lKwMc22
ミコちんと天満の百合SSってあった?

369 :Classical名無しさん:05/09/30 21:57 ID:Uy/DH5x6
「な〜アソー、どうして世の中の女の子達は俺のような男をほっとくんだろうな」
「お前のそういう所がほっとかれる原因じゃないか」
 隣りを歩く親友は冷たい指摘を返して来た。いつもの事なのでもう慣れたがこいつにはもう少し愛想と言う物が必要だと思う。

 部活も終わりすっかり暗くなった帰り道。
俺はいつものように親友、麻生に愚痴を漏らしていた。

「まっ、モテるお前には分からん悩みだろうな〜」
「別にモテねーよ」
「またまたお前は……。それよりも麻生君、これからあっという間に冬だぜ。そしたら冬休み、そしてクリスマスだ!まさしく高校生恋愛事情に欠かせない一大イベント!俺だって白い恋人達になりたいよ〜」
「別に冬じゃなくても言ってただろ。……なあ菅、好きな女はいないんだろ?女だったら誰でもいいのかよ」
 麻生が冷ややかな視線を投げ掛けて来る。

370 :Classical名無しさん:05/09/30 22:00 ID:Uy/DH5x6
 ――さすがは親友。よくわかっていらっしゃる。
確かに彼女は欲しい。けど誰だっていい訳じゃない。この性風紀の乱れた昨今、まだ見ぬ純愛を探し出すのが男ってもんだろう。

「いい訳ねーよ。俺はそんな安い男じゃねぇ。しかし……確かにそうなんだ。肝心の恋をしてないんだ……」
「じゃあまずそっから始めろよ」
 呆れ顔の親友。君は今日も俺を正しい道に導いてくれたらしい。
「じゃあ、とりあえず作戦を練りにラーメンを食いに行こうぜ!」
「とりあえずの意味がわからねぇ……」
 秋の夕闇が街を包む。少し、肌寒い。きっと冬はあっとう間に来るだろう。 今年の冬は隣りに誰かいてくれるのだろうか?やはり今日のように麻生なのだろうか。
きっと、今年こそは……。

どうなるんだ?

371 :Classical名無しさん:05/09/30 22:04 ID:Uy/DH5x6
一旦投下終了です。
しかし菅の一言語りだとほぼオリジナルキャラになってしまうので菅ファンの方々には申し訳ない。

372 :Classical名無しさん:05/09/30 23:00 ID:nHzIRnn6
アソスガなら許す。

373 :Classical名無しさん:05/10/01 01:19 ID:MeQzVQyI
BL!BL!!

374 :Classical名無しさん:05/10/01 16:24 ID:jU2iouAY
麻生は受でお願いします

375 :Classical名無しさん:05/10/01 16:33 ID:7/LxUPf6
スクラン暦12月26日とあるスキー場…

絃「今日が最後だな…拳児くんはちゃんと生きてるだろうか…」
葉「大丈夫ですよ…だってすぐそこで倒れてますから…」
絃「そうかそれなら…っておい!!!」

絃「どうしたんだ、ここまでわざわざ…明日変える予定だというのに」
播「実は…カクカクシガジカ…」
絃「要するにいろんな家を追い出されて放浪のたびをしてたらここに来ていたと…飼い主に自然と会いに来るなんて君は犬か?」
播「うるせえ…なんにしても助かったぜ…危うく死に掛けたぜ…」
絃「葉子にお礼を言っておけよ…それにしても会いに来るなら24日に会いに来いといいたいな…」
播「えっ………それは…」
絃「………」
播「絃子がそんな風に思ってたなんて知らなかったぜ…」
絃「ふふそうかい…」
播「あばよ…」
絃「ちょっと拳児くんいきなりどうした」
播「絃子だけはと思ってたのに…24日つまり一昨日に来い、お前に会いたくなかったってことだろ…邪魔したなあばよ」
絃「それはちがっ…チクショ〜」

暇なのでコネタを書いてみた

376 :Classical名無しさん:05/10/01 21:32 ID:epD077E.
>>370の続き投下します。とりあえず分かりにくいのでタイトル付ける事にしました。

377 :菅的Boys be:05/10/01 21:39 ID:epD077E.
 ――しかし、恋はいつの間にかしている物であってしにいく物ではないのでは?

そんな当たり前な疑問を朝から抱きつつ、今日も部活に精を出していた。

 昨日麻生に『恋をする宣言』をしたものの、やはり恋というものはしようと思ってできる物ではない。
でも視点を変えれば普段見慣れているクラスメイト達の隠れた輝きを発見できるかもしれない。
と、今日一日クラスの女の子をジロジロ見てたら白い目で見られた。

確かにちょっと露骨だったかもしれない。『ガッツク男はモテない』。確認。反省しよう。
なんて事を考えていたら、

「菅!」
「ん、ガァッ!」

突如顔面に飛び込んで来るバスケケットボール。そして、鼻に突き抜ける衝撃。
ぼーっとしている所に麻生からのパスが飛んで来ていたらしい。

「痛た〜」
「気を抜くな菅。サルでもしないようなミスだ!」

鼻を打った痛みに涙ぐむ俺に監督からの檄が飛ぶ。確かに。パスに気付かないなんてサル以下だ……。

378 :菅的Boys be:05/10/01 21:48 ID:epD077E.
「すんません……」
「しっかりしろ」

隣りのコートを見ると衝撃の瞬間を目撃したらしい女バスの子達が笑わっていた。鼻も心も、痛い……。

痛みを堪え練習に集中しようとする。悩んでいても仕方がない。今は部活に専念だ。

379 :菅的Boys be:05/10/01 21:52 ID:epD077E.
「ふ〜、疲れた〜」

 結局あの後も冴えなかったがそれでも部活は終わり俺は麻生と体育館のモップがけをしていた。
「しかしお前も女バスのコーチなんてよくやるよな」
「まぁ、先生に頼まれた事だしな」
「またまた〜このムッツリスケベが。コーチが生徒に手出すなよ」
「今度は拳で鼻殴るぞ」

 麻生が半眼で睨んで来る。相変わらず冗談が通じない男だ。
「ま〜ま〜、冗談だよ。でも実際女バスみんなかわいいからな〜」
 隣りのコートを掃除している女バスの面々を見る。

 実際みんな高いレベルを誇っている。

周防と後輩のさつきちゃんは麻生との事もありそういう目では見れない。

イチさんはなかなかどうしてかわいい。彼氏はいないそうだ。うんうん。
ララ……、さん?よくわからないが昔ボールでぶん殴られた事は確かだ。
そういやこの二人レスリング部じゃなかっただろうか?まぁ、本人達も気にしていないようだから忘れておこう。

嵯峨野は昔男バスのマネージャーをやってた為付き合いが長い。付き合いが長いせいか逆にそういう目で見た事がない事も確かだ。

そういえば塚本は……最近部活では姿を見ていない。

380 :菅的Boys be:05/10/01 21:56 ID:epD077E.
 塚本を除けば身体能力も高くまさしく才色兼備な女の子達だ。
さらには美人教師妙ちゃん。メガネっ子マネージャーつむぎちゃんもいる。その女バスのコーチというのだから麻生もおいしい所を持って行った物だ。

 ――それにしても、周防の胸とか、イチさんの脚とか……いかんいかん!またお猿さんになる所だった。

「一人でニヤニヤしたり気持ち悪いぞ」
「おっ、おう!」
 間抜けな返事を返してしまった。
「今日のアレといいもうちょっとしっかりしろよ」
「俺はいつでもしっかりしてるぜ!」
「やれやれ……、またどうせ女の事だろ」
「う……、よくわかったな」
「図星かよ。まぁ、焦る事もないだろ。昨日ああ言った手前なんだが来る時が来れば自然と来るだろ」
 どうやら見透かされていたらしい。見ていないようで見ている奴だ。
「まっ、確かにそれもそうだな!」
「さ、早く掃除終わらせるぞ」

 確かに麻生の言う通り。悩んでいても仕方のない事だ。
しかしそれでも冬への焦りが消えた訳ではない。でもやはり悩んでいても仕方がない。しかし……。
 ループする思考を無理やり打ち消しモップを持つ手に力を込めた。

 体育館の窓から見える空はもうとっくに暗くなっていて、なんだかとても秋っぽかった。

381 :Classical名無しさん:05/10/01 21:57 ID:epD077E.
サラッとやるつもりが意外と長くなってしまったので続きは今度投下します。

382 :Classical名無しさん:05/10/01 22:03 ID:1tqiR0Yw
がんばって。
俺は楽しみにしてるから。

383 :Classical名無しさん:05/10/02 02:06 ID:Ceyp3xWQ
いや、あまりのつまらなさで既にお腹いっぱいだから、別に続きはいいよ

384 :Classical名無しさん:05/10/02 02:29 ID:heQWOGNg
383よ、粘着が煩いからGJだけにしとこうぜ

385 :Classical名無しさん:05/10/02 22:00 ID:Ceyp3xWQ
GJ

386 :Classical名無しさん:05/10/02 23:55 ID:G/bziFA2
ご存知の方もいるかもしれないですが、
ただいま「アニメ最萌トーナメント」というものが開催中です。
ここ1年に放送されたアニメ作品に登場する女性キャラの中から、
誰が一番の人気かというのを人気投票で決めるものです。
スクールランブルからも参加しているキャラがいるのですが、
キャラを支援するためにSSを書いてくれる人がいないような状態です。
気が向いたら最萌トーナメントのためにSSを書いてみてもらえませんでしょうか?

トーナメントの詳細は↓などでご覧になれます。

『最萌トーナメント2005』スクールランブル選対用スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/1362/1123313122/

387 :Classical名無しさん:05/10/03 02:42 ID:tuxZCLOM
過去にこのスレにあがったやつで、支援になりそうなものを選んで、最萌支援に
イラストか画像をまじえて再編して流せばいいんじゃない。
書き手の了承がないとまずいかもしれないが。

388 :Classical名無しさん:05/10/03 16:23 ID:ztwfQ6Q2
3ヶ月ぶりくらいにS5いってみたら現状が把握できない俺ガイルソニックブーm

つか、SSスレにくるのもそのくらいぶりなだ

389 :Classical名無しさん:05/10/03 19:55 ID:Cx8qbHeA
旧S3ってどうやっていくの?

390 :Classical名無しさん:05/10/03 20:41 ID:8rbMPBtQ
支援スレに貼ってある。

391 :Classical名無しさん:05/10/03 21:01 ID:Cx8qbHeA
>>390
トン

392 :Classical名無しさん:05/10/03 23:04 ID:VIVGZ9p.
S3 Project
ttp://cahier.s79.xrea.com/s5/index.php


393 :アモル:05/10/04 20:59 ID:Br2Lfx2s
いきなり鉛筆ss投下します。
花火のシーンの時間軸を意図的にずらしてあるんでご了承ください。

394 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:04 ID:Br2Lfx2s
「お、俺達…こんなトコで何でケンカしてたんだっけ…?」
「わ、忘れた……」

疲労困憊で言い合う播磨と花井。二人は延々と丸一日殴り合っていた。
きっかけは忘れた。花井の方が突っかかってきたのだが、その理由は覚えていない。

「おい…いい加減やめよーぜ…。このまま続けても埒があかねえ…。」
「そ…そうだな…、決着はいずれつけるとしよう…。」

互いに疲労と空腹が限界にきている。これ以上は続けられそうになかった。

「んじゃあ、俺は帰るぞ。全く、何でこんな事になっちまったんだ…?」

先に播磨が立ち上がり、帰り道を探すため歩き出した。

「ああ。さて、僕も帰るとしよう…。」

花井も立ち上がり、歩き出した。播磨が向かった方向とは逆に。


A Route of M -Prologue-


「……つーか、一体何処なんだよここは………?」

 播磨は迷っていた。喧嘩を開始した時は公園にいた筈なのだが、戦いながら移動しているうちに
崖から転落してしまったのだ。
何とか登れそうな場所を見つけ、崖から這い上がったはいいが、空腹と眠気で朦朧としてしまい
林の中で方向が分からなくなってしまった。
矢神神社の裏の林という事は分かるのだが、真っ暗闇ではどっちがどの方角かも分からない。

395 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:07 ID:Br2Lfx2s
「クソッ…仕方ねえ…、真っ直ぐ歩いてりゃそのうちどっかに出るだろ。」

 そう決めて、播磨は真っ直ぐ前に歩き出した。足元が覚束無いが、ひたすら前進し続ける。
やがて、先に小さな明かりが見え始めた。やっと林を抜けられると期待して、播磨は歩く速度を速めた。
そして木々を抜け、視界が開ける。

「…ここは?」

 ついさっき見たのとそっくりな風景が広がった。視線の先に矢神の町並、その向こうには海が広がっている。
先程崖下から見えた風景と同じである。用は殆どUターンして来た道を戻ってしまったのだ。
この場所は自分が登った場所からややずれてはいるが。

「おいおい振り出しかよ!?」

 思わず強い調子でぼやいたその時、ふと視界の隅で何かが動く気配がした。
何かと思い播磨はそちらに目を向ける。
 一人の女がうずくまっていた。その女がこちらの声に反応して顔を向けたのだ。
見覚えのある顔だった。

「周防…?」

「播磨…か…?」

 そこにいたのは天満の親友の一人、周防美琴だった。
明るく気さくで、友人は多いようだ。その程度しか播磨は知らない。
播磨にとっては天満の友人という記号でしか認識していなかった。そう、今までは。

396 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:09 ID:Br2Lfx2s
 播磨が気になったのは、美琴の「目」だった。
こちらを見つめるその瞳は、虚ろで、何かが欠けているようだった。
だが気になったのはそれではなく、その「目」が、どこか既視感を感じるものだったからだ。
 その目を一体何処で見たのか、播磨は記憶を手繰っていく。そして、その記憶に辿り着いた。
それはそれほど前の出来事ではない。
かつて、お姉さんの家に転がり込んだ時に、鏡の中に見たもの。
何のことはない、天満に失恋したと思い、漫画も駄目で、絶望していたときの自分の目だ。
 今の美琴からは、その時の自分と同じものを感じる。
おそらく何か美琴にとって重大な事があったのだろう。そう思った播磨は、

「…悪ィ、邪魔したみてーだな。」

そう言い残してその場を去ろうとした。
しかし、

「いいよ、別に………ここにいても………」

それを止めたのは美琴だった。視線は既に前に戻され、播磨には横顔しか見えない。

「ここ、穴場なんだぜ…。ここからだとさ、花火がよく見えるんだ………。」
「……そうか………。」

そう言われ、播磨は居たたまれない気持ちのままその場に立ち尽くした。
美琴の顔は、自らの膝の間に埋められ、その表情は見えなくなる。

397 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:11 ID:Br2Lfx2s
 そのまましばらく時間が過ぎてゆき、播磨がやはりここから離れようと思った時、
美琴が顔を埋めたまま話しかけてきた。

「あのさ………」
「…ん?」
「あたし、フラれちゃったんだ………」
「…!!」

 播磨は息を飲んだ。自分の認識は間違っていなかったらしい。
だが、何故自分にそんな話をするのだろうか、そう思っていると、

「播磨はさ、何であたしが大学目指してたか、知ってるよな………?」

 言われて播磨は、かつて美琴が神社で願掛けをしていたのを思い出した。
そしてその時、その場にいた自分を。

『あたしは…あの人のいる大学に行きたいんです!』

 確かあの時、そんな事を言っていた。その時怪我をして困っていた美琴を自分が僅かながら手助けした。
助けた理由は、単なる気まぐれと、好きな人と同じ所を目指そうとする美琴への共感。
 今の今まで、播磨はその出来事を忘れていた。こんな事が無ければ、この事は二度と思い返すことは
無かったかもしれない。

「ああ…。」
「神社で願掛けしたときもお前がいたし、今もお前がいる。何か縁でもあるのかもな…。
だからさ、播磨……あたしの話、迷惑だろうけど聞いてってくれないか…?」

美琴が顔を上げて播磨に語りかけてきた。播磨はその言葉に、一歩踏み出して美琴の横に並ぶことで応えた。

398 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:13 ID:Br2Lfx2s
 美琴は横に並んだ播磨に僅かに微笑むと、その「話」を始めた。

「…その人は、中学校の時の家庭教師でさ、あたしはその人のおかげで矢神高に入れたんだ。
あたしが勉強だけ教えるのは不公平だっつって、無理矢理入れた道場でも、一生懸命練習しちゃってさ。
ただ頭がいい人だと思ったらすごい努力家だった。
高校に入った時、先輩は3年生だった。けどその時は勇気が無くてさ、結局告白は出来なかった…。」

つらつらと美琴が話すのを、播磨は黙って聞いている。

「昨日、急に先輩が帰って来るって連絡が来て、それで飲み会やろうって話になってさ、
あたしは塚本達と花火見に行くって約束してたんだけど、今度こそ告白しようと思って、
約束破って……。」

塚本という単語に播磨は僅かに反応したが、すぐに思考を元に戻す。

「それで、さっき、飲み会に行ったんだ。店に行ったら、もう皆集まってて…神津先輩も来てて………」

そこで一旦言葉が途切れる。播磨はその神津先輩とやらが美琴の好きな人なんだと漠然と考えた。

「神津先輩は………彼女………連れて来てた………。」

搾り出すように、美琴は言葉を続けた。涙は、流れてはいなかった。

「あたし、飲み会が終わるまでずっと笑いながら皆と話してた……神津先輩とも………。
告白するチャンスなんて、とっくに無くなってたんだ………。」

399 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:16 ID:Br2Lfx2s
 美琴はそこまで話すと、屈託の無い笑顔を播磨に向けて言った。

「バカみてーだろあたし。告白する勇気も無いくせに一人で勝手に盛り上がって、
あげくに好きな人の彼女紹介されて、一緒になって騒いで………。
笑っていいぜ、播磨……笑ってくれ………。」

美琴は笑顔だった。壊れそうな、そんな表現が似合うような痛々しい笑顔だった。
今の美琴は自分の未来を映し出している、恋愛に臆病で何も出来ない自分が行き着く先を。
そう播磨には思えた。

「あたしの話はこれで終わりだ。悪かったな播磨、こんな辛気臭い話聞かせて………。」

もう行っていいぞ、と美琴は付け加えた。しかし、播磨はそこから動こうとしなかった。
そして、

「成る程な…んじゃあ、俺の知り合いのバカな奴の話を聞かせてやる。」
「え…?」
「ま、迷惑かもしれねーけど聞いてくれや。」

そう言って、今度は播磨が話し始めた。

「そいつはな、中坊時代はホントどうしようもない奴で、自分以外の全てを見下していた。
邪魔する奴、気に入らない奴がいりゃあケンカふっかけて、力づくで全てを思い通りにしていきがってた…。」

美琴は黙って播磨の話を聞いている。

400 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:19 ID:Br2Lfx2s
「2年前、そいつはチンピラに絡まれてる女を助けた。勿論助けたのはついでて、ただ暴れたかっただけ
だけどな。
その女は血ィ見て卒倒しちまって、そのまま転がしとくわけにもいかねえから取り敢えず自分の部屋まで
運んでいった。
そこで寝惚けたその女に抱きつかれて、その女が目ェ覚まして、変態と間違われてそいつはその女に
ブン投げられちまった。」
「ブン投げられた?」
「ああ、馬鹿みてーな話だが本当だぜ。それでそいつは自分を投げ飛ばしたその女が、物凄く綺麗に見えた。」
「…もしかしてそれで……?」
「ああ、一目惚れしちまったんだ。でも完全に嫌われちまった上にどこの誰なのかもワカラネェ。
必死でその子がどこの誰なのか調べて、彼女と一緒の高校に行こうとした。
で、死ぬ気になって勉強して同じ高校に合格したはいいが、そのまま会ったらまた変態呼ばわりされちまう。
だからそいつは、髪型変えて、サングラス掛けて髭まで伸ばした。」
「……え?」

 美琴が播磨の顔を見る。播磨は気にせず話を続けた。

「2年になって、そいつは彼女と同じクラスになれた。何とか彼女と仲良くなろうと色々やったよ。
けど何をやっても上手くいかなくてよ。それどころか彼女が他の男と仲良くしてるのを見ちまったり、
ワケのわからん勘違いをされたり………。
この前はとうとうその人に、最低呼ばわりされちまったよ。心当たりなんかねーのに。」

 播磨は自嘲気味に笑うと、また話を続けた。

「ま、結局はっきりその子に話せればそれで済むんだけどな。…けど駄目だ。
その子の前じゃ何も言えなくなっちまう………。」

 そして、播磨はサングラスを外し、それを見つめながら言った。

「俺は…告白どころか…素顔を晒す度胸すらねえ臆病者だ………。」

401 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:21 ID:Br2Lfx2s
 二人はそのまま黙って佇んでいた。草木のそよぐ音だけが静かに聞こえる。
やがて、美琴が口を開いた。

「播磨……何であたしにそんな話を………?」

当然とも言える美琴の問いに、播磨自身も首をかしげながら応えた。

「いや、俺にもよくわからねーけど…なんつーか、オメェの話が身につまされたのかな?
俺も未だに何も言えねぇでいるからなあ………。」

言いながらサングラスを掛けなおす。

「ま、何の慰めにもなりゃしねーだろうけど、オメェよりバカで臆病な奴もいるってこった。」
「……ホント、何の慰めにもなってねーなそれ。」

 苦笑しながら美琴が言う。それは苦笑でも、初めての美琴の心からの笑みだった。少し、心の中が
軽くなった。
そこで播磨が、思い出したように一言付け加える。

「…言っとくけど、俺が今した話は他言無用だぞ。」
「んー、どーすっかなー…。」
「おい!!」
「冗談だって、ジョーダン。」
「…チッ、全く…。……ま、今回は勇気出すのが遅かったってことだ。」
「今回、か……。次なんて…考えてなかったなあ………。」
「そんなもん俺だって考えたことねーよ。そもそも次があるかどうか分からねーだろ。」
「…お前、こーゆー時にそーゆー事言うか?デリカシーのねえ奴だな。そんなんだったら嫌われちまうぞ。」
「ムグッ………」

 それっきり互いに口を閉ざす。しかし、気まずい沈黙ではなかった。

402 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:22 ID:Br2Lfx2s
 しばらくして、後ろで草を踏みしめる音が聞こえた。
播磨と美琴が後ろを向くと、沢近愛理がそこに立っていた。

「沢近………」

愛理は戸惑っていた。何故播磨と美琴が一緒にいるのか。

(播磨君は美琴が好きだって、天満が言ってたわね…。本当、だったの…?でも、美琴は好きな人が帰ってくるって…。)

 考えがまとまらずに愛理は立ち尽くす。と、そこへ播磨がゆっくりと近付いてきた。

「沢近。」
「な、何よ?」
「お前、周防の友達だよな?」
「え?」

 急に予想もしてないことを聞かれ、愛理は動揺する。
友達。喧嘩はまだ続いている。でも、それは一時の事で、私達は今でも友達だ。

(そう、美琴は私の大切な友達………)
「ええ、そうよ。だったら何だって言うのよ?」

思わず喧嘩腰に応えてしまう。

「そうか。なら周防と一緒にいてやれ。俺がいたって何にもならねーからよ。」

 あっさりそう言って愛理の横を通り過ぎようとする。

「ちょ、ちょっと…」

愛理が反射的に呼び止めようとした時、ひゅるるるる………と甲高い音が響く。

403 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:25 ID:Br2Lfx2s
 そして、夜空に大輪の花が咲いた。

「へぇ、確かにいい眺めだな。」

次々と打ち上げられる花火を見上げながら播磨は呟く。

「さーて、そろそろ帰っかな。」
「何だ、花火見ていかないのか?」
「ああ、実は飲まず食わずで完徹なんてアホな事しちまっててよ。帰ってメシ食ってとっとと寝るわ。」
「そっか…。悪かったな、長々と引き止めて。」
「気にすんな、単なる成り行きだよ。…じゃーな、周防、沢近。」

 そう言って、播磨は林に向かって歩き出した。

「播磨!」

美琴が播磨を呼び止めた。

「ん?」
「ありがとな。」
「別に。何もしてねーよ。」

播磨は、あー腹減った、などとブツブツ呟きながら林の中へ消えていく。

404 :A Route of M -Prologue-:05/10/04 21:28 ID:Br2Lfx2s
 その背中を見届けた後、愛理が美琴に声を掛けた。

「美琴、何で播磨君がいたの?」
「ああ、何か道に迷ってたみたいだ、よく分からないけど。」
「道に?…はー、何か意味わからないことばっかりだわ。」

そう言って美琴の傍へ近付く。

「そう言えば美琴、その、好きな人と会う約束してたんじゃなかったの…?」
「ああ…あたしさ………フラれちゃった。」
「!!………その、ゴメン。」
「いいよ別に。…あたしの片思いだったんだし。それよりさ、みんな呼ぼーぜ。」
「…そうね。」

 愛理は携帯電話を取り出し天満を呼び出す。

(今日はみんなと一緒に騒ごう。忘れる事は出来ないけど…楽しむことは出来そうだ…。)

 失恋の痛みは、少しだけ軽くなっていた。それならちゃんと楽しまないと、慰めてくれた播磨と、
一緒にいてくれるみんなに失礼だ。

 やがてやってきた友人たちを、美琴はいつも通りの笑顔で出迎えた。

                                                To be continued…

405 :Classical名無しさん:05/10/04 21:36 ID:xq0UVyOw
播磨のキャラ、なんか違くない? ちょっとカッコつけすぎ。
とも思いましたが、なかなか面白く読めました。
今回はプロローグとのことなので、続きを楽しみにお待ちしております。

406 :アモル:05/10/04 21:39 ID:Br2Lfx2s
というわけで鉛筆の長編物です。
元々鉛筆派なので鉛筆書きたいなとは思ってたんですが、
週刊連載の話を元に美琴を絡ませると播磨ハーレムになってしまうので、
ならば本編そのものを改変してしまえ、と構築したのが今回の話です。

しかし本編ではもうまともな絡みはないだろうと思って安心して書いていたら、
先週いきなり面白い展開になりやがった。意表突き過ぎだよ仁丹。
思いがけずタイムリーなネタになってしまいました。

遅筆なんでいつ終わるとも知れない代物ですが、気長に付き合ってやって下さい。

407 :405:05/10/04 21:49 ID:xq0UVyOw
>>406
失礼、終わったと思って感想書いちゃいました。
改めて乙です。続きを楽しみにしてます。

408 :Classical名無しさん:05/10/04 23:05 ID:07OhbYSg
>>406
鉛筆は未完の長編が一つ二つと水子の如く存在しているから、
頑張って欲しいと切実な思いです。
しかしホントに鉛筆はタイムリーだなw

409 :Classical名無しさん:05/10/04 23:49 ID:hxJoNGSA
GJ

410 :Classical名無しさん:05/10/05 00:43 ID:shiv4twM
えーっと…いちおうGJって言っといてあげたほうがいいのかな?

411 :Classical名無しさん:05/10/05 02:37 ID:lALgXENM
鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね鈴木氏ね

412 :Classical名無しさん:05/10/05 02:44 ID:/TQzgYqQ
なんか酷評しちゃいそうなんで黙っとく。
ただちょっと。



えと、登場キャラにスクランキャラ出てた?

413 :Classical名無しさん:05/10/05 20:58 ID:sZnqgwDw
鉛筆大好き!

414 :Classical名無しさん:05/10/05 21:10 ID:Pm/MvUJY
>>412
花井だけはガチ

415 :Classical名無しさん:05/10/08 09:56 ID:PxJslXA6
何この過疎

416 :Classical名無しさん:05/10/08 13:55 ID:h6S4abGY
ネタには困らない筈だしな。

417 :Classical名無しさん:05/10/08 15:27 ID:5AV2phKI
やはりあのレスの仕方論争以来過疎ったな。しかし俺は待っているぞ!

418 :Classical名無しさん:05/10/08 19:38 ID:WXmO5HLY
本編があんな展開ではSSを欲してる奴のほうが少数派だろう。
バスケ編のころは狂ったように書きまくったものだが。

419 :Classical名無しさん:05/10/09 02:02 ID:8wKBOOFs
全く流れを読まずに、幽子過去編SSでも投下してみるテスト…

420 :夕日の向こう側:05/10/09 02:05 ID:8wKBOOFs
――空も、雲も、その先にある海さえも。
――ここから見える世界は、何もかもが紅くて。

―――私はその景色が好きだった。


村の外れの高台にある神社。
この境内の外れから見える夕日は、村のどこから見るものよりも綺麗で、
夕方になると、私はいつも一人この場所へ訪れていた。

一人…というのは間違いかもしれない。
最近この神社に住み着きはじめた猫が、いつもいつのまにか、
夕日を眺めている私の傍に寄ってくるのだ。

名前もないその黒猫を抱いたまま、私は浅い眠りに落ちていった。



――私には、不思議な力がある。
そう気付いたのは、まだ物心もつかないくらい小さい頃だった。

「人の心が視える」

たったそれだけのこと。
たったそれだけのことが、私の周りから友達を消していった。


421 :夕日の向こう側:05/10/09 02:06 ID:8wKBOOFs


 『あいつって、全然笑わないよな。いつもつまらなそうな顔ばっかりしてさ…』

 『……何で分かるんだよ…気持ち悪い』

 『近づくな!狐憑き!』


視えてくるのは、そんな声ばかり。
私の事を「嫌い」だと言う、そんな声ばかり。

神社の神主さまは、そんな私の力を神様の力だって言ったけど。
私はそうは思わなかった。
だって、私が視る事が出来るのは「私の事が嫌いな人の心」だけなのだから。

子供たちも、大人たちも、父も母も。みんなの心が私には視えた。
だけど、それはみんなが悪いんじゃない。
自分の心を勝手に視られたら「嫌い」になるのが当たり前。
当たり前の事だから。誰も悪くない。

だた、私が何も言わなければいい。我慢をすればいい。

ただこのまま、ずっと独りで…



422 :夕日の向こう側:05/10/09 02:08 ID:8wKBOOFs

『…見ろよ、お夕がきたぞ』

『不気味よね…いつ見ても』

神社へ向かう道の途中で、いつものように子供たちが遊んでいた。
私の姿に気付くと、みんな押し黙って道をあける。

『…早くどっかに行けよ』

誰も何も言わない、冷たい目で私を見送るだけ。

「………」

私は出来るだけ目を合わさないように、彼らの横を通り過ぎる。


いつもと同じ夕方。
いつもと同じように視えてくる声。

だから…私だって同じなんだ。
みんなと同じように、思っているのだから…





 「なぁ…ちょっと待てよ」


そんな時、不意に後ろから声が掛けられた。

423 :夕日の向こう側:05/10/09 02:10 ID:8wKBOOFs
その荒々しい声に、私は振り返るのを躊躇った。


「…なあ、おめぇも遊んでいかねえか?」

けれど、そのすぐ後に聞こえてきた声は
今まで私に向けられていた"もの"とは少し違うものだった。

「お・・・おい、ハル・・・!」

ハルと呼ばれているその男の子は、
他の子供たちの制止を無視するように私の前まで歩いてくると。

『にぃっ』

と、呆れるほど可笑しな顔で私に笑って見せた。


424 :夕日の向こう側:05/10/09 02:12 ID:8wKBOOFs

「………」

「…ユウっつたっけ?おめぇ」

「…」

「おめぇって、いっつも全然笑わないよなぁ」

「…」

どう返事をしていいか分からず黙っている私を気にする様子もなく、
その子は言葉を続けた。

「たまには一緒に遊んでけよ、ユウ!
 今な、こいつらと合戦ごっこってやつをやってんだ!楽しいぞぉ!」


手に持った長い木の枝を刀のように肩に担ぐと、
本当に楽しそうに…ハルはまた笑って見せた。




「……わたし…行くところがあるから」

私は、ただそうとだけ告げると
一目散に神社の階段へ向かって駆け出した。

425 :夕日の向こう側:05/10/09 02:13 ID:8wKBOOFs


(………)


――遠く後ろの方で、声が聞こえてくる。


『なぁハル…あんな奴誘うのやめねえか?』

『…そうや…父さも言ってたで?
 「お夕は狐憑きだから、かかわるんでねぇ」って……』



―――私は、その声が聞こえなくなる場所まで走っていった―――


426 :夕日の向こう側:05/10/09 02:14 ID:8wKBOOFs


気がつくと私はいつもの場所に来ていた。
蝉の音と木々のざわめきしか聞こえない、神社裏の高台へ。

暫くの間、私は目を閉じて風にあたっていた。
さっきの男の子の声が、一瞬、頭をよぎる。


――あんな風に話し掛けられたのは、いつ以来だろう。
――あんな風に、人の心が全然視えなかったのは、いつ以来だろう…。

―――そんな事をぼんやりと思っていたときだった。


「・・・お?いたいたぁ!」

蝉の音に混ざって、元気のいい子供の声が聞こえてきた。
後ろを振り向くと、そこにいたのは…さっきの男の子だった。


「なんだおめぇ、こんなとこに一人でいたのかぁ?」

「………」


(………やっぱり……視えない)

もう一度心を澄ませて、彼の心を視ようとしてみたけれど、
さっきと同じく、私はハルの心を全く視ることが出来なかった。

427 :夕日の向こう側:05/10/09 02:16 ID:8wKBOOFs


「うわぁ…すっげえ…」

急に大きな声を上げるハル。驚いて後ろを見ると、
そこには、いつものように紅く染まった海と空があるだけだった。

「こんなとこがあるなんて、おれ初めて知ったぞ!」

けれどハルは、そんな風景に目を輝かせ、
とても嬉しそうに私に話しかけてきた。


「…どうして?」
「どうしてこんな所にきたの?」

口をついて出た言葉は、それだけだった。


さっきまで他の子供たちと遊んでいたハルが
どうして、今こんなところにいるのか。

なぜだか分からないけれど…私はその理由を知りたかった。

428 :夕日の向こう側:05/10/09 02:17 ID:8wKBOOFs
「…別に…まぁしいて言ゃあ、
 おめえがいつも、どこに行ってるのか気になったからかなぁ…」

海の向こうに沈んでゆく夕日を眺めたまま、ハルはそう答えた。

「安心しろ!ここの事は誰にも言わんからよ!」

「こんなきれぇなとこ、他の奴んに教えんのはもったいないしなぁ!」


 そう言われて、はじめて私はこの場所を。

 この村で一番きれいな夕日の見える、私だけの場所を、
 …誰かに壊されたくないと思っていたことに気がついた。






「…なぁ、また…ここ来てもいいか?」


夕日が完全に沈みきり、夜の帳が落ち始めたとき
今まで黙って景色を眺めていたハルが口を開いた。

その隣で同じように座って景色を眺めていた私は、少しだけハルの顔を見ると、

小さく、一度だけ…相槌を打った。

429 :夕日の向こう側:05/10/09 02:21 ID:8wKBOOFs


 それ以来、神社の黒猫と私だけの場所だったこの高台に
 ハルという変わった男の子が、度々遊びに来るようになった。

 とは言っても、いつも海の向こうに落ちる夕日を眺めながら、
 ハルが一方的に色々な話をしてくれるだけだったのだけど。


  今日あった楽しかった事。

  村の人々の色々な面白い噂。

  "ハル"という名が女っぽいことを他の子に馬鹿にされるたびに喧嘩をして、
  いつのまにかガキ大将みたいな存在になっていたという事。

  いつかは大きな町に出て、そこで自分の夢を叶えたいという事も。


 ハルは、たくさんの事を話してくれた。


 それなのに…
 それでも、私には分からなかった。

――どうしてハルの心が視えないのか。
――どうして私は、ハルに何も話そうとしないのかが。


――たぶん、私は怖かったのだと思う。

―――なにより、ハルの心が視えるようになってしまうのが……。

430 :Classical名無しさん:05/10/09 02:26 ID:8wKBOOFs
とりあえず前半だけ…っていうかこれだけじゃ、スクランSSと解らないかもしれん。
一応、お夕→幽子の生前という設定で。かなり暗めな後半は様子見て後日投下予定…。

431 :Classical名無しさん:05/10/09 02:27 ID:fsS0DexQ
なかなか面白いオリジナルSSだった。

432 :Classical名無しさん:05/10/09 15:18 ID:xtLidnFY
はいはいGJGJ。さ、帰っていいぞ。


あ、別に後半は投下しなくていいから。

433 :Classical名無しさん:05/10/09 16:44 ID:DMqefxGc
>>432
アンタ何様?
見たくないならお前が消えろ。

>>419-430
よかったよ。後半にも期待。

434 :Classical名無しさん:05/10/09 16:57 ID:xtLidnFY
>>433
はいはい自作自演自作自演。さ、キミも帰っていいぞ。


あ、別に誰も後半には期待してないから。

435 :Classical名無しさん:05/10/09 17:07 ID:2qs23SkA
ageてまで言うことじゃないな。

436 :Classical名無しさん:05/10/09 19:01 ID:bffqkMFg
正直オリジナル色が強すぎて
続き読みたいって気にはならない

437 :Classical名無しさん:05/10/09 19:02 ID:6vm/t3nU
>>434
いいからお前は黙ってろ。
無意味なレスはつけんでいい。

>>430
早く本編と絡めたほうが良いな。


438 :Classical名無しさん:05/10/09 20:04 ID:xtLidnFY
ぎゃはははははははははははは!
なにこのSS、マジおもしれー!!
続きが気になりまくり〜!!!(>o<)





………ふぅ、これで満足かい? ならさっさと僕の前から消えてくれたまえ。

439 :Classical名無しさん:05/10/09 20:13 ID:2qs23SkA
だからsageろ、アホ。気に入らんだけならレスするな。

440 :Classical名無しさん:05/10/09 20:18 ID:lgR60erw
構ってあげるから喜ぶのでは?スルーしよう。

441 :Classical名無しさん:05/10/09 20:20 ID:xtLidnFY
ハァハァ…も、もっと…!! もっとスルーしてくれぇ…!!!!

442 :Classical名無しさん:05/10/10 12:26 ID:4i5DWMNc
ぐーるぐる輪姦ーす


443 :菅的Boys be:05/10/10 18:01 ID:423RaEho
 落ち葉を踏み締め学校へと向かう。クシャッという感触が気持ちよくてついつい落ち葉の上ばかり歩いてしまう。
最近はめっきり寒くなり今朝は布団から出るのに苦労したものだ。
冷たい空気を深く吸って深まる秋を感じた。

「おはよう!」
 声をかけて来たのは嵯峨野だった。珍しい。
「ようさがのん!いや〜、もうすっかり秋だよな〜」
 朝から女の子に話掛けられるというのはなんとも気分が上がる物だ。
「うん、確かに今朝は寒かったしね」
 俺達はふたり世間話をしつつ学校へ向かう事にした。
学校が見えて来た時、嵯峨野が思わぬ発言をしてきた。

「ところで菅、今日の放課後空いてる?」
「えっ、うん」
 今日は体育館が使えない為練習が早く終わる日だ。
「ちょっと話があるんだよね。じゃあ練習が終わったらちょっと付き合ってもらえるかな?」
「おっ、おう」
 頭の中が真っ白になった。
「ありがとう。あ、かれんだ!私いくね。放課後の事よろしくね!」
 そう言うと嵯峨野はイチさんの方へ走り去っていってしまった。

444 :菅的Boys be:05/10/10 18:02 ID:423RaEho
──おいおい、このシュチュエーションはまさか……!?

 一人取り残され呆然とする俺。混乱する頭を押さえ今の状況を整理してみる。

珍しく朝から話かけてくるクラスメイト→ウィットに富んだ会話→
あたかもタイミングを狙ったかのように「放課後話があるの……」→
はにかむ彼女、上目使い→照れる俺→照れ隠しのように去っていく彼女……

 頭の中で一瞬にしてフローチャートが描かれていく。
その妄想は勢いに乗り突っ走る。そして行き着く先には……

『私、前から菅の事が……好きだったの』

 これだ!間違いねぇ!そうかさがのん!今まで気付いてあげられなくてごめんな!

 俺は思わず道路の真ん中でガッツポーヅを決めてしまった。
 いや、しかし俺は嵯峨野の事が好き、と言えば好きだがそれはライクの好きであってラブの好きではない。

──いや〜、こまった。こまりましたぞ。

 俺はニヤけた顔を隠す事もなく学校へフラフラ向かった。どっかで予鈴のチャイムが聞こえたがさっぱり気にならなかった。

445 :菅的Boys be:05/10/10 18:04 ID:423RaEho
 嵯峨野とは同じクラス。つまり同じ教室で授業を受ける身。正直あんな事を言われた後なので気になって仕方がない。
現に今も俺は授業中の彼女をチラチラ盗み見ていた。

嵯峨野はまじめに黒板の文字をノートに書き取っている。

──いや、こうして冷静になって見てみると……なんつーか、かわいいな……。

 美人揃いの我がクラスでも全く埋もれていない。なんで俺は今までこんな事に気付かなかったんだろうか。
 彼女とは高一からの付き合いだ。少しおせっかいだが友達思いのいい娘だと思う。

──顔も性格も悪くない……。むしろいい……アレ?

 胸に突如として現れたモヤモヤに混乱する。
この気持ちが恋かと聞かれたら違う気がするけど、瞼の裏に嵯峨野の横顔が残ってしまったのも事実だ。

──彼女が放課後俺に……。

 どうした物か。俺にはこの気持ちをうまく畳んでしまい込む方法がわからない。

──麻生にでも相談しようか。いや、あの朴念仁では……。

 そんな事に悩みながらもやっぱり嵯峨野の方に自然と目がいってしまう。あくまでバレないように……。

アレ?いない。

「おい菅、早く学食行こうぜ」
麻生が隣りにいた。どうやら俺が悶々としている間に授業は終わり昼休みになっていたらしい。
「おっ、おう。あのさ麻生、俺もしかしたら……、いや、やっぱなんでもね!」
 一瞬言ってしまおうかとも思ったがやめた。
胸のモヤモヤは確かに気になったが今はそれより学食のラーメンだった。

446 :菅的Boys be:05/10/10 18:10 ID:423RaEho
 高校生活の一日というのは長いようで短い。

例えば昼休み前の古文なんかは誰かが時間操ってんじゃないかと思うくらい長いが一日トータルで見ればあっという間にすぎている物だ。
そう、気付けば今日も授業は終わり楽しい楽しい放課後に。

 今日は体育館が使えない日なので部活は校庭のランニングだけ(ちなみに俺はああいう地味な練習が好きじゃない。
でも他の部の子達が見られるので嫌いじゃいない)。

麻生と俺はさっさとランニングをさっさと終え部室で着替えていた。

「麻生、今日先帰ってていいぞ」
「何かあるのか?」
「いや、ま……ちょっと用事がなハハハハハ」
「ふ〜ん。まっ、いいか。じゃ俺はバイトもあるし帰えるわ。また明日な」
「おう!サラちゃんによろしくな」

 扉を閉める際に奴は何か言いたそうな目でこっちを見て来たが無視した。
モテる奴をからかう権利は俺のような奴の為にある。はずだ。

 麻生が閉めた扉をしばし見つめる。女バスも部活が終わった頃だろう。
一日かけて色々考えたがこれという答えが出て来る事はなかった。
まっ、考えていても仕方がない。とりあえず話を聞いて見てだ。
俺は戦場にいく覚悟を決め扉を開いた。
なんだか酸欠しそうだった。

447 :菅的Boys be:05/10/10 18:14 ID:423RaEho
 秋の夕日に照らされて黄金色に輝く教室。
遠くから野球部の気合いの入った声が聞こえてくる。
その中にまじってどこかの教室の女の子達の笑い声。

──こういう時を黄昏時って言うのかもな。

 自分の机の上に腰掛け、ぼんやりと校庭を眺めていた。
 扉が開く音で現実に引き戻される。扉の方に目を向けると嵯峨野がいた。
「ごめん!待った?今日はごめんね〜」

──やっぱりかわいいじゃねーか。

「おう、別に気にすんなよ。てか話って何だ?」
 がっつくのはかっこわるいんであえて察していない風を装った。
嵯峨野は俺の近くにあった椅子に座る。俺も机をおりその横にあった椅子に腰掛けた。

「うん、いや、別にどうしたって話でもないんだけどさ。菅ってあそちんと仲いいよね?」
「うん?ああっ。親友だぜ」
──アレ?ざがのん?
「あのさ〜、あそちんて彼女とかいたりするの?」

……

なあーーー!!

──麻生、お前は嵯峨野まで!?

 俺は驚愕した。確かに話がうまく行き過ぎてると思ったがまさかそういう事とは。
イケメンに恋する子かイケメンの親友に相談する。まさしく黄金パターンだ。

448 :菅的Boys be:05/10/10 18:18 ID:423RaEho
 いや、冷静になって考えて見れば嵯峨野は一度も別に俺に告白するとは言ってはいない。つまり俺の空回り。

しかしなぜ俺は疑う事もせずあんな妄想していたのだろうか。
自分の頭が自分でかわいそうになった。

「あっ、ああ……。いない、いないぞ」
 俺はあくまで平静を装い返事をした。自分のさっきまでの期待が恨めしい。
「そっか。いや、私のまわりにあそちんの事気になってる子がいるからさ、聞いてみたんだ。あそちんには内緒にしてね」
「へっ、へ〜。やっぱあいつモテるからな!そうだよなハハハハハ〜」
 助かった。どうやら嵯峨野が麻生の事を好きではないらしい。
ここで『気になってる娘』とはさつきちゃんの事だろうか。

「でもあそちんて誰が好きとか聞かないよね〜。好きな人とかいないのかな?」
「いや〜、どうだかな〜。あいつそういう事となるとしゃべらないからな〜」
 これは実際奴の口からも聞いた事がない。
一瞬脳裏に金髪の後輩の顔が浮かんだが口には出さなかった。
「ふ〜ん。私的には周防とかおすすめなんだけどな〜」
 やはり来たか。そこのラインは俺も怪しいと思っていた。
「確かにな〜。あいつら気も合いそうだし、お互い武神だし」

449 :菅的Boys be:05/10/10 18:20 ID:423RaEho
 ここまで来て俺はやっと今回の話の整理ができた。
なんつー事はない。嵯峨野は恋する友人の為、そしておせっかいの為、噂の人、麻生広義の身辺調査をしに来たのだ。

 俺の今日一日のドキドキは、なんだったんだ……。

 その後も麻生に関する質問を二、三されたが親友のプライベートを軽々しく言う俺ではない。
とはいっても色恋沙汰に関して俺が麻生について知っている事なんて大してなかったのでかわす必要もなかった。

「ふ〜む。ますます謎ね。あそちん。もしかしてモーホーなのかな……?」
「いや、それはない。奴も男として正しい反応する事もある。てか多分ムッツリだ」
 モテる親友に嫉妬しなかったと言えば嘘になる。
「ムッツリか〜。まぁモーホーよりはましね」
 おいおい、さがのん。
「いや、まっ、あいつも普通の男って事だよ」
 親友の為に多少フォローしておいた。
「なるほどね。よくわかったわ。今日はありがとね」
「いや、こんな事でよければいつでもどうぞ。それよりそろそろ暗くなるし一緒に帰んね?」
 少し言うのに勇気がいった。普段軽いキャラだがあまりこういう事には慣れていない。
「うん。じゃ帰ろっか」
椅子から立上がり彼女は笑顔で返してくれた。

──いや、なんだろう。何かすっげー嬉しいぞ。

俺は今日こうして嵯峨野と話す切っ掛けとなった親友に心から感謝した。

450 :菅的Boys be:05/10/10 18:23 ID:423RaEho
「少し寒いな」
「うん」

 学校を出た頃には辺りは暗くなり始めていた。秋はあっという間に暗くなる。
こうして二人肩をならべて下校するというのは、なんだかむず痒い。

 暗くなった帰り道を歩きながらクラスの事とかバスケの事とか色々話した。

 隣りで歩く嵯峨野を見ると『彼女と帰るってこんな感じなんだろうな〜』なんて思って俺だけ照れてしまった。

「そういえば菅は好きな人とかいないの?」
 会話が尽きそうになった頃嵯峨野が切り出して来た。
「さ〜、どうなんだろな〜」

 とりあえずはぐらかす。実際の所自分でもわからない。
さっき嵯峨野が麻生に恋していると勘違いして落ち込んだのも事実。
その勘違いが誤解だとわかった時嬉しかったのも事実。
そして何より今目の前にいる彼女を見てドキドキしてしまっているのが何よりの……。
しかしこんな事で恋が芽生えてしまっていいのだろうか?
もっとこう、恋というのはじっくり芽生えていくような物の気がして、いまいち明確な答えはでなかった。

「そっか。なんなら手伝ってあげようかと思ったんだけどさ」
「ありがとさん。そう言うさがのんはどうなんだ?」
 サラッと言ったつもりだが内心ドキドキしていた。
「私は別に好きな人も気になる人もいないって感じ。誰かの恋応援してる方がいいかなってね」
「ふ〜ん。もったいね〜な〜」
 正直ホッとした。そして少し残念だった。
さすがに俺の事を好きとは思っていないとわかっていても期待してしまうのが男だ。
とりあえずチャンスがあるって事がわかってよかった。

451 :菅的Boys be:05/10/10 18:29 ID:423RaEho
そんなこんなで楽しい時間はすぐに終わりを迎える。

「あっ、私はそこの角左なんだ」
「俺は真っ直ぐだからここでお別れだな」
「今日はありがとね。またなんかあったら話し聞くかもしれないからよろしくね」
「おう!まかせろ。じゃ、気をつけてな」
「バイバ〜イ」

 手を振る彼女が見えなくなると一気に寂しくなってしまった。

 すっかり暗くなった帰り道。
とりあえず今日一日の出来事を整理してみる。
さすがに勝手に告白されると勘違いして一日中悶々としていた事を思い出すと耳まで熱くなった。

そしてさっきの会話をもう一度思い出してみる。

452 :菅的Boys be:05/10/10 18:30 ID:423RaEho
──この感じはやっぱり……アレなのか?

 俺はその気持ちを簡単に受け入れらることができない。まるでころんだ拍子に女の子を押し倒して恋に落ちる漫画の主人公じゃないか。

う〜ん。

う〜〜ん。

考えても仕方がない。とりあえずこの気持ちは胸にしまっておく事にした。
何が恋の切っ掛けになるかなんてわからないし。

そう思って見上げた空はとても綺麗な星空だった。いつもと同じ空かもしれないけど、そう見えた。

なんだかよくわからないけどそれが嬉しかったから家までダッシュで帰ってしまった。

453 :Classical名無しさん:05/10/10 18:35 ID:423RaEho
以上で一応終了?です。菅も嵯峨野も資料が少なくて人格崩懐をおこしています。
ファンの方、BL期待した方には失礼いたしました。

454 :Classical名無しさん:05/10/10 19:44 ID:wsHlgkPQ
GJ
心の底からGJ
少し一条の呼び方とかは気になったかな


455 :Classical名無しさん:05/10/10 20:05 ID:CmAPeCks
gj

456 :Classical名無しさん:05/10/10 20:21 ID:bPo.PB5o
SS保管庫のLIVE A LIVEかんべんしてくださいorz
なんか注意書き書いといてくれよー。旗派ってか沢近好きなんでヘコんだわ。 

457 :Classical名無しさん:05/10/10 21:07 ID:PT/TxH0Y
そういや保管庫って更新されてないな。
まあ最近は作品少ないからかもしれんが。

458 :Classical名無しさん:05/10/10 21:08 ID:PT/TxH0Y
スマソsage忘れたorz

459 :Classical名無しさん:05/10/10 21:08 ID:ilzyBkFE
>>453
乙です
菅も嵯峨野も特におかしいってほどじゃないし、
日常の一コマって感じで気軽に読めて面白かった


>>456
ああ、アレか
当時もちょこっと問題になって、後に作者が「最後の一線は守った」と
発言したことで収まった
かなり後づけくさかったが、一応SS内では作者の言うことが絶対であり
揺るぎない事実だということでお前も納得しる

460 :Classical名無しさん:05/10/10 21:49 ID:lmQFSgPQ
播磨の携帯を拾った西本軍団が、弱点を握ろうとするSSってどこにあったっけ?

イトコ、妹さん、お姉さん等、身内しか登録されてねぇw、と馬鹿にしていたが、
実際に電話してみると・・・・・・な話だったと思う。

461 :バレスレで投下したヤツ:05/10/10 21:52 ID:3j6ajfM.
シュチュエーションは帰宅し、玄関のドアを開ける所から
夫側はテンプレ主人公。嫁は変わっていきます

まず、八雲が嫁
「ただいま〜」
八雲「あ…おかえりなさい…」
八雲「えっ…えっと…ご飯にしますか?…お風呂にしますか?そ、それとm(ヤクモンが良い!!)

八雲「………」
ゴシャッ

美琴の場合
「ただいま〜」
美琴「おうおかえり。飯できてるぞ」
「え?…今日は風呂が先にしたかったんだけどな…」
美琴「え〜?」
「ごめん。じゃ先に食べてて!」
美琴「…いや!一緒に食べたいから待っとく!」
「美琴…」

462 :Classical名無しさん:05/10/10 21:53 ID:3j6ajfM.
沢近の場合
「ただいま〜」
沢近「おかえりなさい。今日はご飯だったわよね?」
「え?う〜んやっぱ風呂に…」
沢近「ハァ?あなたさっき電話でご飯が先だって…」
「……」
沢近「し…仕方ないわね。先に行ってるわよ」
「は?」
沢近「べ…別に一緒にお風呂に入りたいわけじゃないからね!!」「ハッハーン…」

晶の場合
「ただい晶「飯」
「え…」晶「だから飯。早く作ってよ」
「え…あ、いやそうゆうのは普通…」
晶「……この写真会社にばらまこうかな…」「作らせてください晶様!」(とほほ…)

天満の場合
「ただいま〜」
天満「あ、おかえり〜。ご飯が良い?お風呂が良い?それとm」「仕方ないな〜そんなに○○○がしたいのか」
天満「え?」「よしよし、今日は寝かせないぞ〜」天満「え?え?え〜〜?」(一緒にテレビみようと思ったのに〜)

かれんの場合
「ただいま〜!さぁかれん!今日こそは寝かさ ゴシカァン!!

1発KO

かれん「……ハッ!あ〜〜!!?すみませんすみません!殺気を感じたので悪い人かと……!」

463 :題名はキメテない:05/10/10 21:54 ID:3j6ajfM.
おまけ
真旗の場合
播磨「おう、けえったぞ〜」
花井「おかえりケンヂ!」
播磨「春樹〜ケンヂはやめてくれよ。こっぱずかしいだろ〜?」
花井「それを言うなら君こそ春樹は止めてくれたまえ。いつもどおりメガネと呼んでくれれば…」
播磨「メガネ…」
花井「なんだい?播磨…」
見つめ合う二人・・・やがて二人は(以下稲葉さん達のの活躍ストーリーです。けっしてホモではありません

464 :Classical名無しさん:05/10/10 21:59 ID:NYiT0dIs
gj

465 :Classical名無しさん:05/10/10 23:11 ID:wUe9gFgk
>>460

そんなSSがあるんだ? 読んでみたい。

466 :Classical名無しさん:05/10/10 23:23 ID:423RaEho
>>454
嵯峨野は一条の事一条って読んでましたね。あと「さっさと」とかのケアレスミスすみませんでした。

467 :Classical名無しさん:05/10/11 00:24 ID:QumCnc2s
>>460
俺も読んだコトあるような気がするゆ。

468 :Classical名無しさん:05/10/11 01:26 ID:F0zDhbZA
>>460
IFスレ23の935と936ではあるまいか。

469 :Classical名無しさん:05/10/11 01:48 ID:NwlUWmec
>>468

情報、ありがとう。
分校にログがなかったから諦めようかと思ったら、専ブラ内に残ってた。

ネタから連想される内容そのまんま直球で面白かった(*´Д`*)

ところで、IFスレ23以降の過去ログを保存してる所ってあるの?

470 :Classical名無しさん:05/10/11 01:58 ID:DS37rA.g
ないんじゃないかな。
神がまとめてくれるのを待ってるんだが・・・

471 :Classical名無しさん:05/10/11 02:12 ID:NwlUWmec
なるり。

472 :Classical名無しさん:05/10/11 02:55 ID:cs1xV.j.
>470
貴様が神となるのだ!!

473 :Classical名無しさん:05/10/12 00:24 ID:ZtcosU0s
とりあえずそれをここにコピペすべし。

>IFスレ23の935と936

474 :Classical名無しさん:05/10/12 18:21 ID:w2k4eTVM
SSを書きたい衝動にかられるんだが・・・うまくやれる自信がないorz
練習スレとかないんかな・・・

475 :Classical名無しさん:05/10/12 18:56 ID:UGAXo4V.
ここで生暖かく見守っております

476 :Classical名無しさん:05/10/12 19:04 ID:w2k4eTVM
では書いてきますね
内容は・・・・・・う〜ん。真h・・・ごめん
旗です旗
それでは〜〜

477 :Classical名無しさん:05/10/12 19:56 ID:R0rIFKuE
アソサラはもう終わり?
残念だったね

478 :Classical名無しさん:05/10/12 20:50 ID:w2k4eTVM
ハァッハァッ・・・旗がかけない
路線変更して、王道おにぎりにしますた

明日には投下しようかな

479 :Classical名無しさん:05/10/12 21:00 ID:IuAffmXc
糞がきてもGJだけで済ませような
粘着が「文句言うなブヒ」とウザイから

480 :Classical名無しさん:05/10/12 21:01 ID:oFf03tws
罵倒が書かれてもスルーしような
煽りがウザいから

481 :Classical名無しさん:05/10/12 21:21 ID:IEQlpCa6
>>479
粘着ウザス

482 :Classical名無しさん:05/10/12 23:17 ID:dLvYaGN2
>>473
よくみたら933〜936まで通して1ネタだった。
貼るにはちと長いので
http://www.hakusi.com/up/src/up5154.txt

483 :Classical名無しさん:05/10/13 00:16 ID:XrFwmqSI
低俗な煽り厨さえいなければ書き込む人ももっと増えるんだろうがな。
俺は正直、ここに投下する勇気があるだけでもかってやれると思うよ。

484 :Classical名無しさん:05/10/13 00:27 ID:6oQ2/FXo
>>477最近アソサラってあったっけ?

485 :Classical名無しさん:05/10/13 00:33 ID:PgXhYHlU
>>482

473じゃないけど、サンクス
俺もIF23が見れないから助かったよ

486 :Classical名無しさん:05/10/13 20:13 ID:KlsRZEI.
ある夕食の一幕

絃子「ケンジ君、突然で申し訳ないんだが……」
播磨「ん? どうした?」
絃子「私と――つきあってくれないか?」
播磨「あぁ、いいぜ……買い物か? いつ行くんだ?」
絃子「……そうだな」


487 :Classical名無しさん:05/10/13 21:45 ID:tZiwmrK6
>>482
サンクス!
すげーネタ満載だな。ワロたよ。

488 :Classical名無しさん:05/10/13 22:58 ID:6oQ2/FXo
>>286
そういうの……好きだぜ

489 :Classical名無しさん:05/10/14 01:15 ID:N6B6RQ.U
随分な亀レスだな……

490 :Classical名無しさん :05/10/14 12:58 ID:a4sppNE.
ここまで来たらリレー形式にでも路線変更します?

491 :Classical名無しさん:05/10/14 21:22 ID:yn31bpzw
任せな。
スペシャルローリング→豚にひきにげされる→ハゲ暴露。完璧だぜ。

492 :Classical名無しさん:05/10/14 23:07 ID:WCtJg8SU
豚はリレーじゃなかったな…





…って、そのリレーの話じゃねーよ!
これでいいか?




493 :Classical名無しさん:05/10/14 23:21 ID:VBopdx8g
とりあえず縦笛の続きに期待

494 :Classical名無しさん:05/10/15 19:27 ID:xoVHlxAI
結構前の鉛筆物の続きが気になってる
美琴の入学式での播磨への第一印象が悪いってとこで終わってるやつ

495 :Classical名無しさん:05/10/15 20:10 ID:glQML7/w
すまん。>>493だが鉛筆だった。
あと幽子話の続きが気になる

496 :Classical名無しさん:05/10/15 22:02 ID:3XydCtZM
縦笛と鉛筆間違えるなよ小僧。
ボケが

497 :Classical名無しさん:05/10/16 08:10 ID:7NKRI37g
>>492
あの後、怪我した動物を介抱している姿を見て、印象が若干修正される。
その時点で播磨に少し興味を持ち、以後も何かと動向を気にするようになる。
天満関連で馬鹿な行動を取る播磨に、こいつは本当にあの噂の不良なんだろうか、と疑問に思う。
が、不良集団と喧嘩する姿を目撃し、本当なんだ…と納得するが、普段とのギャップに益々播磨が分からなくなる。

今、某サイトでこの辺まで進んでる

498 :Classical名無しさん:05/10/16 19:13 ID:l64peq9s
>>497
読んで見たいので何処にあるか教えてくれませんか?

499 :Classical名無しさん:05/10/17 00:34 ID:FoD64uF2
「なんで起こしてくれなかったんだよっ!」
 今日も今日とて播磨拳児の怒声が響くのは、言わずとしれた刑部絃子の
マンションである。取り立てて珍しいことでもなんでもない――のだが、
あえていつもと違う点を挙げるとするならば、彼の声に怒りよりも焦りの
色が強い、ということだろう。
「なんで、と言われてもな。私がわざわざ君を起こす必要などないだろう?
 そもそも今まで休みにそんなことした記憶もないしな」
 ついでに言うなら昼まで起きないヤツが悪い、とこちらは普段同様とり
つくしまもない風の絃子である。
「っ、テメェ! 昨日俺が頭まで下げて頼んだだろうがっ!」
「ん……?」
 どたばたと身支度を調えながらわめく拳児の声に、昨晩のことを思い
返す絃子。
「おお!」
『今日もほとんど徹夜になっちまうからよ、明日はぜってぇ十時には
 起こしてくれよ。頼む』
「そういえばそんなことを言われた気もするな」
 気がするじゃなくて言ったんだよ、そう噛みつこうとした拳児だったが、
「だが君が頼みごとで頭を下げるなんて、あんまり珍しくてね。夢かと
 思って忘れてたよ」
「わざとだろそれっ!」
 思わず手が出て掴みかかろうとするが、案の定あっさりと避けられて
盛大につんのめる。いつもならここに追い打ちの一つや二つや三つや四つ
は入るところなのだが、さすがに悪いと思ったのか、絃子も手を出さない。
 代わりに。
「まあ落ち着け」
 余計な一言。
「落ち着けるかっ!」
 そろそろ全ツッコミになりつつある自分に気づき、なにを言っても無駄
かといつもの結論に落ち着いて肩を落とす拳児。が、次の瞬間時計が目に
入ったのか、ぐお、と唸り声を上げる。

500 :Classical名無しさん:05/10/17 00:35 ID:FoD64uF2
「やべぇっ、間に合わねぇっ!?」
「だから落ち着けと……そんなに慌ててどこに行くんだ」
「妹さんと駅で待ち合わせなんだよ!」
「――ふうん」
 じゃあな、と言い捨てて、弾丸のように玄関へと向かう後ろ姿。その姿
がドアの向こうに完全に消えてから、
「ふうん――」
 もう一度絃子は呟く。
 別に彼がなにをどうしようと、犯罪沙汰でもなければそれは構わないと
彼女は思っている。今更高校生相手にあれやこれやとしつけることもなく、
放任主義で十分だ、それが絃子のスタンスである。
 故に、この妹さんこと塚本八雲と彼の不可思議な関係も、関知の外に
ある出来事になる。本来ならば。
「まったく……」
 その溜息が自分に対してか、手のかかる居候に対してか、彼女には判断
がつかない。世の中なんて全部が全部いい方には転がらないのと同様に、
全部が全部悪い方に転がるはずもない、それくらいは理解しているにも
かかわらず、どうにも気にかかってしまう。
 播磨拳児は塚本天満に惚れていて、しかし今彼の最も近くにいるのは
その妹である塚本八雲だ、というこの妙な状況が。
「情でもうつったかな」
 言い訳じみたその一言を踏ん切りに、よし、と歩き出す絃子。ぐだぐだ
していたところで仕方ない、ならばとおもむろに『それ』を棚からひっぱり
出して――



「……」
 ――そして、絃子は街角にたたずんでいる。視線の先には、なんとも
不釣り合いな、見るからにガラの悪そうな少年と大人しそうな少女の二人
連れ。当然ながら、拳児と八雲である。一方的に彼の方が話しているよう
にも見えるが、隣に並ぶ彼女も決して不満げな様子はない。

501 :Classical名無しさん:05/10/17 00:36 ID:FoD64uF2
 一方の絃子は……ちょっとアレな恰好である。目深に被った帽子、秋の
入りにはまだちょっと早すぎるコートの襟を立て、サングラスをかけて
髪は後ろで束ねている。正直な話、あやしい。かなりあやしい。あやしい
が、およそ『変装』に使うものなど一般家庭にあるはずもなく、彼女の
部屋にあったのはそのコート一式だけだった。
 そういえば、こんな恰好をしたヤツをどこかで見たことが――
 そんな気がしたものの、思い出せずに結局思考から閉め出す。むしろ
気になるのは、買った覚えもないそれがどうしてあったのか、ということ
の方で、
「けっこううまくいってるみたいですね」
「ああ、いまいち自分の目が信じられない、が……?」
 余計なことを考えていたせいか、不意に横からかけられた声に返事を
返してしまう。ちょっと待てよと思ったときにはもう遅い、ぎぎぎ、と
首の軋む音が聞こえるような気分で向いたそこには。
「それで、なにしてるんですか?」
 刑部先生、とにこやかに笑うサラ・アディエマスの姿があった。
「……ええと」
 とりあえず、こほんと一つ咳払い。
「なんの話かな? 私は別に君の言う」
「刑部絃子先生ですよね」
 笑顔は揺るがない。微塵も。欠片も。まったく。そしてまた言うまでも
ないことだが、完全無欠の笑顔ほど怖いものもないわけで。
「……ええと」
「せ・ん・せ・い?」
「いや悪かった私が悪かった赦してくれ」
 よろしい、と厳かに告げるその姿は、歴とした修道女の姿だ。なにかが
いろいろと間違っているのは些末事として。
「それで、なにしてたんですか?」
「なにって……それは私だって休みの日は街に出るくらいは」
「この恰好で、ですか?」
「……」

502 :Classical名無しさん:05/10/17 00:36 ID:FoD64uF2
 上から下までゆっくりと下りていったサラの視線が、再び下から上まで
ゆっくりと上がっていき、最後に小首を傾げる。笑顔。
「あー、うん、それでだね、たまたまあの二人が目に入ってね、なんとなく
 見てた、それだけだよ」
 君の方はどうなんだ、となんとか切り返してみる絃子。
「私も同じです。たまたま歩いてたら、八雲と先輩が目に入って」
「たまたま、ね……」
 上から下までゆっくりと下りていった絃子の視線が、再び下から上まで
ゆっくりと上がっていき、最後に小さく溜息。やや引きつった笑顔。
「はい、たまたま、です」
 変わらぬ笑顔でそう言ったサラは、真っ直ぐにおろした髪を手ですい
てから、やたらとレースのついたスカートの裾をつまんでくるりと回って
みせる。ゴシック・ロリータ。
「女の子って、気分を変えたいとき、ありますよね」
 しれっと言い放つ姿は、もはや文句のつけようもない。気力が萎えて、
否、吸い取られていくような気分になったところに。
「でも先生、どうして八雲と先輩のことを?」
「そりゃ一応保護者としては――」
「保護者?」
 見えないナイフが最短距離で突きつけられる。
「ああいや、保護者というかさ、一応私も担任として生徒を預かる身だから
 してね、」
 さあどうする、という気持ちと、もうどうにでもなれ、という気持ち。
その二つがせめぎ合っているのかないまぜになっているのか、それすら判断
出来ないまま、なんとか絃子が次の言葉を紡ごうとしたとき。
「なーにやってるんですか、絃子さん」
 またしても不意にかけられる声。助かった、そう思ったのも束の間。
「……葉子」
「こんにちは、笹倉先生」
 サラさんも一緒なんだ、可愛いね、その恰好――などと、脳天気な会話を
交わす親友の姿に、これは余計にまずいことになるんじゃないだろうか、
そんな確信めいた予感が絃子を襲う。

503 :Classical名無しさん:05/10/17 00:37 ID:FoD64uF2
 そしてまあ、お約束通り。
「あ、あっちに塚本さんとけん……じゃなくって、播磨くんもいるんですね」
 おーい、と手を振る姿に、真剣に今すぐこの世が終わらないだろうかと
願う絃子だが、当然それは叶うべくもなく、向こうから二人が歩いてくる。
「えっと……それじゃ、みんなでお茶にしましょうか」
 そしてサラは、やっぱり笑顔だった。


「へえ、そうなんだ」
「はい。それにですね……」
 別段担任でもなければ選択授業も違うはずなのに、何故か会話の盛り上がる
サラと葉子を横に、なんとなく微妙な空気の流れる残り三名。それでも、織り
込まれる美術やクラスメイトの話題に、どちらかといえば八雲はまだそちらに
参加している方だ。
「……」
「……」
 結局、なんとも剣呑な空気を発しているのは拳児と絃子だけになる。
『どういうことだよ』
『私に聞くな』
 無言で交わされるのは、激しい攻防。時折心配そうな視線を向ける八雲に、
けれど清々しいほどにその空気をスルーしているサラと葉子。おまけに、
思いだしたように投げられるボールは、
「絃子さんはあんまり男の人と出かけたりしませんよね」
 危険球である。
「……そりゃ、まあ、ね。と言うかさ、どうしていきなりそんな話になるんだ?」
「塚本さんと播磨くんは一緒に買物してたんだな、って思ったら、なんとなく」
「ああ、そう……」
 げんなりする絃子だが、
 ――俺は一体なにをやってるんだろう。
 その隣に座る、ちょっと虚ろでアンニュイな彼こそが、最大の被害者だったに
違いない、と一応記しておく。


504 :Classical名無しさん:05/10/17 00:38 ID:FoD64uF2


「今日は楽しかったですね、絃子さん」
「そりゃ君はね」
 ここまでくれば開き直るしかない、という絃子の言葉にも、はい、と返す葉子。
そのどこからどこまでが本心なのか、付き合いの長い彼女も実のところ見切れて
いない。
 でもまあ、と絃子は思う。それが笹倉葉子であり、なんだかんだといって、昔
から変わらずそばにいてくれる友人の姿だ、と。多少のことには目をつぶっても、
返しきれないくらいのお釣りがそこにはある。やれやれだよ、そう内心で呟き
ながらも、苦笑気味ながら笑顔で、さて帰るか、と口にする。
「……おう」
 と、こちらもこちらでどこか投げやりな口調で立ち上がる拳児。帰るべき部屋に
足を踏みだしかけた二人の背に。
「あれ? 一緒に帰るんですか?」
「「……っ」」
 サラ・アディエマスは、笑顔で最後までわりと容赦なしだった――が。
「冗談ですよ」
 そう言って、先刻までとはほんの少し違う、穏やかな笑みを浮かべる。
「大丈夫です、きっと最後にはみんな上手くいきますから」
 なんの脈絡もないようなその言葉は、しかし慈愛に満ちた、修道女然としたそれ
だった。それじゃ、お先に失礼しますね、誰かがなにかを口にする前に、そう告げ
て歩み去るサラ。後に残されるのは、なんとも言えない空気だけ。
「――参ったね、まったく」
 やがて吹っ切れたように言って、隣で訳の分からない様子をしている拳児を見る
絃子。お世辞にも立派なやつだと言えないにしろ、昔と違ってそうそう道を踏み外す
輩でもなくなったし、もう少しくらいは信用してやるか、と思う。決して口にすまい
と同時に誓うが。

505 :Classical名無しさん:05/10/17 00:38 ID:Qt5QtHEo
         ,.、.-.ッ..、、
       /:::::::::::::::::::::\
        /::::/:::::i::::::::i:::;:::;::',
      ノ|l:i:r|!:、|i::::iメ;:ハ、i:::!
      !ハ:!kモi`|リ!'fテ;〉';/!
     ノ≧;i:ミ:、 , _彡ハ   シエン
     ,,ゝ〈::ヽlト;_、¨,.ィ/ヾ
     ヾ:'、ヽ;::|,,ノ  !_,ィ::、
      ,、7゛ i|::', 、 , `"|::::`ヽ、
     i,./ ./|::::',    i:::::i:::::::ヽ
   //  /:j:::::::',  ,:  |:::::l|:::::::::',
  i''゛7'゛  /''゛ ::/; i  |:/:ノ:::::::::::',
  |::i゛  ./:::::/ ノ `;.ノ‐'゛:::::::メ:::::ヽ
  !::|  /`''~i.`´ ,r'゛_;;-―‐:'゛:::::::_ノ
  ゛|`'゛!!!!!!!!!!i,  ,'ヾ,´ ヽi'' "|`‐'i゛
   `:,!!!!!!!!;、''/ |:::i:ヽ   `'' "´` i
    `'''"゛ /  l::::::::!:`" '' ‐;-- '
         /  .|:::::::::::::;':::::::l
        i   、|i:::::::::、:::::`゛',
      i   `|:::::::::::ヾ:::::::::',
       !     |:::::::::::::::::::::::::',

506 :Classical名無しさん:05/10/17 00:39 ID:FoD64uF2
「帰るぞ」
 今度は残っているのが『刑部さんちの事情』を知っている葉子と八雲なだけに、
自然にそう言って歩き出す絃子。
「それじゃまたね、拳児君」
「……うす」
 今日初めて名前で呼んだ葉子に軽く頭を下げ、
「それじゃ先輩、また明日……」
「おう」
 ぺこりと頭を下げた八雲に軽く手を上げ、いろいろと釈然としないものを抱えつつ
拳児も歩き出す。その先、夕陽の逆光の中でさっさと来いと絃子が呼んでいる。
「……んだよ」
「今日の夕飯、君が作れ」
「はぁ!?」
「もう疲れた。今日はなにもする気にならない」
「……俺だって同じだ」
 はあ、と二人揃って溜息。
 どうしてこんなヤツを置いてやっているのか、と今更ながら絃子は思い、でもそれは
もう幾度も考えたことで、いつだったか葉子にそれをこぼしたときのことを思い出す。
『家族って、きっとそういうものですよ』
「家族、ね……」
「はぁ?」
 そんな呟きが聞こえたのか聞こえないのか、怪訝そうな顔で聞き返してくる拳児。
その顔をしばらくまじまじと見つめ。
「――どうせなら、もう少し出来がよければ、な」
「どういう意味だテメェ!」
 そしてまた、際限のない口喧嘩が始まる。概ねその結末は決まっているけれど、不思議と
それを不毛だと諦めとようとはしない二人の姿がそこにある。きっと、その姿はこれからも
そこにあり続けるのだろう。いつか、彼が彼女の部屋を出るその日まで。
 ならば。
 やはりそれも、家族の団欒と取れる――かも、しれない。たぶん。

"Everybody Goes, Forever and Ever." closed.

507 :Classical名無しさん:05/10/17 00:42 ID:iicy3jfM
終わり…か?

508 :Classical名無しさん:05/10/17 05:57 ID:OI1GgIDE
まずはGJ。
おもろかった。なんつーかなごんだよ。
次にも期待します。

509 :Classical名無しさん:05/10/17 11:46 ID:SE4kf1iE
GJ
ゴスロリサラは非常に見てみたい。

510 :Classical名無しさん:05/10/17 12:20 ID:9lezn0Ew
>>497
詳細希望
これってNICE TO MEET YOUのことだよな?
あれってどこかで続いていたのか?

511 :Classical名無しさん:05/10/17 15:56 ID:8HLldW6w
結論
サラは黒い
絃子はツンデレ

GJ

512 :Classical名無しさん:05/10/17 20:41 ID:5q5VHI/2
ツンデレはお嬢じゃないのか?

513 :419:05/10/18 01:45 ID:Gek7ow.g
かなり色々と反省するところがありましたが、
取り合えず書き上げたので投下します。

514 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:47 ID:Gek7ow.g

――空が茜色から藍色に変わってゆく。

いつもと同じ夕暮れ。
いつもと変わらない風景。

だけど、ひとつだけ違う事があった。

いつも楽しそうに私に話しかけてくる男の子。
…ハルがそこにはいなかった。


(………)


夕日が完全に落ち、さっきまであんなにも紅かった空や海が、
あっというまに闇に染められていく。

いつもならば、とっくに家に帰っている刻になっても、
私はずっとその場所に座り、空を眺めていた。


次の日も、その次の日も。
ハルがこの場所に姿を見せることはなかった。

独りだけの夕暮れ。
今までに何度も一人で眺めていたはずのその夕暮れが、
私には…とても長く感じられた。

515 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:48 ID:Gek7ow.g
次の日の昼過ぎ。
田んぼの傍で噂をする村人たちの話を聞いたのは、本当に偶々だった。

――ハルが風邪を引いた。

聞く話によると。いつも元気に暴れまわっているガキ大将のハルが
たちの悪い風邪にかかり、すっかり塞ぎこんでいるという事だった。


その日の夕方、私は前に聞いていた記憶を頼りにハルの家を訪れた。
家の戸を叩くと、すぐに若い女の人が顔を出した。

「…はーいっと、おや?見ない顔の嬢ちゃんだね」
「あ…」

その女の人は私を不思議そうに見つめると、思い出したように手を叩いた。

「ああ、そっか。あんたがお夕ちゃんだね?
 …まってな、今ハルの奴呼んで来るからよ」

そう言い残し、家の奥に消えていった。

516 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:49 ID:Gek7ow.g

『な…なんだよ…琴姉………え!?あいつが…!
 …ちょ…ちょっと待てぇ、今出るって…』

ドタバタと音がしたかと思うと、
入れ替わりで奥から姿を見せたのはハルだった。


「…お、おう。久しぶりだなぁ!」
私の姿を見つけると、ハルはそう言って恥ずかしそうに頭を掻いた。


お見舞いに持って来た握り飯を渡すと、
ハルは大げさ過ぎるほどに喜び、その場で二つを平らげた。

「…こんな風邪なんてたいした事ねえのによ、
 琴姉が表に出してくれねーんだ、まったくよ―――」

「――元気になったら、またすぐ遊びに行ってやるからよ!
 もうちょっとだけ…待っててくれねえか?」

飯粒を頬につけたまま、楽しそうに笑うハル。
その声を聞いて、私はここ数日の微かな寂しさが消えてゆくように感じていた。

517 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:50 ID:Gek7ow.g
「……ハル」
「ん?」

「……私も待ってる。…私も……ハルに見せたいものがあるから…」

私は、ハルにそう告げた。

たったそれだけの言葉だったけれど、
その時の私には、それが…精一杯の勇気だった。


ハルは少し驚いたような顔をしたかと思うと、

「…あ…ああ!…だ、だったらよ」

「俺も…おめぇに見せてぇモンがある、からよ…
 今度行く時にもってくから、えっと…ち、ちゃんと待ってろよ!」


――そう言って、もう一度大きく笑って見せた。







けれど、もう一度ハルがあの高台を訪れる事は…なかった。


518 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:53 ID:Gek7ow.g


――流行り病だった―――


突然村を襲ったその病に、
体の出来ていない子供を中心として、たくさんの人が倒れていった。

村に一軒しかない医者はもとより、
高台にある神社にも、たくさんの人が救いを求めて訪れた。

 『なあ、おユウ…あんた、神様の力を持ってるんだろ?
  だったら助けてくれよ…なぁ…頼むよ…』

いつも忌み嫌っていた私の元に助けを求める人さえもいた。


けれど、私は勿論…神社の神主さまだって、
流行り病を治す術なんて、持っているはずがなかったのだ。

519 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:54 ID:Gek7ow.g

――たった数日で、たくさんのものが壊れてしまった。


木戸の隙間から見る空は、どんよりと曇っていて。
今にも雨が降り出しそうだった。

私はその空から目を背けると、
横になったまま、今までにあった色々な事を考えていた。



 …私は、今までにたくさんの人の心を視てきた、
 私を『嫌い』だという人の心を。

 …だから…私だって同じだった。
 私は…みんなが嫌いだった。

 ……なにより、私のこの『心を視る能力』が…嫌いだった。

 
 それなのに…
 

 それなのに…私は…


520 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:57 ID:Gek7ow.g
―――その時、家の戸を叩く音がした

戸の外に立っていたのは、
数日前ハルの家に言った時に会った、ハルの姉さんだった。
落ち着かない様子のお琴さんは、私が何かを尋ねる前に口を開いた。

「なぁお夕ちゃん、うちのハル知らねぇか!?」と。


私は暫くの間、それがどういう事なのかが理解できなかった。だけど…


「……ハルが…いなくなったんだ」

お琴さんはそう言うと、力なくその場に座り込んでしまった。

「あいつ…ユウちゃんが来た時は、馬鹿みたいに元気だったんだけどさ…」
「…あの後、だんだん熱出てきてな…今日の昼過ぎごろ目ぇ覚ますまで
 ずっと苦しそうに寝込んでたんだ…」

「この流行り病じゃ…医者も神社も大した事もしてくんねぇ…
 出来る事って言ゃあ、粥を作ってやることぐれえだったんだけど…」
「その、ちょっと目を離した隙に………」



――――私は、お琴さんの話を最後まで聞く事無く
―――――ぽつぽつと雨の降り出した村へ駆け出した。

521 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:59 ID:Gek7ow.g
ザアザアと降りしきる雨が、髪を濡らしてゆく。

体に、心がついて来ない。
そう思うほどに、私の足は速くなっていく

――あの場所を目指して。


  (はぁ…はぁ…)

呼吸が速くなっていくのがわかる。
長く続く坂を上りきり、神社へと続く石段の前に辿り着く。

辺りを見渡しても、誰もいない。
いつもの晴れた夕方なら、決まってこの場所で遊んでいる子供たちさえも。

私は急いで石段を駆け上がった。


522 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 01:59 ID:Gek7ow.g
一段一段を上るごとに、体中が軋むように痛む。

 (…はぁ…はぁ……ッ…)   

息を吸うたびに胸に焼けるような熱さが走り、足は石のように重くなっていった。
いつも登り慣れた階段なのに、どうして今日はこんなに苦しいんだろうか。
そんな事が脳裏によぎる。

答えなんて自分でも解っていた。数日前から私の体は、
何とも言えないだるさと痺れに襲われていたのだから。

でも、そんな事はどうでもいい。
あの場所に…

あの場所に、ハルがいるから。

それだけは間違いなかったから…だから、走った。

523 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:01 ID:Gek7ow.g

―――ハルは……あの場所にはいなかった

 「…………」

――だけど、きっと…ハルの目には、今、あの場所の夕日が写っている。
――それだけは、私にも分かった。


 「………どう…して?」


―――神社の石段を上がりきる、その、ほんの少し手前。

――――そこに…ハルはいた。




 「……どうして…な…の?」



うつ伏せになり、倒れているハル。
その右手に、小さな袋を大事そうに抱えてたまま。

とても嬉しそうな…笑みを…浮かべたまま。

524 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:03 ID:Gek7ow.g

 「……わからない…」

雨に濡れた髪を拭い、その男の子の顔を覗き込む。

――その拍子に、彼の抱えていた袋が手を離れ、
―――その中から…小さな紅い櫛がこぼれ落ちた。

 「…どうして?」
 「……どうして、ハルは……笑ってるの?…」


――それを拾い上げ、その短い髪を撫で梳く。

 
 「…教えて……どうしてあの時…私に声を掛けたの?」

「どうして、私に優しくしてくれたの?」
 
 「……どうして……私を嫌いにならなかったの?」


その問いに、もう答えてくれる人はいなかったけれど。

私は…何度も、何度も、それを問いかけた。


   『………誰かを好きになるって…どういうこと……?』


―――雨は止むことなく、降り続いていた。


525 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:07 ID:Gek7ow.g
…モ  …クモ…

「……ん…ッ…」  
「…もう、ほら目を覚まして、ヤクモ!」
「…ヤ…クモ……?」

――目を開けると、そこには私の肩を叩いて起してくれた姉さんの姿があった。

「あ…姉さん」
「んもうっ、八雲ったら。またこんな所で居眠り?」

辺りは夕暮れ、私は神社の境内で伊織を抱きながら眠っていた。

「…そっか……私…またいつの間にか寝ちゃたんだ…」
「伊織と散歩に行くって言ったきり、なかなか帰ってこないから心配しちゃったよ!」
「ご…ごめん、姉さん」

しょうがないなあという顔で、優しく微笑む姉さん。

「ふふ…まあ、そんな事じゃないかと思って…今日は私が買い物済ましておいたよ」
「…ありがとう、姉さん」
「さっ、帰ろう八雲」

「うん…」

そう言って立ち上がろうとすると、急に動いたのに驚いたのか、
伊織は私のひざから勢い良く飛び退き、神社の裏手へと駆けていった。

「あっ…伊織…!」 「待って……っ」

――伊織を追って、神社の裏手へと走る。

526 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:10 ID:Gek7ow.g
少し開けた崖上の高台。そこに伊織は佇んでいた。

「もう…だめでしょう?勝手にどこかに行っちゃ………ぇ?」

その時に、私の視界に入ってきたもの。

―――そこにあったは、どこまでも茜色に染まった世界だった。


「……すごい…」


伊織を抱きかかえたまま、私は暫くの間その景色に魅入られていた。


「すごい…綺麗だね……八雲」

すぐ後から来た姉さんも、
夕日が沈む間際、このほんの一時にしか見れない光景に目を奪われていた。


「…さっき…少し雨が降ったからかな?
 でも…ここでこんなに綺麗な夕日が見られるなんて…私知らなかったよ」
「…雨?」
「うん、そうだよ。私が買い物してる時もずっと降ってたんだから。
 ここに来る途中に、すっかりあがっちゃったけど」

そういうと姉さんは、鞄から二本の折り畳み傘を取り出して私に見せた。


527 :Classical名無しさん:05/10/18 02:10 ID:ron89VPM
支援?

528 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:09 ID:Gek7ow.g
「さあ、帰ろうよ。八雲。伊織」
「………」

――その時、私の胸に何かがつかえたような気がした。

「…」
「どうしたの?八雲」

その場から動こうとしない私を、不思議そうに眺める姉さん。

「…ごめん姉さん……良く分からないけど…もう少し…」

もう一度後ろを振り向くと、すでに日は沈みきり
町はさっきまでと全く違う色に染まっていた。

「もう少し…って、もう夕日も沈んじゃったよ?」
「……うん…でも、もう少しだけ…お願い」

なぜだかは分からないけれど、その時私は
どうしてもその場所を離れたくないと…そう思った。

姉さんは何も言わずに頷いてくれた。

529 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:13 ID:Gek7ow.g

夕日が沈みきり、闇に覆われる世界。
その世界で、姉さんと私は空を見上げていた。

誰もが夕日の紅さに目を奪われた後の、何も無い世界。

けれど、その夕日の向こう側には、確かにあった。


―――さっきまでの夕焼けにも負けないほどの
―――どこまでも透き通る空と


   ―――満天の、星空が―――


530 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:19 ID:Gek7ow.g

神社の石段を下り、私たちはようやく帰路に着く。


                 『――ヤクモ』


その時…ふいに
誰かの声が…聞こえたような気がした。

――それは空耳だったのかもしれないけれど。


  『…八雲…あなたなら

     …あなたなら………いつか教えてくれるかしら…』



―――その懐かしい声は、いつまでも…
―――――いつまでも…私の心の中に、聞こえ続けていた。

531 :夕日の向こう側/後編:05/10/18 02:26 ID:Gek7ow.g
とりあえず、これで終わりです。
今度書くときは、もう少しスクランらしさを出せるものを書きたいと思います。
長文失礼しました。



532 :Classical名無しさん:05/10/18 02:45 ID:OQ5qBra6
予想通りの展開。……だが俺はこういう話に弱いんだ。GJです!

533 :Classical名無しさん:05/10/18 06:10 ID:Ag2E8k5E
押忍!お疲れした!GJした!ぁりざーす!

534 :Classical名無しさん:05/10/18 11:15 ID:eQrWJqgQ
つま












らん

535 :Classical名無しさん:05/10/18 16:06 ID:w4lMJ3xE
スクランっぽくはなかったな。

536 :Classical名無しさん:05/10/18 21:11 ID:BNPa888U
否定的なこと言うと粘着がウザイからGJだけにしとこうぜ

GJ

537 :Classical名無しさん:05/10/18 21:34 ID:25C50E2.
黙ってろ。

538 :Classical名無しさん:05/10/18 23:20 ID:InBjW9r2
黙ってろ

GJ

539 :Classical名無しさん:05/10/18 23:34 ID:OQ5qBra6
播磨「お嬢、この前からGJだけってどういうだよ」
沢近「 GJ 」
播磨「意味わかんねーよ!」
沢近「 GJ 」
播磨「いい加減にしやがれ!」
周防「おいおい沢近ぁ、あんま粘着すっと嫌われちまうぞ」
沢近「なっ、違うわ!私が播磨君に粘着なんてする訳ないでしょ!ただGJって言ってるとつっ掛かって来るから……」
高野「愛理、素直になりなさい」

540 :Classical名無しさん:05/10/18 23:52 ID:QMBIU9n6
ワロスwww

541 :Classical名無しさん:05/10/18 23:52 ID:QMBIU9n6
ワロスwww

542 :Classical名無しさん:05/10/18 23:58 ID:RfbuNxOw
>>540
>>541

2回言った…

543 :Classical名無しさん:05/10/19 01:00 ID:AejRg2gQ
>>539-542
ワロス

544 :Classical名無しさん:05/10/19 01:36 ID:uEUHvFu2
ワロス

545 :Classical名無しさん:05/10/19 06:30 ID:iFoSr1.s
ワロス・ザ・ワロットww

546 :Classical名無しさん:05/10/19 14:29 ID:Cm3a0Cxo
天「もうエリちゃんてば、ツンデレなんだから」(はあと
愛「なっ、てn…」

547 :Classical名無しさん:05/10/19 16:03 ID:CD6fdIUw
「ワロス」→ツンデレ
「つまんね」→ツンデレ
「糞」→ツンデレ

了解。

548 :パート2:05/10/19 21:56 ID:OGb8TsUA
八雲「播磨さん、ワ……ワロス……」
播磨「なっ……、どうしたんだ妹さん!?」
八雲「いや、その……このキャラはツンデレだと思うのでここ『ワロス』と言ったら……」
播磨「妹さん……ワロスなんて言うツンデレはいないと思うけど……新しいぜ!その斬新なアイディアいたただいたぜ!」

カリカリカリ……

播磨「ダメだな〜。いまいちイメージがわかね〜や。妹さん、すまねぇけどここのセリフ言って見てもらえねぇか?」
八雲「え、あ……はい。『ワロス』」
播磨「ちょっと違うな〜。これは?」
八雲「プゲラッチョ」
播磨「次はこれ頼むぜ!」
八雲「ワロス・ザ・ワロット……」
播磨「やっぱり最初の『ワロス』が一番だな!」
八雲(播磨さん、何かが違う……)

549 :Classical名無しさん:05/10/19 22:49 ID:OmRU.j9M
GJ

550 :Classical名無しさん:05/10/19 23:49 ID:iFoSr1.s
うはww
何か旗にぎりテンプレがネタに使われとるwww
ウレシスww

551 :Classical名無しさん:05/10/20 00:46 ID:l3UNkEaI
プゲラッチョ

552 :Classical名無しさん:05/10/20 20:56 ID:QYLnscFQ
>>550
>>548を書いた者ですが旗にぎりテンプレって何すか?

553 :Classical名無しさん:05/10/20 21:21 ID:bK/FPaOk
旗「さて・・・来週こそ旗なわけだが・・・」
おにぎり「ワロス・ザ・ワロットwwww」
旗「うっさい。米は黙ってろ!」
おにぎり「何だと?」
旗「なんだよ?」

討論・・・   ←

超姉「ここですべてを破壊する超姉ですよ」
旗「残念だったな。来週こそ旗だ」
おにぎり「ギガノワロスwwww」
旗「おにぎりうぜぇ!てめーは米でも握っとけ!」
おにぎり「なんd(以下ループ

これが旗にぎりテンプレ
実はこれは二代目で、プゲラッチは初代で使われてた。

え?もしかして知らないでやったの?スゲー

554 :Classical名無しさん:05/10/21 00:25 ID:CGzFwnYw
>>553
これすか〜。知らなかったよ。
取りあえずスレの流れから持ってきてたんで。

555 :アモル:05/10/21 21:21 ID:NHH7AFdk
こんばんは、アモルです。

前回、播磨のキャラが違いすぎとの御指摘を受けましたが、
自分でも書いててそう思ってマシタorz
しかし美琴を播磨に説得させるのはあれぐらいやらないと
難しかったので、どうか皆様御了承下さい。

続き書いたんですが何かやけに長くなったので2回に分ける事にします。
というわけでさわりの部分投下する( ゚∀゚)ノよぅ!

556 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:23 ID:NHH7AFdk
 目覚まし時計が鳴る。

「ん………」

その音で、周防美琴は目を覚ました。
いつもなら目覚まし時計より早く起きるのだが、この日は朝方まで寝付けなかったせいか、目覚ましに起こされた。
 昨日、美琴の片思いには終止符が打たれた。それが布団の中に入っていても頭の中でぐるぐる回っていた。
結局寝付いたのは朝方である。
 靄のかかった頭を振って意識をはっきりさせると、ベッドから抜け出して着替えを済ませ、洗面所に向かった。
洗面台の鏡で自分の顔を見て、美琴は顔をしかめる。

「うわぁ、ヒデェ顔…」

冷たい水で顔を洗い、眠気を無理矢理追い払うと、さっきより少しはまともになった。
 さっさと朝食を食べて予備校に行く準備をしよう、そう思った時、美琴は予備校へ行く目的を思い出した。

「あ…」

自分は先輩と同じ大学へ行くために予備校に通ってまで勉強していた。その目標がスッパリ無くなってしまったのだ。
胸の奥にズキリと痛みが走る。予備校に行けば嫌が応にも思い出してしまう。
行くのを止めようか、一瞬そう考えたが、行こうが行くまいがしばらくはこの事が頭から離れる事は無いだろうと思い直す。
それに物事を中途半端に投げ出すのは美琴の好む所ではない。
 ふと、このまま止めてもお金が戻ってくるわけではないという現実的な考えが浮かび、美琴は苦笑した。

「よし!!」

自分の頬を両手でバチン、と叩くと、気を取り直して美琴は台所へ向かっていった。

557 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:25 ID:NHH7AFdk

          A Route of M  第1話 - Mad Tea Party -

 朝食を済ませて美琴が居間でテレビを見ていると、チャイムが鳴った。

「はーい!」

返事をして玄関に顔を出すと、見知った顔の青年がいた。

「オス、どーした、花井? こんなに朝早く。」
「おはよう周防。これを渡しにきた。」

 来ていたのは花井だった。差し出された手には見覚えのある上着とバッグを持っている。
それは自分ば喫茶店に置いていったものだ。その事を思い出して、美琴は花井に訊ねた。

「ああ、ありがと。…もしかして播磨が届けてきたのか?」
「…ああ、そうだ。」
「そっか…、今度礼を言っとかねーと……」

美琴はそれらを受け取りながら呟いた。ふと、花井の顔に小さい痣や傷が複数あることに気付く。

「あれ? 顔怪我してるけど何かあったのか?」

道場でやったにしては派手なので、疑問に思って聞いてみた。

「うむ、その事なんだが…」

花井は答えようとして美琴の顔を見、僅かに眉をひそめて逆に美琴に訊ねた。


558 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:28 ID:NHH7AFdk
「周防。顔色が悪いようだが何かあったのか?」
「え…?」

 少し驚いて花井の顔を見る。普段は猪突猛進なのにこういう時は鋭いのだ。

「…いや、何にも無いよ。別に。」
「もしかして、播磨に何かされたのか?」

 しかし、今回は出した結論が間違っていたようである。

「は?」

意味がわからない。何故そこで播磨の名前が出てくるのか、しかも何か、とは一体何なのか。
美琴が呆けているのに気付かず、花井はそのまま話を続ける。

「一昨日、お前は怪我をして戻って来ただろう。その時、スカートまで破けていた。」
「あ、ああ…。そうだけど…。」

美琴はそこまで聞いて、花井がどんな勘違いをしているのか漠然と把握し始めた。

「その後すぐ、播磨がお前のバッグと上着を持って、お前の家が分からないからと僕の所へ持ってきた。
周防、お前はもしかして播磨に……!」
「い、いや、待て待て、ちょっと待て。落ち着けって。」

 言いながらテンションがどんどん上がっていく花井を、あわてて美琴が押し留めた。
どうやら大いなる勘違いをしているらしい。

「何を言いたいのかは大体分かったから、落ち着け。ちょっとおかしいだろ?」

559 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:29 ID:NHH7AFdk
「おかしい?」
「だってそうだろ? 播磨がまあ、あたしに変なコトしたとしよう。そうだとしても、
何で当の播磨がわざわざ荷物届けに来るんだよ?」
「む…」

 言われてようやく気が付いたらしい。考えなくても普通わかるような事なのだが、余程頭に血が登っていたようだ。

「播磨は単に喫茶店にあたしが忘れてったのを届けてくれただけだよ。 急用ができて慌てて飛び出しちまったから…。」
「そ、そうか…。…ん? そう言えば何で播磨と会っていたんだ?」
「あ? ああ…、ちょっと色々あって、聞きたい事があったんだよ。それより…」

あまり細かく聞かれるのも困るので、美琴は話を元に戻す。

「何だ?」
「いや、お前のその怪我の話なんだけど。」
「ああ、これはその事で播磨と喧嘩になってな。その時の怪我だ。」
「な…?」

流石に驚いた。事もあろうに勘違いして播磨に突っかかっていったとは。

「闘っているうちに当初の目的を忘れてしまってな、結局丸1日殴り合っていたんだ。」

 ハッハッハと無意味に胸を張って笑いながら答える花井に、美琴は頭が痛くなった。
昨日播磨に会った時完徹したとか言ってた気がするが、まさかこういう事だったとは。


560 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:31 ID:NHH7AFdk
「どーゆー体力してんだよお前ら。…しっかし、それって播磨が完全に被害者じゃねーか?」

 呆れながら言う美琴の言葉に、花井の笑顔がピキッ、と硬直する。

「そ、そうだ、僕は何て事を! 学級委員長である僕が、勘違いで不良に喧嘩を売ってしまうとは…!
うーむ、後で播磨に謝っておかねば。」
「ああ、そうしとけ…。」

疲れた表情で相槌を打って、美琴は話を切り上げた。

 花井が家に帰った後、美琴は準備をして予備校へ出かけた。
教室に入り、黒板に向かって、教師の言葉に耳を傾ける。
しかし、やはり目的意識が無くなってしまったからであろう。授業の中身は頭に入っていかない。
自然と、考えは最近あった色々な出来事に向かっていく。先程の花井と播磨の喧嘩、愛理との諍い…。
 ふと、ある事に気が付いた。愛理と天満は、そもそも何で播磨と自分の関係を誤解したのだろうか。
播磨とは特別深い付き合いがあるわけではない。ただのクラスメイトである。
二人だけで会ったのは、矢神神社での邂逅のみ。それにしたって誤解を受けるような事ではないし、
誰かに話した事も無い。
 天満はあの時、播磨が自分に告白する練習をしていた、と言っていた。
しかし播磨の話に嘘がないなら、播磨の好きな人は自分ではない。
自分は不良に助けられた事も、変態に襲われた事もないからだ。
 そして愛理の手にすがりつく播磨。愛理は播磨が勝手に告白してきたと言っていた。
播磨の好きな人とは愛理なのだろうか。そうだとして、何故愛理はあの時自分に突っかかってきたのか。
 考えた末、全ての鍵は播磨が握っているのでは、という結論に至った。
そうこうしているうちに授業が終わる。美琴は、直接播磨に聞いてみようと決めて、帰途についた。

561 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:32 ID:NHH7AFdk
 その1時間後、刑部絃子の家の電話が鳴った。
絃子は見ていたTVの前から立ち上がると、受話器を取りに行く。

「もしもし。」
『あ、播磨さんのお宅でしょうか? 私周防というものですけど拳児君はいますか?』

その美琴の声を聞いて、絃子は少なからず驚いた。

(拳児君に電話とは…、ほとんど記憶に無いな…。しかも女の子…。周防…、確か拳児君と同じクラスの女子だったな。)
「…はい、少々お待ちください。」

 声には驚きを出さずに返事をし、待機音楽をかけて受話器を置くと、絃子は播磨の部屋に向かう。
そのままノックもせずに部屋のドアを開けた。絃子の視線の先では昨日の夜布団に倒れこんだまま
未だに眠りこけている播磨の姿がある。そのまま播磨のすぐ横まで歩いていき、

「拳児君、電話だ。起きたまえ。」

と声を掛けた。しかし返って来た返事は、

「うーん…天満ちゃぁーーん………駄目だよこんなところでぇーー………」

なんてものである。

「………………」

 絃子は懐から最近買ったばかりの電動フルオートハンドガンを取り出すと、下着だけの姿の播磨に容赦なく引き金を引いた。

ヴァババババババババババババババババババババ!!!!!
「ヌ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッッッッ!!!??」

562 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:34 ID:NHH7AFdk
 僅か3秒足らずで数十発の弾丸を打ち込まれ、寝惚ける暇もなく播磨は絶叫を上げ悶絶する。
全弾撃ち終わった後、播磨は酸欠の魚のようにぐったりと横たわっていた。

「うん? まだ目が覚めないか。 仕様が無い、もう1セット打ち込むとしよう。」

播磨がなかなか起き出さないので、換えのマガジンを取り出して再装填する。
それに気付いてあわてて播磨は身を起こした。

「目ェ覚めるに決まってんだろッ!! いきなり何しやがるッ!?」
「箱出しのままのスペックだからそれほどの破壊力は無いはずだが?」
「改造ガンを前提に話すんじゃねえよ! 普通の状態でも十分痛ェんだよ…って、そうじゃねえ!
何で撃たれなきゃなんねぇんだ!?」
「いつまでたっても眠りこけているからだ。もう夕方なんだからいい加減起きたまえ。」
「俺は昨日徹夜してんだよ! ったく…折角いい夢見てたってのに………。」
「夢を見るという事は眠りが浅いという事だ。丁度いいだろう。」

 安眠を強引に妨げられ憤然とした表情の播磨に向かい、思い出したように絃子は言った。

「それはそうと、拳児君、電話だ。」
「あ? 電話?」

播磨は不機嫌そうに頭を掻き毟る。

「チッ…誰だよ人が寝てんのに……。」
「同じクラスの周防さんからだ。夕方まで寝てる君がおかしいんだよ。」
「何…? 周防だ……?」

 不機嫌さは抜けないものの幾らか落ち着いた様子で、播磨は電話機に向かった。


563 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:39 ID:NHH7AFdk
 播磨は受話器を取って相手に返事をした。

「もしもし…。」
「あ、播磨か? 周防だけど。」
「おう…、何か用か?」
「ああ、あたしの上着とバッグ届けてくれただろ? 礼を言おうと思ってさ。」
「あ? ………ああ、いいって別に。用はそれだけか?」
「いや。…実はさ、ちょっと話があんだけど………」

 播磨と美琴の会話を、絃子は少し離れた所で聞いていた。

「…………話? 何だ? ………ふーん。いいぜ、別に。何時だ?…………日曜で……駅前から……ああ、大体分かる。
じゃーな。」

そう言って、播磨は受話器を置いた。

「あー…目ェ冴えちまった。…飯にすっか。」

そう言って台所へ向かっていった。喉を潤すため台所でコップに水を注ぐ。

「拳児君。」
「何だ?」

 後ろから声を掛けた絃子に、振り向かずに返事をし、コップに口をつける。

「君は何時の間に塚本君から周防君に乗り換えたんだ?」
「ぶっ!?」

その言葉で播磨は口に含んだ水を鼻から噴出した。激痛に鼻を抑えてうずくまる。

「汚いなあ。ちゃんと拭いておくんだぞ。」
「オメェのせーだよ! つーかどーしてそーゆー話になんだ!?

564 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:40 ID:NHH7AFdk
「ん? 今のはデートの誘いではないのかね? 会う約束をしたようだが。」
「会うだけだ! 全く…何か込み入った話だから電話じゃ出来ねーんだとよ。」
「ふむ。…何か心当たりはあるかね?」
「ねえよ。つーか絃子、何でンな事聞きたがるんだよ?」

 やけに細かく聞いてくる絃子に対し、播磨は訝しげに問い返した。

「興味本位に決まってるだろう。男友達からの電話すらない君の所に急に女の子から電話がかかってきたんだ。
何事かあったかと考えるのは当然の事だと思うがね。」
「クッ……、悪かったな友達いなくて。」

憮然とした表情で播磨は言った。

「そう、それでそもそも君と周防君はどういった知り合いなんだい?」
「どう、って言われてもな……ただの顔見知りだ。天満ちゃんの友達だから知ってるだけだよ。」
「……ふーむ。それなら何でわざわざ君に会って話がしたいんだろう。」
「………言っとくがマジで心当たりなんざねーよ、ご期待にゃ添えねーが。」

 美琴との個人的な関わりは無いに等しい。一緒に旅行に行った時でも、互いに互いのグループの一人でしかなかった。

「それと、俺の天満ちゃんへの想いは乗り換えのきくモンじゃねぇ!!」

最後の部分を強調して播磨は話を打ち切り、カップ麺のお湯を沸かし始めた。
 絃子はその背中に、心の中でだけ語りかけた。

(拳児君。君に心当たりがないのなら、それは君にとってとてもいい話か、逆に最悪な話かのどちらかだろう。
良くも悪くも、君は他人に影響を与えるから。そして、それはいつか必ず自分に帰ってくるんだ。)


565 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/21 21:43 ID:NHH7AFdk
取りあえずここまでとします。
近日中に残りの喫茶店編を投下します。

566 :Classical名無しさん:05/10/22 03:25 ID:at0jtW4Y
A Route of Dを誰か書いてくれ。

567 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 06:19 ID:HUVfTHJg

「受け取りたまえ」
「なんだコレ」

 ある休日の午後ことである、8時間も執筆しつづけてさすがに限界な感じの播磨拳児が
 水分と食料と休息、ついでに気分転換を求めて居間に戻ると、なにやら同居人のイトコ殿からプレゼント
 はて誕生日はまだまだであるし、クリスマスでもないし、特別な記念日でもない
 
 これはいとおかし。

 まあ、つーてもそういう日だからといって、彼女からプレゼントをもらった記憶など播磨にはないのだが

 ともかくプレゼントはプレゼント
 いぶかしげに包みを開ける、……ブービートラップは仕掛けられていないようだ。
 前回は開けた瞬間にあやうく右手の手首から先がサヨウナラになりかけた。
 ゾシュっと再生できるナ○ック星人などではない、凡庸な地球人としては危ないところであった。
 今回はそんな、まさにサドン(突然の)デス(死)などという事態はなさそうである。
 いやはや、一安心なことこのうえない。
 しかし、日常でそんな安心感を得るような状況というのは果たしてどうだなんだろうか。

 それは心の棚の上にうっちゃって、包みを破り、箱を開けるとなかには……携帯電話が一つある

568 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 06:19 ID:HUVfTHJg

「おい、こりゃあ……」
「まあ、君も高校生なわけなのだから、携帯の一つでも持ちたまえ」 
「………」
「おや、どうしたんだね?」
「なにを考えてやg」

 スパーンと綺麗にハリセンが一閃

「君はナニかね、優しいイトコ様の心遣いが分からん可哀想な脳みそしか持っていないのかね?
 なんだったら今すぐここで脳外科手術を行って少しはマシな頭にしてあげようかそうだなそうしよう」

 う〜ん、それはとってもスプラッタ。

「なんでもないです……」
「ウム、ありがとうは?」
「ハイハイ、ありがとよ」

 まあ、くれるもんならもらっておこう、なにかしら後ろ黒いことを感じるが
 今は特に問題はないのだから

「ハッハッハ、心配するな、代金は君の通帳から差っ引いておいたし
 月々の使用料も君の口座からガッチリ落とされる」

 訂正、今すぐエマージェンシーな感じです。

569 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 06:20 ID:HUVfTHJg

「うおい!! いらんことすんじゃねーよ!!」
「いやー君ときたらフラリと出ていっては連絡がつかないなんてことが多々あるからね、仕方がない」
「だかっらて……」

 笑顔の刑部センセの『ぐワシっ』な擬音が痛々しいアイアンなクローで播磨拳児の頭がギリリと軋む

「仕 方 が な い だ ろ う ?」

 クレーンのように、播磨の体がぐぐいと持ち上がる。
 ただいま播磨の体は地面からおよそ20p、生命の危機的ピンチだッ!
 それにしても、絃子サンの細い体にそんなマッシヴな膂力がどこにあるのか興味は尽きないところ。

「そ、そうデスね……」

 かくして播磨は携帯電話をゲットさせられたのである。
 ついでにあの世の片道切符もゲットしそうになったのはご愛嬌。

「今のうちに私のアドレスと番号はすでに登録しておこう、消すんじゃないよ」
「へいへい……」
「もし消すような馬鹿なマネをすれば……キミの命どころか存在が消える、いや消す」

 まじですかー
 いやーものゴッツイ横暴さがいっそ清清しいですね。

 とにもかくにも播磨は刑部絃子のアドレスと番号を手に入れた!

「登録名は……イトコでいいだろう、分かりやすい」
「いや、逆に紛らわしいんじゃねーか」
「ハッハッハ、反論するなら遺書を先に書いておきたまえ」

570 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 06:21 ID:HUVfTHJg

「――ということがあっただって?」
「はあ、まあそうッス」
「へ〜良かったね〜」

 今の話のどこがらへんが?


 どういうふうに受け取ったら「良かった」になるのかゼヒ聞きたいトコロである。

 さて、ところ変わって美術室横の姉ヶ崎妙の個室である。
 もちろん話し相手もこの部屋の主である彼女だ。

「私も携帯電話持ってるよ〜ホラ」
「そっすか」
「いいでしょー」

 そんなことをいい歳をした大人の女性が自慢するのもどうかと思うが
 可愛いのでヨシとしようじゃありませんか

「ハイ、これが私の番号とアドレス」
「はあ」
「登録、しておくね」
「い」

571 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 06:23 ID:HUVfTHJg

 聖母のような微笑みながらドス黒い瘴気ほとばしる姿は、まさにアメージング。
 ありえない……なんだあの…禍々しいオーラは!!!
 そりゃ骸骨の中からでもビビルという話ですよ。

「拳児君、今の、『え』というのはどういうことなのかな〜?」
「いやいやいや他意はないッスよ!」

 正確には『他意は(あるけれど今ここで言う勇気は)ないッスよ!』である
 いやはや、日本語ってムツカシイ

 ともかく、播磨が弁明をたまえば、しゅるんと黒い渦巻き型のオーラが内に潜む
 アレですね、ドス黒いものが消えずに内に潜むあたりがこの人のくぁwせdrftgyふじこ



 とにもかくにも播磨は笹倉葉子先生のアドレスと番号を手に入れた!

「あ、登録名は葉子お姉ちゃん、にしておくね」
「………」
「ちなみに反論はしてもいいけど、聞き入れません」

572 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 06:26 ID:HUVfTHJg

「――ということがあったんだって?」
「んじゃあ俺は帰らして……」
「やだーハリオったら、今来たばかりじゃない」

 先生、一般的な見方をすれば先ほどの動きは、引きずり込まれた、というのがもっとも妥当かつ的確かと。
 まあ、国語の授業じゃないんだからいいのである。
 細かいことを気にするような男ではダメなのだ、たぶん。

「へ〜dokomoのn203かー。私もdokomoだよ〜」
「そッスか」
「dokomo同士だとメールが楽なのよねー」

 ああ、なんつーかこの後の展開が手に取るように分かる
 当時を振り返ってK.Hさん(仮名)はそう語る

「ハイ、私のアドレスと番号……プライベート専用だから気軽にかけてネ」
「………」
「不満なら……ベッドに直通の番号を教えてもいいけど?」


 ベッドに  直通の  番号って  ナンデスカー

 先生、一応ココは全年齢対象なので、そこらへんをどうか一つ

「………ぅぅっ」

 妥協

 人生がオモシロ不幸な人間にとってはすばらしい言葉である
 ここで妥協しなければ後が怖い、めっさ怖い、ものごっつ怖い

573 :Classical名無しさん:05/10/22 06:45 ID:hOVSWp4A
支援?

574 :Classical名無しさん:05/10/22 08:16 ID:jdlGw/0U
>>570
>>571
間が抜けてないかい?

575 :Classical名無しさん:05/10/22 12:14 ID:LGXjmubQ
全力で支援

576 :Classical名無しさん:05/10/22 12:35 ID:at0jtW4Y
年上ハーレムは非難の対象にはならないよな。

577 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 12:59 ID:HUVfTHJg

 駄目ッ………ここで降りなきゃっ………危険っ……!
 たとえここで……損を取ろうとも……次の大きな災厄から逃れるためにっ……!
 ここはっ……降りるしかないっ……降りるのがっ……生き残る一手っ……!!!
 そうっ……生き残るためっ………!

 そんな黙示録な葛藤の末、播磨は弱々しくつぶやいた

「……プライベートの方でいいッス」
「もう、シャイなんだから」


 とにもかくにも播磨は姉ヶ崎妙のアドレスと番号を手に入れた!

「登録名はどうする? う〜ん、噂の美人保険医とかどう!?」
「たのんます、フツーのにしてください」
「もう、面白くないわね。それじゃあ……美人の妙お姉ちゃんに決定!!」



 フツーってなんですか。

 幾度にものぼるお願いと土下座とイロイロな交換条件の末
 どうにか「お姉さん」という名前で登録されたそうな。

578 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 13:01 ID:HUVfTHJg

「――ということがあったんですよネ、播磨先輩」
「そうなん……ですか……?」

 アレか、矢神高校の女性陣は実はすでに電脳化していて
 瞬時に並列化処理が行われ、個人の知識や経験が全員に広まっているのか
 それとも俺の視神経には新型インターセプターでもついていて
 リアルタイムで全員が俺の行動を監視でもしているのか

 未来チックなことを思わずにはいられない、
 播磨拳児、茶道部部室で物思う17歳の秋

 そんな播磨の話し相手はもちろんサラ・アディエマスと塚本八雲である。

「というか、ワタシとしましてはですね、播磨先輩が今まで携帯を持ってなかったことに驚きです」
「そうか?」
「今時のこーこーせーなら標準装備です」
「まあ、俺にそんな金はねぇし」
「……っ」

 ――せつない

「で、でもやっぱり……」
「それに、俺にゃあメールしたり電話するような人間もいねぇし」
「………くっ」

 目頭が、熱い――

579 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 13:01 ID:HUVfTHJg

「どどドンマイです、大丈夫です、そんな人ならここにいますよ!」
「どこだよ」
「もちろん、八雲です!!!」

 突然話を振られて、二秒ほど呆ける八雲
 一方播磨は、ふいと視線を八雲に向けること一秒後
 都合、一秒ほど二人は見つめあう

 目と目で通じ合う〜 かすかに ン 色っぽい〜♪

 正直な話で、何人の人が分かるが不安ですが、そんなことはうっちゃって
 その事態に気づいた瞬間、目をそらしてしまう八雲
 拙僧はそのとき八雲の頬に紅が射していたのを見逃しませんでした。

 いやはや 青い、春ですなぁ




 ちなみにこのとき、サラの心境としてすでに
「フォッフォッフォ、あとはまあお若い者同士で……」
 というお見合いのオッチャン的思考であったが、ホントに放っておくと
 素でなにも起こらない二人なので、ここは動かざる得ない

「ほら、それじゃあ先輩、八雲とアドレス交換しましょ」
「んーでもな〜」
「いいんです! 八雲もいいよね!?」

580 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 13:03 ID:HUVfTHJg

「え………あ…………」

 八雲、突然のこと、アレやらコレやら、いろんなことで返答不能
 サラ、好意的解釈により八雲が、播磨とのアドレス交換を願っているが恥ずかしいので助けてほしい、と解釈


 ……スゲー解釈だなおい

「はい先輩は八雲に番号を書いてメールを送ってください、ホラ八雲はそれに番号を貼り付けて返信!」

 あわわわわとサラの偉い人にされるがまま二人はアドレスを交換
 お互いの携帯にそれぞれのアドレスを電話帳に登録したのであった。


 とにもかくにも播磨は塚本八雲のアドレスと番号を手に入れた!



「登録名は、もちろん」
「妹さんだな、それ以外にありえねぇ」
「……まあいいでしょう」

 ようやく先手を取る播磨であった。
 ちなみに、なにやら置いてけぼりを食らっている八雲だが
 さりげに心の中で小さく喜んでいるのは、サラの神に誓って君と僕との内緒だっ!

581 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 13:13 ID:HUVfTHJg

 かくして播磨拳児の携帯は

「イトコ」「葉子姉ちゃん」「お姉さん」「妹さん」という

 一見みんな単なる家族に思えるような登録名をしながら
 その正体、相手は誰もが羨むゴージャンスでファンタスティックでマーベラスッ!
 なアドレス帳にとなることとなる。

 しかし、この個人的に羨ましいことこのうえないアドレス帳が
 後にアレでアレなことを起こし、多数の人間を不幸に撒き散らすこととなる
 誰が、どのような不幸になるのかは、誰も知らない。

 ……というか、ぶっちゃけると細かい話の内容をまだ考えてなくぁwせdrftgyふじこ


 とにかくともかく、ここで話の幕は一度閉じるのである。

582 :Classical名無しさん:05/10/22 13:15 ID:kVMi5o56
誰が書いたか一発でわかる文章だなw

583 :ダイヤルMを回すな:05/10/22 13:15 ID:HUVfTHJg

 前スレの933〜936を読んで、その前日を脳内補完して公表
 面白いネタだったので、フト思いついたものであります

 こういうことに問題がなければ、西本たちが電話したときの相手側
 つまりは女性陣での状況の脳内補完を投下させていただきたいですが、どうでせうか

584 :Classical名無しさん:05/10/22 13:43 ID:APIkofqM
とりあえず、黙って話を切らずに一言言っていった方がいい。
ていうか投稿するなら一回でまとめて投稿した方がいいよ。

585 :Classical名無しさん:05/10/22 13:48 ID:QluoB3MA
イイヨーイイヨーGJダヨー!! 面白かったよー!!マジで



586 :Classical名無しさん:05/10/22 17:19 ID:at0jtW4Y
GJGJワロスワロス

587 :Classical名無しさん:05/10/22 17:39 ID:NiwcBTlk
あまり面白くないな……
話が飛びすぎてて深みを感じない。
コメディにしても、もうちょっと描写が欲しいっすね。

588 :Classical名無しさん:05/10/22 18:01 ID:9w2vJbTQ
感想のない指摘

すぐさまマンセーレス

ツンデレ

丁寧な指摘



すごくいい流れだな!

589 :Classical名無しさん:05/10/22 19:03 ID:xqnQzoIA
なんかSSを読んで書いたSSって感じがした
いって言ってるのに『え』というのはどういうことなの、とかワロス

590 :Classical名無しさん:05/10/22 20:57 ID:LGXjmubQ
「反論するなら遺書を先に書け」で爆笑した。まぁ人それぞれだが俺は好きだ。GJ!

591 :アモル:05/10/22 21:59 ID:jh48hC.Y
それでは残り投下します。
>>555->>564の続きです。

592 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:01 ID:jh48hC.Y
 日曜日、播磨は駅前から少し歩いた所にある小ぢんまりとした喫茶店に入っていった。
店内を見回すと、先に来ていた美琴がこちらに気付いて手招きしていた。播磨は美琴の対面に座る。
 ここは矢神高生徒行きつけの喫茶店、メルカド………ではない。
また誰かに見られて誤解されると面倒なので、美琴は個人的に知っている小さな喫茶店を選んだのだ。
まあ播磨にとってはそもそもどうでもいい事なので、この場所で待ち合わせることに疑問を持ちはしなかったが。

「……んで、何だ話って?」

ウェイトレスにコーヒーを注文して播磨は本題を切り出した。

「ああ……その事なんだけどな………」

 どう切り出したらいいかしばらく考えていたが、取りあえず始まりから話してみようと決めた。

「少し前にさ、あたし沢近とケンカしちまったんだ。」
「ふーん。」

播磨は興味なさげに相槌を打つ。

「きっかけはまあ、些細な事だったし、もう仲直りしたからその事はいいんだけど。
その時に沢近と塚本が妙な事を言っててさ。」

塚本、の所で播磨がピクッと身じろぎする。美琴はそれを見逃さなかったが、気付かない振りをして話を続ける。
播磨の一挙手一投足をそれとなく、それでいて注意深く観察しながら。

593 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:02 ID:jh48hC.Y
「沢近はさ、播磨とあたしが付き合っていると思ってたんだ。何故か。」
「………は? 何だそりゃ?」

 播磨はキョトンとした顔をする、当然の話だが。そんな事は全く身に覚えがないからだ。

「で、急にそんな話が出てきたから、あたしはあたしで別の事を沢近に聞いたんだ。」
「何をだ?」

ウェイトレスが持ってきたコーヒーを飲みながら先を促す。

「えーと、前にさ、お前と沢近が道端で手を取り合って見つめ合ってたよな?」
「ゴファッ!?」

喉のコーヒーが逆流して気管に入り、激しく咳き込む。

「お、おい、大丈夫か?」

テーブルを拭くために自分のおしぼりを渡す美琴。

「ス、スマネェ………。」
「いや、いいけど…。それより結局なんだったんだアレ?」
「そ、それは………」

 明らかに返答に窮した様子で、視線が右往左往する播磨。
顔色が赤くなったり青くなったり紫色になったり、その目まぐるしい変化は見ていて面白いが、
そのまま見てても仕様が無いので話を続けた。

594 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:04 ID:jh48hC.Y
「まあ、それはいいや。それで、沢近はお前が勝手に告白してきた、って言ったんだけど…。」
「………………」

播磨の顔色が青に固定された。

「その時急に塚本が驚いた声を上げてさ。」
「つ、塚本が!?」

 気の無い返事の多かった播磨だが、塚本の名前が出てきた途端に食いついてきた。
やはりそれには気づかない振りをして美琴は話を続けた。

「で、塚本の話によるとだな………」
「な、何だ?」

身を乗り出して播磨が聞いてくる。
そして、美琴もこれを播磨に話すのは少し緊張する。まさかとは思いながらも僅かに頬を紅潮させて、

「ええと、その、お前が………」
「俺が!?」
「……お前が、あたしに告白する練習をしてたって………。」

 それを聞いて、身を乗り出していた播磨が付いていた肘から崩れて顔面からテーブルに突っ伏した。
カップの中身がこぼれなかったのは奇跡的と言うべきか。

595 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:05 ID:jh48hC.Y
 突っ伏したままピクピク痙攣している播磨に向かって、取りあえず声を掛けてみる。

「おーい、播磨ー?」

反応はない。しかし段々と全身に力が漲ってきていた。そしてその力が最高潮に達した時、播磨は跳ね起きて絶叫した。

「ガーーーーーーーーッッ!!!何でそーなるんだーーーーーーーッッッ!!!」

その声の大きさに驚いた周りの客や店員の視線が美琴達に集中する。

「は、播磨……落ち着けって。」
「ッ…………ゼェーッ……ゼェーッ……ゼェーッ…………」

何とか呼吸を整えて、気持ちを落ち着けようとする。呼吸が収まってきたところで、美琴が声を掛けた。

「少しは落ち着いたか?」
「………ああ、何とか。思わず取り乱しちまったぜ。」

取りあえず話が出来る状態にはなったので、美琴は話を続けた。

「まあこんな感じだったわけなんだけど。念の為聞くけど、お前の好きな奴ってのはあたしじゃあないよな?」
「たりめーだ。」
「よし、わかった。それじゃあ沢近なのか?」
「な、何でそーなる!?」
「何でも何も沢近に告白したんだろ?」
「………………ッ!!」


596 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:07 ID:jh48hC.Y
 真実を言うことも出来ずに播磨は悶え続ける。

「…沢近でもないんだな?」

播磨の返答は待たずに、美琴はそう結論づけた。

「………ああ。」

僅かにほっとした表情で播磨は応えた。しかしそれはすぐに凍りつく。

「じゃあ、何で沢近に告白したんだ? 否定しないってことは、したのは間違い無いんだろ。何でそんな事したんだ?」
「グッ!?」

 真っ直ぐに播磨の目を見つめながら問い詰める。
この事だけは明らかにしたかった。今回の件に関係があるのかもしれないし、関係ないとしても、
もし沢近をからかってそんな事をしたのなら拳の1発でも叩き込んでやろうと思ったのだ。

「………………」
「………………」

美琴は視線を逸らさない。播磨はダラダラ冷や汗をかき続けながらも沈黙を貫いていた。
が、とうとう居たたまれなさが限界を超えた。

「………………間違えました。」

ポツリ、と播磨が呟いた。

597 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:08 ID:jh48hC.Y
「間違えた?」
「………ああ。」
「…あのな、バカも休み休み言えよ。相手の手ェ掴みながら告白しといて間違うなんて事あるわけねーだろ。」

 こめかみをヒクつかせながらも何とか怒りを抑えて播磨に指摘する。
誤魔化すにしてももっと言いようがあるだろうと思いながら。

「ほ、本当だ! 信じてくれ!」
「じゃあその時の状況を詳しーーーく説明してくれ。」
「わ、分かった………。」

でかい図体のはずの播磨が、見る影もなく小さくなってしまった。

「あの時俺は、泣いて走っていくて……好きな子を追いかけていたんだ。」
「追いかける? もしかして泣かせたのか?」
「違う! 泣かせたのは俺じゃねえ! あのヤロォがレトルトのカレーと私どっちが好き?って聞かれて
答えるのに迷いやがったんだ…!」

 うすうす気付いてはいたが、今の話を聞いて美琴は播磨の好きな子が誰なのかをほぼ確信した。

「ふーん。で、その女の子が泣きながら走っていくのを追いかけてったんだな。それから?」
「必死で追っかけたんだが追いつけねえ。とうとう力尽きて倒れたところで、上から手が差し伸べられたんだ。」
「…で、それが沢近だったってわけか?」
「…逆光になってて顔がはっきり見えなかったんだが、髪を横で縛ってたから勘違いしちまって、
その場の勢いで告白しちまってから気付いたんだ………。」



598 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:09 ID:jh48hC.Y
 美琴は話を聞いて頭が痛くなってきた。まず間違いなく本当の事だろう。
嘘をつくならもっとマシな嘘をつくはずだ。

「………アホかお前は。」
「………ウルセェ。」

ほとんど泣きそうになりながら返事をする播磨。

「で、そのあとはどうしたんだ?」

そう、愛理と播磨は今付き合ってはいない。有り体に考えれば播磨が振られたんだろう。
しかしそれでは、何で播磨の事であんなにこじれてしまうのか分からないのだ。

「いや、俺はもうどーしたらいいか分かんねーし、向こうもだまってっからしばらく固まってたんだが………」
「…何か起きたのか?」
「その時丁度俺を居候させてくれてたお姉さんが現れてな。それで………」
「…な!? お、おいおいちょっと待て! 何か今とんでもない事言わなかったか!?」
「………何だ?」
「…お前、女の人と同棲してたのか!?」
「いや、そん時家出してたのを拾ってもらっただけだ。」

 何か話がどんどん滅茶苦茶になってくる。美琴は、半端に聞いただけじゃ駄目だという事を悟った。

「播磨………。」
「何だよ?」

半ば投げやりな口調で返事をした。もうあきらめているらしい。

「最初ッから話してくれ。そもそも何で家出したのか、から。」

599 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:13 ID:jh48hC.Y
 それを聞いて、播磨はガックリと項垂れながら、ポツポツと話し始めた。
好きな子が別の男と一緒に弁当を食べているのを見て不登校になったこと。
自分の夢がそのライバルに及びもせず、ショックで家出したこと。
一人でいるところを女の人に拾ってもらったこと。

「…で、その人とはホントーに何もなかったのか?」
「何もなかった! 本当に食わせてもらってただけだ! 信じてくれ!」

 見た目とは裏腹にかなり一途な男のようだし、涙ながらに抗議するので一応信じる事にした。
そして何時の間にか動物と意思疎通が出来るようになって、それで占いをやっていた事。
神様の真似事をしたのもその頃だという。

「超能力者かおまえは。」
「いや、何かミョーになつかれちまって。」

 神社での事を考えると、わざわざ自分を助けてくれたんだから、基本的にいい奴なんだろう。
だけど、それをあまりのバカさ加減が台無しにしているのだ。美琴はやっと、播磨という男の本質が分かってきた。
 そして、話が佳境に迫ってきた。
その占いをしていた時、好きな子とライバルが客としてやってきたのだ。
その時、先程のカレーの話となり、走り去った子を追いかけ、告白を誤爆し、

「…で、お姉さんが晩メシの話をしたら、あの金髪思いっきり飛びヒザかましやがった、ってわけだ。」

と話を締めくくった。

「………………」

 まあ、告白してきた男が目の前で別な女と今夜の夕食の話なんてしたら普通は怒るだろう。
これで、播磨の事になると何で愛理が妙な反応をするのかは分かった。
しかし、根本的な疑問はそのまま残っていた。

600 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:15 ID:jh48hC.Y
「うん、話は大体分かった。だけどよ………」
「何だ?」
「何だってアイツ等はお前があたしの事を好きだって誤解したんだ?」
「………ワカラネェ。」
「そういや塚本が告白の練習したっつってたけど、あれは何だったんだ?」
「いや、海に行ったときよ、何か急に呼び出されて、「私でよければ告白の練習付き合うよ」って……。」
「…てことはその時既にそう思ってたってわけか。心当たりは?」
「ねえよ。そっちは?」
「あたし?うーん……心当たりねーなぁ。そもそもあたし達って今までこれといった関わりって無いよな。」

 結局、何で播磨との関係を誤解されたのかは分からずじまいだった。
まあ、真相は天満が勝手に誤解しただけ、というどうしようもない理由なのだが。

「うーん………実はあたし、今回の事はお前が原因なんじゃねーか、って思ってたんだけど、違うみてーだな。
悪い、疑っちまって。」

 きっかけはもしかしたら播磨なのかもしれないが、互いに心当たりが無い以上は確かめようが無い。

「………いいって、別に。」

既に播磨は悟りを開いたような遠い目になっていた。

「だけどよ、沢近には謝るなり何なりしねーと駄目だぞ。」
「いや、俺が全面的に悪ィのは分かってんだが、どう言やあいいんだか……。」
「まあアイツはひねくれてるからなあ。ま、機会を窺ってろ。」

 そして美琴は、先程持った確信が事実かどうか、確かめる事にした。

601 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:16 ID:jh48hC.Y
「なあ播磨。」
「あん?」
「お前の好きな人、当ててみていいか?」
「………………」

ガタァァンッッ!!
驚愕のあまり飛び上がる播磨。その勢いで椅子が倒れた。

「な………な………な………な………」
「お前の話を聞いてたら大体分かった。」
「ハ……ハハ………何言ってんだよ………今までの俺の話のどこにそんなヒントが……」

乾いた笑いを浮かべながら座りなおす。しかしそこに止めの一撃が加えられた。

「塚本だろ、塚本天満。」
「………………」

ドガァアァッッ!!
今度は椅子ごとひっくり返った。倒れたままピクピクしている。

「…やっぱ当たりか。」
「ムギョーーーーーーーーーーーー!!!」

絶叫して飛び起きた。

「な、何で………何で分かるんだ!? わかったぞ……エスパーか!? エスパーだなオメェは!?」
「何でそーなるんだよ。お前、同じクラスに好きな子がいるって言ってただろ。
さっきから塚本の話題が出るたびにやたら反応するし、それにレトルトのカレーとどっちが好きか、
って言われて迷うよーな奴、そんな質問しようとする組合せはうちのクラスじゃ塚本と烏丸しかいねーだろ。」
「………………!」

602 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:17 ID:jh48hC.Y
播磨がガタガタと震え出した。

「い…一体何が目的なんだ……?」

真っ青になって恐れおののく播磨に、安心させるように優しく話し掛ける。

「別に何もしやしねえって。それに誰にも言わねーよ。あたしは人の想いを踏みにじるような事はしない。」
「…ホ、ホントに?」
「本当だって。そんなに信用できねーかあたしのコト?」

播磨はしばらく黙っていたが、少しずつ落ち着いてきたらしく、それとともに理性が戻ってきたようだった。

「………いや、信じるぜ。オメェはそんな真似はしねぇ。」
「よし。わかればいいんだ。」

笑顔で播磨の肩をポンッ、と叩く。そして、少し神妙な表情になって美琴は言った。

「…驚かせたのは悪かった、けど、お前にどうしても教えて欲しい事があったんだ。」
「俺に? 一体なんだ?」
「ああ。…お前は、自分の好きな人に、他に好きな人がいたら、一体どうするんだ?」
「………!」

サングラスの下の目が大きく見開かれた。

「お前は……知ってるんだよな。塚本が誰を好きなのか…。」
「………………」
「諦めずに、塚本を想い続けるのか? それとも………」
「諦めねえよ。」

皆まで言わせず、播磨はキッパリと断言した。

603 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:19 ID:jh48hC.Y
「諦めない…のか?」
「ああ。天満ちゃんと烏丸はまだ付き合ってるわけじゃねーだろ。なら幾らでもチャンスがあるじゃねーか。」
「………そっか。諦めねえか。」

 心の中に、羨望に近い思いが生まれた。

「強いんだな、お前は。あたしは、結局何も出来なかった………。」
「…オメェの時は違うだろ。もう付き合ってたって言ってたじゃねーか。少なくとも今天満ちゃんと烏丸は付き合ってねえ。
あのヤローが天満ちゃんの事をどう思ってるか知らねーが、俺が天満ちゃんを想う気持ちは誰にも負けねえ!」
「でも、塚本の好きな気持ちも強ぇーぞ。多分、お前の想いと同じぐらい。」
「なら俺の方を振り向いてくれたら、それを俺に向けてくれるんだろ? 嬉しいじゃねーか!」

その時が来た事を想像し、軽いトリップ状態になる播磨。

「そっか、ありがと。教えてくれて。………よし! んじゃああたしが協力してやるよ。」
「………あん? 何か言ったか?」

 トリップ状態から戻って来て播磨が聞き返す。

「だから、協力するって。あんたの恋が成就するように。」
「………な、何ィーーーーーーーーーー!?」
「んなに驚くなよ。 お前にゃあたしの分も頑張って欲しーんだ。完全にはお前の味方は出来ねーけどな。
あたしは塚本の友達だし、塚本の想いも知ってるから…。」
「い、いや、それなら無理しねぇでも………」
「いーや、手伝わせてもらうぞ。うまくいって欲しいのもあるけど、正直お前を放っておいたら
一体何しでかすかわかったモンじゃねーからな。」
「ムウ………」
「だから………な?」

そう言って、周防が右手を差出した。

604 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:20 ID:jh48hC.Y
「………………」
「………………」
「………………ウシ、分かった。じゃあ頼むぜ。」
「おっしゃ!」

ガシィッ!と力強く握手する。
今ここに、播磨・周防共同戦線が結成された。


「ただいまー…。」
「お帰り、拳児君。」

日が沈みかけた頃に、播磨が帰ってきた。

「拳児君。」
「何だ?」
「周防君の用とは一体何だったんだい?」
「ん…?あー………色々ありすぎて話すの面倒クセエ。」
「そうか。ならば一つだけ聞こう。それはいい話だったのか、それとも悪い話だったのか?」
「うーん………いい話、だったのかなぁ…………?」
「ふむ、そうか。………良かったな、拳児君。」
「あー……そーだなー………」

気の無い返事を返しながら夕食のカップ麺を準備していた播磨だったが、次の言葉で歓喜の表情となる。

「ああ、作る必要はないぞ。今日は外に食べにいこう。」
「マジか!?」
「ああ、何となく中華が食べたいからね。茉莉飯店にでも行こう。」
「よし! ならとっとと行こーぜ。腹へってしょーがねーんだ。」

こうして播磨は、やけに機嫌のいい従姉妹とともに茉莉飯店へと足を運んだのだった。

605 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:22 ID:jh48hC.Y

 一週間後、道場にて

「花井、そう言や播磨と話はつけたのか?」

 練習後、ふと思い出して美琴は花井に訊ねた。

「うむ、何度か電話を入れてみたのだが、その度に切られてしまうんだ。」
「ありゃりゃ…ヘソ曲げてんなあ。」
「うーむ…どうしたら許してもらえるのか………。」

花井が悩んでいるのを美琴は黙って眺めていたが、その時美琴はある事を思いついた。

「なあ、アイツも誘ったらどうだ? 例の茶道部の合宿。」
「合宿に?」
「ああ。お詫びにってことで。一人や二人増えたって構わねぇだろ。」
「ふむ、そうだな…。しかし、連絡がつかんことには………。」
「ああ、んじゃああたしの方から話を通しておこうか。話くらいは聞いてやるように、って。」
「うーむ、そうだな。それじゃあ頼まれてくれるか、周防。」
「おう。あ、高野にはあたしから話しとくよ。」

 そう約束して、家に帰ったあと播磨の携帯に連絡を入れた。電話番号は、喫茶店で会った時に交換していた。

『おう、何だ周防。』
「オッス播磨。花井の事なんだけどよ。話くらいは聞いてやれよ。」
「あ? メガネ? いーんだよあんな奴。」
「まあ聞けって。実は、花井からのお詫びって事でお前を茶道部の合宿に誘うって話になってるんだ。」

606 :A Route of M 第1話 - Mad Tea Party -:05/10/22 22:24 ID:jh48hC.Y
「合宿? 何で俺がそんなのに行かなきゃ………」
「塚本も行くんだよ。その合宿。」

 それを聞いた途端、播磨の態度が一変した。

「分かった。どうすりゃいい?」
「話が早くて助かるよ。だからさ、花井が電話をかけてきたらその誘いに乗りゃいいんだ。」
「おし分かった。周防、恩に着るぜ。」

何か言う間もなく電話が切られる。

「…全く慌しいやつだな。」

しかし、それだけ塚本に夢中だということだろう。播磨を見ていると、自分の想いが弱かったんじゃないか、
とさえ思えてくる。

「羨ましいな…これだけ想う奴も、想われる奴も………。」

 ベッドに寝転がりながら一人ごちる。そのままゆったりと物思いに耽っていたが、

「あ、そうだ。高野に連絡しておかねーと。」

思い出して高野の携帯番号を呼び出す。退屈する暇はなさそうだ。

                                 
                                                          第1話 END


607 :アモル:05/10/22 22:31 ID:jh48hC.Y
第1話はこれにて終了で、次回は合宿です。
わざわざ美琴に行動させなくても播磨は合宿にくるのですが、
きちんと美琴を絡ませたいのでアレンジしてみました。
お楽しみいただけたら幸いです。

608 :Classical名無しさん:05/10/22 22:52 ID:LGXjmubQ
続きを期待する。てかS3が死んでこっちがまた稼働しだしたな。

609 :Classical名無しさん:05/10/22 23:14 ID:QluoB3MA
おう!俺も続きを期待するぜーぃ!!
つーかS3ー!!どうしたー!全然稼働してねぇー!

610 :Classical名無しさん:05/10/22 23:23 ID:at0jtW4Y
期待してるよ続き。

611 :ダイヤルSを回すな:05/10/22 23:50 ID:lvbphkhI
>>581勝手に続き
「ふーん。アンタみたいな野蛮人もケータイ持つようになったのね」
「な、お嬢! テメエ人の携帯を勝手に――」
「あら。アドレス帳に誰か入ってるじゃない」
「勝手に見るんじゃねえッ」
 掴みかかろうとする播磨だが、女性には暴力を振るえないので力づくで
奪うことはできない。

 そんな間にも愛理はアドレス帳をスクロールして見てる。
「このアイコンって女? あ、お姉さんいるんだ…」
 ブツブツ言いながらケータイ家捜しをする愛理。
 そして「妹さん」と入っているのを見て一瞬表情が険しくなる愛理。

 愛理は猛然とケータイに入力を始める。
 やめろとか言ってる播磨の顔面にカウンターでケリを入れながらも黙々と。
「ヒゲ」
「なんだよ」
「私のケータイ番号とアドレス入れといてあげたから」
「な、なんだと?」
「……掛けて来なさいよ」
「は?」
「ご、誤解しないでよ!
 アンタみたいな野蛮人にメールの使い方を教えてあげようと思っただけなんだから!」

 ダッシュして教室を去る愛理。顔面に携帯をぶつけられて><な表情の播磨。
 一生やってろー!な感がするが勝手にココで終わる。

612 :Classical名無しさん:05/10/23 00:11 ID:upZZYIcA
S3死んだ?まだ見れるよな

613 :Classical名無しさん:05/10/23 00:12 ID:upZZYIcA
ごめん、死んでた。もう見れませんよー

614 :Classical名無しさん:05/10/23 03:57 ID:qCZVpj/c
お姉さん達のSSになったとたんまともなスレになるあたり、
どういう連中がこの世界を衰退させたかわかるな

615 :Classical名無しさん:05/10/23 08:12 ID:GlCFsK9c
旧S3がやられた!

616 :Classical名無しさん:05/10/23 08:30 ID:yFHDx90M
>>614
だな
お前と俺のような連中だな

617 :Classical名無しさん:05/10/23 08:51 ID:i57RPZGY
>>614
大真面目な話、S3を作った連中だろ
2chとの並行は許さないとかでかい口叩きながらログも残さず逃走するんだからw

618 :Classical名無しさん:05/10/23 09:05 ID:.vSXimW6
スクランに興味がなくなったんだろ
向こうでもこっちでも並行させようもんなら、絶対叩かれたと思うけどな
ログ云々言うなら保管しときゃよかっただろ

619 :Classical名無しさん:05/10/23 19:59 ID:74XAq83c
粘着は何かにつけて噛み付いてくるな
今度はまともなレスも付けるなって言うのか?
もう、どうしようもないなぁ

620 :Classical名無しさん:05/10/23 20:27 ID:5DawlXh2
被害妄想乙。

621 :パート3:05/10/24 01:05 ID:zW0go2M6
沢近「 GJ 」
播磨「またかよお嬢、わかったわかった」
八雲「播磨さん、今回もとてもキャラが生き生きしていてよかったと思います。……GJ……」
播磨「おっ、さすが妹さんはわかってくれるぜ!妹さん、次回の話についてなんだが」
沢近「ちょ、ちょっとヒゲ!私だってわかってない訳じゃないのよ。詳しく説明したらあなたは自分の甘さに気付けないでしょ。だからあれはワザとなの!ワザと!そうならないようにちゃんと次回からは私に相談しなさい!」
高野「……愛理、GJよ」



花井「おーい八雲君!僕にもGJを!」

622 :Classical名無しさん:05/10/24 01:19 ID:0MAX0YYA
ターミネーター3

623 :Classical名無しさん:05/10/24 02:00 ID:zW0go2M6
駄作と言う事か……

624 :Classical名無しさん:05/10/24 05:35 ID:XUJ7g0ZM
いいねえ。
一瞬といえどもIFスレにも活気が戻った気がしたよ。
ありがとね。

625 :Classical名無しさん:05/10/24 07:39 ID:pPwZbkhY
アリカメんなよ

626 :Classical名無しさん:05/10/24 12:08 ID:hkRhPE4I
ズレータ乙

627 :Classical名無しさん:05/10/24 18:10 ID:RKaC8nMM
S3もあんまり活気ないし・・・
だれか鉛筆補給してくれぇorz

628 :Classical名無しさん:05/10/24 18:47 ID:mZ1lG6AQ
ほらよ


「周防、好きだ」
「アタシもだ」

END

629 :Classical名無しさん:05/10/24 19:44 ID:hkRhPE4I
最近本編で充分絡みのあった派閥なんだから
わざわざここで補給する必要ないだろ

630 :Classical名無しさん:05/10/24 20:02 ID:Gq7IQEfs
>>628
俺は泣いた。

631 :Classical名無しさん:05/10/24 21:31 ID:PmiXIaik
>628
漏れは吹いたw

632 :Classical名無しさん:05/10/24 23:37 ID:zW0go2M6
「周防……これはあん時の」
「やっぱりお前はアタシの神様だよ」

633 :Classical名無しさん:05/10/24 23:49 ID:gD5sFFCM
鉛筆か

美琴が自分の誕生会の買い出しの帰りに播磨に出くわして
お互い恋愛相談みたいな感じになるSSってどこあったっけ?
確か二人の様子を目撃した天満が誤解して本編の海編につながるってオチだったかw

634 :Classical名無しさん:05/10/25 00:07 ID:HFVx/MDM
>>628
そう言えば、その返しから旗が微妙に盛り上がったことがあったな。

635 :Classical名無しさん:05/10/25 00:21 ID:KdVhFF0Q
ずっとおにぎり派だったんだが最近の本編のからみ見て単行本読み返したら鉛筆に目覚めた。
だれか良い鉛筆ss知らね?

636 :Classical名無しさん:05/10/25 00:22 ID:KdVhFF0Q
おっとsage忘れスマソ

637 :Classical名無しさん:05/10/25 00:22 ID:kIeC5EUo
エロパロの方に鉛筆の先駆けと言ってもいい作品があったと思ったが

638 :【金良と金】一:05/10/25 01:04 ID:zYp17CMQ
あれ…あたしって…もしかして…

    ばか?

周防美琴は泣いていた。
顔を笑っていても、心はあの日からずっと。
さあ、開きなさい、扉を。

キィィィィ。

気が付くと、周防はとある神社に来ていた。
いつの間にか開かれた社の扉。
目の前には、なぜか天井から垂れ下がった一本のリング状に結わえられたロープ。
生きることに疲れ果てた周防。
意識はしていなかった。
だけど、吸い寄せられる、目の前のリングに。
全ての苦悩を終らせてくれるであろう、悪魔…否、今はきっと、天使の輪に。

その時。


639 :【金良と金】二:05/10/25 01:06 ID:zYp17CMQ

パアァァァッ。

制服のD、もとい胸ポケットにかけてあった一本の鉛筆。
今の自分と同じ、全てを失った、100円ショップ製品でさえない
ゴミ捨て場から拾ってきたような浮…放浪者の鉛筆。
それが今、金色の光を放ち始めたのだ。
錯覚?
正直、そのような疑問などどうでも良いことだ。
今はただ、その輝きが心地よい。

目を閉じ、身も心も、ついでに衣服も取り去り、
豊満なDを惜しげもなく曝け出しながら、その温もりに身を委ねる。
あくまでイメージ的に。

先輩…好き…大好き…………………………………でも…。
…でも?

彼の恋。
疑念などあるはずないのに。
なぜか光の中、先輩の顔が思い出せない。

彼女にしか読めない心の本。
あまりにも曖昧で複雑で、彼女自身でさえ全てを読み通すことなどできない乙女の心。
そのほんの片隅、ほんの一項の断片に、確かにそれは書いてあった。

    「鉛筆」

そう。
それが、新たな息吹の1ページ。


640 :【金良と金】三:05/10/25 01:07 ID:zYp17CMQ

ばあぁん!

心の本の閉じる音。心の扉が開く音。そして…社の扉が開く音。
まるで夢の出来事であったかのように光は収まり、眼前には闇の社が戻っていた。
背後に感じふたつの気配を除いては。

振り向く。
心配そうな、ふたつが網膜に焼き付く。
そのひとつは、閉ざされたはずの心の一項。
人の形をしたそれは、闇の元凶である彼の者に捧げた彼の感情をぶつける対象ではなかった。
嫌っていたわけではない。
ただ、感情の原点、次元が違っていただけなのだ。
決して交わらぬねじれの位置、それがあいつだった。
だけど…。

播磨「周防おおおおおぉぉぉぉぉっ!ざけるなあああぁぁぁぁぁ!」
花井「スオオオオオォォォォォォォッッッッッッッッ!!!」

だけど、周防は飛び込んでいた。
隣で奇声を上げる、ただ長いだけの銀ブチ眼鏡などには目もくれず、
金の鉛筆をくれた、まばたきのような一瞬の神様に。


641 :【金良と金】四:05/10/25 01:10 ID:zYp17CMQ

おめでとう、D。
おめでとう、尻軽。

鉛筆に「ありがとう」。
そして…。

先輩の影に。
今この瞬間、一瞬にして元カレに降格した影の実力者に。
ただ長いだけの銀の幼馴染に。

     「さようなら」



…心の闇と共に、昔誰かと奏でた縦笛が、無残なまでにへし折れる音がした…気がした。

                         【了】

642 :Classical名無しさん:05/10/25 01:27 ID:sNd08ykM
あんま尻軽扱いしてるとぬっこーすぞきさま。

643 :Classical名無しさん:05/10/25 02:16 ID:0nbtc9cA
そうだぞ周防は安産型だし鍛えてるし、そんなに軽いはずがない

644 :Classical名無しさん:05/10/25 02:25 ID:HFVx/MDM
いい人程損をする、てか。

花井はなんぼか自業自得もあるがw

645 :Classical名無しさん:05/10/25 10:15 ID:nqLYb7CQ
いい加減尻軽ネタ飽きてきた
単に今鳥や花井との絡みが結局フラグでも何でもなかったってだけだろ

646 :Classical名無しさん:05/10/25 13:40 ID:3my8HyDQ
菅「ヘルドボールだ!離すなよアソ!」
麻生「わかってる!」
花井「頼むぞ播磨ぁ!」
播磨「おうよ!このボールはぜってぇ渡さねえ!」
ミコちん「や〜め〜ろ〜!」

647 :Classical名無しさん:05/10/25 18:42 ID:f72Cygqk
尻軽ネタは悪意しか感じられないな
ドリブルみたいにキャラを崩してるわけじゃないし
誰とでも気兼ねなく付き合える美琴の性格を悪意的に解釈してるだけじゃねえか
笑えるネタでもないしな

648 :Classical名無しさん:05/10/25 22:31 ID:NMKx3YDk
八方美人なのは厚化粧より全然嫌だ

649 :Classical名無しさん:05/10/25 22:58 ID:NMKx3YDk
スマン、間違えた

女の人はとても素晴らしい でもヘンなコもいるよね
ホラ あっちこっちと くっついていくような八方美人タイプだ
おいしい匂いに敏感なのは才能だけど
節操ないのは 厚化粧よりぜんぜんいやだ

だった

650 :Classical名無しさん:05/10/26 00:19 ID:ainFlIsg
そうかB'zヲタの俺に喧嘩売ってんのか

651 :Classical名無しさん:05/10/26 17:59 ID:PGJ2xU8I
>B'zヲタ
(´,_ゝ`)

652 :パート4:05/10/27 03:09 ID:T6AvE0eE
花井「なかなかじゃじゃ馬だがいい奴だぞ」
今鳥「やっぱDじゃなかったのか!」
播磨「ありゃ誰が見てもDには見えねーだろ」
麻生「重心が胸にばかりいっているな」
花井「うむ。やはり尻が軽いのが特徴だからな」

周防「ちょっ!?お前ら誰の話を!」

「いや、久しぶりにブロッケンGの話を……」



ごめん……

653 :小ネタ:05/10/27 03:09 ID:JBG1KQjM
なぜか前に書いたものが話題になってる(わーい)

久々に小ネタを・・・三組の兄弟による六角関係がテーマです。
とにかくこんがらがって、何が何やら・・・あくまで小ネタです

天王寺美緒は悩んでいた。
「うーん、どうしたらあの人(注:八雲)みたいになれるかなぁ?」
結論を出すまでに時間はかからなかった。
「よし、明日高校へ行ってみよう!そしてあの人とまた会おう!」



654 :小ネタ:05/10/27 03:10 ID:JBG1KQjM
翌日矢神高校校門前
「文化祭の時とはまた違うなぁ、うわぁ!サングラスにバイクのまま登校
してる人までいる・・・ああいう不良そうな人には近づかないでいよう・・・」

・・お前の兄貴はどうなんだ?

「ああ、でもこのままじゃ中には入りづらいな」
帰ろうかと思っているところへ、
「どうしたんだい?こんなところで」
都合よく絃子先生が現れた。


655 :小ネタ:05/10/27 03:11 ID:JBG1KQjM
茶道部部室にて
「なるほど、文化祭の時に破れた服を繕ってもらったお礼を言いに来た、というわけか・・・」
「はい、そういえばこの部屋だったような気がします。」
「ん、そうなるとサラ君、高野君、塚本君の誰かか・・・おそらく塚本君だろうな」
「塚本?もしかして、塚本さん、て二人いらっしゃるんですか?」
「ああそうだ、姉妹でね。まあ、あれほど似ていない姉妹もめずらしいが」
「おはようございます先生。あれ、お客さんですか?」
「ああサラ君、ちょうど塚本君の話をしていたところなんだ。」
「八雲の?どんな話を?」
「まあいろいろとね・・・何か聞きたいことはあるかい?」
「あの、塚本さんって、誰かとお付き合いしているんですか?」
「うんしてるよ!播磨先輩って言ってね。二人とも口では否定
しているけど、実はかなりのところまで・・・」
(播磨先輩?もしかして修治君のお兄さん?)
「サラ君、私は職員会議があるから失礼するよ・・・それに子供の
前でする話ではないようだが」
「あ、そうですよね・・・ところで八雲呼ぼうか?」
「え、あ!・・・私これで帰ります」
「あれ、八雲にお礼を言いに来たんじゃないの?」
「実は、学校に行くのを忘れていて・・・」


656 :小ネタ:05/10/27 03:13 ID:JBG1KQjM
その日の夕方天王寺家
(ああ、やっぱり修治君が好きなのって、あの人なのかな・・・それにしても付き合っている
人がいて、それが修治君のお兄さんだなんて・・・)
「今帰ったぞ、美緒」
「あ、お兄ちゃん。そういえば、お兄ちゃんの学年に播磨っていう人いる?」
「播磨だと!お前、あいつに何かされたのか?」
「そ、そうじゃなくて、私の友達のお兄さんだから、どんな人なのかなあって・・・もしかして
お兄ちゃんたち、仲悪いの?」
「悪いってもんじゃねえ。高校に入る前からあいつとは何べんもあい見まえたもんだぜ・・・
一人の女をめぐって決闘をしたこともあったな」
「え、もしかしてその女の人って、塚本さん?」
「ん、知っているのか?」
「ううん、あまり知らないけど・・・」
(わぁ修治君や修治君のおにいさんだけじゃなくて、お兄ちゃんの心もつかむなんて・・・
やっぱり美しいって、罪なのね)・・・いろいろ勘違いしているようだが気にしない
「まあ、今では周防の方が・・・」
「へー、お兄ちゃん、周防っていう女の人が好きなんだ!」
「げ、こらこらあまりからかうなって」


657 :小ネタ:05/10/27 03:13 ID:JBG1KQjM
更に翌日、どこかの路上
「あーあ、結局この前は塚本さんに会えなかったな・・・あれ?あそこにいるのは塚本先輩?
どうしよう、話しかけようかな」
「八雲くーん!」
(え、文化祭の時の怖い人・・・やけに塚本さんに親しくしているけど、もしかしてあの人が
修治君のお兄さん?)
「おいメガネ、いやがってるじゃねえか、やめろよ」
「何だと、やる気か?」
(今度はあの不良っぽそうな人が出てきた。そうか!塚本さんが不良に絡まれているのを修治君のお兄さん、助けてあげるんだ!)
「あの・・・花井先輩すいません。私播磨さんと用事がありますので」
「そんな・・・八雲君」
(え?修治君のお兄さんって、あの不良っぽい人だったの?言われて見ればかっこいいかも
・・・花井っていう人あんなに落ち込んでる、お兄ちゃんもこうやって振られたのかな。
お兄ちゃん、周防っていう人とうまくいけばいいけど・・・)
「・・・たく、どうしたんだ花井?」
「周防!いやこれはただ・・・」
「一緒に道場まで行ってやるよ。元気だしな!」
「グスン、ありがとう周防」
(えー!お兄ちゃん、また失恋なの!)


658 :小ネタ:05/10/27 03:14 ID:JBG1KQjM
(あーあ、兄妹そろって失恋なんてやだな・・・まって、まだ修治君の好きな人があの人って決まったわけじゃないし、直接修治君に聞いてみよう)
「修治君!修治君のあこがれの塚本さんって、お姉さんのほう、それとも妹のほう?」
「は、何でいきなりそんな話になるんだよ・・・妹のほうだよ」

こうして次の日、美緒はドジビロンマスクを買ったそうな


659 :小ネタ:05/10/27 03:34 ID:JBG1KQjM
えー以上です。改行忘れたところがありました。すいません
播磨・塚本・天王寺の関係が入り組んでいたので小ネタ(SSにあらず、
ほとんど会話ばっかり)にしました。
ダイヤルMの人、楽しみにしています。

660 :Classical名無しさん:05/10/27 03:34 ID:wiTwwh/M
gj

661 :Classical名無しさん:05/10/27 03:42 ID:T6AvE0eE
>>652です。過疎ってたから投下したらケコーンしてしまった。>>659さんすみません。

662 :Classical名無しさん:05/10/27 07:02 ID:vTmS4X62
GJ

663 :小ネタ:05/10/27 07:44 ID:uiWu/fMI
>>661 それはこちらも同じことなので、気になさらないでください

664 :Classical名無しさん:05/10/27 12:29 ID:t9qC7xyc
なかなかスクランブルな勘違い話ですね。
GJ

665 :Classical名無しさん:05/10/27 23:03 ID:gsk2dw2Q
なるほど、オチで美緒が修治と同じ勘違いをしてるところが萌えどころなわけですな(w

666 :小ネタ:05/10/27 23:12 ID:pTDDG/TE
>>665 はい。一応 ロミオ×シュジエットなので

667 :Classical名無しさん:05/10/27 23:55 ID:XpAw0Ohk
>>666
シュジエットに該当するページが見つかりませんでした。

検索のヒント

- キーワードに誤字・脱字がないか確かめてください。
- 違うキーワードを使ってみてください。
- より一般的な言葉を使ってみてください。

668 :小ネタ:05/10/28 00:43 ID:oVcJmv6s
>>667 えーと、ただ単に柱の「ダメなロミオとジュリエット」と、
二人の名前をかけただけなんで・・・わかりにくくてすいません。
しかも男女が入れ替わってるしw

669 :667:05/10/28 00:48 ID:dlngTXLM
正直そこまで読めんかった。素直にあやまる。

670 :Classical名無しさん:05/10/28 01:50 ID:BqJefJZU
男女入れ替わってるから違うのかと思ってたらやっぱりそうだったのか。

671 :Classical名無しさん:05/10/29 01:45 ID:XaaSp4oE
いつのまにか旧s3のほうも見れなくなってたのね…

672 :Classical名無しさん:05/10/30 10:35 ID:7jtzWS3U
旧S3のログを保存しててどっかにUPしてくれる神キボン

673 :Classical名無しさん:05/10/30 12:16 ID:v8WY5bUg
全部じゃないけど持ってるよ。
持ってるの全部UPするのは面倒だから作者名か作品名指定で俺が持ってたらUPしてもいい。

674 :Classical名無しさん:05/10/30 17:46 ID:M9M4AuFU
>>673
「遅れた言葉と勘違い」を持っていたら是非。
旧S3の保存を始め出したら直後にあんなことになって
1作しか保存できなかった…

675 :Classical名無しさん:05/10/30 19:05 ID:xDdzdk3U
すまねぇ。探したけど無かった。
俺も保存途中で旧S3がつぶれたんだよね。
長編全部とシリアス短編の途中まで保存したけどほのぼの短編がまったく取れてない。
今思うと取る順番間違えてたな。
つうことで「遅れた言葉と勘違い」はないけど上のでなんかあったらまたいってくれ。

676 :Classical名無しさん:05/10/30 19:07 ID:7jtzWS3U
作者名が(´・ω・`)か(`・ω・´)で、
作品名が心地よくひめた場所とかいう初期の作品あったらお願いしますです(-∧-)

677 :Classical名無しさん:05/10/30 19:28 ID:la11gPjQ
シャクリスト氏のIs LOVE All you Need ? ---1st---と ---2st---を持ってないでしょうか?
持ってたらお願いします。

678 :Classical名無しさん:05/10/30 19:34 ID:xDdzdk3U
>>676
それもないわ。すまん。
やっぱほのぼの短編取れなかったのはでかい失敗だったなorz

>>677
あった。
飯食って課題済ませたらUPする。
たぶん明日の朝までには。


679 :677:05/10/30 19:38 ID:la11gPjQ
ゴメン---1st---と ---2nd---やね。
テラハズカシス

680 :Classical名無しさん:05/10/30 19:44 ID:la11gPjQ
>>678d

リロードしろよ、俺……

681 :Classical名無しさん:05/10/30 20:24 ID:wa1d7SlU
>>676
持ってる。今は無理だから明日でいいならうpするけど。

682 :Classical名無しさん:05/10/30 20:35 ID:7jtzWS3U
>>681
サンクス、明日よろしくお願いします
>>678
こちらもサンクス、677氏のリクエストを横から拾わせてもらいます(おい

683 :Classical名無しさん:05/10/30 21:02 ID:W2Kr6FG2
672-682
そういう話は支援スレでしてはどうか?

684 :Classical名無しさん:05/10/30 22:04 ID:IPUU/b.E
シャクリスト氏なら一応現役だから、感想スレッドで本人に頼めばS3’に投稿しなおして
くれるんじゃまいか? UPってのはローダーなのか知らんが、少なくともここに貼るのは
まずいかと。つうかそれなら全部まとめてzipとかでまとめてローダーに上げたほうが早い
希ガス。

685 :Classical名無しさん:05/10/31 07:36 ID:CmlLwnIs
データが色々ごちゃ混ぜになっててすぐにはまとめてUPれない。

>>677
支援スレにあげ完了。

686 :Classical名無しさん:05/10/31 10:37 ID:X22S.DCY
>>685
THX、そろそろ保存した方がいいかと思ってた矢先に落ちたもんでへこんでた。

687 :パート5:05/11/01 19:35 ID:922Vx5h2
サラ「最近、播磨先輩書かないですね」
高野「そうね」
サラ「他に楽しい事でも見つけたんでしょうか?」
高野「そうね……最近みんな旗がどうとか言ってるのは聞くわね」
サラ「旗……ですか。年頃の男の子はみんな好きって言ってますし」
高野「ええ、若いうちはみんな旗を好きになってしまうのよ」
サラ「部長は違うんですか?」
高野「私くらいになると……やっぱりね……」
サラ「やっぱり、なんですか」
高野「それよりサラ、うどんでも食べる?」
サラ「えっ、この部室うどんもあるんですか」
高野「お茶意外にも肉じゃがとかサクランボとかは用意してあるのよ。とは言ってもそろそろきらしてしまいそうだけど」
サラ「は〜。さすがは茶道部ですね」
高野「なんにしろ、播磨君が書かないとね」
サラ「なんだか、オチないですね」
高野「オチなしね」

688 :Classical名無しさん:05/11/01 22:45 ID:diZVt24A
ここで吊り橋話を希望してみる。

689 :Classical名無しさん:05/11/02 00:15 ID:cJSzjodA
こんな感じか?

「この橋、吊り橋なんだって」
「へぇ〜」

END

690 :Classical名無しさん:05/11/02 00:28 ID:k8iMVbJI
マジメにやれよ。即興だが、今吊り橋ネタ書いてる。
あと10分ぐらいで完成するはずだ。

691 :Classical名無しさん:05/11/02 00:32 ID:DGkaoHmM
期待age

692 :吊り橋:05/11/02 00:44 ID:k8iMVbJI
「きゃあ!」
 悲鳴に驚いて振り返ったとき、その少女の体はすでに半ば宙に浮いていた。
「天満ちゃん!」
 播磨拳児は、身を投げ出して天満の手首を握る。
 だが、不安定な吊り橋の上では、少女の軽い体ですら播磨の手には余った。
「うおっ!」
 バランスを崩す播磨。
「ああっ!」
 天満もまた、絶望的な悲鳴をあげながら目をつむった。
「死なせてたまっかよ!」
 播磨は天満の手を握った右手に必死の力を込めると同時に、左手を懸命に泳がせた。
 その手がかすかにロープらしきものにかかる。
「ちぃっ!!」
 祈るような想いでそれをつかむ。次の瞬間、体を引き裂くような衝撃。
「くそっ!」
 固く瞳をつむる播磨。そして数秒ののち、その声は聞こえてきた。
「播磨君……」
 恐る恐る瞳を開くと、眼下に大切な少女がいた。
「塚本……」
 安堵のあまりに力が抜けそうになる自分に必死に鞭を入れ、播磨は天を仰いだ。
 播磨が掴んでいるのは吊り橋を支えているロープ。いくらなんでも、この体勢から天満を引き上げるのは無理だ。
 瞬時に判断して播磨は言う。
「塚本。俺の体を伝って上にあがれ」
「む、無理だよ、そんなこと……」
「塚本!」
 播磨が怒鳴りつけると天満がぴくりと震えた。播磨は声のトーンを落として続ける。
「会いたい奴がいるんだろ? 二度と会えなくなってもいいのか?」
「播磨……君」
「急げ! 俺だって長くはもたねえ」
「う、うん」

693 :吊り橋:05/11/02 00:44 ID:k8iMVbJI
 天満の手が学生服の合わせ目にかかる。意外なほど力強く天満は播磨の体を這い登っていく。
「急げ、塚本!」
 播磨の言葉に天満のピッチが上がる。その手が播磨の顔を払い、サングラスが谷底へと落ちていった。
「え?」
 播磨の素顔を見て、天満が凍りつく。
「うそ……」
「うそじゃ……ねえよ」
 絶望をかみ締める余裕もなく播磨は言う。
「説明ならあとですっからよ。今はとにかく上がれ」
「う、うん」
 自分が助かりたいと言う気持ちよりも、このままでは播磨がもたないという気持ちのほうが今の天満の中では
強いのだろうと感じるのは 欲目だろうか。
 いずれにしても、天満が播磨の体を這い上がって吊り橋の上に戻るまでには、さして時間はかからなかった。
 天満の重みが消えて、すっと体が楽になる。しかし。それと同時に、播磨の体力、そして気力も切れていた。
「天満ちゃん、お別れだ」
「え?」
 目をまん丸に見開いたその少女の顔をまぶたに焼き付けながら播磨は言う。
「もう、限界だ。さよならな。ずっと好きだった。初めて会ったあの日から。じゃあな」
 ロープを握った左手から力が抜けていくのがわかる。瞳を閉じて、播磨は最後のときを待った。
 だが、それはいつまで待っても訪れる気配はない。怪訝に思って瞳を開いて播磨は愕然とした。
 吊り橋の上で、必死の表情の天満。そして、彼女が握っているのは自分の左手首だった。
「ば、ばかやろう! おまえまで落ちるぞ!! 放せ! 頼むからよ!!」
「イヤ! 絶対イヤ!!」
「塚本……」
 こうなった以上、天満は絶対に手を離さないだろう。天満はそういう少女だ。そして、そういう少女だからこそ、
播磨は好きになったの だ。
「くそったれ!!」
 播磨は、残された全ての力を左腕に込めた。そして……。


694 :吊り橋:05/11/02 00:44 ID:k8iMVbJI
 吊り橋を渡りきった播磨は、大の字になって寝転がった。もはや体力はカケラも残ってはいない。
「し、死ぬ……。むしろ死なせてくれ」
「ダメだよ」
 見下ろしてきた少女の顔は、見たこともないほどに暖かい。
「私ね。誤解してた。あのときも播磨君、私のこと、必死に守ってくれたんだね。私……」
 こぼれた一粒の涙が播磨の頬をぬらした。
「塚本……」
 そのぬくもりを噛み締めながら播磨は思う。天満の中にあるあいつを越えることは容易ではないだろうと。
しかし、ようやくスタートラ インには立てたかもしれない。
「塚本。さっきの言葉だけどよ……俺、俺」
 口ごもる播磨を見つめる天満の瞳は、あくまでも優しかった。

 〜Fin〜

695 :吊り橋:05/11/02 00:45 ID:k8iMVbJI
ふう、少し遅くなったけど、なんとか公約果たせた。すげえぜ、俺。

696 :Classical名無しさん:05/11/02 01:07 ID:TXvcP2C2
まぁ、確かに吊り橋話だな。

697 :Classical名無しさん:05/11/02 01:16 ID:T1VOv0NA
この二人の絡みだと「ふぁいとー!」「いっぱぁぁぁぁつ!」とか
そういうギャグ系の展開を期待してしまうのは俺だけか?w

698 :Classical名無しさん:05/11/02 01:29 ID:Hvr9PJes
むしろそれはミコチンで。商品名的に。

699 :パート6:05/11/02 03:44 ID:mhOdQOCI
真吊り橋

沢近『あの時、全裸のヒゲに羽交い締めにされて……最悪だわ
でもあれ以来ヒゲを見ると胸がドキドキと……ドキドキと……
そうか!フラッシュバックだったんだわ!トラウマよ!
トラウマを克服する為には事実をもう一度確認して徐々に慣れていくことって聞いたような気が……。って事は何?
もう一度ヒゲに全裸で羽交い締めに……ってこれじゃ私が変態さんじゃない!』

播磨『あの時、訳もわからずお嬢にシャイニングウィザードされて……ムカツクぜ
でもアレ以来お嬢に攻撃されそうになると胸がドキドキと……ドキドキと……
ってこりゃどう考えたって変態さんじゃねーか!いつからこんな性癖に……天満ちゃん、ごめん!』

沢近「ヒゲ……」
播磨「何だよお嬢」
沢近「その……、やっぱり何でもないわ!」
播磨「そっ、そうか……」

高野『今日もいいモジモジだわ』

700 :Classical名無しさん:05/11/02 09:40 ID:YuRreDbM
もうツンデレ飽きた

701 :Classical名無しさん:05/11/02 10:12 ID:BpJ7Xagk
>>699
もじもじGJ
播磨変態さんワロタ

702 :Classical名無しさん:05/11/02 23:33 ID:dBQe8CSQ
>>699
二人ともアホでいい。GJ。
あんたら一生やってろー!

703 :Classical名無しさん:05/11/04 11:50 ID:gBz.ql.M
今度は顔面ドロップキックだもんな
播磨のトラウマはより深くなったに違いない。

704 :Classical名無しさん:05/11/04 14:20 ID:eBHIYZgY
続真釣り橋

播磨『お嬢の事は確かにアレだが……俺が変態さんな訳は……アレ?そういや俺は天満ちゃんに投げ飛ばされて以来惚れ……』
絃子「どうした拳児君。たまには私が人生の先輩として話しを聞いてあげようじゃないか」
播磨「イトコ……」
絃子「さんを付けろ」
播磨「イトコさん、俺は変態さんなのか!?」
絃子「どうした拳児君!?いくら君が塚本君に振り向かれないからって頭までやられてしまったのか!!」
播磨「振り向かれないとは何だ!いや、しかし今の俺じゃ」
絃子「仕方がない。こういう時はショック療法しか……」
播磨「おい!?イトコ、いやイトコさん!そんなおっきい銃じゃ、ってオイ!オモチャっつっても痛いんだって……だからフルオートはやめ(やっぱり俺ドキドキしてるーー!?)」

705 :偽・吊り橋:05/11/06 15:14 ID:mK5SoL7o
「やめろぉぉぉ〜っ!!俺の、俺の心を読まないでくれぇぇぇ〜っ!!」

「は…播磨さん…(オロオロ)」

「お願いだぁぁ!一晩泊まっていってもいい!バイクに乗っていっしょに朝日を見てもいい!覆い被さってもいい!
相合い傘してもいい!将来良いお嫁さんになってもいいから俺の心だけは読まないでぇぇ〜!!」

706 :続偽・吊り橋:05/11/06 20:12 ID:q0emuSMM
「じゃあ、抱きしめて……名前で呼んで貰えますか……」
「そ、そんぐらいだったら、いくらでもするぜっ! だから読まないで!」
「……」
ぺと。
ふぁさ。
「……じゃあ、お願いします」
「いもう……いや、八雲ちゃん」

かちゃり。

「へ〜、やっぱりアンタ達そう言う仲だったんだ」
「お嬢! なんでここにっ!」
「沢近先輩……」

707 :Classical名無しさん:05/11/07 01:07 ID:hfIEeDbA
ヤクモン策士だな。

エロパロ板でもヤクモンが活躍してるな。いいことだ。

708 :真説吊り橋伝説:05/11/07 02:45 ID:B5HTCWAk
なぜか吊り橋から落ちそうなバカ二人。

「離せ、メガネ!俺まで落ちるだろうがっ!」
「ふぬぬぬぅ〜離さん!離さんぞ、播磨ァッ!」
「ぐぁっ!もう手がしびれて…俺の足から手を離せこの野郎!」
「だまれ!八雲君のため、この花井春樹、この手は絶対に離さん!」
「くっ、ならば!(カチャカチャ)」
「な、何をするっ?!」
「けっ、知れたこと!ベルトをはずしてるのよ。ちっと惜しいがズボンといっしょに落ちやがれ!」
「どこまでも破廉恥なヤツめ!貴様のようなヤツを八雲君に渡すわけにはいかん!(スルッ)」


709 :真説吊り橋伝説2:05/11/07 02:53 ID:B5HTCWAk
「て、てめぇ!?パンツまで掴むな!あわわパンツが!」
あわてて脱がされそうなパンツを押さえる播磨。
「って両手離したら落ちる…っ」


「「う゛あ゛ぁぁぁぁ〜〜っ 」」
谷底へまっ逆さまに堕ちてデザイアなバカ二人。

激流に落ち流され、海へ。

そして

710 :真説吊り橋伝説3:05/11/07 03:06 ID:B5HTCWAk
流れ流され、ここは無人島。
なんのかんので力を合わせ木の上に小屋建てちゃったり食料採集するバカ二人。

「こうやって竹筒に糸をはさんで、ロウを流し込んで固まってから出すと
手づくりロウソクのできあがりだ!覚えておきたまえ」
「よぉし、いいぞぉフランツゥ」
「なんだフランツーとは?」
「か〜っ『ふしぎの島のフ□ーネ』を知らねぇのかよ、ストーリー設定や、
家族愛の中披露されるサバイバル技術の高さで定評のある、あの傑作を」
「僕はアニメは見ないからな」
「けっこれだからガリ勉は」

和気あいあい(?)のバカ二人。

711 :吊り橋伝承2005:05/11/07 03:30 ID:B5HTCWAk
「う、わ、ま、待てったら先に行かないでくれ。高いとこ苦手なんだ」
「ち、しょうがねぇな、ちょっと待ってろ…(シュルシュル)」
ハンカチで美琴を目隠しする播磨。
「さぁ、これでもう怖くねぇだろ」
「あ、あぁ、さんきゅ…って、これじゃ見えねぇだろがっ!」

712 :Classical名無しさん:05/11/07 16:55 ID:FflHZwPU
ベルトを外して下の奴を落とすってシーン、どっかで見たぞ。
何だっけ…

713 :Classical名無しさん:05/11/07 21:21 ID:QkhTh6rY
ヒント 前世

714 :Classical名無しさん:05/11/08 01:26 ID:/2KPPXaw
パート7

東郷「人知れず、誰からも評価されずとも、ただひたすら黙々と作品を書き続ける。
お前さんがたのそのスピリット、いや、そのソウル。
この東郷一雅、心が震えたぞ!」

715 :Classical名無しさん:05/11/08 02:58 ID:cWK007Rg
>>712
俺は「超光戦士シャンゼリオン」で見た>ベルトをはずして下の奴を落とす

吊り橋にかろうじてつかまってる主人公(遊び人系のバカ)が足をつかんでる相棒(生真面目系、でもバカ)を見捨てようとして
ベルトをはずして落とそうとする。

716 :Classical名無しさん:05/11/08 21:26 ID:F7oGjsvw
そういえばうる星で、あたるが面堂を落とすシーンであったはず。
あやふやだがw

717 :Classical名無しさん:05/11/10 01:30 ID:Dnt/jO2w
「――ときに拳児君」
「んだよ、いきなり」
「最近塚本さんとはどうなのかな?」
「っ! い、妹さんとならちゃんと仲良くやってるぜ?」
「ふうん、仲良く、ね。まあそれはいいんだ。だがね、私が訊いてるのは妹の八雲君じゃなくて、
 姉の方――天満君の方なんだが?」
「なっ……そ、そそそんなのイトコにゃ関係ねぇだろ!」
「関係ない。そうだな、なんの関係もない。君が一体誰と『仲良く』して いようと、私にはまったく
 関係ないな」
「……んだよその言い方。なんか文句でも、」
「いや、ないよ。大いに結構。ところで、だ」
「……」
「こういうものがあるんだが」
「写真……? ってオイ! こ、これ……っ!」
「沢近君、だよな。あと君だ」
「俺の完璧な変装をっ!? っつーかそもそもなんでテメェがこんなもん持ってんだよ!」
「……いや分かるだろう、普通」
「……」
「何故そこで意外そうな顔をする。……まあいい、入手経路だがね、我が茶道部には大変優秀な
 部長がいてね、頼みもしないのにいろいろと手を尽くしてくれる、というわけだ」
「茶道とか関係ねぇじゃねぇか!」
「……それは私も思う。というか、真顔で『こんなものがあるんですが』 なんて渡されるのも正直
 困るんだよな。だいたい君と私の関係なんて一言も言ってないのに」
「勝手に一人で困ってろよ……」
「いやいや、そういうわけにもいかないだろう? だって」
「……だって?」
「こんなに面白いものがあるんだから」
「テメェっ!」

以下いつものバイオレンスでドメスティックなハートフル家族間コミュニケーションにつき略。

718 :Classical名無しさん:05/11/11 00:41 ID:tXU6ez4E
「――それで?」
「……なにがよ」
「結局のところどうなの? 播磨君のこと」
「どうもこうもあるわけないじゃない!」
「好きなの?」
「あのね晶、いくらあなたでも……」
「じゃあ嫌いなんだ」
「っ、当たり前でしょ」
「――ふうん」
「……なによ」
「別に。今ちょっと詰まったとか、そんなこと全然考えてないから」
「考えてるじゃないのっ!」
「ジョークジョーク」
「あなたが言うとそう聞こえないのよ……」
「じゃあもう付き合っちゃえばいいと思うんだけど」
「『じゃあ』ってなによ、『じゃあ』って。全然繋がってないじゃない」
「でも、実際いい人だよ、彼」
「それとこれとは関係ないわよ」
「あれ、そこは認めるんだ」
「……そりゃ、まあ、ね。どうしようもないくらいバカだし、ろくでもない
 ヤツだけど――それくらいさすがに分かったわよ、私にも」
「じゃあもう付き合」
「だーかーらっ、なんでそうなるのよ!? だいたいね、私とアイツが付き合っ
 てるところなんて想像出来る?」
「うん。わりと」
「なっ……」
「それはもう愛理が甲斐甲斐しく彼の世話を」
「――晶?」
「ジョークジョーク」
「……ほんと、もういい加減に」
「じゃあダンナを尻に敷く典型的な」
「晶、あなたとはずっといい友達でいたかったんだけど、」

719 :Classical名無しさん:05/11/11 00:41 ID:tXU6ez4E
「私たち友達よね、愛理。大親友」
「もういいわよ……それにね、」
「それに?」
「別にあのバカだけじゃなくて、私が誰かと本気で付き合ってるところなんて
 想像出来ないでしょ、晶にも」
「……」
「本気で、っていうのがね。……ねえ晶、あなたは本気で人を好きになった
 ことなんてある?」
「――あるよ」
「へえ……」
「驚かないんだ」
「だって晶だもの、なんでもありそうな気がする」
「どうも」
「……褒めてないわよ?」
「分かってる。でもそれなら、愛理も好きになればいいじゃない。本気で」
「相手がいないわよ」
「播磨君」
「だからね……ああもう、どうでもいいわよ! でもそれは絶対むりだから」
「どうして?」
「だってバカじゃないアイツ。どうしようもないくらい」
「……それだけ?」
「それだけじゃないわよ、ホントにアイツは他にいくらでも、」
「もういいよ、分かった。愛理らしいね、うん」
「絶対褒めてないでしょ、それ」
「褒めてるよ? ただちょっと、素直なんだか捻くれてるんだか分からない、 
 って思ってるだけだから」
「……」
「でも、私は愛理のそういうところも好きだけど」
「晶――」
「ジョークジョーク」
「っ! ちょっと待ちなさい、晶っ! あきらーっ!」
ちゃんちゃん。

720 :Classical名無しさん:05/11/11 23:37 ID:B5PHhm2c
お題『授業中のピンチ』

721 :Help him if I can:05/11/12 02:26 ID:3HXUfzRQ
 本日の矢神市、天候、晴れ。最高気温は21度──まさに、小春日和。
 遠く北の地では既に雪もちらつくこの季節、久々の晴天に気が緩むのも致し方ない。
「………zzz」
 とは言え黒板の前に佇む見目麗しき女性が、965hPa、最大風速53m/sの猛烈な台風のごときにまで
成長していることに、気付くそぶりも見せないというのは、些か怠惰と言わざるを得ない。
「…………」
 一歩一歩近付くその姿、古くは百合の花と形容されることもある歩み姿が
今の彼女に限っては、土管に潜む食肉植物と揶揄されても全くおかしくない。
「………う〜ん、へ、へんまちゃ〜ん」
 一方グラサンかけた眠り姫は、王子様のキスを賜る日を文字通り夢見ているわけで、
そこには普段のような威圧感の欠片もなければあられもあったものではない。
「…………」
 2-C生徒一同に緊張が走り、刑部教諭の額には青筋が走り、夢うつつな健康優良不良少年は
爆睡街道を突っ走っているのだが、当然彼はそのようなこと、知る由もない。
「………お、おれもだひょ……うひょひょ」
 不気味なその寝言がまた、彼女の怒りを掻き立てる。手元に抱えた出席簿は今まさに
満身の力をこめて振り下ろされんとする天罰覿面だ、ただの懲罰ではもはや足りない。
「Dergross schruck」
 大打撃を、一心不乱の大打撃を! 目前に控えた彼女はとうとうその武具を天空に掲げた! 
このままではそれは空気を切り裂き彼の脳天へ一直線! これはもうだめかもわからない。

 だが、その時だった! 彼の椅子が大きく揺れて、姫が永き眠りから目覚めたのは。
 不穏な殺気に気付いた彼は、出席簿を真剣白羽取り! まさかこれを防御するとは。
「うお、お……な、何すんだイtグベァ!」
 しかし次の瞬間には、彼の額を中心として半径2mの範囲に炭酸カルシウムの雪が降ったとさ。
 秘技、1インチチョークスロー。局地的な初雪は、気象台に送られることなく幻となったとさ。


722 :Help him if I can:05/11/12 02:28 ID:3HXUfzRQ



「大丈夫だった? 播磨くん」
 天満が優しく彼に尋ねる。あまりに当然、まさに人の意識の原点を突かれたからっ……!
 播磨は怪しく彼女に返す。あまりに突然、まさに人の意識の盲点を突かれたからっ……!
「お、おお……大丈夫だって! へっちゃらさ!」
 ……なんてウソくささだ。お前はどこのタイ人だと言わんばかりに赤い点をかかえておいて。
 しかし今の彼は幸せ絶頂だ。なぜなら彼女が優しく心配してくれたから。そして。
「さっきはサンキューな、塚本!」
 彼女は教えてくれたのさ、イトコの魔の手が迫っていたことを。
 彼は確かに感じたのさ、あの時確かに椅子が揺さぶられたのを。
「? うん!」
 笑顔で親指を立てる彼女に、彼は何の疑問も抱かない。
 彼の言葉の意味がわからなくても、彼女は究明しようとしない。

「…………(結局、播磨君を助けたことにはならなかったかな……)」
 だから、逆側の彼女の行動だということにも、播磨はきっと気付かない。
 名も無き彼女の善意は表に出ることなく、歴史の闇に埋もれていくに違いない。
「…………(でもいいんだ、ちょっとだけ近付く勇気が出せたから)」
 だから今日は、彼女は仄かな幸せを見つけるにとどまった。
 小春日和の今日は、桜の実が育つ本当の春はまだ遠かった。


723 :言い出しっぺなので書く:05/11/12 05:09 ID:1tAj8xHA
谷「播磨、これを訳してくれ」
播磨「ん?」

──いや、天満ちゃんの横顔に見とれてて全く話しなんて聞いてねーよ。
しかし今日も天満ちゃんかわいいな。英語の授業の天満ちゃんは格別だぜ。
いや、どの授業でも天満ちゃんがかわいい事に変わりはないんだが。
あ、てか一応答えねーとな。何々問題は……。
ってオイ。いくらなんでもこれは簡単だろ。俺でもわかるぞ。いや、待て。高二の英語がこんなに簡単な訳がねえ。
ひっかけだ。考え直せ俺。どこかに答えが……。
ん?
高野がこっちに向かって口をパクパクと……。
鯉の物まねか?
ちげぇ!そうか!高野は俺に答えを教えようとしてくれてるんだ。こいつはなかなか怪しい奴だけど実は何かと親切な奴だからな。
お前を信じるぜ。頭よさそうだし。
何……?うん、うんうん。なるほど!
そー言う答えか!?危うく天満ちゃんの前で恥かく所だったぜ。
たまには俺の知性も天満ちゃんに見せねぇとな。
高野、お前には今度ラーメンおごってやるぜ。ベビースターだが。
さて、いくぜ!



播磨「ノースモーキング、つまり横綱おことわりだろ!」

724 :Classical名無しさん:05/11/12 22:10 ID:xKAp/oOo
>721
ほわわん(*´Д`)。半径2mってことは烏丸も周防も彼女も巻き添え喰ったー!

>723
谷「……うむ、正解だ」
なんちてな。

725 :Classical名無しさん:05/11/12 22:38 ID:McPeiJbI
うわ……

726 :Classical名無しさん:05/11/14 01:01 ID:NPHUUDqc
『――であるからして』
 ぱっ。
『――い三球投げま』
 ぱっ。
『――員の見たも』
 ぱっ。
『――すの天気は』
 気怠げにテレビのリモコンをもてあそんでいた動きが止まる。反対の手に持った
ビールを一口に煽って、部屋の主――刑部絃子は小さく溜息をついた。
 ろくな番組がないと思いつつ――だからこそ、多少は有益な情報である天気予報に
チャンネルを合わせたのだが――それでもなんとはなしに電源を入れてしまうのは、
ひょっとして自分は人恋しいのだろうか、などと考えてしまい、溜息をさらに追加する。
「まさか」
 そう口にしてみたところで、他に理由も見当たりそうにない……が、いやいや待て待て
と感情は理性になんとか抗ってみせようとする。人恋しいもなにも、一つ屋根の下で
暮らす同居人がいるじゃないか、と。
 けれど。
 ――なにを馬鹿な。
 理性の回答はにべもない。だからこそ、あれだけ渋っていながら結局根負けして、
彼を居候させているのではないか、と。
「まあ、どちらでもいいけどね」
 そんな益体もない独り言がこぼれ落ちるのは、珍しく回ったアルコールのせいか。
なんにせよ、自らのことにも関わらず、その思考はどこか他人事めいている。それを
俯瞰するように眺めつつ、アレはいないならいないで別に構わない、ただそこにいる
のは紛れもなく現実なのだから、だったらからかい半分の話し相手になってやる位で
丁度いい。そう、理性でも感情でもなく、ただ胡乱な思考を走らせて――
「なあ、絃子」
 その声で不意に現実に引き戻された。不意に、とはいっても、この家に彼女の他に
いるとすれば当然ながら播磨拳児をおいて他にない。今の今まで考えていた相手に、
それで、と絃子は先をうながす。なにか用か。

727 :Classical名無しさん:05/11/14 01:01 ID:NPHUUDqc
「――だけどよ」
「……うん?」
 拳児の口にしたその言葉が、理解出来なかった。
 もちろん、大気を振動させ伝達される音そのものは絃子の耳に入り、正しく言語
変換されて意味ある文脈として認識された。されたのだが、その意味を彼女は理解
出来ない――否、したくなかった。
 だから、彼女は目の前にいる、およそ播磨拳児以外の何者にも見えないその人物を、
上から下までしっかりと見分してから問い返す。
「ああ、悪いね。出来ればもう一度言ってくれると助かるんだが」
 言って、それと悟られないよう内心身構える。さあ、もう聞き逃すな聞き間違えるな
恐れるな、ここで逃げるは敵前逃亡士道不覚悟と知れ――
「勉強見てもらいてぇんだけどよ」
「誰だ貴様――ッ!」
 ――そして、理性は死んだ。


 さて。
「……なあイトコ」
「ああいや、言いたいことは分かるよ、うん。世の中にはやっていいことと悪いことが
 あるというんだろう?」
 確かにそうだ、と一人頷きながら、当たり所がよかったのか悪かったのか、へこみ
一つない空の缶ビールを拾い上げる絃子。一方の拳児は、ぶ然というか憤慨というか、
どちらにせよふんまんやるかたなし、という様子で赤くなった額を抑えている。
「だけどさ、普通は驚くところだよ。なにせ君が勉強したい、だなんてね」
「だからって即それかよ……」
 いつもなら食ってかかるところを、そんなうめき声だけで済ませてしまう辺り、これ
は本気で効いたかな、などと考えてしまう絃子。悪かったな、とも思う。さすがに。
 けれど。
「でもね、君が急にそんなことを言い出すなんていうのは――まあ、裏があるとしか
 思えないよな」
 たとえばそう。
「たとえば、勉強で誰かにいいとこ見せたい、とかね」

728 :Classical名無しさん:05/11/14 01:02 ID:NPHUUDqc
「……」
 図星か、と絃子は思う。図星だよな……むしろそれしかないよな、と。
「しかし今更だよな、それも。君もそこまで切羽詰まって」
「うるせぇ。もういい、邪魔したな」
 痛ぇなクソ、悪態をつきつつ立ち上がり、部屋に戻ろうとする拳児。その背に。
「まあ待て。誰も助けてやらないとは言ってないだろう?」
「……あん?」
 振り向いて問い返すは怪訝な顔。それはそうだろう、過去を振り返ってみたところで、
未だかつてこの手のケースで彼女が手助けをしたことはない。だが今回は。
「さっきのはさすがに私が悪かったしね。明日の分の課題をまだ終えていない、という
 のは減点対象だが……大目に見てあげよう、たまには」
「……マジか?」
 それを聞いても半眼のままの拳児に、嫌ならいいんだぞ、そう切り返すと、お願い
します絃子さん、というぎこちない言葉が返ってくる。
「オーケー、これで貸し借りなしだ。ただし、ここまでして明日もし間違うようなこと
 があれば、分かってるよな?」
 念を押した上で、それじゃあ、とテーブルの上を片付けつつ、絃子は思う。
 ――そういう、変なところで真面目なのが君のいいところだと思うんだけどね。
 無理して飾らなくとも、そう思いつつも結局彼女は口にはせずに、二人きりの勉強会
が始まった。


 ――翌日。
 一限に問題の授業を控え、職員室を出て行く絃子に、あれ、と声をかける教師がいる。
笹倉葉子その人である。
「なんだか楽しそうですね、刑部先生。昨日いいことでもありました?」
「あー……まあ、そう……かな」
 どう答えたものかと思いつつ、ぼかした答だけを残して肩をすくめ、絃子はそのまま
教室へと向かう。
 ――いいこと、ねぇ。
 そんな言葉を胸の内で思い返しつつ。

729 :Classical名無しさん:05/11/14 01:02 ID:NPHUUDqc
「おはよう。さて、それじゃあ」
 始めようか、そう言いながら教室を見渡す。遅刻欠席なし、全員問題なく揃って――
「……ん?」
 その視線が引っ掛かるようにして止まる。止まった先にいるのは、誰あろう播磨拳児
である。妙に青ざめた顔と、脂汗というオプションをつけた。
「……播磨君、具合が悪いように見えるが私の気のせいかな」
「そそそんなことはありませんですのだ!」
「……」
 誰がどう聞いたところで、そんなことあるだろうと思う返事だったが、あえて絃子は
追求しない。
 何故なら。
「そうか、ならいい。じゃあ早速だが」
 彼女には分かってしまったからだ。
「課題の答合わせといこうか。もちろんやってきてるよな、」
 ――あれだけやったレポートを持ってくるの忘れたなこの馬鹿者が。
「播磨、拳児君?」
 そんな解答が。
 そして、彼にとっても彼女にとっても、長い長い授業が幕を開けた。


「――っていうことがあってね」
「それはそれは」
 時計の針は回り回って夜半過ぎ、馴染みのバーでグラスを傾けている絃子と葉子の姿がある。
絃子の方は、彼女にしては珍しく、ふてくされたような表情でカウンタに頬杖をつき、対する
葉子は普段通りに微笑んでいる。
「可愛いじゃないですか、拳児君らしくて」
「あれのどこが可愛いんだ……だいたいね、そんな『らしさ』ならとっとと卒業してほしいよ」
 ああもう、こんな生活早く終わってくれ。神にでも祈るような嘆きに、いいんですか、と
葉子が返す。

730 :Classical名無しさん:05/11/14 01:06 ID:NPHUUDqc
「あと一年したら終わっちゃうんですよ、その生活」
「もう二年近くそうしてるんだよ、私は。十分だ」
 元々無理矢理拳児がねじ込んだ形のそれは、卒業までという約束だ。そこから先は家に戻るか
一人で暮らすか、いずれにせよ彼は彼女の元を去ることになっている。
「いいんですか」
「いいんだよ」
 そんな短いやり取りの後で、しばらく沈黙が続く。店内を流れるジャズのレコード、その音が
途切れ、針が再びスタート地点に戻されたとき、葉子が口を開く。
「そうしたら寂しくなりますね」
「まさか」
 確かに、今の騒がしい生活にはピリオドを打つことになる。だとしても、それはただ単に以前
の生活に戻るだけのこと。そう考えながら、けれど絃子は呟く。
「でも、部屋は広くなるかもな」
 単純に一部屋空き部屋が出来る、というだけのことではない。あの部屋にいるのが自分一人
きりだという、そんな『広さ』――それを感じるだろうと。
「なんだ、やっぱり寂しいんじゃないですか」
 だから。そう言い返そうとして、くすくすと面白そうに笑う友人の顔に、勝ち目はなさそうだ
と諦める。代わりに、次の一杯の名前をマスターに告げる。
「ふふ。それじゃ、これからの一年間も絃子さんが幸せでありますように」
「……はいはい」
 乾杯、と。楽しそうな声と、いささか投げやりな声が重なり、凛としたグラスの音が響く。
夜は、そうやってゆっくりと更けていく――


"Just My Neighbor" is closed, or Forever and Ever... ?

731 :Classical名無しさん:05/11/14 17:45 ID:kPMgWc9o
GJ

732 :Classical名無しさん:05/11/14 20:55 ID:HWbTBKbM
>>726-730
蝶GJ!
何故か超姉には癒される俺ガイル

733 :Classical名無しさん:05/11/14 23:14 ID:SO6GVA8I
なんか読んでて寂しくなった。
学園モノは基本3年で終了だもんな…

734 :Classical名無しさん:05/11/14 23:25 ID:DUAuEYmk
卒業後、播磨独り暮らしを始めるも、たまに来る刑部、笹倉コンビに宴会場として荒らされる。

735 :Classical名無しさん:05/11/15 00:04 ID:T0E8tdVw
で…朝、気が付くと2人に裸で抱き枕にされてる訳だな。

736 :Classical名無しさん:05/11/15 00:56 ID:p..wYywE
学園モノは童貞・処女の比率が妙に高い。
その割には美男美女が多い。
さっさとセックスくらい経験させてやればいいのに。

737 :Classical名無しさん:05/11/15 01:02 ID:JamdH2ro
ラブコメの極意はぎりぎりな焦れったさじゃないか

738 :Classical名無しさん:05/11/15 01:35 ID:dKmrKgz6
別にセックスしてからでも展開させれるのにね。
野郎の目的はセックスだから、それを達成するまでの話になっちゃうんだろうな。

739 :Classical名無しさん:05/11/15 02:00 ID:86cvPCWk
漫画とエロゲは童貞処女が人気

740 :Classical名無しさん:05/11/15 02:28 ID:YIH2qpHc
少年漫画は、ね

741 :Classical名無しさん:05/11/15 03:55 ID:cUukXCN6
ENPITSUMADA-?

742 :Classical名無しさん:05/11/15 07:04 ID:c2fyq/V.
>736
エロパロスレが盛り上がってる件。

743 :Classical名無しさん:05/11/15 15:41 ID:8oVoAppE
>>736
PF見ると今鳥は童貞卒業してるみたいだが。
花井と円もそれぞれ昔付き合ってた相手がいるから
卒業済みかも。
冴子は・・・。

744 :Classical名無しさん:05/11/15 17:47 ID:XvZau3F.
>>743
なにっ
花井にそんな過去が…?
PF読んだことねぇからなぁ

745 :Classical名無しさん:05/11/15 21:23 ID:Umv2SwO6
花井はまだでしょう。物凄く堅物だから。

746 :Classical名無しさん:05/11/15 22:18 ID:Ruu5u2jE
堅物だけど走り出したら止まらない本能。

747 :Classical名無しさん:05/11/15 23:33 ID:7Kfo8fS2
アイツは女とやったら結婚しなきゃいけないと思ってるようなヤツだぜ>花井

748 :Classical名無しさん:05/11/16 15:46 ID:fVzxXdv.
花井がどう思うと、振られれば意味は無い

749 :Classical名無しさん:05/11/16 19:11 ID:U54vuNSc
今週の話、アソミコと旗がかなり喜びそうだな。
前者はほぼ公式になったし。

750 :Classical名無しさん:05/11/16 19:54 ID:3453nJrQ
ageるぞ

751 :Classical名無しさん:05/11/16 20:27 ID:T5Syvy3k
縦笛マダー?

752 :Classical名無しさん:05/11/16 23:21 ID:DFwBzjjg
 舞台袖。
 正装した播磨と愛理。
「おいお嬢」
「なによ?」
「なんでオレと腕組んでんだよ」
「ディレクターさんがそうしろって言ってたじゃない」
「ちげーだろうが!『一緒に登場してください』としか言ってねえ!」
「別に構わないでしょ? まさかこの私と腕を組むのが不満なの?」
「そうじゃねえ! みんな見てんだから誤解されたら困るだろうが」
「…人気投票三位の人は二位の人の言うことを聞かなきゃいけないのよ」
「あっ、テメエ、そんなにくっつくな!」
「あら。くっつかなかったら観客が『播磨のヤロウ、羨ましいぜ』って思わないでしょ」
「おい、お嬢、む、胸! 胸が当ってる胸が」
「…あててんのよ!」

本編に続く

753 :Classical名無しさん:05/11/17 23:50 ID:zU25d9is
>752
「播磨さん…わたしもあててます…」
まで読んだ。

754 :fetish:05/11/18 00:00 ID:qaPUYtt6
ko

755 :Classical名無しさん:05/11/18 00:38 ID:rkw6Bdh6
「拳児クン、あててるんだよ
まで読んだ。

756 :Classical名無しさん:05/11/18 02:36 ID:HDqmSypo
括弧を閉じろ。なんだかムズムズする。

757 :Classical名無しさん:05/11/18 03:18 ID:hQIIIupA
「妹さん、誕生日のお返しだ」
「ありがとうございます…開けてみてもいいですか?」
「おう、妹さんに似合うと思うぜ」
「これは…?」
「すっかり寒くなったからな。今度から俺に会うときはこれを使ってくれ」
「えっ…」
「ど、どうした?(あれ?この手袋って男物じゃねぇよな?)」
「あ…いえ…その…(これって、鍋つかみ…?寒くなったから?…播磨さんちでいっしょにお鍋?)」



758 :Classical名無しさん:05/11/18 03:33 ID:TpW5jJRs
月明りの差し込む部屋に二人の美女がいた。
片方は刑部絃子。酒に酔わされたのか、その頬は上気している。そしてスヤスヤと眠っていた。
そしてその絃子の寝顔を愛しそうに見つめる笹倉葉子。
葉子は絃子の頬にそっと腕を延ばしその柔らかな頬を撫でた。
「フフ、絃子さん……」
普段の理知的な表情と違い、寝顔には少女のような無垢さが見える。
葉子は今晩、愛しい絃子を独り占めできる喜びに酔い痴れていた。
髪を撫でて見たり、耳にそっと触れてその反応見たり。
その時の葉子の顔はとても幸せそうだった。

温泉と言う事もあり二人は浴衣姿。
絃子の浴衣の胸元が少しはだけていた。
──ゴクリ
葉子の喉が鳴った。
(私ったらはしたない)
自分を恥ながらも胸に沸いた欲望には逆らえぬ物。
「一晩中付き合ってくれると言ったのに寝ちゃった絃子さんが悪いんですからね」
濡れた瞳でつぶやく。
ほてった体は止まらなかった。

葉子は絃子のクラッチをいれるべくアクセルを入れた。最初は優しく、徐々にピッチをあげて行く。
「絃子さ〜ん、ここはどうですか〜?」
葉子は絃子のその滑らかな峠を溝走りした。
「夜はこれからですよ」
なおも葉子のドリフトは続い

「全く、ほら起きろ。朝だぞ葉子」
「え、あ、絃子さん……あれ?」
「全くどんな夢を見ていたのやら……」

759 :Classical名無しさん:05/11/18 03:34 ID:TpW5jJRs
>>757気付かずこんなくだらない小ネタで割り込んでしまって本当すいません!

760 :Classical名無しさん:05/11/18 11:01 ID:dtfMNbBU
いや、どっちもくだらない小ネタだから気にしないで。

761 :Classical名無しさん:05/11/21 03:29 ID:lHAzzs8k
IF東郷の妹

パターンA
「お兄様〜!!」
「なっ、学校に来るなんてどうしたんだ我が妹よ……!?」
「お兄様の為にお弁当を作ってきましたわ〜!さあた〜んとお食べ!」
「ぬっ!?ガッ、ボフェ!!」

パターンB
「兄さん、東郷家の主として相応しい行動をとってください」
「OH〜我が妹よ、怒ったらその美しい顔が台無しだぜ」
「兄さんたら……また冗談ばかり……」

パターンC
「兄さん、いい加減普通の喋り方できないの?」
「なっ、何を言う!?我が妹ながら」
「どうしたんだ東郷」
「キャッ、ハリーさんお久し振りです〜!兄さんがいつもお世話になってます!」

パターンD
「…………」
「どうしたんだい我が妹よ」
「…………」
「ふむふむ」
「…………」
「なるほど」
「…………」
「そいつぁ一大事だ!!」



修治や美緒を見る限りどれでもないな。

762 :Classical名無しさん:05/11/21 16:14 ID:Bi0k3XLc
なんか面堂とその妹を思い出した

763 :Classical名無しさん:05/11/21 16:47 ID:UXbSknKw
東郷には12人も妹がいるんだよ

764 :Classical名無しさん:05/11/21 20:44 ID:JDFk6hxI
ただ全員すんごくブスなんだ

765 :Classical名無しさん:05/11/21 22:37 ID:HBluZgwA
むしろ小太刀的なキャラでは?

766 :Classical名無しさん:05/11/21 23:07 ID:2FNml0S2
>>764
フカヒレ乙

767 :AKIRA:05/11/22 01:36 ID:xgCbFYV6
「いぃぃぃぃとぉぉぉぉぉこぉぉぉぉぉ!!」


「"さん"を付けろよグラサン野郎おぉぉぉぉ!!!」

768 :Classical名無しさん:05/11/22 02:10 ID:3138vEqc
>>761
@妹は発情期
「うを! おまえ、いつのまに俺のベッドに!」
「うふふ〜お兄ちゃん、さあ、ふたりで気持ちよくなろうよ〜。」
「…フッ、俺達は兄妹だぜ。目を覚ましな。」
「愛があれば、『血縁なんてアンドロメダまでぶっとばせ!』だよ。
 ほらほら〜。」
「うおおお、やめんかー!」

A性格の不一致
「兄さん! またそんな西部劇なんか見て! 東郷の血を引くものとして
 恥ずかしくないのですか!」
「フッ、お前さんにはこの熱い漢の生き様ってやつはわからないようだな。
 残念だぜ。」
「そっ、そんなことはありません! 私はただ…。」
「ふぅ、やれやれ、しかたない部屋にもどるとするか。」
「ま、まだ話は終わってませんよ! 兄さん!」
自室に引き上げる東郷、兄についていこうと夜中こっそりビデオを見る妹

Bすぐ泣く
「兄さま、おかえりなさい!」トテトテ、こてっ
「(・・・いかん!)お、おい泣くな。」 …ウ、ウェーン 
…ドドドドドド 「まさかずうぅぅーー!」
「貴様ぁ、妹を泣かすとは何事だぁ! そこになおれぃ、たたっきってくれ
 るわ!」
「お、おちつけ、じいさん。これは俺じゃ…。」「問答無用ぉぉ!」
「マイシスター! 泣いてないで止めてくれぇぇ!」
軍刀振り回すじいさん、逃げる東郷

CTHE BIG
「兄者ぁ、ごはんだよ。」「お、おうわかったぜ。」
推定1メートル90センチ以上 顔は北斗ばりに濃い

769 :Classical名無しさん:05/11/22 23:49 ID:LI/L.3F2
また懐かしいものをw

770 :Classical名無しさん:05/11/23 03:03 ID:QIOxPOGE
motoneta wakaran

771 :Classical名無しさん:05/11/23 18:28 ID:Jh/cMyF.
何処へ行かれてしまったのですか…旗の職人の方々は…
今一度このスレを旗の支配の下に!結集せい旗の神々よ!

772 :Classical名無しさん:05/11/23 18:43 ID:/zzWGxEA
本編が旗全開だったから…

773 :Classical名無しさん:05/11/23 23:49 ID:ggXaFd/Q
S3´は管理人が悪すぎて潰れちまったなもう。
管理できない時点で誰かにかわりゃよかったのに。

774 :Classical名無しさん:05/11/24 00:43 ID:NevKPIgU
替わりの人がいなかったんだろう
ここでも管理人に文句言う人は(当然ながら)たくさんいたが
「もう俺がやるよ」って言い出すヤツはいなかったしな
それにスクランも二次創作でも最早落ち目だし
もし新しいS3ができてもすぐ荒廃するんじゃね


775 :小ネタ:05/11/24 00:44 ID:abZT8LWY
小ネタでよければどうぞ

サバゲーの夜、播磨と二人きりで演劇部の陣地で・・・という状況


「播磨さん、50m先から3名ほどこちらへ向かってきます」
ダダダダ・・・3名死亡
「あ、この思念は・・・花井先輩が向かってくるようです」
「八雲く・・・(ダダダ)・・・ガクッ」花井死亡

数時間後、
「いやー、妹さんが旗になってくれてよかったぜ、ドアの向こうからでも敵が来るのが
わかるんだもんな!」
「いえ、播磨さんのお役に立てるのなら・・・それに守ってくれてありがとうございました」
「まあな、旗が妹さんだから守りがいがあったぜ!」
(注:このあと嫉妬に駆られた沢近にけりをいれられた)

以上、旗ネタでした


776 :Classical名無しさん:05/11/24 03:08 ID:Rd5Y378g
>>752
「ハリオのがあたってるの、わかるわ(ハァト…。」
まで読んだ。

777 :Classical名無しさん:05/11/24 04:57 ID:7.7xGIqI
スリーセブンフィーバー!

778 :Classical名無しさん:05/11/24 20:12 ID:OJ0t6yWQ
>>774
そうか?変わろうとする気は全くなかったと思うが。
いつでも答えは忙しくてすいません。初心者で至らぬ点が云々いってるだけで
何も打開できないまま音信不通状態を貫いてたじゃん。


779 :Classical名無しさん:05/11/24 20:14 ID:OJ0t6yWQ
うはwwwwwwアクセス規制かかってるから書きこめねえだろwwwwwwwww
って思って書いたら書き込めたwwwwwwwスマソwwwwwww

780 :Classical名無しさん:05/11/24 21:17 ID:NevKPIgU
>>778
やる気がないのはS3が今の形態になった時点で分かってたことだろ
もうスクラン熱も完全に失せてしまってるのに、惰性で続けたとしか思えんが
まあ、私生活の忙しさもあるんだろうけど

社交辞令って言葉知ってるか?

781 :Classical名無しさん:05/11/25 02:02 ID:P60g.SCU
>>771
                   ,r'   ,ィi、  ヽ
    r、                l! i,,_'´'__,,ヾ l!
   (0)ー‐r=,、          ヽiーi ー‐'`l'7!
    `゙i''i {三)、_            ゙l --' /'/
     ソl!r=,イェノ、___,r‐-.、‐--rゝ__, ‐'゙i´
     l‐゙ー'ニ=ik  ヽ   ヽ l_ ヽ二ニi7゙i、__
     ヽ、二ニリ!   '     l ヾ´ >'  ',' ,ヽ<`ー-、
       l!ゝメノ         l   `゙!  ;   l  i  l
        ゙ヾ、_ _  _ ノ   ,ィ~`{フ,r= '゙   !  l
                 |      o        l  l
               |             o |  l
             |                  l   l
             l                l  l

   
旗は滅びぬ。何度でも甦るさ!ツンデレこそ、人類の夢だからだ!!


782 :Classical名無しさん:05/11/25 02:06 ID:P60g.SCU
「ここでいいのか?」
「いいわ」
 愛理はヘルメットを脱ぎながらそう答えた。
 ヘルメットの下からは金色の髪が扇のように広がり太陽の光を浴びる。
 播磨のサングラス越しの瞳にも太陽と同じ色の光芒が溢れる。

「…送ってくれてありがと」
「…なんでもねえよ」
 播磨はさきほどまで背中に感じていた愛理の胸のふくらみの柔らかさを思い出して
すこしだけ赤面してしまう。
 ヘルメットを播磨に押し付けるように返しながら、愛理はバイクの後ろで播磨に抱きついていた
さっきまでの時間を思い出していた。

783 :Classical名無しさん:05/11/25 02:07 ID:P60g.SCU
――ヘンなの。
 コイツの後ろにしがみついてるなんて。
 走るバイクのシートに跨りながら愛理はそう思った。

   せっかくの日曜日。
   美琴と買い物に出かける予定が、なにやら道場でなんかあったらしく
   キャンセルの電話が入ったのは愛理が待ち合わせの場所に着いたときだった。

   そしてたまたま画材を買いに出ていた播磨にとっては不幸なことに。
   そして愛理にとっては幸運なことに、二人はばったりと出会ってしまった。

   その後、ヒゲを買い物につき合わせて引っ張りまわし
   荷物もちをさせて
   お礼にお茶を奢ってやって

  「家まで送ってくれるでしょ?」「しょうがねえな」
  「ナニよその言い方」
  「ウルセエっての、なんで送ってやろうってのに文句言われ「黙りなさい」
  「…」
   という流れで今現在の播磨のバイクの後ろで背中に抱きついている愛理がいたりする。


784 :Classical名無しさん:05/11/25 02:07 ID:P60g.SCU
――ヒゲの体、暖かい…お父様みたい…
――ううん。お父様とは違う。匂いも、背格好も、物腰だって全然違う。

 それなのに。なんで…こんなに胸が暖かくなるんだろう。
 お父様といるときみたいに、暖かい気持ちになれる。

…少し違う。
 お父様に頭を撫でられたときよりもずっと、胸が苦しい。
 お父様が笑って話し掛けて下さるときでも、こんなに身体の奥が熱くなったりしない。

 知らず知らずのうちに、播磨に掴まっている腕に力が入ってしまう。
 播磨の身体に廻した手に力を込めて、目の前にある広い背中に愛理は身体をぐっと押し付ける。

 冷静に考えれば男の子に抱きついているというそれなりにすごい状況なのだが、
バイクの後部座席という位置はそんな状況も当たり前のものにしてしまう。
 周りの風景が後ろに流れ、道や他の車に人がいるのに二人っきりみたいだ。
――コイツと今は二人きりなんだ…
 このまま、ずっと家に着かなければいい。
 愛理はそう思い始めていた。


785 :Classical名無しさん:05/11/25 02:08 ID:P60g.SCU




 愛理の屋敷の門の前。
 ヘルメットで張り付いた髪の毛を直しながら愛理は言った。
「結構気持ちいいものね」
「だろ?」
 まるで男の子が宝物を自慢するときみたいに、播磨は無邪気な笑みを見せた。


 その表情は愛理の胸の中の何かに火をつけた。

 言いたい言葉が胸の奥から突然、沸騰するように沸きあがってくる。
 愛理は突然、播磨の耳に向かって囁いた。

『私、あなたのことが好きよ』

 自分の唇から出てきた言葉に愛理は背筋がゾクゾクと震えてしまう。
 一瞬顔から血の気が引き、やがて頬が赤くなり、胸の中が熱くなる。
 言っちゃった。言ってしまった。
 胸の中に漂っていた曖昧な感情が、言葉によって瞬間的に結晶化してしまった感じ。
 自分の耳から聞こえた自分の言葉が、愛理に「そのこと」を気付かせてしまった。
――好き。私って、コイツのことが好きなんだ…


786 :Classical名無しさん:05/11/25 02:09 ID:8i91Jp.c
支援?

787 :Classical名無しさん:05/11/25 02:09 ID:P60g.SCU
 そしてド直球の愛の告白を受け取った播磨は――
「…お嬢、今のなんて意味だ?」
 怪訝な顔で聞き返す。
「わ、わかるでしょ! そのまんまの意味よ!」
 頬を染めたまま愛理は答える。
「わかるわけねえじゃねえか。俺は英語なんてわかんねえんだからよ」

――英語?…エイゴ?English?

 愛理は今の自分の言葉を脳裏に蘇らせる。そう言えば、お父様のことを
思い出したあたりから英語で考えていたかも。

 渾身の愛の告白も英語では伝わる筈も無い。っていうか伝わらないのが当たり前だ。

「そうよね、あんたは日本語だって怪しいもんね」
 安堵と、なぜだかすごく残念な気持ちで愛理は言った。

「ンだとコノヤロウ」


 愛理は口先だけ怒っている風の播磨にまた言った。


788 :Classical名無しさん:05/11/25 02:14 ID:IUBJkbYU
支援ツー

789 :Classical名無しさん:05/11/25 02:15 ID:P60g.SCU
『こんなに想ってるのに、なんであなたは判ってくれないのかしらね?
 あなたは私の一番大切な人なのよ?』

「だからお嬢、日本語で言ってくんねえか。英語じゃナニ言ってんだか」
「――そのうち」

――そのうち判るようになるわ。ううん。してみせる。

 そして愛理は「ナニ発情してんのよこのケダモノ」みたいな微笑み(By播磨EYE)を
浮かべると播磨の頬に唇を触れさせ、そのまま屋敷の門の中に駆けていってしまった。

 あとに残されたのは呆然とした顔の播磨だった、と後の世の歴史書は伝えている。





なんとなく終わる。


790 :Classical名無しさん:05/11/25 03:17 ID:4o/hqkH6
支援!

791 :Classical名無しさん:05/11/25 04:41 ID:4o/hqkH6
旗神小説キタキタキタ―――ッ!!
GJ!期待を裏切らない展開の旗っぷりだ!
ただ、最初のオパーイの表現は直では要らなかった知れない。
おそらくアイラブユーも解らない播磨にワロタw
とにもかくにも綺麗にまとまった良作だと思います。

792 :Classical名無しさん:05/11/25 10:07 ID:j0Bh9JcM
たまたま街中で会ったくらいで播磨が買い物に付き合うないじゃーん

793 :Classical名無しさん:05/11/25 10:24 ID:LvwBwLaI
気が立ってるお嬢に播磨が逆らえるわけないじゃん

794 :Classical名無しさん:05/11/25 19:38 ID:qvKguO6c
お前らみたいな奴がいるからスレが過疎るわけで。

795 :Classical名無しさん:05/11/25 20:15 ID:4o/hqkH6
↑正にお前
↓返事する馬鹿

796 :Classical名無しさん:05/11/25 20:20 ID:UyElsW4.
↑スルー出来ない同類

797 :Classical名無しさん:05/11/25 20:26 ID:nI20oTiw
GJだけにしとけって
粘着がグダグダ煩いからさ

798 :Classical名無しさん:05/11/25 20:30 ID:4o/hqkH6
GJだけじゃ作り手も面白く無いと思った。

799 :Classical名無しさん:05/11/25 20:38 ID:UyElsW4.
っつーか、>>797こそが粘着だから。

800 :Classical名無しさん:05/11/25 20:42 ID:KJxW.ldw
>>789
GJ
短篇だから展開が唐突だったけど楽しめた
日本語でツンツン、英語でデレデレ→播磨ポカーンって流れがよかたよ


>>797
粘着してるのはお前な件

801 :Classical名無しさん:05/11/25 21:45 ID:4o/hqkH6
>>789
>日本語でツンツン、英語でデレデレ

上手い。

802 :Classical名無しさん:05/11/25 21:58 ID:FLa/RPHM
>>800
上手い
GJ

803 :Classical名無しさん:05/11/25 22:03 ID:jxQNzM5M
エミュのロムをダウソし放題のサイト発見。
今日、明日には消されるかもしれないから、
おまえらも落としとけ
http://petat.com/users/po-po/index.html
↑表向きは糞リンクだけど、裏ページはマジヤバ。

804 :Classical名無しさん:05/11/25 22:15 ID:wvm5hd7g
最初に感想に噛み付くのはいつも擁護派なんだよなぁ……

805 :Classical名無しさん:05/11/25 22:29 ID:gA5l0XB.
>>803
隠し部屋のバナーがわかんねえよ

806 :Classical名無しさん:05/11/25 22:30 ID:glM0q2kE
一般的に噛み付くってのは文句言うことなので、擁護派が噛み付くって
言葉はおかしいと思われ。

807 :Classical名無しさん:05/11/25 22:32 ID:glM0q2kE
ああ、「感想に噛み付く」か。読み違えてたわ。

808 :Classical名無しさん:05/11/25 22:40 ID:P60g.SCU
>>800
>日本語でツンツン、英語でデレデレ
なるほど!そうだったのか。
自分じゃ気付かなかった(w


809 :Classical名無しさん:05/11/26 01:22 ID:PdvK8rTc
>>803
ただたんに広告宣伝費稼ぎたいだけだろ

810 :Classical名無しさん:05/11/26 03:39 ID:2ZmG5YIc
IFちょっと好きな人がちがかったら

播磨(く〜、愛理ちゃん今日もかわいいぜ。そのクールなまなざしにシビれるぜ)
「お、おい沢近、クリスマスは何か予定とかあるのか?」
沢近「いや、ないけど……。何か用?」
播磨(その冷たいあしらい方もたまらないぜ!)
「あのよ……、何なら俺と」
天満「ねぇねぇ愛理ちゃん!男の子はクリスマスプレゼント何あげたら喜ぶのかな!」
播磨(ゲッ!?塚本……このピコピコ女俺の恋路を邪魔する気か!?)
天満「あっ、播磨君……その、播磨君だったら何もらったらうれしい?」
播磨「おっ、俺か……そりゃ愛がこもっていれば何でも……!」
(愛理ちゃんへ届けこの思い!)
天満「ふ〜ん、じゃ、その、頑張るね!」
播磨(なんだピコピコ、急に赤くなりやがって……)



こんなスクランは愛せんな。

811 :Classical名無しさん:05/11/26 14:17 ID:3eWOQju6
>>810
ツンツンオンリーの沢近もイイな

812 :Classical名無しさん:05/11/26 18:12 ID:GLqqkqzc
私、あなたのことが好きよ
って英語でなによ?

813 :Classical名無しさん:05/11/26 20:44 ID:r6QgkCgg
>>812
You have already been dead.にきまってるだろ

814 :Classical名無しさん:05/11/26 21:11 ID:2ZmG5YIc
「指先一つでダウンさしてやりますよ」

815 :Classical名無しさん:05/11/26 21:13 ID:M4X.Vfms
>>810
そういう設定は嫌いじゃないが、「ちがかった」のところで萎えた

816 :Classical名無しさん:05/11/27 00:46 ID:DIZbxtVc
>>812 きっと播磨は「私、'antagonistic to you'」とでもきこえたんだ
・・・無理あるな

817 :Classical名無しさん:05/11/27 01:15 ID:8RlNscoI
>>816
>>812さんはおバカだから訳すると何?と聞きたいんだよ。

818 :Classical名無しさん:05/11/28 03:08 ID:QEuEolMY
今、矢神高校の男子生徒のマドンナ的存在とも言える
超絶ブロンド美人沢近愛理は、矢神高校の男女問わず生徒の恐怖的存在とも言える
この上なく、分かりやすい不良播磨拳児の家に、お邪魔していた。
何故か?それには小さいエピソードがある……



ある晴れた日の昼休み。
生徒達は思い思いの憩いの場所で食事や束の間の休憩を取っていた。

それは、不良播磨拳児その人も例外では無かった。

「ちっくしょー、今月もまた当分昼メシ抜きだぜ…。」


とか小説っぽいのをアドリブで書いてみたw

819 :Classical名無しさん:05/11/28 09:27 ID:4iG61sIk
>>812
翻訳サイトで調べたらこうなった。

You and I are to like it by me.

こりゃ播磨には理解できんな。

820 :Classical名無しさん:05/11/28 14:32 ID:QEuEolMY
そんな英語使わないよ…

821 ::Classical名無しさん :05/11/28 15:20 ID:PLMUU/8Q
>>810
結構いい感じ。普通の漫画ならこういう展開もありそう。

822 :Classical名無しさん:05/11/28 19:13 ID:be6IOxTQ
>超絶ブロンド美人
旗とかおにぎりはこういうさぶい過剰修飾多いからなんか引く。

823 :Classical名無しさん:05/11/28 19:51 ID:To0Q4iU.

〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) はいはいわろすわろす
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒

824 :Classical名無しさん:05/11/28 23:33 ID:7ejRktBI

 はいはい、キモす キモす(AA省略

825 :Classical名無しさん:05/11/29 00:14 ID:Yi/EWYnY
IFヤンデレ天満の独白

私はいつからか心と体がバラバラになってしまった。
笑顔を張り付けて暮らすしかなかった。

明るい事だけが取り柄の私だから。みんなに心配かけちゃうから。

悪気がある訳じゃない。
でも私の行動が回りに迷惑をかけてしまう。
愛理ちゃんもミコちゃんも晶ちゃんも、私に隠し事をしている。
いつも私だけ大事な話は教えてもらえない。

大好きな烏丸くんはいつのまにかいなくなってしまった。
私にはもう八雲もしかいない。

でもその八雲を悲しませる訳にはいかない。

私はいいお姉ちゃん。
明るい八雲のお姉ちゃん。
いつでも笑っていてあげたい。

でも、最近その八雲に嫌な男が寄り付いている。

いい人だと思っていた。信じてたのに。八雲を幸せにするって言ってたのに。

許さない。

八雲を守れるのは私だけ。
八雲を守れるのは私だけ。
八雲を守れるのは私だけ。

826 :Classical名無しさん:05/11/29 01:23 ID:KUaJ.g7E
>825
支援?

827 :Classical名無しさん:05/11/29 02:17 ID:Yi/EWYnY
>>826すまん。それだけです。IFショートショートなんで
続き書くとシャッホーになっちゃうし

828 :Classical名無しさん:05/12/02 00:22 ID:2zplbB4Q
なんだよ

誕生日だってのにSSナシかよ







播磨の

829 :Classical名無しさん:05/12/02 19:29 ID:HaaRcUvE
(´・ω・)カワイソス

830 :Classical名無しさん:05/12/02 22:07 ID:U41UGJCo
なんだよ

今週たくさん出演したのにSSナシかよ







姐さんの

831 :Classical名無しさん:05/12/03 00:16 ID:pLOSj5mA
「は〜、天満ちゃんから誕生日プレゼントもえなかったな……」
「兄ちゃん」
「おお修治。どした?」
「これ。兄ちゃん今日誕生日だろ」
「しゅ、修治!?すまね〜な〜。ドレドレ封筒?……なっ!?天満ちゃ……こっ、これをどこで!?」
「あっ、いや、仲のいい人が『君のお兄さんが喜ぶ物だ』ってくれて」
「世の中には神様がいるのかもしれねーな……。何はともあれでかしたぞ」
「で、それ何なの?」
「修治、大人になりゃおめーもわかるよ」

翌日

「これでよかったのか晶ねーちゃん」
「よくやったわ。約束の報酬よ」

こうして修治の手には塚本八雲ブロマイド5枚セット(低年齢向け)が渡った。

そして播磨に渡された天満ブロマイド5枚セット。実はその内訳、塚本天満二枚、塚本八雲一枚、沢近愛理一枚、そして高野晶一枚。

しかし播磨はその意味を考える事はなかった。
何故なら天満しか見えなかったから。


おすまい

832 :Classical名無しさん:05/12/03 17:48 ID:3jbOCFj.
さり気に自分の1枚渡す姐さん、萌〜

833 :Classical名無しさん:05/12/04 02:47 ID:fy4IRd6I
age

834 :Classical名無しさん:05/12/04 12:07 ID:JazUHmyg
鉛筆でも書くか


周防「播磨、好きだ」
播磨「ふーん」



835 :Classical名無しさん:05/12/04 12:57 ID:fy4IRd6I
age

836 :Classical名無しさん:05/12/04 15:06 ID:r3eciWS6
鉛筆ってどう転んでもも無さそうな展開

837 :Classical名無しさん:05/12/04 15:26 ID:jwB3n0Dk
本編じゃアソミコをプッシュしてるしなぁ。
アソサラを鉄板だと言ってた人は今頃どうしてるんだろうなぁ・・・。

つか、沢近がウザイなぁ。
せっかく周防の家に厄介になる展開だったのに、沢近がでしゃばって邪魔するし。
その挙句、グダグダな話になってりゃ世話ないよな、ホント。

838 :Classical名無しさん:05/12/04 16:38 ID:BhvpzAhM
こんなとこで釣りかよw

839 :Classical名無しさん:05/12/04 18:29 ID:nDNTIcIc
結局ハナミコになると踏んでるのは俺だけではないはずだ


840 :Classical名無しさん:05/12/04 19:36 ID:376V1Dv6
最後には麻皿だと信じてる俺もいる

841 :Classical名無しさん:05/12/04 22:45 ID:fy4IRd6I
age

842 :Classical名無しさん:05/12/04 23:17 ID:eVzfaCxo
 そのとき私は、よほどぼうっとしていたんだと思う。理由……はないんだろう、きっと。
何を考えていたかなんてちっとも覚えていないし、そもそも考えてたんじゃなくて何かを
見ていただけかもしれない。何にしたって、
「結城ってさ、好きな人とかいる?」
「――うん」
 そう答えてしまった瞬間に、それどころじゃなかったのが事実だ。しかもよりにもよって、
あの嵯峨野に――



「でさ、誰なのよ」
「……だから」
 いないってばそんな人、さっきからずっとそう言っているのに、聞く耳持たずを絵に
描いたみたいな彼女。もちろん、余計なことを言ってしまった私の完全な自業自得なん
だけど、それにしたってよりにもよって相手が『あの』嵯峨野、っていうのは……正直、
ちょっと困る。別に彼女が悪いコだとか、そんなことはないんだけど、この手の話には
とことん目がないヤツなのだ。
「だーかーらー」
「ふ、甘いわね。この期に及んで誤魔化そうだなんて、私を一体誰だと思ってるのかしら?」
 その言葉と同時に立ち上がり、こちらにびしっと指を突きつけてくる嵯峨野。ドチラサマ
デスカ、そう言いたくなるのをぐっとこらえ、はいはいと軽くあしらっておく。こういうのは
相手をするほど危険、と経験則。
「いーじゃない、減るもんじゃなし」
 心底残念そうなその顔に、そういう問題じゃないの、と軽く突っ込んでおいてから立ち上がる。
三十六計逃げるにしかず、こんなときはさっさと帰ってしまうに限る。
「あれ? もう帰るの?」
「そう、もう帰るの。それじゃ、嵯峨野はゆっくり部活でも」
「今日休みだったりするんだよね、コレが」
「……」
「んじゃ一緒に帰ろっか。あ、でも結城と一緒に帰るのって結構久しぶりだよね。折角だから
 どっか遊びに行こう。うん、そうしよう!」

843 :Classical名無しさん:05/12/04 23:17 ID:eVzfaCxo
 決めた決めたと笑う彼女の顔は、いつも通り心底楽しそうで、いろいろ考えてるこっちが
バカらしく思えてくる。どのみち、こうなってしまったら逃げられるわけもなく、確かに
二人で帰るのは久しぶりなわけで、結局まあいいか、なんて思っている自分がいたりする。
「なんだかなあ……」
「んー?」
「別に、なんでもないよ」
 でもまあ、こういうところが結城つむぎと嵯峨野恵の付き合い方でもあったりして、
気の早い彼女を追いかけるようにして、苦笑混じりに私も歩き出す。なんだかんだで、
結構好きなのだ、彼女のそういうところ。



 ――さて。
 そうやって繰り出したところで、さして大きいわけでもないこの街。行くところといえば
概ねいつも同じだったりする。だけど、それでも嵯峨野はよく笑いよく喋り、本当に楽し
そうで――そして、学校でのことが嘘のように、あの話題には一度も触れてこなかった。
 気紛れなのか遅れてきた思いやりなのか、なんにせよ彼女らしく、最初はさすがにちょっと
警戒していた私も、最後にはしっかりと楽しんでいた。そういうもの、だよね。きっと。
 そして、日足の短いこの時分、そんな時間の終りはあっというまにやってくる。いつの
まにか辺りを染めるのは、遠い落日の金色。二人と自転車一台分の影法師が遠くまで伸びて、
タイヤの軋む音がどこか寂しさを連想させる。秋の日暮れの帰り道。
「でもさ」
 そんな空気の中で。
「いいよね、好きな人がいるってさ」
 空の向こうに視線をやりながら、彼女が言った。いいよね、と。もう一度呟いたその顔は、
微笑みさえ浮かべている。詮索するでも鎌をかけるでもなく、ただそう思っている、そんな
面持ち。
「……そういうもの、かな」
 だから、私も素直に答える。ここで誤魔化せば、ちゃんと合わせて茶化してくれるだろう
とは思ったけれど、どうにもそれは勿体なくて。
 だって。

844 :Classical名無しさん:05/12/04 23:18 ID:eVzfaCxo
「そういうもんだよ。そりゃいいことばっかりじゃなくてさ、大変なことだってあると思う。
 だけどね、それでも諦められないことがあるってのは、やっぱりいいことじゃない?」
 私にはまだいないからよく分かんないけどね、そう肩をすくめる嵯峨野。
 ――ほら、こんないい友達そうそういないんだから。
「あのさ、嵯峨野」
「ストーップ」
 思わずいろんなことを口にしかけた私を、彼女は止める。
「今、勢いとかそういうので話そうとしたでしょ。ダメだよそういうの、もっと大事に
 しなきゃあ」
「……いや、それさっき聞き出そうとしてた人の台詞じゃないから」
「ん? あー、あれはほら、関係者から言質を取るって言うの?」
「関係者じゃなくて本人なんですけど」
 じと目で睨んでみた私に、あははと引きつった笑みで視線をそらす嵯峨野。
「とーにーかーくっ、こういうのは外堀を埋めていくのが楽しいの。あれは前座のお約束
 なんだから!」
 もう言ってることはメチャクチャで、さっきまでのいい雰囲気はどこへやら、ある意味
これ以上ないくらいいつも通りの彼女がそこにいたけれど、私はもう気にしない。あれも
彼女、これも彼女、どっちにしたって嵯峨野は嵯峨野だ。
「それじゃさ、ちょっと付き合ってくれないかな」
 だから、ほんの少しだけサービスしてみたくなった。


「さすがにちょっとキツイね……」
 二人乗りの自転車が風を切る。行く先は、緩やかな坂を上ったその先だ。別に歩いて
行ってもよかったんだけど、折角ならこの夕陽が出ている間に、と選んだ選択肢がこの
結果だ。嵯峨野が前で私が後ろ、っていうのは、客観的に体力を判断しただけ。楽が
したいだとかそんなことは、断じてない。
「はい、お疲れさま」
「後でジュースの一本もおごってもらうからね……」
 さすがに肩で息をしている彼女にはあえて答えず――もちろん、ジュースはおごる
つもりだけど――ほら、とガードレールの先、遠く見える空を指差す。

845 :Classical名無しさん:05/12/04 23:20 ID:eVzfaCxo
「――へえ」
 荒くなった呼吸を一瞬止め、息を呑む嵯峨野。いいじゃん、と小さく呟き。
「あらためて見るといいね、この景色。毎日通ってるのに全然気がつかなかった」
「うん、そう」
 そう――そうなのだ。この当たり前の景色が、どれだけ当たり前で、そして特別な
ものなのか。それを教えてもらったのが、きっとスタートの合図。
「……」
 どうして私が自分をここに連れてきたのか、なんとなくその理由に気づいているはずの
嵯峨野は、だけどそれを口にせず、ただ黙って隣で暮れていく陽を眺めている。静かに
時間だけが過ぎて、やがて山の端にそれが差し掛かったところで。
「帰ろっか」
「うん」
 私たちは夕陽に背を向けて歩き出した。数歩その足を進めると、ふと思いついたように
嵯峨野が口を開く。
「でさ」
「ん?」
「結局誰――」
「えい」
 ぺちん、と私がその額をはたいた音が響く。なんだかおかしくなって、どちらともなく
笑い出してしまう。
「いーじゃん、減るもんじゃなし」
「そういう問題じゃないの」
 数時間前に交わした会話を再び繰り返し、ゆるゆると坂道を下り始める。これで、また
明日からはいつも通りの日々がやってくる。
 だけど、その前に。
「――――」
 一度だけ、振り返る。
 すべてが始まって、そしていつかまた戻ってくるだろう、その場所を――私の『恋』が
確かに始まった場所を目に焼き付けるために――


"All roads lead to Rome, The longest journey begins with a single step" is closed.

846 :Classical名無しさん:05/12/04 23:56 ID:qwqq5kdk
しっとりと、乙。

つむぎってモブキャラの中では珍しく心理描写があるからか、
つむぎを中心に描かれても原作との違和感ってのがないなぁ。
いつか♭あたりで一条を加えた3人娘の友情話やってほしい。

847 :Classical名無しさん:05/12/05 00:08 ID:XVYSIVc6
>>839-840
アソミコはホント多くの人を失望させる展開だよなぁ。
麻生がもう少し面白味のあるキャラなら楽しめるんだが、大して特徴がないヤツだし。
何だかなぁ……。

848 :Classical名無しさん:05/12/05 03:19 ID:q43unGqk
サラ麻生だとまあ序盤から匂わせてたし、無害同士って感じで文句なかったが
いきなりひょっこりメインに出てきて、つまんない話ダラダラ続けて
麻生は運動会前から周防を狙ってたんだよ!って感じにされると害虫うぜぇって反感を買うのも無理ないわな。

縦笛はもちろんのこと他の派閥でもアソミコ好きなやついないだろ。
メイン張らなければ好きにすればいいよってのは多いだろうけどな。

849 :Classical名無しさん:05/12/05 03:41 ID:uTAq9U.E
「どうする、播磨君?」
「殺っとく。んで第一発見者として妹さんを使う。パターンはもう覚えさせてる。
それから修治を連絡係に回して、あいつの女を見張りにつける。1400に開始だ。」
「さすがね。そこで八雲に花井の思念を読ませるわけね。」
「ああ、全ては計画通りだ。」
「フフ、やっぱりあなたは良い。私が愛してるだけあるわ。」
「お前にはこの俺に一番近いところでこの世の中が変わる瞬間を見せてやるよ。」
「期待してるわ。」
「・・・ところであの金髪女はどうした。」
「まだ頑張ってるようね。サラが拷問してるけど・・・もう72時間は経つわ。」
「あと10時間で喋らなかったら殺すように言っとけ。」
「それでも10時間は待つのね・・・ひょっとして少し気に入ってる、あの金髪女のこと?」
「いや、あの女にはまったく興味はねぇがあの女の親は何かと使える。裏に相当顔が利くからな・・・。」
「そうね。ただ、あの執事は厄介ね。そろそろ絃子さんに頼んでみてもいいんじゃないかしら?」
「ああ、そう思って昨日連絡を付けといたよ。前金500で引き受けるそうだ。」

850 :Classical名無しさん:05/12/05 08:11 ID:OiyBdxXU
>>842-845
GJ
嵯峨野好きにもたまらんぜ

851 :Classical名無しさん:05/12/05 18:45 ID:jV2THGHc
まあバスケ編以降は描写見せてるけどな
それでもスタートラインは遅すぎるが
「ホッケー編から怪しかったろあの二人は。縦笛より先なんだよ」
とか言ってくるイタタな人も時々いるが

やっぱり優遇されるとそういう人種も増えるもんなんだなとオモタ

852 :Classical名無しさん:05/12/05 19:24 ID:jIDn8Sq.
ネタだろそんなの、それ言ったら縦笛のイタタな妄想もネタでなく本気かと思っちゃうぞ。
つうかさ、こういうのは本スレなりバレスレなりでやれよ。

853 :Classical名無しさん:05/12/06 07:52 ID:FUMy6gHg
じゃあ二次創作と絡めて。
もしアソミコ成立とかした場合、縦笛・アソサラの話を書いた場合
原作無視の作者ということになってしまう。恋愛以外の面で書くしかない。
旗おにぎりの話で縦笛が既に成立してますとか時々あるが、
そういう話は今後書いてはいけないことになるんだよな

854 :Classical名無しさん:05/12/06 07:53 ID:TEykU5pc
何の為の二次創作かわかってないのか?

855 :Classical名無しさん:05/12/06 15:08 ID:Mku9cEiA
もはやオレのスクランはオレの妄想の中にしか存在しないので、本編とか本スレとかどうでもいい。
オレの脳内じゃ、未だに縦笛で皿うどんで超姉と食べるお子様ランチだ。
文句あるか。

856 ::Classical名無しさん:05/12/06 15:15 ID:3EQeivhY
無いです。
それを作品にしてみては?

857 :Classical名無しさん:05/12/06 17:04 ID:I5PMDsYE
>855
俺にも読ませてくれよ

858 :Classical名無しさん :05/12/06 19:43 ID:rk3GpJME
>>855

>>857に同意。

859 :Classical名無しさん:05/12/06 22:11 ID:TmTwdMd6
>>842-845
何気ない日常の一コマ。
こういう話は結構好きだったりします。
ありがとうございました。

860 :Classical名無しさん:05/12/06 22:19 ID:WVUqTap6
いや、漫画がなかったことになってるおにぎりや体育祭・見合い編の
なかったことになってる旗なんて信者から見てもおかしいと思うだろ?
天満ラブのない播磨がつっこまれるように。
少なくともバスケ編以降の時間軸でアソミコを無視するわけにはいかない

861 :Classical名無しさん:05/12/06 22:38 ID:2iR7S5sE
えっ、何で?
別に無視してもいいじゃん。
訳がわからないこと言わないで欲しい。

862 :Classical名無しさん:05/12/06 23:02 ID:MlIkFy8g
禿胴、むしろ除いた方がいいスクランになるし。

863 :Classical名無しさん:05/12/06 23:49 ID:SO8ebJOk
省いたらスクランじゃねーだろうが。
訳のわかんねーことぬかすな、ハゲどもw

864 :Classical名無しさん:05/12/07 00:31 ID:5/uGS0ik
いや、スクランはアソミコだけにあらず。
何でバスケ編以降はアソミコ出さなきゃいけないの?

865 :Classical名無しさん:05/12/07 02:59 ID:ic60CkpY
別に無くても良いんじゃない?

原作は原作、二次創作は二次創作。

866 :Classical名無しさん:05/12/07 03:21 ID:G/7iJcIU
好きに書けばいいじゃん。
できるだけ原作に準拠した形で書くのもいいし、
原作の展開とはまったく別の展開にしてもいいし。
そのための二次創作だろ。

867 :Classical名無しさん:05/12/07 04:18 ID:lE7fLjG6
最近お子様分が不足してきたぜ。

868 :Classical名無しさん:05/12/07 14:03 ID:4SXxlY62
旗おにぎりSSで播磨が天満のことで葛藤するSSがあまりないのと同じだ
縦笛や鉛筆書くに当たってアソミコを省くのにも問題はそんなに無いだろう
そもそも、アソミコ見たいならそれこそ本編見りゃいい話だろw
一番優遇されてる派閥だぞ

869 :Classical名無しさん:05/12/07 15:20 ID:OCnuE0EQ
今週のは、ホント麻生は面白味の無いキャラだと再認識させられる話だった。
ウジウジしてばかりで鬱陶しいったらありゃしない。

870 :Classical名無しさん:05/12/07 15:41 ID:9JrTfrkg
スレ違いだボケ。

871 :Classical名無しさん:05/12/07 16:22 ID:UDf4S.bA
じゃあSS書け

872 :Classical名無しさん:05/12/07 20:14 ID:PGtRrRiM
超姉やレースなら原作設定の時点である程度下積みがあるから
そのへんは有利だよな

873 :Classical名無しさん:05/12/08 20:50 ID:I2j0.0ww
クリスマスに縦笛話したりイヴにサラの教会のミサに麻生が参加する話とかは
あり?
漫画を八雲でなく沢近に相談する話や、体育祭で八雲と播磨がダンスする話とか

874 :Classical名無しさん:05/12/08 20:57 ID:29Qu0O3s
好きにやりゃいいさ。前置きは必須だろうけど。

875 :Classical名無しさん:05/12/08 21:42 ID:E7P4lLPM
修学旅行って年明けなの?

876 :Classical名無しさん:05/12/08 23:25 ID:7dI85Nfc
>>873
"if"スレなんだし、アリだと思う

俺は修学旅行年明けてからだぞ

877 :今日も雑炊 ◆bKaGbR8Ka. :05/12/09 00:21 ID:RpFm/M1Q
キッズステーションでは、月曜深夜にめでたく最終回を迎えました。

おいどんが思うには、スクールランブルは単なる過去の作品のイイトコドリを
超えているきわめて実験的な作品でわないでしょうか?そしてそれは成功した。
過去の作品で評価の高かったコードを意図的に寄せ集め紡いだらどのような
作品ができるのかを試した極めて挑戦的な作品です。原作はまだ読んでいません
が。パクリは所詮ノマネコ的なものですが、スクールランブルには、漫画好きの
読者にプロの作家が挑戦状を叩きつけている趣があります。お前は俺の評価眼に
ついてこれるかなと、ニヤリと笑う作者が見て取れます。

芸能界では、女性の大規模なユニットは外れることがありません。必ず視聴者の
好きなタイプがその中にいるからです。おいどんは皆さんと同じように、八雲と
播磨君に感情を移入した。つまり、おいどんわ作者の掌の上で遊んでいただけの
幸せな読者にすぎない。



878 :Classical名無しさん:05/12/09 01:45 ID:S8GjwOxc
アソミコを

麻生「周防、その…付き合ってくれないか?」
周防「(゚Д゚)ハァ?ちょっと仲良くしたからって勘違いしてんじゃねえよmobがw」
麻生「な、なんだと!」
周防に掴みかかる周防。そこへ
播磨「誰がお父さんだ」
ゴッ!麻生の顎に魔王の拳が入る
麻生「ぐは…っ!」
吹き飛ぶ麻生。
周防「播磨!なんでここに!」
播磨「ふ…俺は神だからな!」
周防「…プッ。懐かしいな。あの時はありがとな播磨」
播磨「礼なんて言わなくてもいいぜ。おめぇには家に住ませて貰ったこともあるしな。」
麻生(な、家に住んだことがあるだと。畜生…ッ!)
周防「あーそういやそんなこともあったな。今日も泊まるとこ探してるんだろ?うち来いよ!」
播磨「いや、もう絃子が帰ってきたからいいんだが…」
周防「まーまー!そう言わず寄ってけって!勘違い君はそこで寝転がっとけよな。」
播磨「むしろ去ね!」
麻生(ちくしょう…)
周防「じゃーなー」
播磨「じゃあな勘違い君」

麻生「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」



あれ?

879 :Classical名無しさん:05/12/09 01:47 ID:S8GjwOxc
眠いしどうでもいいけど周防に掴みかかる麻生な。
むしろ飛ばせ

880 :Classical名無しさん:05/12/09 12:58 ID:fNuyd28U
>>878
六商さんですか?

881 :Classical名無しさん:05/12/09 22:00 ID:2IA7qiME
>>878
GJ!

882 :Classical名無しさん:05/12/12 06:18 ID:Bl9H4xOg
アゲ

883 :生命(いのち)の生まれる瞬間(とき):05/12/12 23:30 ID:QaJXG4yw
 秋も深まった深夜。
 談講社ビル最上階にあるアメリカの間で、男はひとり原稿と格闘していた。
 男の名は播磨拳児。ペンネームをハリマ☆ハリオというその漫画家は今年23歳。
 高校のときにデビューを果たし、今や週間少年ジンマガの中堅作家として認めら
れた存在だ。
 いつも仕事には真摯な彼だが、今日の顔つきはとりわけ真剣そのもの。その理由
は……。

 と、そのとき突然、ノックもなしに入り口の扉が開いた。入ってきたのは、担当
編集者の塚本八雲。
「播磨さん、大変です! ナカムラさんから電話で、せんぱ……いえ、奥さんが産気
づいたって……」
「なにぃっ!」
 思わずペンを叩きつけ、播磨は叫ぶ。
「もうかよ! 早すぎんぜ!!」
 拳を握る播磨に、意を決したように八雲が言う。
「播磨さん、行ってください」
「な……」
 思わず播磨は目を見開く。
「け、けどよ……。今やめたら、確実に原稿は落ちる。そしたらあんたの立場は…
…。それに俺を待ってる読者が……」
「播磨さん!!」
 八雲が、普段の彼女からは考えられないほどの大声で播磨の口舌をさえぎった。
「行ってください。原稿は新人のもので心当たりがありますから。差し替えは間に
合いますから。播磨さんにとって一番大切な人は、読者の皆さんでも、ましてや私
でもないですよね? その人が播磨さんのこと、待ってるんです」
「妹さん……」
 唇を噛む播磨。八雲の面影があのときに重なった。泣きながら駆け出した愛理を
追うようにうながしたあのときの面影に。
「すまねえ!!」
 手のひらをテーブルに叩きつけ、播磨は立ち上がった。そして、走り出す。誰よ
りも大切な人の元へ。

884 :生命(いのち)の生まれる瞬間(とき):05/12/12 23:30 ID:QaJXG4yw
 ベッドの上にひとりの若い女が目を閉じ横たわっている。軽い寝息を立てるその
頬には笑み。
 女として生まれ、最大の仕事をやりとげた満足感が漂っている。
 沢近愛理。
 結婚してからもこの旧姓を通している彼女は、静かに眠りから覚めた。
 目を開けると、すぐ横の椅子に最愛の人がいた。
 病院には不似合いな濃い色のサングラスと、逆立てた短髪。
「がんばったな、お嬢」
 聞いたこともないほどの優しい声に、愛理はかすかに苦笑しつつ尋ねる。
「赤ちゃんたちは?」
「二人とも元気だ。今は、新生児室で眠ってる」
「会いたい」
 身を起こそうとする愛理を、播磨がそっと押しとどめる。
「もう少し休んでからな。おめえ、疲れてるんだから」
「……うん」
 ほんの少し不服げに、しかし笑みをたたえて愛理はうなずく。
「ヒゲ、悪かったわね」
「は? なにが?」
「双子なら、一人ぐらい男の子がよかったでしょ?」
 愛理の言葉を聞くと、播磨はかすかに鼻を鳴らした。
「なに言ってんだ。元気な子供を、それも二人も授かったんだぜ? これ以上何望
むんだ? 性別なんて関係ねえ。俺とおめーの子供だ」
「ヒゲ……」
 愛理が手を差し出すと、その意を察して播磨が両手でそれを握り締めてきた。

885 :生命(いのち)の生まれる瞬間(とき):05/12/12 23:32 ID:QaJXG4yw
「仕事は?」
「投げてきた。妹さんがいいから行けってよ」
「そう……」
 愛理は軽く息をついて言う。
「あんた、あの子には頭が上がらないわね」
「全くだぜ」
 二人は顔を見合わせて笑った。ひとしきりそうしたのち、愛理が口を開いた。
「子供たちの名前なんだけど」
「ああ」
「天満と八雲からひと文字ずつもらおうと思うの」
「いいんじゃねえか?」
 播磨の言葉にうなずいて愛理は言う。
「上の子は天満から満の字をもらって満子。下の子は八雲から雲の字をもらって
雲子。いいと思わない?」
「いいな。『満子』と『雲子』か」
 播磨は笑って言う。
「あの二人から字をもらえば、きっと二人とも幸せになるぜ」
「違うでしょ。私たちが幸せにするの」
 愛理が言ったとき、新生児室から二つのけたたましい泣き声が聞こえてきた。
「へっ、あいつらもおめーの付けた名前、気に入ったみてえだぜ」
「そうね。これからもよろしくね、パパ」
「よせよ、こら」
 愛理のおでこを播磨はつつく。いちゃつく両親をよそに、新生児室では二人の
赤ん坊が、いつまでも泣き続けていた。
----------

あとがき:ついかっとなってやった。今は反芻している。

886 :Classical名無しさん:05/12/12 23:42 ID:UbuDiHQ6

チンカス

887 :Classical名無しさん:05/12/12 23:42 ID:hyKqmHpM
GJ

888 :Classical名無しさん:05/12/12 23:43 ID:f6TZDAgw
最高の旗でした。
旗の妄想キモイとか、ご都合設定過ぎとか、こんな播磨有り得ないとか、
漫画家として仕事ほっぽり出すのは最低とか色々ケチつけてくる奴が出てくるだろうが気にせずこれからも頑張ってください!

889 :Classical名無しさん:05/12/12 23:45 ID:SDy/e6BA
子供の名前が…

890 :Classical名無しさん:05/12/12 23:45 ID:8hJLhj4w
名前がありえないだろwwwwww

891 :Classical名無しさん:05/12/13 00:03 ID:1.T0KAQs
>>888
突っ込むとこ間違えてるみたいだぞw

892 :Classical名無しさん:05/12/13 00:27 ID:jqXPl3a.
絶対みつこより先に(ry

893 :Classical名無しさん:05/12/13 00:49 ID:uHyhlwuU
マ○コとウ○コかよ!w

894 :Classical名無しさん:05/12/13 00:58 ID:oNFHoZro
>>888が恥ずかし過ぎる件について

895 :Classical名無しさん:05/12/13 01:16 ID:SQxasAw2
ずっと昔、子供に「悪魔」って名前をつけようとしたバカ親を思い出した。

896 :Classical名無しさん:05/12/13 02:04 ID:jdBZqJ76
>>885
ワロスwww



897 :Classical名無しさん:05/12/13 19:08 ID:wezJ3WD2
>>885 天満と八雲の名前にこんな共通点があるとはな。
ところで
天満「天(そら)に満つ」:大和の枕詞
八雲「八雲たつ」:出雲の枕詞
から来たの?古事記っぽいけど

898 :Classical名無しさん:05/12/13 23:36 ID:64bL1mDY
スクランキャラの名前は全部日本各所の地名が由来してるんじゃなかったか

899 :Classical名無しさん:05/12/13 23:41 ID:PYgbi/zY
それは姓で、名前に関しては由来は明らかになってないかと。

愛理だの拳児だのって地名があるとは思えんw

900 :Classical名無しさん:05/12/14 02:14 ID:REK.1mDI
おれの真のスクランは脳内にあるよ
連載中のは素材でしかない

901 :Classical名無しさん:05/12/14 07:54 ID:ALECUzPc
>>990
漢を見た

902 :Classical名無しさん:05/12/14 07:58 ID:9S.FQvnM
>>990に期待

903 :Classical名無しさん:05/12/14 17:16 ID:u3wLh64I
遥かなる990へ。
とどけ! 俺の魂!!

904 :Classical名無しさん:05/12/14 18:50 ID:JJsSf0b6
ぶっちゃけ990なんてないだろうけどなw

905 :Classical名無しさん:05/12/14 18:58 ID:dyhOdDiY
>>885
ワロタ

…参考までに、かわいそうな名前をつけられてしまった子供
http://nya.livedoor.biz/archives/50232498.html

906 :Classical名無しさん:05/12/14 20:13 ID:I9Ah3iDg
>>904
いけるんじゃね?
まだ400kbもいってないし

907 :Classical名無しさん:05/12/14 22:34 ID:VK6a95jU
永山さんも別な意味で可哀想だな。
漢字書けんぞ・・・

908 :Classical名無しさん:05/12/14 23:12 ID:iuj16q5U
>>905
>運子(うんこ)満子(かんと)

実在するのかよ、おい!! 前者が少しおしいがw

909 :Classical名無しさん:05/12/14 23:15 ID:5KKe.tjM
妙も微妙。
女が少ないって名前はどうよ?

910 :Classical名無しさん:05/12/15 00:18 ID:l.JFQZd2
塚本、天満、八雲、播磨、周防、高野、麻生は地名。

沢近→サワチカ→サンチカならご当地名

えり→ERI→REI→レイ→火○レイ
晶は少し苦しいが    →水○亜美
みこと           →木○まこと

天満は性格的には、月○うさぎ を継承している。

まあ、セー○ームーン世代なんだね。

911 :Classical名無しさん:05/12/15 00:32 ID:5m110F/s
おれは松坂世代

912 :Classical名無しさん:05/12/15 17:52 ID:1egJUNLI
周防・・・山口
八雲(出雲の枕詞)・・・島根
「あき」ら・・・広島県
花井(逆さにして因幡)・・・鳥取県
播磨・・・兵庫県(中国地方じゃないが)
沢近・・・サンチカなら播磨の中

・・・なぜ岡山だけない?

   八雲 花井 播磨
周防 高野 ?  (沢近) 

913 :Classical名無しさん:05/12/15 18:06 ID:iFaeOsYo
なんか表現がエロい。

914 :Classical名無しさん:05/12/15 18:30 ID:C9RrpApQ
沢近・・・サンチカなら播磨の中

ちょっエロスwww

915 :Classical名無しさん:05/12/15 22:02 ID:0HoUxUd6
>>花井(逆さにして因幡)
因幡、いなば……稲葉!!

       ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \   1年プリ○ュアコンビ(黒い方)の名前は・・・
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   > 
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__  花井のアナグラム・・・
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /    
       l   `___,.、     u ./│    /_  つまり、あの二人は最初から花井と絡む予定だったんだよ!!
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/

916 :小ネタ:05/12/15 23:16 ID:1egJUNLI
>>915 スマソ、既に俺が2スレ前で言った
後 播磨拳児(harimakenji)→ハーレムいいかんじ(harem ikanji)
(あのころはハーレムSSがはやってたんだ)
と 麻生(asou)→周防(suoa)
刑部(osakabe)×2→麻生・刑部アベック(aso osakabe abek)
(なぜかカップリングで10位だったんだよね・・・超姉の誤植と信じたい)

917 :Classical名無しさん:05/12/15 23:21 ID:v5rge0rs
>>915>>916があんまり関係ないように見える俺は酔っ払ってるんだろうな。
おかしなこと書いてすまそ。

918 :Classical名無しさん:05/12/15 23:22 ID:0HoUxUd6
>>916
         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i


あと、カップル投票で超姉は20位(9票)だったことがOFで判明したり。
まぁ、今更スクランの人気投票に信憑性なんぞないがね…

919 :Classical名無しさん:05/12/16 17:35 ID:R1rzML0E
周防はスサノオノミコトじゃないの?

それに、そこまで考えて名前付けてるかなぁ?

920 :Classical名無しさん:05/12/16 19:34 ID:EWeQEbcw
このAAに対してマジレスすんなよw

921 :Classical名無しさん:05/12/17 15:03 ID:kdXO2UMc
漫画の展開にウンザリだなぁ。
読ませた後に告白して連載終了でいいじゃん。
こんなのが続くようなら辞めちゃって下さい。

922 :Classical名無しさん:05/12/17 21:10 ID:DZZjsV8U
禿胴。
二次作家に原作書いてもらえよ小林の屑は。

923 :Classical名無しさん:05/12/17 21:24 ID:qqU9.OnY
とりあえず、最近作品と呼べる作品が無いなぁ…

誰か書いてくれ!俺では無理だ…

924 :Classical名無しさん:05/12/17 21:29 ID:nHQCNBDs
>>923
とりあえずエロパロ行ってみれ。なんか力作がある。長すぎて俺は読んでないが。

925 :Classical名無しさん:05/12/17 21:32 ID:qqU9.OnY
>>924
本当ですか?ありがとうごさいます。見てみます。

926 :Classical名無しさん:05/12/17 21:46 ID:DZZjsV8U
小林の糞アソミコ展開のせいでクズリ氏等々の神作家もスクランを見限る気配出し始めたな。
自分で自分の首を絞める小林には最早哀れさすら湧いてこない。

927 :Classical名無しさん:05/12/17 22:10 ID:qqU9.OnY
>>924
読みました。感想は、よかった。だが、何かもの足りない…何だろう。って感じです。

>>926
神作家がスクランを見限る> って、本当なんですか?

928 :Classical名無しさん:05/12/17 22:24 ID:nHQCNBDs
>>927
>>926は煽りっぽいけどクズリ氏がスクランに嫌気が差してるっぽいのは本当。
微妙に初心者っぽいからサイト教えとくかな。

ttp://wordlife.skr.jp/index.html

929 :Classical名無しさん:05/12/17 22:40 ID:FSJbwtR6
>>928
一度ならず二度までも…ありがとうごさいます。
9月くらいからスクランにはまったのでおっしゃる通りですね。

930 :Classical名無しさん:05/12/17 22:44 ID:FSJbwtR6
>>929>>927 です。
ダイアルアップなので、接続が終了してしまいました。

931 :Classical名無しさん:05/12/17 22:46 ID:DZZjsV8U
スクランの人気を支えてきた良質二次創作家達も我慢の限界ってとこですかね。
もう終わりだなスクールランブル(笑)

932 :Classical名無しさん:05/12/17 23:11 ID:UMddxg3M
ダブルスタンダード臭がする。

933 :Classical名無しさん:05/12/17 23:34 ID:oArCqz5g
誤爆?

934 :Classical名無しさん:05/12/18 01:14 ID:QqB8kV6o
つまらない展開や別派閥展開を原動力に出来ないのなら、その人はもう終わり。
展開がどうだとかほざいてる二次創作作家なんて、所詮その程度だってこと。
飽きたんなら素直に飽きたって言えばいいんだよ。批評家ぶった理屈なんぞぬかすな。
妄想してナンボの世界だろうに、現実に嫌気をさしてやる気なくしてどうすんだか。

しかし最近の惨状は目を覆いたくなるな。
原作の衰えも認めざるを得ないが、それ以上にここで糞糞ぬかしてる連中は救いようもない。
人ってこうやって我侭になっていくんだな、と思うと切なくなるよ。
つまらなそうなものから面白さを見出せない人って可哀想でならないや。
そんだけの分を人生で損してるってことにいい加減気付いたらどうだい。
ま、かくいう俺も最近ろくに書いちゃいないわけだがね。そんなのが何言ったって無駄か。

935 :Classical名無しさん:05/12/18 01:53 ID:auX.38Vs
妄想元の原作がある程度はしっかりしてないと二次創作もやり辛いのかな。
その作品が好きだという気持ちが根底にあるんだろうし。

バスケ編以降お姉さんは嫌な女になり天満はハブられ裏切り、さつきは
切り捨てられ二次創作では安定人気のアソサラ縦笛が何故か否定され、
旗おには不完全燃焼。モブは出張り播磨はヘタれる。
一週間は八日以上あるし人気投票は締め切りより先に結果が分かる。

そういう作品の二次創作に意欲がなくなるのも無理はない気がする

936 :Classical名無しさん:05/12/18 02:16 ID:FUXDItuo
これから先は盛り上がるだろうから大丈夫だろとヤケにポジティブな俺みたいなのもいる。
正直、バスケ編とかクリスマスまで描く事ないからやったみたいな感もあるし。

937 :Classical名無しさん:05/12/18 02:27 ID:r6Z4A.Ho
>>935
バーカw



938 :Classical名無しさん:05/12/18 02:55 ID:aw11SWss
てゆーか不満があるなら自分で書くがいいさ!



って漏れも書いてみてるけどやっぱ難しいもんだな。

939 :Classical名無しさん:05/12/18 03:17 ID:6dfI3LmM
>つまらなそうなものから
他の楽しいものを見つけるという選択もある。
可哀想、などと言って自身の狭い了見を態々晒さなくても良いのに。見てるこっちが恥ずかしい。
沈みかけの泥舟に固執するのは勝手だが、それに見切りつけた人にまで敵意を向けないで。

940 :Classical名無しさん:05/12/18 08:01 ID:fXhQ8TSk
>>935
編集さんの力って必要なんだと改めて思うなぁ。どんな作者でも書きたいもの以外は適当になりがちだと思うし。
そんないいかげんな物をある程度のまとまりある物にする仕事だしね。
まともな編集さんならバスケ編からこっちの展開にはさせないでしょ。
もちろん、作者の力が一番の問題なんだけど。

ところでスクランの編集さんって何人変わったの? 今の人が二人目だったかな?

941 :Classical名無しさん:05/12/18 08:26 ID:O30hpBzM
>>935
>二次創作では安定人気のアソサラ縦笛が何故か否定され
んなもん作者は知ったこっちゃないだろw

942 :Classical名無しさん:05/12/18 09:03 ID:5Kyfu.xE
自分の妄想が当たったか外れたかでやる気が云々言われても、
作者は相手してられんだろう。

んな事言ってたら、王道対旗対お握りの決着は付けられん。

943 :Classical名無しさん:05/12/18 21:06 ID:vWTQOR1M
>>934
少しモチツケ
鏡見ろ、鏡

944 :Classical名無しさん:05/12/18 21:34 ID:vJvIOY5Y
>>937がアホでワロタ

945 :Classical名無しさん:05/12/18 23:23 ID:S.8SrSUs
>>944
本人乙

946 :Classical名無しさん:05/12/18 23:33 ID:HURsFtKs
>>945
つID

947 :Classical名無しさん:05/12/18 23:33 ID:Pa0RCqp6
つ「ID」

948 :Classical名無しさん:05/12/19 00:17 ID:adXmv7nk
>>810
その設定もらっても良いですか?
作品を書けるかどうかはわかりませんが…

949 :Classical名無しさん:05/12/19 00:22 ID:MtSbEm26
>>948
いいよ。そんなことで遠慮する必要はカケラもない。がんばれ。

950 :Classical名無しさん:05/12/19 00:38 ID:9jpkzMds
 遠く、金色に空が染まっている。
 静かに暮れる晩秋の黄昏だ。
 燃えるような朱は既になく、刺さりそうなほどに鋭い光だけが残っている。
「……」
 そんな光景を、一人ベランダで頬杖をついて見つめている少年――播磨拳児がいる。
秋も終わりとなれば、当然ながら吹く風も冷たく、街行く人々の足も自然速くなる。
けれど、彼は身じろぎ一つしない。ただ静かに、その瞳に彼方の海と空を映している。
「黄昏れてるね」
 と、そんな横顔にからかうような色を帯びた声がかけられる。彼の同居人である
ところの刑部絃子である。またなにかあったのかな、そう問いかける顔に浮かぶのは、
少しばかり意地の悪い笑み。
「るせぇ。なんでもねぇよ」
「いやいや待て、答は言わなくていいよ。当ててみせよう」
「……人の言うこと聞いてねぇだろ、テメェ」
 いささか疲れたような拳児のぼやきにも動じることなく、あれだね、ともっとも
らしく絃子は言う。
「塚本君に振られたとみた」
「付き合ってねぇのに振られるわけねぇだろっ!」
 即答だった。
「……」
「……」
 しばしの沈黙のあと、さすがに気まずそうに頬をかきつつ、絃子。
「あのさ、拳児君。今のは自分で情けないと思わないか?」
「るせぇよ……」
 自覚があるのか、返答はのボリュームは極小。まあいいけどね、小さく嘆息してから、
ときに拳児君、そう話題を変える。
「最近学校はどうかな」
「……あん?」
 ひどく漠然としたその問に、拳児は眉をひそめる。どう、と訊かれたところで、答え
ようもあるはずがない。そんな彼の態度に、分かっているとでもいうように絃子は続ける。
「別に難しいことを訊いてるわけじゃないよ。楽しいとかつまらないとか、そんなレベル
 の質問」

951 :Classical名無しさん:05/12/19 00:38 ID:9jpkzMds
 で、どうかな、と。問が重ねられる。
「……別に、どうもこうもねぇよ。もともと天満ちゃんのために入っただけだしな」
 それがこれじゃあ、もういる意味なんて――自嘲気味の呟き。
 けれど。
「そうかな?」
 絃子の強い声がそれを遮った。その先は言わせないとでもいうように。
「本当にそうかな? これまでに君が得たものはなにもなかったと?」
「じゃあなにがあるんだよ」
「君が私にそれを訊くかな。まったく……」
 ぼやきながらも、いろいろあるけどね、と前置いてから告げる。
「一番は――友人が出来た、だね」
「っ、んだよ、それ」
「だからそのままだよ、文字通り」
 くつくつと笑うその表情は、先程とは違いどこか優しい。
「昔の君は、本当に君自身しか見てなかった。孤高の王様なんて言えば恰好良いけどね、
 ガキのやるそれなんて、ただのポーズだよ」
「……」
「そんな君だったからさ、正直ここに転がり込んできたときはどうなることかと思ったよ。
 でも、最近はなかなかどうして、それなりにうまくやってるじゃないか」
「うまくなんてやってねぇよ。あいつら、余計なことばっかり構いやがって……」
 ふん、とそっぽを向いた拳児に、馬鹿者と絃子が笑う。
「その『構ってくれる相手』すらろくにいなかったやつがなにを言ってる」
 なあ拳児君、呼びかける彼女の視線は、彼と同じ彼方を見つめている。
「君がここに来るのを私は散々渋ったけどね、結局それを認めたのも私だよ。だから私はね」
 ――君の保護者で、『家族』なんだよ。
 これでもね、そう茶化しながらも迷わず絃子は言い切った。
「その私から見て、君は変わったよ、それもいい方に。これは絶対に確かなことだ。だから、
 こんなものは必要ないんだ」
「っ……!」
 そう言って彼女が取り出し引き裂いたのは、一枚の便箋。幾度となく拳児が出しそびれ、
けれど捨てることも出来なかった、退学届と記された紙切れ。それが今、彼の目の前で
文字通りの紙くずに姿を変えた。

952 :Classical名無しさん:05/12/19 00:38 ID:9jpkzMds
「明日の燃えるゴミにでも出してしまうかな、と。さて、これで私からのありがたいお話は
 おしまいだ。お代は……そうだな、今日の夕飯でも作ってもらうとしようか」
 小さく肩をすくめつつそう言って、部屋へと戻ろうとする絃子。
「おい、待てよ」
「うん? 私からはもうなにもないんだが……そうか、ありがたすぎてこの程度じゃ安いか。
 それじゃあもうちょっと頑張ってもらうかな」
「そうじゃねぇ! っつーかそもそも今日の晩飯当番は俺だろうが」
「……おや、そうだったかな」
 忘れてたよとわざとらしく言ってから、じゃあ今回はタダで話が聞けてよかったと思え、そう笑う絃子。
その姿に、さすがに拳児も気がつく。最初から彼女が彼に対価を要求していなかった、と。
 だから。
「――絃子、」
 口を開きかけた拳児を、しかし絃子が止める。
「ああ、ストップ。ありがとう、なんて言ってくれるなよ? そういう言葉は君がここを
 出ていくときに言ってくれ」
 もちろん、今すぐ出ていくならそれも構わないが――そこでにやりと笑い、
「まあ、卒業までは面倒みてあげるよ。そのぐらいの責任は果たすさ。なんたって、
『保護者』だからね」
 それじゃ、と今度こそ部屋へと向かうその背中に。
「わりぃな、絃子」
 拳児ははっきりとそう言って、頭を下げた。絃子の足が止まり、やれやれという呟き。
「君はどうしようもないところも山ほどあるけどね――」
 一呼吸置いて。
「――そういうところは、素直に褒めてあげたくなるよ」
 夕飯はよろしく頼むよ、最後にそう付け加え、その姿は部屋へと消える。
「ったく……」
 一人残された拳児は、頭をかきながらベランダの向こうへと目をやる。夕陽の姿は
既になく、ただ残照だけが黒に染まりつつある空を群青色に押し止めている。
「晩飯、なんにすっかな」
 呟く口の端には、小さく笑みが浮かんでいた――

ああもうこんなんですまんけど次スレよろ。

953 :Classical名無しさん:05/12/19 00:40 ID:adXmv7nk
>>949
ありがとうごさいます。頑張って作品にします。


954 :Classical名無しさん:05/12/19 01:19 ID:Dbj5q6u2
新スレです。

スクールランブルIF26【脳内補完】
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1134922652/l50

955 :Classical名無しさん:05/12/19 03:10 ID:O3uhthLo
>>950
ナイス超姉

956 :Classical名無しさん:05/12/19 09:50 ID:qvi.IL02
>>954

でも早くないか?
このペースなら>970あたりでたててもよかったような

957 :Classical名無しさん:05/12/19 16:39 ID:a2yoXPU.
>>954
乙です。
これであと3ヶ月は戦える。

958 :Classical名無しさん:05/12/20 16:16 ID:HKNNmMDc
次スレがちょっち早いな。
取りあえずこっちを使わんと。

959 :Classical名無しさん:05/12/21 00:16 ID:9cf0ulsU
播磨以外に天満を好きなキャラがほとんど居ないって致命的な気がしてきた。

でも居たらまたそれはそれで、スクランの方向性が変わってくるかな?

960 :Classical名無しさん:05/12/21 01:43 ID:4FHiyZBw
気のせいでしょ。

961 :Classical名無しさん:05/12/21 02:13 ID:aNSWkJZw
楢、という人が居た。

962 :小ネタ 姐さんの縦読み口座:05/12/21 03:37 ID:V.BqeHd2
拳児 「ったく、オメーのせいで……」
愛理 「はぁ!? 実験で同じ班になってただけでしょ? 自分の事は自分で――」

天満 「えーっと……どうしよう美コちゃん。また始まっちゃったよぉー」
美琴 「さあな。やらせとけばいいんだよ、あーゆーのは」
晶   「出来たわ! 愛理の台詞をこうしてみると……」


愛理 「何やってるのよ、ヒゲ!
     できもしないことやろうとして、薬品こぼしちゃって……。
     素直に言うことを聞きなさいよ。……ったく、しょうがないわね。
     直接触ったんだから、水で洗って……私のハンカチで拭いて――
     にっ、二度と同じ事しないでよね。大怪我でもしたら――って、
     なんでもないわよ。きょっ、教科書を確認していただけよ! イギリスと違って日本の授業は
     レクリエーションに近いんだけど、こんなのでも授業だし、きちんとやら
     ないと。……何よ、何か文句でもあるの?
     いくらかって? ハンカチの値段の事? いいわよ、別に普通に洗って返してくれれば。換えは一杯あるし。あーもう、
     ノートにもかかっちゃってるじゃないの。え、新品だろうって? そういう事をやってくれる使用人がいる
     からいいのよ。どうせ聞いたってあんたの知らないブランドだ
     し。借りを返すっていうならジュースでも買ってきてよ。あっ、今か
     ら行ったらプリントの提出が――ま、ヒゲのだし。放っておいていいでしょ」
     

美琴 「何をメモしていたのかと思えば……。ま、あたしも手伝っていたけどw」
天満 「すっごーい、晶ちゃんっ」
晶   「まだまだ改善の余地があるわね」
天満 「あーっ、愛理ちゃんがこっちを向いて笑ってるよ。満面の笑み! クラウチングスタートの体勢になって――」
美琴・晶 「よーし、次スレまで逃げ切ってみせるぞ!」


963 :Classical名無しさん:05/12/21 04:09 ID:3vEHJTd.
>>962オチでジャガーさんを何故か思い出した

964 :小ネタ 姐さん 逆襲のガンプラ:05/12/21 06:11 ID:V.BqeHd2
晶   「……ええ。……っ! そう……分かったわ。愛理達と分かれたら……すぐに行くわ」

愛理 「誰と話しているのかしら。こそこそと」
美琴 「高野の交友関係って意外に知らないよな」
天満 「も・し・か・し・て、晶ちゃんの恋人かしら!?」
愛理 「そんな訳ないじゃない。けど、つけてみましょ」


晶   「……60分の1サザビー。あの時、私の目の前から消えていったサザビー……!!」
拳児 「これで良かったのか? 手に入れるの苦労したんだぜ?」
晶   「ええ。ありがとう」
拳児 「ま、部室貸してもらってたしよ。礼にはおよばネェぜ」

春樹 「見つけたぞ、播磨、高野! こそこそと取引をやっているとタレ込みがあったァ!」

晶   「せっかく見逃してあげていたのに! 私の目の前でサザビーを買っていった奴がぁ!!」
拳児 「下がっていろ、高野! それに高野は俺に時間と場所をくれた女(ヒト)だぁ!」
春樹 「あれはクリスマスプレゼントだったのだ。僕の……僕の弟弟子のぉ!」
晶   「そうやって屁理屈ばかりを言って! 誰かが買えなくなるって、そんな風に思えないのか!?」
春樹 「思ったさ! けれど、買うしかなかった! 僕が周防の風呂を間違って覗いてしまった事を理由に
     強請られていたから! 買うしかなかった! バレれなければ、もっと覗けたからさぁ!!」
拳児 「俺は堂々と一緒に入ったぁ! そして、見たんだ。テメェと違ってお嬢の肌を目の前でぇ!!」
晶   「そうやって白状すれば、どうなるか! ――小ネタが1レスで終わるとすればぁ!」
拳児・春樹 「……俺達はオチ担当?」
愛理・美琴 「私達の拳を好きなだけ覗かしてやるよォ!!」


天満 「コンピュータグラフィックスのモデルじゃないの?」
晶   「リアル画像よ、天満」
天満 「……うぁ」


965 :小ネタ 王道のこっち見るな:05/12/21 06:52 ID:V.BqeHd2
  漫画描いているのを知られたくない! とか些細で下らない事に固執して、それを通そうと頑張った…
  留置所に入って、120pを描き上げて…
  で、漫画を描いていることもバレて… けど、天満ちゃんの好感度が上がった気がする。
  俺は妹さんの厚意によって再び天満ちゃんの家に泊まる事が出来た!
  この機会を逃したらこの先ど/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\い。そして、俺はどうしても天満ちゃんが好き
\ それが俺のアイデンティティ|  烏丸君大好き!|った……っ。だから、部屋に行ったんです/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                           ∨      (▼д▼ )
                          <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                        /<_/____/ < <

                                  ( ▼д▼ )  え?
                          <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                        /<_/____/ < <

                                   (▼  )  えっと……
                          <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                        /<_/____/ < <


                     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                    |  からすまくん! |
                     \_______/
                           ∨      ( ▼д▼ )   はりま?
                          <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                        /<_/____/ < <


966 :Classical名無しさん:05/12/21 07:19 ID:7tmfbbFE
>>964
姐さん、そんなにサザビーが…

>>965
だから、こっち見るな!

967 :Classical名無しさん:05/12/21 08:26 ID:bkrlfA7.
GJ

968 :小ネタ スクープを追う女レポーターのこっち見るな:05/12/21 20:10 ID:V.BqeHd2
 ̄ ̄|     (`Д´)
     ̄ ̄|  へヽノ |       矢神神社には猛獣がいるらしいわ!!!!!
.        ̄ ̄|  ヽ
.           ̄ ̄|
              ̄ ̄
      (`Д´) ノシ       カメラっ、音声っ、ちゃんとついて来てる!?
. ̄ ̄|   ヽ   |
     ̄ ̄| < <                             おーっす!>
.        ̄ ̄|
.           ̄ ̄|
              ̄ ̄
      (`Д´)ノ         このスクープを抑えて、一気にのし上がってやるわ!
. ̄ ̄|  へヽ |          上昇志向の強い女と呼んで!
     ̄ ̄|  ヽ
.        ̄ ̄|
.           ̄ ̄|
              ̄ ̄
. ̄ ̄|                                                             
     ̄ ̄|      (゚д゚ )   はっ・・・!?  相手は猛獣。ということは、
.        ̄ ̄|  ノヽノ |     私は皆の命を預かっているという事になる…。     
.           ̄ ̄|< <          
              ̄ ̄                                               
<待て! あの人達は餌じゃな――
<は、播磨さん!?              

  ̄ ̄|                                     
      ̄ ̄|      ( ゚д゚ )    ……ま、いっか!                    
.         ̄ ̄|  ノヽノ |    
             ̄ ̄|< <            高校生がライオンに食べられてる!!>

969 :Classical名無しさん:05/12/22 00:20 ID:LN1bFYKY
>>968
「……ま、いっか!」って全然よくないし。それに、





                            こっち見るな。

970 :Classical名無しさん:05/12/22 11:50 ID:Hj0i6Ydk
>952
上手くまとまってます
GJ

971 :902:05/12/22 18:05 ID:UZVBHgUg
まだ>>990に期待してる俺

972 :小ネタ:05/12/22 22:48 ID:L7mfQQT2
   _______________   _______
   |                      |   |
   |         お客さん!忘れm   |   |  
   |    ヽ =@=/              |   |  
   |    (; ・∀・)             |   |  
   |    l つ  つ□←原稿       |   |  
   |_______________|   |_______

_____________________   , ‐'  ____ \         _____
───────────────────    / ,ィニ  ̄‐''''ニッ、'、       /   .     ヽ
                               ! l|´, -、__ _, --_乂.!      | ワ こ    寝 |
    (.`ヽ(`> 、                     / //-、     - l,||.!      | ケ の  ま 過 |
     `'<`ゝr'フ\                   // |/  ̄''-、__-┴‐‐'ト| +    | に 原  だ  し |
  ⊂コ二Lフ^´  ノ, /⌒)               ''7\‐l`ー-‐'´`ー-/.! ノ      | は 稿  間 た |
  ⊂l二L7_ / -ゝ-')´            +  ´,厶`''.|、  . ゝ   l|'|l       | い  、 に  が |
       \_  、__,.イ\           +     !ヽ| \ ' - ` ,/」   +     | か 落  あ    |  
        (T__ノ   Tヽ        , -r'⌒! ̄ `":::7ヽ. `''/ヽ /         | ね  と  う   |
         ヽ¬.   / ノ`ー-、ヘ<ー1´|  ヽ | :::::::::::::ト、 \ヽ  ./ヽ        |  ェ す  な   /
          \l__,./       i l.ヽ! |   .| ::::::::::::::l ヽ   `7ー.、‐'´ |\-     ヽ !!!     !  /
                                                   \ __ /
                                                      

973 :Classical名無しさん:05/12/22 23:15 ID:QXPerHFE
またアニメやるって本当かね?
そしたらここも賑わうかなぁ。

974 :Classical名無しさん:05/12/23 21:53 ID:d/TSgUq2
OVAだよ

975 :Classical名無しさん:05/12/23 22:07 ID:Q07L6IDk
いや、春からテレビで新シリーズやることがそのOVAで発表されたんだが。

つか、俺、釣られた?

976 :Classical名無しさん:05/12/24 12:01 ID:7DqRTOow
 ――いつかきっと、会いに行こう。

『お別れダ、さつき』
『……え?』

 ずっとそう思っていた。

『どうもお前ニハ言いづらくて、ナ』
『だって……そんな、急に!』

 伝えきれなかった想いがあるから。

『私のためニ泣いてくれるノカ。アリガトウ、さつき』
『あ――』

 だから絶対、会いに行こうと思っていた。
 ――そして。


「……ホントに来ちゃった」
 そして、今私は異国の空の下にいる。付け焼き刃みたいな英語だけを
道連れにしたこの旅は、いろんな人に心配された。友達にも、もちろん
家族にも。
 でも、背中を押してくれた友達もいた。
『大丈夫大丈夫、行ってきなよ』
『え、と……ホントにそうかな』
『私だってやっていけてるんだから大丈夫だって。それにさ、行くって
 決めたのはさつきなんだから、行かないと、ね』
 無責任と言ってしまえば無責任、でもいつもと変わらない笑顔で言って
くれた言葉は、確かに私の背を押してくれた。

977 :Classical名無しさん:05/12/24 12:02 ID:7DqRTOow
 ――ありがとう、サラ。
 胸の内で呟いてから、さて、と辺りを見回す。急な話だったけど約束は
ちゃんとしておいた。場所も時間も間違ってないんだから、きっと――
「あ」
 あの頃よりずっと大人っぽく見える、だけど決して見間違えたりは
しないその姿。
「ララさん!」
 思わず、私はその胸に思いきり飛び込んでいた。


「しかし、さっきは驚いたぞ」
「あはは……」
 夏の陽射しが降り注ぐ、ニューヨーク・セントラルパーク。その中を
歩きながら、何気ない会話を交わす。私の記憶の中の姿よりずいぶんと
落ち着いた印象のあの人は、どういうわけか昔より流暢な日本語で笑い
かけてくる。
「それにしても、どうしたんだ? 急に連絡があったかと思ったら、ただ
『会いたい』なんて」
 わずかに訝しげな表情に、伝えたいことがあったんです、と私は返す。
「伝えたいこと……? それなら電話でも」
「ダメなんです。私が、直接ララさんに言いたい……ううん、言いた
 かったことだから」
 よほど私の態度が切羽詰まって見えたのだろうか、なにも言わずに私を
真正面から見つめてくる彼女。
「えっと、ですね。その……」
 あれだけ用意してきた言葉は、だけど形にならなくて、私の手の中から
すり抜けていく。
 残ったのは、ただ一言。

978 :Classical名無しさん:05/12/24 12:02 ID:7DqRTOow
「――Gracias, Lala」
 ありがとう。
 ずっとずっと伝えたかった想い。
 まっすぐに届くよう、私の言葉じゃなくて、あの人の言葉で。
「さつき」
 ただそれだけを口にするだけで、思わず涙までこぼしてしまった私を、
それでも彼女はぎゅっと抱きしめてくれる。
「私にはルチャしかないとずっと思っていた。でも、さつき達と過ごした
 あの時間は――間違いなく楽しかった」
「ララ、先輩」
「忘れていない、忘れたことなんてない。私はずっと覚えている」
 だから、と。
 あの頃みたいに、頭を少し乱暴になでながら。
「ありがとう、さつき」
 優しく笑ってくれた。
 変わったけれど変わらない先輩が、そこにいた。


 真夏の空の下。
 あの人にとっても、私にとっても異国の地である公園は、だけど光に
あふれていた――

979 :Classical名無しさん:05/12/24 13:42 ID:bcW4tQ92
久々の良作キター

980 :クリスマス記念SS:05/12/24 19:54 ID:7idgh8R6
クリスマス期間なのに何も無いので超姉をひとつ

今日はクリスマス。
「拳児クン、好きだ」
「俺もだ」

fin

981 :Classical名無しさん:05/12/24 22:58 ID:owfvMND2
じゃあ俺は王道を

時はクリスマス

天満「好きでした…!ずっと、ずっと前から!!」
播磨「なっ…!!お、俺こそずっっ…!!」
烏丸「ありがとう塚本さん。僕もだよ」
天満「本当…嬉しいっ!!」
播磨「あれっ…?」
天満「ごめん、播磨くん。今、ちょっと邪魔だから向こうに行っといてくれる?」
播磨「えっ、あっ、そ、そう…?」

それはそれは寒いクリスマスでした(By 拳児)

fin

982 :Classical名無しさん:05/12/25 00:14 ID:Hj/5jfd2
時はクリスマス

美琴「好きだった…!ずっと、ずっと前から!!」
麻生「なっ…!!お、俺こそずっっ…!!」
花井「ありがとう周防。僕もだ」
美琴「本当…嬉しいっ!!」
麻生「あれっ…?」
美琴「ワリィ、麻生。今、ちょっと邪魔だから向こうに行っといてくれるか?つうか勘違いしてんじゃねえぞ、死ねよ」
麻生「えっ、あっ、そ、そう…?」

fin

983 :Classical名無しさん:05/12/25 00:39 ID:aypQaHHk
>>982
全米が笑った。

984 :今日も雲孤 ◆bKaGbR8Ka. :05/12/25 01:42 ID:8GloSZDI
播磨は有馬?二条先生は一条先生?



985 :Classical名無しさん:05/12/25 02:14 ID:xajShl0g
>>990が漢をみせてくれるはず

986 :Classical名無しさん:05/12/25 16:48 ID:Hj/5jfd2
麻生「周防、その…付き合ってくれないか?」
周防「(゚Д゚)ハァ?ちょっと仲良くしたからって勘違いしてんじゃねえよmobがw」
麻生「な、なんだと!」
周防に掴みかかる周防。そこへ
花井「貴様!周防に何をする!!」
ゴッ!麻生の顔面に花井の正拳突きが突き刺さる
麻生「ぶぇはぁっ!」
吹き飛ぶ麻生。
周防「花井!なんでここに!」
花井「…なぜだか胸騒ぎがしてな…」
周防「…花井…」
花井「本当に…ミコちゃんが無事で良かった…」
麻生(な、み…ミコちゃんだと。畜生…ッ!)
周防「バカ…ミコちゃんだなんて恥ずかしいだろ…」
花井「すまん…つい昔のクセが…」
周防「クスッ、だけどありがとう春樹…」 
花井「いいんだ、ミコちゃんさえ無事なら僕はそれで…」
周防「さ、そろそろ帰ろうぜ。勘違い君はそこで寝転がっとけよな。」
花井「去ね!二度と周防と僕の前に姿を現すな!」
麻生(ちくしょう…)
周防「じゃーなー」
花井「じゃあな勘違い君」

麻生「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


987 :Classical名無しさん:05/12/25 17:06 ID:fLcieivY
これをきっかけに麻生はラーメン修行に没頭、
行列のできるラーメン屋として名を馳せるのであった・・・

988 :Classical名無しさん:05/12/25 17:35 ID:L5Iu9GiU
>>980
クリスマスでもなんでもない気が…

>>986
「周防に掴みかかる周防。」ってわざとですか?前にもこの間違い方見た記憶が…



989 :Classical名無しさん:05/12/25 18:04 ID:Hj/5jfd2
今日はクリスマス。
麻生「周防、好きだ」
周防「勘違いしてんじゃねえぞ。死ねよ」

fin


990 :Classical名無しさん:05/12/25 21:07 ID:LzJ9EIxw

  (  ) マイトシ ヒトリデ
  (  )
  | |

  ヽ('A`)ノ クリスマス!
   (  )
  .ノω|

991 :Classical名無しさん:05/12/25 21:46 ID:3K9a/guk
 
 
  Oノ    
  ノ\_・'ヽO.←990
   へ _ノ ヽ
       〉



992 :Classical名無しさん:05/12/25 22:37 ID:yAAXq.zE
>>990
確かにある意味では『漢』を見たということになるが、「それは違う!」とあえて言おう。

993 :Classical名無しさん:05/12/26 12:59 ID:FMSE0Xfg
>>990
チンコ出てるぞ

994 :Classical名無しさん:05/12/26 14:17 ID:1B46dKEw
カウントダウンか。
1000はくれてやる。

995 :Classical名無しさん:05/12/26 14:56 ID:QiQr5gfg
節目の995

996 :Classical名無しさん:05/12/26 17:25 ID:5hSK8s0s
996

997 :Classical名無しさん:05/12/26 22:08 ID:k2sprPLE
997



998 :Classical名無しさん:05/12/26 22:09 ID:k2sprPLE
sagewasure

999 :Classical名無しさん:05/12/26 22:15 ID:4YGetXqQ
踏み台

1000 :Classical名無しさん:05/12/26 22:19 ID:8651COug
http://ex13.2ch.net/wall/

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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